目にも止まらぬ速さで、一瞬で相手を切り捨てまくる初期の卍さん好き。 スピード、パワー、テクニックどれを取っても逸刀流を上回ってる。 本当はもっと強いのに、凛と暮らしてる間に弱体化したんだと思う。
あさりよしとお 氏の代表作品 氏の作品を読んだことのない方に、どの作品をオススメするかと考えたら この 宇宙家族カールビンソン を挙げると思います。 80年代から00年代まで続いた作品で、初期の絵柄は THE 80年代っぽいですが、 あさり氏が80年代の絵柄を作ってきた一人だと私は考えています。 基本的には一話完結のストーリー あらすじにあるように、 宇宙船同士の事故を起してしまった宇宙の旅芸人たち 事故相手の宇宙船で生き残った赤ん坊をコロナと名付け、迎えが来ても自分の星での生活に困らないように、残った資料からその星の「家族を演じ」ます。 コロナの星は「地球っポイ星」なので、どことなくズレた日本っぽいやり取りがクスりときます。 かなり濃ゆいメンバーが出てきますが、やはり「おとうさん」が自分は好きで 彼の「過去の話」は今でも強烈に覚えています。 一話一話、ギャクテイストではありますが、全体を通して少し儚さがあります。 壊れてしまいそうな部分をみんなが必死に支えている感じが、とっても染みます。 全11巻との表記がありますが、明確に終わっているわけでは無い作品です
GONTAが王欣太にペンネームを変えたのは、いつのことだったか。 …って、そんなのは考える必要もなく、『蒼天航路』からなのだが。 GONTAの漫画が大好きだった。 特に、ほぼデビューである本作は、自在に猛り奔るようなコマ割りに筆使いで、「こんなに地ベタのブラック・カルチャー・テイストを活き活きと描き出す漫画家が日本に現れるなんて!」と、いつもワクワクしながらページをめくっていた。 野心作『地獄の家』の失墜の後、『蒼天航路』で三国志という巨大なテーマに挑み、美事大きな成功を収め、結果、GONTAという名義は漫画史から消えることになった。 それは、著者にとっても雑誌にとっても、本当に素晴らしい達成だったと言えるだろう。 だが自分は、今も『HEAVEN』の頃の、読む者の精神を煽ってくる、「自由」を希求するエネルギーが迸りまくった漫画家GONTAを忘れられないでいる。
マンガ大賞2020のニュース記事を目にして、試しで読んでみました。人付き合いも勉強も器用にこなせる主人公が、美術の世界に目覚めていく様子が瑞々しく描かれていて、一気に引き込まれました。美術部の先生や生徒も個性的で、1巻からこれから色んな物語が始まる予感がしてワクワクします。漫画に登場する油絵の作品自体も興味深いです。
オタク系サークルに所属する主人公たちの大学生活、オタク活動を描いた作品です。時代的には2002年〜2006年あたりの空気感です。 ちょっと世間と外れた趣味を持ったキャラクターが、それぞれの趣味を楽しみながら、時に人間関係や将来について悩んだりする姿がリアルで生々しいんですよねー。 私自身、オタク趣味を持っていますので、あるあるにひたすら共感しながら読んでいました。
可愛らしいタイトルと、絵柄の雰囲気に騙されて読み始めると大変なことになります。絶対に心の強い時に読んでください。 小6の少女玉依シイナが星の形のホシ丸という謎の生き物と出会います。それをきっかけに竜の子、と呼ばれる他の子供たちと交流することになり仲を深めたり戦ったりしていくファンタジー漫画。 いじめ描写や心の描写の仕方が見事で時には立ち直れなくなるかもしれないので読む時を選んでください。ハッキリ言ってグロいです。しかしそんな時でも勇気を持って生きていく登場人物の姿には勇気をもらえます。名作だからこそ人気もあります。心して読んでみてください。
マケドニアの歴史を「寄生獣」の岩明均先生が独自に解釈して描く大作。 固そうな作品と思われるかもしれないが、主人公エウメネスを始め人間臭くて魅力あるキャラクターが揃っている。 歴史のおもしろさと醍醐味が詰まっている漫画。
闇金の真鍋先生の短編。役者志望の主人公は、ハメられたせいで300万の借金を負い、一日五万の運送屋の仕事を請け負うことになるが.... さすが裏社会漫画は一流。物語の起伏にも富んでいて面白かった。新装版で、特別編が追加されたのかな? そちらのがエグくて、闇金読者向きの話だった。
『カナリアたちの舟』の高松美咲先生のアフタヌーンでの新連載。 最寄り駅すらない片田舎から東京の高校に入学した主人公のみつみちゃんには夢がある。それは、T大主席→官僚→地元の市長になって財政改革。その夢の土台になる高校三年間を立派に過ごそうとするが、本人は完璧のつもりでも他人から見るとズレまくっている。そんなみつみちゃんの高校生活がいま始まる。 今回はSF色が一切無く、爽やかで軽やかなお話になりそう。 内容に合わせて絵柄も背景も意図的にスッキリさせているような気がする。 学園青春ものになるのだろうか。 SFでも人物に寄り添った感情の機微を描いていたので、高校生活という思春期のど真ん中と、少しズレててかわいらしいみつみちゃんと周囲との関係性をどう描いていくのか楽しみだ。
沙村広明の漫画に出てくる女性は魅力的である。 なんかブサイクな女性がいた記憶がない。沙村先生は女性を崇拝しているに違いない。モブですら美しい。ロリ、メガネOL、ヤンキーあがり、中国娘々、くノ一、暗殺者、マッドサイエンティストや宗教家であっても美しい。素晴らしい、素晴らしいぞ。 それは置いといて、なぜ今こんなに「波よ聞いてくれ」が話題なのにこの「おひっこし」にクチコミがないのか不思議である。 赤木先輩は沙村作品に定番のタバコの似合う女。泣きぼくろがまた良い。 顔に傷のあるオトコもモブとして定番の立ち位置のヤツ。 うん、全て「波よ聞いてくれ」に出てくる。 この一冊は如何に「波聞」に沙村成分が詰まっているかがわかる原点の一つでもある。 あれ、美大の話これだったかな(紙の本どっかに埋まってて読み返してないですごめんなさい)あれも好きだった。 ともかくババーンと解決もせずメリハリも強くなく、それでいてあとを引く感じの幕とじは、やはりこの人の作品だなぁと思うのです。
目にも止まらぬ速さで、一瞬で相手を切り捨てまくる初期の卍さん好き。 スピード、パワー、テクニックどれを取っても逸刀流を上回ってる。 本当はもっと強いのに、凛と暮らしてる間に弱体化したんだと思う。