夜な夜な奇妙で禍々しい話を語るネットラジオ「禍話」が、漫画化。SNSで多くのファンが漫画や小説作品にした怪談をアップし、人々の間に拡散されている話題の怪談ラジオ。ちなみに、書(描)いた人・聞いた人の身に何が起こってもそれは自己責任なので気を付けてください。今回は、400以上の話から11の恐怖体験を厳選。理解を超えた存在、浅ましき人の情念ーー身の毛もよだつような恐怖を感じられること間違いないでしょう。とある森、地面に刺さった無数のアイスの棒はまるで――『アイスの森』肝試しに行こうとした女子高生の父が見た夢とは――『模型上の死』自責の念にかられる少女に会いに来た、死んだはずの友達は――『で、どうする?』 マンションに投函される奇妙なビラから始まる恐怖――『赤い女のビラ』 山の中、林間学校中の夜、1人起きていた少女は――『9人いるぅ…!』 九死に一生を得たとある夜の出来事――『九死の夜』感染症が流行る前に遭遇した、迷信と妄信の恐怖を描く――『マスク大家族』 間違えてはいけない取り決めを破った者への罰とは――『燃やすバイト』決して開けてはいけない襖の向こう、そこから聞こえる音は――『扇風機の家』死んだ母の幽霊を信じる少年と父だけが知る真実――『線香の母』これはあなたの町にもあるかもしれない、とある路地の話――『夜の行列』
Twitterにて大反響を呼んだ伝説のWEB漫画『桃太郎殺し太郎』をリブート!新進気鋭の奇才・成瀬乙彦が描く、誰も見たことのない「桃太郎」異聞がここにある!!【これまでのあらすじ】人間と鬼が苛烈な生存競争を繰り広げる世界。鬼相手に特化した特殊能力を持つ“桃太郎”のひとり、犬飼静三郎は従者の少年・七郎とともに鬼討滅の戦に参戦する。しかし桃太郎の肩書を持つものの実戦経験のない静三郎は、歴戦の老将たちに疎まれ参陣早々、前線から外されてしまう。しかし、その判断は間違いだった。襲来した鬼を相手に自慢の業物を振るう老将たちだったが、人間を遥かに凌駕する筋力と硬い皮膚を持つ鬼を相手にはまったく歯が立たず、嬲り殺しにされる前線の兵士たち。そこに静三郎が駆けつけると、桃太郎の能力を以て形勢は逆転。状況は一変し、人間たちは見事勝利を収めるのであった。その後も圧倒的な能力を武器に先陣切って戦い続ける静三郎。やがて単騎で鬼の集落を壊滅させた静三郎だったが、そこに刀を携えた一人の童が現れる。彼を鬼の童の生き残りと判断した静三郎は、止めを刺すべく一騎打ちを挑む。しかし互いの刃が交差した直後、その身体を深々と切り裂かれていたのは無敵の桃太郎であるはずの静三郎だった。童の正体は鬼ではなく、桃太郎の能力が効かない人間の子供であったのだ!人間でありながら鬼に与するその童の名はロクロウ。彼こそが鬼殺しの英雄・桃太郎を殺す者、すなわち“桃太郎殺し”。最強の桃太郎の死をきっかけに、鬼と人間の血で血を洗う熾烈な生存競争が幕を開けるーー!