名無し
11ヶ月前
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 軽い気持ちで読み始めたら、途中から止まらなくなって一気見…「家族に虐待されるナオの姿」が描かれる鬱展開に胸が痛くなる分、「ヒナの心優しさ」が本当にてぇてぇです… ・特に好きなところは? ①ナオと京極家の交流 ➁ヒナがナオへのデコチューを通じて「無償の愛」を与えるシーン ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 「毒親もの(毒家族もの)」の要素が入っていますが、短編漫画(読切漫画)なので、その気になれば一気に読める漫画です。 出来るなら、本作をプロトタイプにした上で連載化してほしいと思っています。 尚、「ナオが精神力の強さを保つことが出来たのは、家庭および学校での問題(引きこもりなど)で"いなかった"ことにされている(家では透明な存在となって生きてる)末っ子の次男(ナオの双子の弟)の存在があったため」「ヒナの家が母子家庭なのは、ヒナの父は物語開始前に亡くなっているため」と推測してしまいます。 ナオの回想に登場した「少年期の兄(長男)と一緒にゲームしていた少年」の正体は「ナオの双子(二卵性双生児)の弟」だと思っています。
吉川きっちょむ(芸人)
吉川きっちょむ(芸人)
11ヶ月前
やまもとりえ先生の、大学時代から現在までの少し変わった友人たちとの思い出の日々を描いたコミックエッセイ。 同じ内容をポッドキャストでも話してます。 https://open.spotify.com/episode/5WjmBjW1p7GmQXsDWxLJUW?si=d199b921940442c2 読み始めてすぐ「いつも谷間が見えている友人Yちゃん」というバズった投稿を見たことがあったのを思い出ました。 https://twitter.com/yamamotorie/status/1595362304576868352 作者さんが「大好きで仲が良い私の素敵な友達をぜひ知ってほしい」と紹介してくれてるような形だからこそ、読んでいると自分の友達もぜひ紹介させてくださいよ、という気分になってきて楽しかったです。 自分の学生時代の友人たちとの思い出がいろいろよみがえってきました。 エッセイなので、フィクションのように特別ド派手なドラマがあるわけじゃない、でも等身大の青春劇がそこにある。それがいいんですよね。 美大ならではのクリエイティブな話もあるけど、基本的には普遍的な友達の話。 そして、なんといっても一冊としての構成が素敵でした。 困ったときに友人が助けてくれた最高の人生だったんだなと。そしてこれからもそれが続くと思うと最高です。 どの友人のエピソードも面白くて、その個別の友人紹介の話があったからこそ、最後のエピソードに集約されて際立って輝いて見えて、感動しました。 同時に、男同士の友人グループだともしかしたらこうはならないだろうなっていう羨ましさもありました。男同士は楽しさを共有はしても弱みはあまり見せないこともあるから。 読んでるときの感覚としては、友達の結婚式の新婦側の仲良したちでの出し物とか、学生時代の写真のスライドショーとか見てどういうふうに仲良かったのかなーと想像したときの、最高に楽しい青春の「中身」をしっかり見せてもらった気分でした。 共感ポイントとしては、「自分たちの用語辞典作ったな~!」って思いました。 小さい界隈だけで通じる用語・共通言語ができて集団としての絆が熟成されていく感あって楽しいんですよね。秘密の合言葉みたいで。 ふわっと思い出した自分のエピソード ・Nくん、高校で誰とも全くしゃべったことなくて会話はいつも筆談していたらしく、大学で僕が普通にNくんと話してるのを見られて「どうやってあいつの心開いたんだ!?」って驚かれたことがある。そのNくんは窓が割れたままの部屋にずっと住んでて、いつもお菓子でお腹いっぱいにしてた。 ・Mくん、子供がどうやってできるか知らなくて、植物みたいに受粉するものだと思って通学で乗る満員電車に毎朝めちゃくちゃ緊張してた。その反動か、気づいたらテニスサークルに入って遊びまくってた。 などなど。 一気に読むのもったいないので、ちょびちょび1日2ページずつとか少しずつ読むのもいいかも。とはいえラストはどうやっても一気に読んでしまうはず。