オカルト系かな?と思いきや、オリジナルなヤバいやつでした。 単純にホラー要素が満載で怖いだけでなく、ゾワッとする人間の業も上手く描画されていて、それがテンポよく進んでいく。 作画のクオリティも高く、さすが集英社作品だなと感心してしまう作品です。 ちなみにしっかり読むとしっかり怖い。絵が怖いんじゃないっていうところが怖いんだよなー・・・
東大を目指して勉強を頑張っている、内気で声の小さい四十万畦道くん。 元子役でコンビを組んでいた友人を病気で亡くしてその友人の意思を引き継いでお笑い芸人を目指している東方太陽くん。 学園祭のお笑いコンテストに申し込んだ太陽だったが、相方が見つかっていない。生徒会の書記をやっている畦道が詳細を聞きに行ったことから、畦道が、テレビ・ラジオにネタを送って採用されている人物だと判明して、運命の出会いを果たす二人。 そして、ふたりは学園祭のお笑いコンテストに出演し、優秀賞を獲得!! ふたりの人生はどうなるのか? 競争の激しいお笑いの道にどのように進んでいくのか? 私は、畦道のお父さんがユーモラスでとても好きです。
「るろうに剣心」の続編の北海道編。戦闘シーンの描写のかっこよさなどはそのまま、物語展開がすごく巧みになっています。テーマはズバリ「明治初期に活躍した幕末の残り香の無力化」。明治時代も進み、舞台は北海道でのまた陰謀阻止になるのですが、お金と銃が普及する中で剣で戦う剣心は体力の衰えもあって無敵ではない。なんと斉藤一もけがであまり活躍できません。ということで新たに物語の中心になるのは明治生まれの子どもたち。武力、お金、知恵をそれぞれ持つ子どもたちがもちろん剣心らのネットワークなどを駆使しながら陰謀阻止に奮闘します。 剣心無双を読みたい人はがっかりするかもしれませんが、時代が変わることで新たな力を持つ人たちの活躍の場が生まれることを実感したい人は是非読んでみてください。個人的にはあの悪役の師匠顔が面白かったです。
にゃ○こ大戦争のようにカワイイの波状攻撃を繰り出し、今日も密かに宇宙人から地球を守っている猫たちであった(無意識) みたいな話です。 ネコの可愛さに悶えて死にそうになるリザも可愛いけどやっぱ犬猫は可愛いんでわかる、わかるぞ。 私は犬派です。かかってこいや。
アニメ観て久しぶりに読んだけど漫画が上手くてスゲー読みやすい。全巻買ってしまった。 主人公たちは年齢的には中学生だけど、怪物(けもの)の血を引いていて真っ当に育てられていないためか、年齢の割にかなり幼稚で情緒がかなり未発達な感じ。(そのため母や叔父と暮らしたことがあるシキは年相応) そこがすごく可愛いくて、そんな子どもたちを隠神さんがひとつ屋根の下、保護者として寄り添って育ててるところがまた泣ける…。 感情の変化がほぼ無で真面目な夏羽。 ツンツンしてるけど面倒見がいいシキ。 明るくて可愛いものが大好きで怖がりな晶。 この凸凹3人組がワイワイガヤガヤ騒ぎながら、友情を深めつつ強くなっていくとこが面白い。 まだまだ子供のみんなが、これからどんなふうに成長していくのかすごく楽しみ。
私の好きな「ジャンプの空気」がある良作。 物語の展開も、キャラたちの設定も、そして絵も好み! 怪物退治のジャンプ作品というだけで十分好みなんだけど、本作の少年たちが戦う姿は色々な条件を満たしていると思う。なんかうまくいえないけどオススメ! アニメはちょっと顔が違うので「うーん?」となってたら4話ほど見逃してしまった…が、マンガの方がこれだけいいクオリティなのでちょっと心配だなー(見た人いたら感想求む)
13巻きてたね! ワールドトリガーは1巻だけ読んでイマイチでしばらく放置していたんだけど、そのあとの盛り上がり方がすごい。今年一番ワクワクしたマンガです。
もともと人気があるのは知っていて、絵柄も好みだったので読んでみました。人気があるだけありストーリーがとにかく良い。キャラもオリジナリティがあって、それぞれの行動原理も良い。読んでよかったです。
改めて言うようなことでもない気がしますが、ギャグマンガ日和面白すぎます。 江ノ島観光しながら主人公を考える話で死ぬほど笑いました。でも漫画喫茶で読んだのでこらえました。帰りの電車でも思い出し笑いしました。 何が面白いのか説明しようと思うと何が面白かったのかよくわからないところが好きです。いやわかるんだけど説明しちゃダメな気がするところが好きです。 江ノ島観光しながら主人公考える話も他の話も、ちゃんと構想を練って計算してプロの叡智が詰め込まれてるんだとは思うんだけど、そうじゃないといいなって思ってます。 あと数ヶ月したら内容忘れて新鮮な気持ちで読めそうな気がするところも好きです。何回読んでもめちゃくちゃ笑っちゃう気がする。 江ノ島観光で生まれた主人公を思うとあと5年は笑って生きられそうです。
まずこの作品は作者にとって初連載の作品にも関わらず、絵がめちゃくちゃ上手い。上手いと売り越して綺麗。一つ一つの描写が丁寧で、書かれる人物も一目で誰かわかりますし、女の子がみんなかわいいです。 この作品は「箏」を題材とした作品です。箏と聞くと静かなイメージがありますが、展開が熱いです! 練習→敗北→もっと練習→勝利のパターンは何度も見てるはずなのに熱くなります。紙から音が聞こえてきます! それにラブコメが最高です。少女マンガを読んでる気になれるくらい最高です。かわいい女の子がもっとかわいくなるので見所です。 それに箏の情報に説得力あります。作者さんのお姉さんは実際に琴を弾いておられます。 最近あまりマンガ買っていない人にお勧めできる作品です。「箏ってよくわからない」と敬遠する前に一回試し読みでもいいから手に取ってほしいです。
異世界である近界やトリガーなど、設定にこだわりを感じる作品。一人ひとりのキャラクターが丁寧に描かれていて物語に厚みがある。まだ明かされていない謎や伏線が積み重なっているので、もし完結したら一気に読み直してみたい漫画NO1。
ネコチャンが可愛すぎて死にそうになる宇宙人のマンガ。 こんな面白い漫画がスクエアで連載してるとは知らなかったーー!!! 主人公リザが猫の可愛さにいちいち腰抜かしちゃうのほんと好き 猫を前に正気で入れる人間のほうがおかしいというのに「確かにな…」と思ってしまった
ワートリの設定で一番よいなと思うのは、ベイルアウト(など)です。実体としての体をトリオン体に換装したら、戦いでどれだけ傷ついても、本物の体はまったくの無傷という安心設計。 重火器や刀剣などダメージが深刻であればあるほど描写としてのテンポやかっこよさが増す類のストーリーにおいては、何回でも死ねる、何回でも腕や足を切り落とせる、自切すらアリという素晴らしい設定だと思います。おかげで、バトルはいつも派手派手でかっこいい。 中高生がキャラクターの主な年齢層ながら、ぶった斬りぶっ放しを部活的に楽しそうにしてるのも、トリガーシステムの安心設計ありきですね。 ただ、玉狛支部の旧メンバーには多数死者も出ているようで、今後の遠征編では、安心安全とはいかなそう。葦原先生は読み切り時代から世界観が好きなので、今後の展開も楽しみです。
ブロッコリーのことを「凝縮された森」と呼んだ天才にならい、『この音とまれ!』のことは「凝縮された少女漫画」と呼びたい。この作品はジャンプSQ.で連載されていますが、コマ割りが少女漫画であるため勝手に少女漫画と呼ばせていただきます。 4月にアニメ化されるということで放送前に読んでみたのですが、まあ〜すごい作品でした。何がすごいって、**とにかく見所が多すぎる…!** **・主人公の過去が凄惨(不良に琴職人の祖父の家を焼かれる) ・琴の名家に生まれたヒロインのお家騒動がヤバイ ・顧問が実はめちゃくちゃすごい人 ・ライバル校のキャラがやたら濃い** 辛い過去、ハードな練習、美しい演奏描写、琴の知識、熱い友情、恋の予感と、とにかく注目すべき要素が多いんです。 **私が思う少女漫画の名作の条件の1つは、「ドラマチックな悲劇が起こりそれを愛・友情で乗り越えていく」こと。**『この音とまれ!』はその条件に当てはまる部分がすぎていて、**凝縮された少女漫画としかいいようがない。** まずそもそも**作者(とそのご家族)がお琴の経験者で、琴の演奏描写が非常に優れていて読み応えがある。**そこへさらに、先に挙げたようなヘビーな設定を次々持ってくるもんだから、ドラマが洪水のように襲ってきて読者は感情を付さぶられまくる。そして、思い出したようにヒロインといい感じの雰囲気になるシーンが挟まる。 んもう、最高にエンターテイメント…!! またテーマである**「琴」の演奏シーンの作画は常に大迫力**で、読み終わってソッコーで本物の演奏を比べてしまったほど。作中に登場した、アミュー先生の家族がこの作品のため書き下ろした楽曲はYouTubeで聴くことができます…! https://www.youtube.com/watch?v=Y_Db88Ef6FQ ちはやふるやナナマル サンバツなど、熱い文化部漫画が好きな人は間違いなくハマるので、ぜひ手にとってください!(※なおアニメはおすすめしません!)
戦略を立てて戦う味方同士の模擬戦や敵勢力からの市街地攻防戦など、緻密で激しい戦いをトリオン体という擬態を使って戦うので、死なないからこそのトリッキーなバトルが新しくクセになります。そして主人公がめちゃくちゃ戦闘力が弱いのですが頭を使った戦いを閃いたり、羨ましい程のコミュ力で周りを惹きつけていくというところもいいですね〜! とにかく今一番面白いSFアクション漫画なので一気読みを!!
荒廃した世界、吸血鬼という圧倒的支配者、絶望的な戦力差。「復讐」から始まって、やがて「絆」へと成長していく物語。頼れる師匠(めっちゃ強い)でもまるで歯が立たない中ボスクラスの敵がわんさかいる超ハードモードっぷりにぞくぞくしますね。 現行のダークファンタジー漫画ではトップクラスの面白さですね。いくら鏡貴也と山本ヤマトの豪華タッグとはいえこのクオリティはちょっと凄いなと思ったところ、よく調べたら小説のコミカライズではなく最初から漫画原作での起用だったんですね。道理で素晴らしい少年漫画です。 キャラクターも粒揃いで、主人公・優一郎も最初はただの考えなしの馬鹿かと思いきや、だんだんと良い味が出てきます。仲間の少女シノアとの独特の掛け合いも面白くて、からかう少女とうろたえない主人公の構図が新鮮です。
中世後期の西洋っぽい舞台で、悪魔とか天使とか出てきて、人がいっぱい死ぬダークファンタジー。と、ここまではありがち。天使や悪魔のデザイン、そして彼らと契約することで顕現する武器のデザインが、ギルティクラウンとかに出てきそうなめっちゃスタイリッシュな近未来SF風なのがすごくツボでした。この一見ちぐはぐな世界観には理由があって、タイトルの「Garden」や主人公の仕事「庭師」が実は重要なキーワードになっています。 描き込みが緻密で描線が細くてきれいで、この壮大で複雑な作品世界はこの作者にしか描けないものであると確信できます。現在休載中とのことでとても残念ですが、早く続きが読めることを願ってやみません。
2011年に「保健室の死神」が連載終了して以来。ようやく単行本が出た。 やはりこの先生の描くキャラはいい…。
ワールドトリガーの面白さを語り倒したい(前編) - めぐりあいクロニクル http://d.hatena.ne.jp/kurumizaka/20160120/1453289183 ワールドトリガーは1巻読んだ時点だと「絵は小奇麗だけどなんかイマイチだな」という印象でしばらく放置してた。 いまは新刊がすごく楽しみな作品。このレビューはワートリの魅力を存分に語っていて大変よかった。
読もうぜ! http://haruman.jp/detail.php?j=08880029870809315501
※ネタバレを含むクチコミです。
オカルト系かな?と思いきや、オリジナルなヤバいやつでした。 単純にホラー要素が満載で怖いだけでなく、ゾワッとする人間の業も上手く描画されていて、それがテンポよく進んでいく。 作画のクオリティも高く、さすが集英社作品だなと感心してしまう作品です。 ちなみにしっかり読むとしっかり怖い。絵が怖いんじゃないっていうところが怖いんだよなー・・・