好きな仕事に対する真っ直ぐな情熱と、好きな人に対する真っ直ぐな恋心が分かりやすく描かれてて、読後感も爽やかで面白かった。 登場人物たちの今後をもっと読みたくなる。
ロマンティックでした。茶化す訳でもなく真面目にそう思いました。今までのゴトウユキコ作品だったらお母さんが先生を押し倒すくらいのリビドーが溢れてて、主人公は自分の恋愛感情と性欲にぐちゃぐちゃになってたと思うのですが、今回はそうじゃなかったのです…!舞台になってる夏の鎌倉が作品とマッチしててより爽やかな印象を受けました。ふとまた読みたいなと思い出すようないい読切です。
マジで才能がマルチすぎる…! お正月にフジテレビで放送されるドラマ『潜水艦カッペリーニ号の冒険』に出演されるペッペ先生による撮影の裏側を描いた2ページエッセイ。最初の2ページはドラマの舞台背景についてどこまでが史実なのかホイチョイ・プロダクションズによる解説でためになる。(イタリアの潜水艦カッペリーニ号が1943年に日本に来たのはマジのお話) イタリア人の役者さんが3人登場するのですが、現場での会話がイタリア人すぎて最高でした。 https://www.fujitv.co.jp/DramaCappellini/index.html
※ネタバレを含むクチコミです。
スピリッツに載ってたからなんとなく読んでみたらすごい漫画でした。絵柄もコマ割りもシンプルなのにページをめくる手が止まらない。読ませる力がものすごくあるんだと思います。 親から子への身体的・精神的な虐待って漫画の題材としてよく描かれるけど、それとはまた違って、ここには今まで読んだことがないような母娘の確執が描かれてました。 読み終わった感想としていちばん強いのは、この人が次に描くのはどんな漫画だろうということ。次回作を心よりお持ちしております。
雰囲気と絵とタッチがよくマッチしている…! 不思議なことに寒さとか光が当たっているとか寝息とか聞こえてくる気がするんですけど多分読んでるうちに自分の記憶を無意識下で引き出しているのかもしれません。 静かだけど綺麗でいいなと思える作品ですね
今「マンガ黄金時代'60年代傑作集」を読んでいて、ガロとかCOMの漫画って詩とか絵画みたいだなと思ってたんだけど、この読切にも似たような雰囲気を感じた。あんまり説明が多くないから、お兄ちゃんが傍観しすぎじゃないか?とも思ったけど、これは母娘の話だからありなのかな。家族の中で母と娘だけ仲悪いとか現実にあるもんね。この作風が好きだからあまり変わらずにいてくれたらいいな。掲載されたスピリッツの発売日が藤本タツキの「ルックバック」が発表されたのと同じ日だったから、なんとなくこっちも話題になってほしいなと思った。いい漫画なので。
テーマも面白いけど、なによりもセリフの量が最小限に抑えられてて、ほとんどがキャラクターの表情とか記憶の描写で表現されてるところがすごい。なので画力の高さもえげつないし、オチにもびっくりした。でも入れ替わった?のはどのタイミングだったんだ…?
信長を殺した男、BORDER66の藤堂裕先生による読切。明らかに連載を視野にいれてるな〜という構成で、「え、ここで終わりなの」となりました。連載で続きを読ませてほしい! 目次の作者コメントや柱コメントによると「高校時代にボート競技をやっていて、松本大洋先生のピンポンがバイブルだった」そうで、まさにそれが全部詰まった作品になってるんですね。 作中で「国内ではあまり人気がない」と書かれている通り、自分自身ボートに関する知識0なので、丁寧につけられた脚注や解説ページはとてもありがたかったです。 全国大会6連覇のサラブレッド(イケメン)と、才能ある無名の選手(素朴)という2人の高校生がどんな物語を繰り広げるのか。 1話が読める日を楽しみにしています!
コロナ禍でリモート授業中の大学生、なるみと保の娘・あすなろが主人公。取手のおじさんと両親の大恋愛、7つ年上の兄の秘密など。ドラマも原作が知らない自分が読んでも「これがあの有名なあすなろ白書か・・・」と圧倒される圧強すぎな濃い内容で面白かったです。原作読んでみたくなりました。
この漫画の主人公は、不治の病で余命7日を宣告されたおばあさんで、認知症なのか病気のせいか記憶がところどころ抜け落ちています。飼い犬名前から実の娘の名前まで日に日に忘れていくなか、名前も顔もわからない人と文通をしていて、その人に会いに行きたいということだけは最後まで忘れませんでした。そんな母の姿を見る娘はとても複雑そうで…という話です。 宣告される余命って通常、短くても数ヶ月だと思うんですが、7日って言われたらどうする?というのは読んで考えてましたね。自分は誰かに合うというより、行きたい場所に行くんじゃないかなと思いました。しかしいずれにしろ7日は短いな…
スピリッツ40周年にふさわしい読切ではないでしょうか。 漫画が雑誌に掲載されるのに、意外とかんたんにいったものも無きにしもあらずでしょうが、この40年間スピリッツに載るために、この読切の主人公のように読者を"いい意味で殺す"という「殺意」をもって命がけで受賞、そして掲載へこぎつけた人が大勢いるんだろうと、ここに描かれていることは大げさでもなんでもないんだろうと思います。拍手。 しかし編集者は何度漫画家に脳内で殺されたんだろうな。大変な仕事ですよほんと。
これだけ読むためにスピリッツ買ったけどやわスピで公開されてたー https://yawaspi.com/moshimotokyo/index.html 今の東京とこの東京、残念ながらこの東京より今の方が酷いようだけど、マンガとしての展開や読後感はやはり浅野いにおだった。よき。
週スピに読み切り載ってるのめずらしいな〜と思って読んだけどすごいよかった! 主人公の部屋わかる〜〜〜!すごいリアル!! 連載とか、もっと長いお話も読みたいです(*>▿<*)
好きな仕事に対する真っ直ぐな情熱と、好きな人に対する真っ直ぐな恋心が分かりやすく描かれてて、読後感も爽やかで面白かった。 登場人物たちの今後をもっと読みたくなる。