名作を知る道標に金魚屋古書店 芳崎せいむナベテツタイトル通り、古書店を舞台にした作品ですが、漫画の専門店というのは恐らくこのタイトルが初めてだったのではないかと思います(寡聞なだけかもしれませんが)。 作者の芳崎せいむ先生が読んできたであろう実際のマンガ作品への愛を感じるとともに、知らないタイトルも多く、マンガというジャンルの広さと深さ、そして生涯でどれほどの作品に触れることがない出来るのだろうかなんて思ったりもします。 掲載誌の休刊から完結までだいぶかかってしまったタイトルではありますが、最後まで読めて良かったなあと思っています。名作へアクセスするガイドブックとしても良いのでらないでしょうか。前日譚にあたる出納帳もあわせておすすめです(こちらも掲載誌の休刊からの移籍でした)ナベテツ1年以上前ヤーマダ君のモデルは元プロ野球選手のガッツ小笠原なんですけど、この人も似てると思ってるんですよね。ロジャー高橋さんていうドラマーさんで、ローリー寺西とバンドやってたりしてます(ヤーマダ君と違ってバリバリ関西弁ですけど)誰も寝てはならぬ Nessun dorma嫌いなキャラが1人もいない #推しを3行で推す4わかる降り注ぐ血の雨サムライダー すぎむらしんいちナベテツすぎむらしんいち先生の作品をきちんと読んだのはディアスポリスが最初だったのですが、このタイトルは初めて読んでまあ圧倒されました。 すぎむら先生の初めての連載タイトルと同名ですが、その内容は余りに異なりますし、キャリアを重ねるうちに花開いた作家性とも言える気もします。 ハリウッド映画に例えるのは些か陳腐な気もしますが、この作品に溢れている暴力とエロティクスの魅力を簡潔に述べるなら、それすら賛辞になるのではないかと思います。 残酷描写は多いですし、読み手を選ぶタイトルではあります。ただ、読む人間を惹き付けて止まない圧倒的な「何か」がこの作品にはあると、個人的には感じています。 ダークヒーローに惹かれる方は是非一読を。ナベテツ1年以上前あの頃の島本先生が描いてたらどんな感じになってましたかねえ。牛丼食べたくなる作品です。挑戦者(チャレンジャー)熱血漫画家の「挑戦」3わかるナベテツ1年以上前劇作家·演出家の宮沢章夫さんの訃報が流れてきてショック受けてます。漫画家の安彦麻理絵さんが昔劇団に所属してたっての前に本で読んで、意外な感じしました。あと、個人的な話ですけど、宮沢さんとしりあがり寿さん仲良しなんですけど、宮沢さんの舞台を観にいった時に、受付で「しりあがりと申します」って言ってて、名字告げるんだって思った記憶があります。 ご冥福をお祈りします。自由広場独り言広場3わかる「ヘッショナル」になる前に七月の骨 𠮷田聡ナベテツ漫画家マンガというジャンルが広く描かれて久しいのですが、その描き方は十人十色であり、人柄やクリエイティブというものが色濃く反映されているところに、ファンは強く惹かれると思います。 湘南爆走族で鮮烈な連載デビューを飾った𠮷田聡先生が描いた本作では、まだ何者でもない青年のもがき苦しむ様がリアルに描かれています。 デビュー作が大ヒットし、様々な漫画家さんに影響を与え、映像化までしたという事実でもって、読者は順風満帆な漫画家生活なのだろうと思い込んでしまいがちなのですが、この作品で描かれているのは、明日の自分への不安を抱え、必死に「ヘッショナル」を目指す等身大の物語でした。 主人公の時田青年が𠮷田先生をどれだけ投影しているのかは、読者には正直分かりません。ただ、そこには「真実」というものもあるのだろうなと、中年の読者は過ぎ去った青春というものに思いを馳せます。 𠮷田先生のファンを公言している藤田和日郎先生が、本作を読んで涙を流したというツイートを以前みかけ、さにあらん、という感想を抱きました。夏の終わりに、過ぎ行く季節を感じる作品なのではないかなあと思います。ナベテツ1年以上前古いし紙だけでなおかつ未完なんで正直薦め辛いとこなんですけど 近藤勝也「D`ark」 草彅琢仁「上海カイ人賊」(カイは変換出ないんで) 完結してる作品なら 山田章博「ロードス島戦記」(これだけ電子あるかな) 皆さんイラストレーターだったりアニメーターだったりででかい仕事してる方なんで知ってる方も多いかと(魔女宅とか十二国記とか) マンガ描いてるイラスト比率高い方なら寺田克也さんなんかもいらっしゃるなあとふと思ったり自由広場絵が綺麗な漫画4わかるナベテツ1年以上前ヴィンランド・サガのコラボ(ゲームやって無いんですけど前にアフタ本誌で読んで面白かったです) https://ubisoft.co.jp/acv/vinland-saga-collaboration-manga自由広場ゲームの雑談2わかるナベテツ1年以上前歴彦さん逮捕で、春樹さんと揉めた結果電撃出来たの思い出すおっさん。検索したらブログ出てきました。 https://comicreading.com/archives/1454自由広場独り言広場3わかるナベテツ1年以上前前読んだサラ先生の対談で、序盤の方ですけど「雪ダルマ」は実話だっておっしゃってました(編集さんから聞いた話って言ってたかな)。今月新刊楽しみですね誰も寝てはならぬ Nessun dorma嫌いなキャラが1人もいない #推しを3行で推す4わかる80年代、ある日常みえちゃんち 秀良子名作劇場 秀良子ナベテツ作者の秀良子先生の半自伝的な物語である表題作を中心とした短編集。おそらく自分と同世代であろう少女の日々は、その時代の懐かしさとともに、柔らかに少女の魂を描き、中年となった自分は郷愁を憶えます。 短編集として収録作品に幅もあり、作者の巧さ、インテリジェンスも感じさせる、素晴らしい1冊でした。また、みえちゃんの日々を覗いてみたい。続刊が出ることを、気長に待っています。ゴルビーの訃報でふと思い出すパイナップルARMY 工藤かずや 浦沢直樹ナベテツ※ネタバレを含むクチコミです。 « First ‹ Prev … 25 26 27 28 29 30 31 32 33 … Next › Last » もっとみる
名作を知る道標に金魚屋古書店 芳崎せいむナベテツタイトル通り、古書店を舞台にした作品ですが、漫画の専門店というのは恐らくこのタイトルが初めてだったのではないかと思います(寡聞なだけかもしれませんが)。 作者の芳崎せいむ先生が読んできたであろう実際のマンガ作品への愛を感じるとともに、知らないタイトルも多く、マンガというジャンルの広さと深さ、そして生涯でどれほどの作品に触れることがない出来るのだろうかなんて思ったりもします。 掲載誌の休刊から完結までだいぶかかってしまったタイトルではありますが、最後まで読めて良かったなあと思っています。名作へアクセスするガイドブックとしても良いのでらないでしょうか。前日譚にあたる出納帳もあわせておすすめです(こちらも掲載誌の休刊からの移籍でした)ナベテツ1年以上前ヤーマダ君のモデルは元プロ野球選手のガッツ小笠原なんですけど、この人も似てると思ってるんですよね。ロジャー高橋さんていうドラマーさんで、ローリー寺西とバンドやってたりしてます(ヤーマダ君と違ってバリバリ関西弁ですけど)誰も寝てはならぬ Nessun dorma嫌いなキャラが1人もいない #推しを3行で推す4わかる降り注ぐ血の雨サムライダー すぎむらしんいちナベテツすぎむらしんいち先生の作品をきちんと読んだのはディアスポリスが最初だったのですが、このタイトルは初めて読んでまあ圧倒されました。 すぎむら先生の初めての連載タイトルと同名ですが、その内容は余りに異なりますし、キャリアを重ねるうちに花開いた作家性とも言える気もします。 ハリウッド映画に例えるのは些か陳腐な気もしますが、この作品に溢れている暴力とエロティクスの魅力を簡潔に述べるなら、それすら賛辞になるのではないかと思います。 残酷描写は多いですし、読み手を選ぶタイトルではあります。ただ、読む人間を惹き付けて止まない圧倒的な「何か」がこの作品にはあると、個人的には感じています。 ダークヒーローに惹かれる方は是非一読を。ナベテツ1年以上前あの頃の島本先生が描いてたらどんな感じになってましたかねえ。牛丼食べたくなる作品です。挑戦者(チャレンジャー)熱血漫画家の「挑戦」3わかるナベテツ1年以上前劇作家·演出家の宮沢章夫さんの訃報が流れてきてショック受けてます。漫画家の安彦麻理絵さんが昔劇団に所属してたっての前に本で読んで、意外な感じしました。あと、個人的な話ですけど、宮沢さんとしりあがり寿さん仲良しなんですけど、宮沢さんの舞台を観にいった時に、受付で「しりあがりと申します」って言ってて、名字告げるんだって思った記憶があります。 ご冥福をお祈りします。自由広場独り言広場3わかる「ヘッショナル」になる前に七月の骨 𠮷田聡ナベテツ漫画家マンガというジャンルが広く描かれて久しいのですが、その描き方は十人十色であり、人柄やクリエイティブというものが色濃く反映されているところに、ファンは強く惹かれると思います。 湘南爆走族で鮮烈な連載デビューを飾った𠮷田聡先生が描いた本作では、まだ何者でもない青年のもがき苦しむ様がリアルに描かれています。 デビュー作が大ヒットし、様々な漫画家さんに影響を与え、映像化までしたという事実でもって、読者は順風満帆な漫画家生活なのだろうと思い込んでしまいがちなのですが、この作品で描かれているのは、明日の自分への不安を抱え、必死に「ヘッショナル」を目指す等身大の物語でした。 主人公の時田青年が𠮷田先生をどれだけ投影しているのかは、読者には正直分かりません。ただ、そこには「真実」というものもあるのだろうなと、中年の読者は過ぎ去った青春というものに思いを馳せます。 𠮷田先生のファンを公言している藤田和日郎先生が、本作を読んで涙を流したというツイートを以前みかけ、さにあらん、という感想を抱きました。夏の終わりに、過ぎ行く季節を感じる作品なのではないかなあと思います。ナベテツ1年以上前古いし紙だけでなおかつ未完なんで正直薦め辛いとこなんですけど 近藤勝也「D`ark」 草彅琢仁「上海カイ人賊」(カイは変換出ないんで) 完結してる作品なら 山田章博「ロードス島戦記」(これだけ電子あるかな) 皆さんイラストレーターだったりアニメーターだったりででかい仕事してる方なんで知ってる方も多いかと(魔女宅とか十二国記とか) マンガ描いてるイラスト比率高い方なら寺田克也さんなんかもいらっしゃるなあとふと思ったり自由広場絵が綺麗な漫画4わかるナベテツ1年以上前ヴィンランド・サガのコラボ(ゲームやって無いんですけど前にアフタ本誌で読んで面白かったです) https://ubisoft.co.jp/acv/vinland-saga-collaboration-manga自由広場ゲームの雑談2わかるナベテツ1年以上前歴彦さん逮捕で、春樹さんと揉めた結果電撃出来たの思い出すおっさん。検索したらブログ出てきました。 https://comicreading.com/archives/1454自由広場独り言広場3わかるナベテツ1年以上前前読んだサラ先生の対談で、序盤の方ですけど「雪ダルマ」は実話だっておっしゃってました(編集さんから聞いた話って言ってたかな)。今月新刊楽しみですね誰も寝てはならぬ Nessun dorma嫌いなキャラが1人もいない #推しを3行で推す4わかる80年代、ある日常みえちゃんち 秀良子名作劇場 秀良子ナベテツ作者の秀良子先生の半自伝的な物語である表題作を中心とした短編集。おそらく自分と同世代であろう少女の日々は、その時代の懐かしさとともに、柔らかに少女の魂を描き、中年となった自分は郷愁を憶えます。 短編集として収録作品に幅もあり、作者の巧さ、インテリジェンスも感じさせる、素晴らしい1冊でした。また、みえちゃんの日々を覗いてみたい。続刊が出ることを、気長に待っています。ゴルビーの訃報でふと思い出すパイナップルARMY 工藤かずや 浦沢直樹ナベテツ※ネタバレを含むクチコミです。
ナベテツ1年以上前ヤーマダ君のモデルは元プロ野球選手のガッツ小笠原なんですけど、この人も似てると思ってるんですよね。ロジャー高橋さんていうドラマーさんで、ローリー寺西とバンドやってたりしてます(ヤーマダ君と違ってバリバリ関西弁ですけど)誰も寝てはならぬ Nessun dorma嫌いなキャラが1人もいない #推しを3行で推す4わかる
ナベテツ1年以上前劇作家·演出家の宮沢章夫さんの訃報が流れてきてショック受けてます。漫画家の安彦麻理絵さんが昔劇団に所属してたっての前に本で読んで、意外な感じしました。あと、個人的な話ですけど、宮沢さんとしりあがり寿さん仲良しなんですけど、宮沢さんの舞台を観にいった時に、受付で「しりあがりと申します」って言ってて、名字告げるんだって思った記憶があります。 ご冥福をお祈りします。自由広場独り言広場3わかる
ナベテツ1年以上前古いし紙だけでなおかつ未完なんで正直薦め辛いとこなんですけど 近藤勝也「D`ark」 草彅琢仁「上海カイ人賊」(カイは変換出ないんで) 完結してる作品なら 山田章博「ロードス島戦記」(これだけ電子あるかな) 皆さんイラストレーターだったりアニメーターだったりででかい仕事してる方なんで知ってる方も多いかと(魔女宅とか十二国記とか) マンガ描いてるイラスト比率高い方なら寺田克也さんなんかもいらっしゃるなあとふと思ったり自由広場絵が綺麗な漫画4わかる
ナベテツ1年以上前ヴィンランド・サガのコラボ(ゲームやって無いんですけど前にアフタ本誌で読んで面白かったです) https://ubisoft.co.jp/acv/vinland-saga-collaboration-manga自由広場ゲームの雑談2わかる
ナベテツ1年以上前歴彦さん逮捕で、春樹さんと揉めた結果電撃出来たの思い出すおっさん。検索したらブログ出てきました。 https://comicreading.com/archives/1454自由広場独り言広場3わかる
ナベテツ1年以上前前読んだサラ先生の対談で、序盤の方ですけど「雪ダルマ」は実話だっておっしゃってました(編集さんから聞いた話って言ってたかな)。今月新刊楽しみですね誰も寝てはならぬ Nessun dorma嫌いなキャラが1人もいない #推しを3行で推す4わかる
タイトル通り、古書店を舞台にした作品ですが、漫画の専門店というのは恐らくこのタイトルが初めてだったのではないかと思います(寡聞なだけかもしれませんが)。 作者の芳崎せいむ先生が読んできたであろう実際のマンガ作品への愛を感じるとともに、知らないタイトルも多く、マンガというジャンルの広さと深さ、そして生涯でどれほどの作品に触れることがない出来るのだろうかなんて思ったりもします。 掲載誌の休刊から完結までだいぶかかってしまったタイトルではありますが、最後まで読めて良かったなあと思っています。名作へアクセスするガイドブックとしても良いのでらないでしょうか。前日譚にあたる出納帳もあわせておすすめです(こちらも掲載誌の休刊からの移籍でした)