特別じゃない体温がある特別じゃない日 稲空穂starstarstarstarstar野愛タイトル通り特別じゃない日が描かれているけれど、特別じゃないからこそ嬉しさも悲しさも照れくささも幸せも確かな体温を持って伝わってくる。 苦手がいつのまにかかけがえのないものに変わっていたり、身近な人のあたたかさを感じたり、そういう心が動く瞬間は案外日々の暮らしに転がっている。 登場する人たちも特別じゃないのがいい。 めちゃくちゃ会話が多いわけじゃないけど仲良しの老夫婦、そんな2人をニコニコ見守る孫、そのバイト先の同僚、子猫、それをハラハラしながら見ているSNSの人たち…みんな普通に生きている普通の人たち。 何かと生きづらい今日この頃だけど、優しさや幸せだってじゅうぶんに感じられるもんだなあ。 優しくなりたいときにぜひ読んでほしい。野愛1年以上前『特別じゃない日』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。特別じゃない日稲空穂野愛1年以上前『特別じゃない日』を読んだにしました。特別じゃない日稲空穂野愛1年以上前極めて冷チューも面白いしちょうどいいですね…!これこれこういうの感がとてもいいです激辛クッキング激辛クッキングの感想 #推しを3行で推す6わかるエピソード0的なもぐささん 大竹利朋野愛『もぐささんは食欲と闘う』を先に読んだので、エピソード0みたいな感覚で読んでます。 料理人を目指して頑張る小口くんに見合う人間になるべく奮闘する大学生のもぐささんも可愛いけど、純粋に食い意地がはってる高校生のもぐささんも可愛いしぶっ飛んでて魅力的です。 動物園のゾウのごはんまで食べちゃうし、食い意地張りすぎて駄菓子屋のくじ百発百中で当てちゃうし、いっぱい食べる女の子好きよ!のレベルを振り切れてて面白いです。小口くんじゃなくても目が離せなくなっちゃいます。 やってることはギャグ漫画なのにもぐささんも小口くんも初々しいからちゃんと可愛いラブコメに思えるのが不思議です。 読み終わったらもう一度食欲と闘うの方を読み直してみたいと思います。 宇宙に逃げだしたい2人むー 西尾拓也野愛宇宙人になりきる女の子・むー。日夜勉強に勤しむ優等生・沢井。 ぶっ飛んでる女の子と真面目な男の子、正反対に見えるけど窮屈な世界から逃げ出したいのはきっと同じ。 物語のはじめと終わりで変化したのはむーと沢井が仲良くなっただけで、環境も生活も問題も何も変わってはいない。 言葉は最小限に、余白はたっぷり、それでも2人の心の揺らぎが痛いほど伝わってくる。 この独特なタッチと余白、紙で読んでみたくなる。 初恋も素晴らしかったし、この作品も素晴らしい。どこかにいそうな4姉妹の日常かしましハウス 秋月りすstarstarstarstarstar_border野愛時代を感じる描写もあるけど、やっぱり普遍的な4姉妹の日常4コマ。 変すぎないし可愛すぎない、個性的だけど身近にいそうなキャラクターが流石だなあと感じます。 ロマンチストな小説家の長女・ひとみ、ボーイッシュで体育会系の次女・ふたば、いつもぼーっとしている三女・みづえ、現実的でしっかりものの四女・よもぎ。 4人の関係性と人物像がちょっと読んだだけで伝わるのがすごい! 個人的にはつかみどころのないみづえがいちばん好きです。意外に賢かったりこだわりが強かったりするギャップにやられました。おでんパンツもかわいい。 ほのぼのしているけど現実的な話もあるし癒し系ではない、ありそうなのに唯一無二な作品だと思います。OL進化論も好きだけどかしましハウスも好きです。野愛1年以上前『かしましハウス』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。かしましハウス秋月りす野愛1年以上前『かしましハウス』を読んだにしました。かしましハウス秋月りす野愛1年以上前『思い出せないの』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。思い出せないの問松居間野愛1年以上前『思い出せないの』を読んだにしました。思い出せないの問松居間尊いの意味を知る彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる Sal Jiangstarstarstarstarstar野愛尊いってこういうことか…。 切なくてもどかしくてまっすぐで拗らせてて可愛くて、いろんな感情が湧きあがって「ああもうっ!」ってなります。 クールでモテる美人OL彩香ちゃんが他の人には目もくれず、皆から信頼されている弘子先輩に猛アタックするお話。 健気だったりセクシーだったり直球だったり彩香ちゃんは果敢にアピールするのですが、弘子先輩にはなかなか届きません。 弘子先輩も女の子好きなんだから話が早いじゃん!と思うものの、女の子好きだからこそまっすぐ受け止められない複雑な事情もあり…。 すれ違ったりぶつかり合ったりしながら心の鎧を脱いでいく2人の姿が素晴らしく夢中で読んでしまいました。 美しい女性2人だから尊いんじゃない、百合だから尊いんじゃない、彩香ちゃんと弘子先輩だからこそ尊いんです。応援したくなるんです。素晴らしい作品です。 « First ‹ Prev … 68 69 70 71 72 73 74 75 76 … Next › Last » もっとみる
特別じゃない体温がある特別じゃない日 稲空穂starstarstarstarstar野愛タイトル通り特別じゃない日が描かれているけれど、特別じゃないからこそ嬉しさも悲しさも照れくささも幸せも確かな体温を持って伝わってくる。 苦手がいつのまにかかけがえのないものに変わっていたり、身近な人のあたたかさを感じたり、そういう心が動く瞬間は案外日々の暮らしに転がっている。 登場する人たちも特別じゃないのがいい。 めちゃくちゃ会話が多いわけじゃないけど仲良しの老夫婦、そんな2人をニコニコ見守る孫、そのバイト先の同僚、子猫、それをハラハラしながら見ているSNSの人たち…みんな普通に生きている普通の人たち。 何かと生きづらい今日この頃だけど、優しさや幸せだってじゅうぶんに感じられるもんだなあ。 優しくなりたいときにぜひ読んでほしい。野愛1年以上前『特別じゃない日』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。特別じゃない日稲空穂野愛1年以上前『特別じゃない日』を読んだにしました。特別じゃない日稲空穂野愛1年以上前極めて冷チューも面白いしちょうどいいですね…!これこれこういうの感がとてもいいです激辛クッキング激辛クッキングの感想 #推しを3行で推す6わかるエピソード0的なもぐささん 大竹利朋野愛『もぐささんは食欲と闘う』を先に読んだので、エピソード0みたいな感覚で読んでます。 料理人を目指して頑張る小口くんに見合う人間になるべく奮闘する大学生のもぐささんも可愛いけど、純粋に食い意地がはってる高校生のもぐささんも可愛いしぶっ飛んでて魅力的です。 動物園のゾウのごはんまで食べちゃうし、食い意地張りすぎて駄菓子屋のくじ百発百中で当てちゃうし、いっぱい食べる女の子好きよ!のレベルを振り切れてて面白いです。小口くんじゃなくても目が離せなくなっちゃいます。 やってることはギャグ漫画なのにもぐささんも小口くんも初々しいからちゃんと可愛いラブコメに思えるのが不思議です。 読み終わったらもう一度食欲と闘うの方を読み直してみたいと思います。 宇宙に逃げだしたい2人むー 西尾拓也野愛宇宙人になりきる女の子・むー。日夜勉強に勤しむ優等生・沢井。 ぶっ飛んでる女の子と真面目な男の子、正反対に見えるけど窮屈な世界から逃げ出したいのはきっと同じ。 物語のはじめと終わりで変化したのはむーと沢井が仲良くなっただけで、環境も生活も問題も何も変わってはいない。 言葉は最小限に、余白はたっぷり、それでも2人の心の揺らぎが痛いほど伝わってくる。 この独特なタッチと余白、紙で読んでみたくなる。 初恋も素晴らしかったし、この作品も素晴らしい。どこかにいそうな4姉妹の日常かしましハウス 秋月りすstarstarstarstarstar_border野愛時代を感じる描写もあるけど、やっぱり普遍的な4姉妹の日常4コマ。 変すぎないし可愛すぎない、個性的だけど身近にいそうなキャラクターが流石だなあと感じます。 ロマンチストな小説家の長女・ひとみ、ボーイッシュで体育会系の次女・ふたば、いつもぼーっとしている三女・みづえ、現実的でしっかりものの四女・よもぎ。 4人の関係性と人物像がちょっと読んだだけで伝わるのがすごい! 個人的にはつかみどころのないみづえがいちばん好きです。意外に賢かったりこだわりが強かったりするギャップにやられました。おでんパンツもかわいい。 ほのぼのしているけど現実的な話もあるし癒し系ではない、ありそうなのに唯一無二な作品だと思います。OL進化論も好きだけどかしましハウスも好きです。野愛1年以上前『かしましハウス』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。かしましハウス秋月りす野愛1年以上前『かしましハウス』を読んだにしました。かしましハウス秋月りす野愛1年以上前『思い出せないの』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。思い出せないの問松居間野愛1年以上前『思い出せないの』を読んだにしました。思い出せないの問松居間尊いの意味を知る彩香ちゃんは弘子先輩に恋してる Sal Jiangstarstarstarstarstar野愛尊いってこういうことか…。 切なくてもどかしくてまっすぐで拗らせてて可愛くて、いろんな感情が湧きあがって「ああもうっ!」ってなります。 クールでモテる美人OL彩香ちゃんが他の人には目もくれず、皆から信頼されている弘子先輩に猛アタックするお話。 健気だったりセクシーだったり直球だったり彩香ちゃんは果敢にアピールするのですが、弘子先輩にはなかなか届きません。 弘子先輩も女の子好きなんだから話が早いじゃん!と思うものの、女の子好きだからこそまっすぐ受け止められない複雑な事情もあり…。 すれ違ったりぶつかり合ったりしながら心の鎧を脱いでいく2人の姿が素晴らしく夢中で読んでしまいました。 美しい女性2人だから尊いんじゃない、百合だから尊いんじゃない、彩香ちゃんと弘子先輩だからこそ尊いんです。応援したくなるんです。素晴らしい作品です。
タイトル通り特別じゃない日が描かれているけれど、特別じゃないからこそ嬉しさも悲しさも照れくささも幸せも確かな体温を持って伝わってくる。 苦手がいつのまにかかけがえのないものに変わっていたり、身近な人のあたたかさを感じたり、そういう心が動く瞬間は案外日々の暮らしに転がっている。 登場する人たちも特別じゃないのがいい。 めちゃくちゃ会話が多いわけじゃないけど仲良しの老夫婦、そんな2人をニコニコ見守る孫、そのバイト先の同僚、子猫、それをハラハラしながら見ているSNSの人たち…みんな普通に生きている普通の人たち。 何かと生きづらい今日この頃だけど、優しさや幸せだってじゅうぶんに感じられるもんだなあ。 優しくなりたいときにぜひ読んでほしい。