名無し
1年以上前
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ クソなほど閉鎖的かつ排他的な学園での生活、クソな場の空気、クソな同級生(※褒め言葉です) ・特に好きなところは? 最底辺の陰キャである主人公の唯一の味方になってくれた眼鏡っ娘のヒロイン ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 正直言ってほとんどが胸糞でしたが、心理描写を含む表現がすごく上手いために力(作者の力作と思わせる一種の魅力)を感じました。ページの都合があったのでしょうけど、ただ残念な部分は『まどぎわで編む』の終盤に出てきた武器が拳銃であること。「『まどぎわで編む』の終盤に出てきた武器が拳銃ではなく(『ミスミソウ』の鉄パイプに匹敵する武器である)金属バットだったら良かったのに…」とどうして思ってしまう。執拗に主人公へのいじめ(リンチ)を行っていた男子グループはゴミクズ同然かつDQNレベル(軽視も復讐対象も当然)のクソガキなので、「あのクソガキどもに向けられた武器が拳銃ではなく金属バットだったら『ミスミソウ』の橘吉絵(とその取り巻き達)みたいになってたんだろうなー」と思うと物足りなく感じる不思議…良くも悪くも短編読切に相応しい漫画だった。
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
1年以上前
(実は2巻を読んだ時点でクチコミを書いていたのですが、出すタイミングを失っているうちに3巻完結だと……すっごい面白いのにな……せっかくなので完結応援として、ラストのネタバレなしのクチコミを、どうぞ。みんな読んで〜) 親友を神隠しで失って六年。高校生になったつなぐは、消えた親友・花ノ子と再開する。帰って来た彼女は消えた当時の、小四の姿のままだった……。 ○●○●○ この作品の面白さは、実年齢と精神年齢、そして歳の差のチグハグ感にあります。 ★主人公・つなぐ→元々ダメ人間だが親友の花ノ子を失ってからしっかりして、今では一目置かれる存在。しかし自己評価は低い。 ★親友・花ノ子→神隠しから生還して見た目も精神年齢も小四のまま。しかししっかり者。 ★花ノ子の妹・白百合→姉と同い年になってしまうがサバサバした性格で花ノ子と妙な関係を築く。「つなぐを」姉と慕っている。 ★花ノ子のクラスメイト・苺→神隠し経験者。ほんの数日の行方不明中に、別の生涯を送ってきたらしい。貫禄がある。 彼女たちはパッと見、高校生一人と小学生三人の集団ですが、複雑な関係。その中では大きな事件はなくても、微細な感情が常に行き交う。フワッと愛らしい見た目の中に、常に緊張感や少しの切なさがある、不思議な味わいと若干シュールな笑いがある作品。