さいろく1年以上前音の粒が、曲線が聴こえるような気がする。 音楽×マンガって結構難しいと昔から思ってて、実際あのブルージャイアントですら相当工夫されていると思うし苦労もしていると思う。 この『バジーノイズ』ではオシャレな感じで珍しいなと思ってたぐらいだったのだけど、ここにも前のめりで聴きにいってしまうストーリーがある。 バンドとしての話というより、清澄という一人のコンポーザーの巻き起こすドラマ、想像を超える熱量。 是非ラスト、5巻まで読み切ってほしい。おすすめ。バジーノイズ最後まで読んでほしい5わかる
名無し1年以上前分かります!ポスト寄生獣のポテンシャルを感じる! でもちょっと不安感じてるのがマイナー誌だしまだ皆気づいてないみたいで、このままだとそのうち単行本刷られるか怪しくなるんじゃ…とか思う… あのあのとにかくここでコメント増えたりするのとても嬉しいし、なんか人気ランキング入ってるの謎だけど嬉しい! 文章下手でごめんなさい! 擬態人Aポスト寄生獣8わかる
ナカタニエイト11ヶ月前<ログライン> 親の再婚により「姉弟」となった二人の物語。 <ここがオススメ!> 笑いあり、涙ありで、とにかく優しさに包まれる大傑作! 「だぜ」って言っていた時代が蘇ってくるような、「少年期」と「夏の思い出」が聴こえてくるような、愛情とどことないノスタルジーが渾然一体となって、これでもかと胸を打つ。 匂いや音、光や温度に湿度すら物語から漂ってくるようで、ふとした瞬間に涙が溢れ落ちそうになるのです。 <この作品が好きなら……> ・おとなのずかん改訂版 https://manba.co.jp/boards/151332 ・よつばと! https://manba.co.jp/boards/64649 ・いやはや熱海くん https://manba.co.jp/boards/159172転がる姉弟懐かしさと新しさが同居する優しい姉弟の物語。3わかる
ナカタニエイト11ヶ月前<ログライン> 言葉が「想像の獣」の姿で見える女子高生と言葉に強い関心のある女子高生の物語。 <ここがオススメ!> 言葉と感情のリンクの深さが物凄い! 「国語の教科書」以上に「言葉」について考えさせられる作品。 「言葉」の解釈が辞書のような「正しさ」ではなく詩的な「解釈」に重点が置かれており、新しい視点で物事を考えるきっかけになりそう。 心に突き刺してくるものもあるけれど、言葉を大切にしようと思わせる傑作。 「言葉」を体現する「想像の獣」の姿も「なるほど……」と納得できる。 この言葉はどんな「獣」なのだろう?と思うのも面白いかも。 <この作品が好きなら……> ・ほしとんで https://manba.co.jp/boards/96324 ・うみべのストーブ 大白小蟹短編集 https://manba.co.jp/boards/172968 ・テロール教授の怪しい授業 https://manba.co.jp/boards/96410言葉の獣「国語の教科書」になってもおかしくない言葉の深さ!6わかる
ナカタニエイト11ヶ月前<ログライン> 両親を事故で亡くした女子高生が親戚の小説家に引き取られ、共に生きていく話。 <ここがオススメ!> 全巻を通して、泣かないことなどなかった。 「女子高生と小説家の共同生活の物語」と言えば、 それはそう。 しかし、そこに深いリアリティがある。 セリフがあまりにも上手く、生身の人間の会話がある。 自分とは何か?他人とは何か?家族とは?愛とは?生きるとは? とにかく、様々な問いを投げかけ、感情を揺さぶってくる。 「時々不幸せでもいい。でも、あなたの幸せを願う」 こんなにも深い愛の物語があろうか。 <この作品が好きなら……> ・ブランチライン https://manba.co.jp/boards/116623 ・3月のライオン https://manba.co.jp/boards/10081 ・亜人ちゃんは語りたい https://manba.co.jp/boards/11475違国日記琴線に触れっぱなしの大傑作! #完結応援10わかる
マンガトリツカレ男12ヶ月前・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 谷口ジローが褒めるだけあって面白いな ・特に好きなところは? 磯助は夜に動くんだという伏線から海に飛び込んだチエが戻ろうとした時に足に取られるところ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! アフタヌーンの四季賞は素晴らしいマンガを世の中に出すね 磯助磯助の感想 #推しを3行で推す4わかる
野愛12ヶ月前昭和のドタバタラブコメと女子プロレスが合わさってトンチキ面白漫画になっている!! リアルさとか辻褄とかそういうのを全部無視してる感じが気持ちいい。 親戚の家に居候することになった少年ヒロ。美人姉妹がいるらしいと期待していたけれど、ヤンチャな女子プロレスラー姉妹とのドタバタ生活が始まってしまった!! このプロレスラー姉妹、いきなりヒロにラリアットするし、不良に絡まれて思いっきりスープレックスしてるし、素人にそんなことするやついないだろ!とツッコミたくなる。いやまあ昭和ならあるのか……? 急に海女さんと戦ってたりするし、なんかもうプロレスって何?っていうかストーリーって何?って感じでずっとハチャメチャ。 逆にこういうのが読みたかった!伏線回収とか感情の揺らぎとかそういうのじゃないときもあるもんね!アリスがヒーロートンチキすぎて気持ちいい5わかる
名無し1年以上前面白いのは間違いないが、売れないなーと思ったのは BEASTARSの板垣巴留でしょうか。 チャンピオンのデビュー読切の時点で、凄まじい才能のある作家さんだと思いましたが、まさかここまで売れるとは想像していませんでした。 動物たちの生々しい関係性を描いた群像劇ならば、いわゆるケモナー界隈や、一部のマンガ好きの間で人気は出ると思いましたが、一般ウケは難しいだろうなと。ところが今やアニメ化までされ、まだまだ人気が広がりそうなので、いい意味で予想を裏切られた漫画でした。自由広場この先生、絶対に売れないなと思ったら売れた例7わかる
六文銭1年以上前『銀の匙』の著者であり、『銀の匙』→本作という流れで読んだ身としては、漫画がリアルになった感じです。 『銀の匙』のエピソードって一部脚色ありのフィクションかな?程度で読んでいたのですが、どっこい、本作を読むとリアルのほうがもっとキツイ&生々しいのにたまげました。 あ、あの話マジなんだ と、謎の説得力が増す。 そんな副読本として読んでも面白い作品でした。 農業、畜産の過酷さ。 特に、家畜を動物ではなく食料としてとらえて処理していく姿は、そんな感情はエゴだとわかっていても、胸にクルものがある。 時に面白おかしく、あっさりと書いているけど、だからこそ、読んでいて行間に残るものがある。 ただ切々滔々と農業の過酷さやエグさを語られるよりも、よっぽど残る。 普段の食卓にのる食材はすべて、農家の方々のおかげなんだとあらためて感謝したくなる、そんな本でした。 読みやすいし、小さい子供の食育にもいいんじゃないか?と思いました。百姓貴族「銀の匙」の原体験的な作品5わかる
mampuku1年以上前あの傑作ラブコメ『五等分の花嫁』を描いた春場ねぎ先生が戦隊アクションモノを…!?それってすごくエッッッなんじゃないのか…!??と淡い期待を寄せながら読み始めた本作でしたが、思いもよらぬ読み応えがありました。2023年10月現在、ストーリーは佳境へと差し掛かっていますが、とても面白いです。 怪人のザコ戦闘員である主人公「戦闘員D」が大戦隊「ドラゴンキーパー」を倒すため孤軍奮闘、無謀な闘いに挑む…という導入から息もつかせず二転三転急転直下、予想外の方向へ物語は暴れ出し、ヒーローや怪人すべてを取り巻く深すぎる闇が明るみに……というあらすじ。 まずヒーローたちの戦いにおける“最下層”の存在ともいえる「戦闘員」を主人公としているのが新鮮。物語の前半、彼は得意の擬態能力を駆使し“見習い”として大戦隊組織に潜入。他の見習い同期たちとの交流のなかで見識を広げ、自分の目的や存在意義について自問自答するようになります。 相次ぐ戦いの中で、かつてヒーローたちに壊滅されたはずの怪人側のボス格である「幹部」らの存在や、ヒーローが振るう無敵の力「神具」の正体など、世界の闇がこれでもかとわんさか明らかになっていくなか、自らは幹部ですらなくヒーローの強大なパワーの前には虫けら同然である無力な「戦闘員D」は、何か覚醒したりパワーアップしたりもとくにせず、自問自答したり悩んだりしながら戦場を引っ掻き回します。 こうして紹介していると、これのどこにカタルシスがあるのか?と不思議になりますが、実際に読んでみるとこれまた不思議なことに面白い。 途中で気づいたのは、これってニーチェの言うところの「奴隷道徳」的な世界観なんじゃないかなと(私はニーチェの著書を読んだことないエアプなので間違ってたらごめんなさい) 怪人を束ねる幹部らはもとより、理不尽なまでの力を振るい怪人を屠る正義のヒーローもまた、裏で何か悪いことをしているに違いない──富めるもの、強きものには何か後ろめたい裏があり、貧しき奴隷こそが清く正しい存在である──というイエス・キリスト的世界観ですね。この物語で最も輝いているのは、戦隊見習いや戦闘員、一部の民衆といった“踏みにじられてきた”人たちです。強者たちによって齎される恐怖や理不尽に対し“誇り”や“信念”を掲げて立ち向かっていく姿の美しさにこそ、我々はカタルシスを感じているのでしょう。 戦隊か、怪人か、どちらの味方をするべきか…物語終盤で戦闘員Dは長い長い自問自答の末にひとつの答えを見つけます。一見して「他律」的な板挟みから抜け出し「自律」的な自分だけの正義に辿り着いた戦闘員D。しかしそれは本当の意味では「自由」といえるのだろうか…?カントによれば欲求から導かれた正義は真の「自律」ではなく、物理法則や因果律に左右されない「理性」によってのみ自由は生まれるという。彼が見つけた“自由のようなもの”は果たして本物の自由となりえるのか?結末を見守りたいと思います。戦隊大失格ルサンチマンと「奴隷道徳」29わかる