その他の感想・レビュー3417件<<5455565758>>お父さんでも平田弘史のままだった!平田弘史のお父さん物語 平田弘史starstarstarstarstarかしこ平田弘史って家庭ではどんな感じなんだろう…?という好奇心で読んでみました。私が想像していた以上にとても家族仲が良くていいお父さんでした。家族もお父さんのキャラクターを楽しんでるって感じがします。後半からは平田弘史節が炸裂していくのですが、毎回ひとことコメントを寄せている奥様はどんな話題にもしっかり自分の意見を返していてすごいと思いました!いいご夫婦ですね。 しかしこれがヤングマガジンで連載されてたなんて驚きです。解説に『古くからのファンには賛否両論を呼び、著者を知らないヤングマガジンの大多数の読者からは困惑された』とあって笑いました!そりゃそうだ。でも連載を決めたのが由利さんだったと書いてあったので大納得(由利さんについては「20世紀のアフタヌーン ~由利編集長のはなし~」で知りました)。色んな意味で面白かったです。終始軽いノリだからヤバい女子刑務所へ入っていました 東條さち子 今は普通の主婦野愛漫画としてポップで読みやすくなっているからこそ、刑務所と犯罪者のヤバさがひしひしと伝わります。 こんなヤバい人がいました〜こんな経験しました〜大変だったけど意外と楽しくやってました〜でももう入りたくはないかな〜 的な軽いノリで進んでいきます。 いやまあ漫画ですしねとは思いつつも、反省してるやつおるんか……みたいな気持ちになります。 悪い噂流されたから立場利用して陰湿にやり返した話とか 有名犯罪者に取り憑いてる霊から事件の真相を聞いた話とか なかなかパンチのきいたエピソードがたくさん出てくるので面白いですね。 悪いことは絶対しないぞと改めて誓いました。和風バンド・デシネな格好良さ! #1巻応援SAMURA おくたか去年、Twitterでめっちゃお洒落で格好いいバンド・デシネっぽいフルカラーの和風漫画が流れてきておく先生のファンになって以来、今回の単行本の発売を楽しみにしていました! さっそく読んだのですがメチャクチャよかったです。 風邪引いてるときに見る夢のように脈絡のないストーリーなのですが、独特の世界・デフォルメバキバキの絵・華やかな色使いを見てるだけで楽しめてしまうので、そのストーリーのわからなさすら心地いい…! 漫画ですでに完成されてるけど、できることなら湯浅政明監督に映像化してほしい(願望) まだ読んだことない方はまずはツイートで見てみてほしい作品です。 https://twitter.com/2964_KO/status/1490233805227302914?s=20&t=DQNp2XJR-5UQ2snPHraa2g https://twitter.com/2964_KO/status/1480534504079245312?s=20&t=DQNp2XJR-5UQ2snPHraa2g1958年、東京の日常漫画。ロボットサラリーマン 前谷惟光たかマンバで偶然この漫画を見つけて「見た目からして無茶苦茶古くて面白そう!」と好奇心で買ってみたら予想外に普通に面白かったです。 今は使われていない旧字体や略字こそ多い(しかも写植じゃなくて手書き)ですが、理解できない言葉遣いや現代から見ると抵抗を感じる古き悪しき文化などは登場しないのでスラスラ読めました。 通勤ラッシュが酷すぎてバスに乗れなかったり、職場に学ランを着て働いてる子がいたり(まんが道の2人とおんなじ)ものすごく時代を反映してて面白い…! 具体的に何年ぐらいなのかな〜と思ったら作中で「戦後13年」と言ってて納得。国会図書館サーチで調べたら発行は1959年とのことでした。 (ちなみに藤子不二雄(A)先生が新聞社に勤めはじめたのは1952年のことだそうです) ロボットパパと息子の存在についてなんの説明もなく、これと言った物語上の目的もなくただただ日常を描いていて「日常ものの走りじゃん!」と感心しました。 ちょっと変わったものが読みたいときにはぜひどうぞ! こういう漫画でしか満たせない何かがある #推しを3行で推すSNS狂の女~自己顕示欲のバケモノ~ もうりみつこ 乙葉一華野愛スッキリしたいのかモヤモヤしたいのかわからないけど何故かこういうの読んじゃう不思議。 自己顕示欲の塊が自己顕示欲の塊を叩き、それを吊し上げる自己顕示欲の塊。その音が響き渡ればブルースは加速していきそうです。 準ミスキャンが読者モデルになり、ついに専属モデルに!までで十分輝かしい経歴なのに、強欲で嫉妬深くて浅はかな由紀が可愛らしく思えてくる。 媚は売るなら全方位に売ろう、家族とお金は大切にしよう、人を貶めることはしちゃいけない……など人として大事なことは学べるっちゃ学べる。 こういう性格の悪い漫画でしか満たせない欲ってあるんですよね。なんで読んじゃうんだろうな。優しくなれるはず #推しを3行で推すやすらのキッチン なるあすく野愛大切な人と喧嘩してしまった、あの人の気持ちがわからない、仕事がうまく行かない……悩みを抱えて立ち止まる人たちに、やすらさんが思い出の料理を出して心を癒すお話。 やすらさんは料理を作るだけで多くは語りません。意図を説明するとか説教するなんてことはせず、そっと悩んでいる人の背中を押してくれます。 作品全体に流れる柔らかい空気に癒され、優しい気持ちになれます。やすらさんの料理を食べた人たちもこんな気持ちになったことでしょう。 ちょっと心が疲れたなあ……という人に読んでみてほしいです。あたたかくて柔らかい時間に癒されて、少しだけ優しくなれるはずです。"ベランピング"の魅力が詰まった楽しい作品 #1巻応援ベランピング! ~ベランダでキャンプしてみた~ なるあすくsogor25ベランピングとは、自宅のベランダでキャンプ気分を味わうという最近注目のアウトドアです この作品は、仕事のストレスを発散できずにいたOL・笹さやかが、近所の男性がベランピングをしている様子を偶然見かけたことで興味を持ち、自分でもベランピングにチャレンジしていく様子を描く作品です。 主人公であるさやかの家がごくごく普通のマンションだったり、ベランピングに使う道具を100均で揃えていたりと、気軽に始めて工夫次第でいろんな楽しみ方ができるというベランピングの魅力が満載の作品です! また、さやかが1人で楽しむ様子だけではなく、お隣さんやアウトドアショップの店員など、少しずつさやかの交流の輪が広がっていく様子も楽しい作品です! 1巻まで読了 「うちの子かわいい」と言える日々の愛しさ #1巻応援うちのいぬのはなし。【コミックス版】 山尾お茶丸兎来栄寿自分でも犬を飼うようになってから、すっかりこういった作品への共感度が高くなりました。 ある日から家にやってきた、愛犬の生態と日常を愛情たっぷりに描いた作品です。 顎乗せや伸びといった仕草。 人間と後ろの物体との間の狭い空間に潰れるのも辞さず入り込もうとするところ。 変な寝相。 病院の診察台の上でプルプル震えて固まるところ。 伸びる皮。 近所の人のアイドルになっているところ。 寝ながらキックしてくるところ。 シャンプーのいい匂いも一晩の命であること。 軟体動物と化す様。 飼っている犬種は違ってもかなり共通する「あるある」、そして「うちのこ」へのたゆまぬ愛が詰まっていることに穏やかな笑みが溢れました。 単話版から追加された幕間の「ひとん家のいぬの話」ではよその色々な犬種の子たちのかわいいお話も(コーギー 成分が多めでした。コーギー姐さんかっこかわいい)。 終盤の展開にはいつか訪れるその日が迫ってくる様に胸を搾られます。何気ない日常を、より愛おしく感じさせてくれ大事に過ごしたいと思える作品でした。取材の跡は感じられるけど南国トムソーヤ うめ名無しトムソーヤと呼べるドラマ性には欠け、シナリオ展開も乏しいのが残念でした。沖縄民族学、海洋古代史等の探究に比重が大きく、にわかに信じ難いオカルト路線なのもあって、いまいち入り込めなかったです。まさにタイトル通りの内容番長特攻す! 貝塚ひろしstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男貝塚ひろしのマンガをあまり読んだことがないので読んでみた。多分確実に読んだと思うのは貝塚ひろし自伝マンガの「母のいないマンガ」ぐらいでそれ以外はあまり意識して読んだことはないと思う。 内容はあらすじに書いてある通りで主人公は逡巡せずにストレートな感じで進んでいき、いきなり終わる感じで昔のマンガという感じだ。とりあえず分かったのは貝塚ひろしの描くキャラクターの表情がむちゃくちゃいいので他のも読んでみようと思う 併録されていた「ああ、零戦トンボ!」はなんか読んだことあるなと思ったらほるぷ平和漫画シリーズに入っていたやつだった。 「新のぞき屋」を読んだ感想新のぞき屋 山本英夫かしこのぞき屋(つまりは探偵業)をしている主人公がなぜそこまで「のぞき」に執着するのかが中盤で明かされるんですが、あまり詳しく説明がないので自分の読解力ではよく分からなかった……。全11巻と長いわりにふんわりした終わり方だったけど、時間が経つ程にあの2人がお互いの本当の部分で向き合えて幸せになれたってことなんだからそれで良かったのかも…と思い始めた。 ストーカーとか変質者がたくさん出てくるんですが全員気色悪くて、生理的な不快さをここまで表現できるのはすごいな〜と思いました。でも一番ゾワゾワしたのは主人公が義眼の左目をガリガリ掻きむしる場面です。痛がゆい気持ちになりました…。続きが読みたい!!ドラゴン先生格闘ロード 岡村茂 DDTプロレスリング 才木玲佳 システマジャパン クラヴマガ・ジャパン トライフォース柔術アカデミー 国際空手道連盟極真会館マンガトリツカレ男ドラゴン先生こと岡村茂がいろんな格闘技をマンガと実写を駆使して描いている。 選ぶ格闘技がプロレス/システマ/クラヴマガ/柔術/極真空手と有名どころから名前は知っているけど実情はよく知らないものまであって面白い。トレーニングはしているけど柔軟性がないなどリアルなトレーニングしているおじさんがベースになっているので妙な共感を感じてしまった。 どんな感じで終わるのかと思ってたが終わっておらず続きをぜひ読みたい。できれば習う格闘技もボビナムとかジークンドーもやってほしいな画力が凄い!!歩くひと 完全版 谷口ジローstarstarstarstarstar干し芋日常生活をのんびり楽しんでいる主人公。 いつも、時間に追われバタバタ生活している私には、とても贅沢な時間の使い方に癒される。 また、画が細部まで細かく描かれていて、塗り絵をしたくなった。 必要最低限の台詞だけ。 過剰な説明がなくても、画を見て、そこで何が起こっているのか、すぐに理解できる。 素晴らしい一冊。 あの木、シュロっていうんだ・・・ぼうぼう ぴょんぬりらnyaeツイッターでたまたまみかけて知った漫画です。 絵柄が80年代少女漫画っぽくて内容もまあまあ独特でしたが、前後編いっきに読みました。二人の少女の対比がすごく良かったです。知性対感覚って感じでした。こういうの読むと、自分も街中でシュロを見かけたら意識的に気にするようになりますね。人間の本性を覗き見るのぞき屋 山本英夫かしこ「新のぞき屋」のプロトタイプ的な読み切りなんだろうか。前後編が収録されています。まだデビューしたてなのか荒削り感があって「のぞき屋」の仕事の説明もイマイチよく分からないんだけど、つまりは「人間の本性を覗き見る」というテーマは山本英夫らしくて面白い。特に前編の彼女に浮気された大学生の子供の頃のトラウマが思い出された描写がよかった。やっぱり山本英夫の人間の歪みの話は面白いな〜!これから「新のぞき屋」を読みます。何周かして現代的なテーマダンドリくん 泉昌之hysysk私は段取りが苦手で何とかしたいのと、それゆえにライフハック的なビジネス書や大人のADHDを抱えた人がどうすればうまくやれるかみたいな本も割と読んでいる。この作品は段取りを「やらなければいけないこと」「できないといけないこと」とは別のものとして描いているのが良い。失敗もする。 限られたリソース(といってもおかずの具とか)のなかで最大限楽しむにはどうすればいいかというのは彼の他の作品にも通じるし、いまやジャンルとしても定着している。既にかなり多くのことがコンピュータや機械の発達によって解決されているが、それはこのように考える人が沢山いたことの証拠であり、なんだかんだ社会は進歩(と同時に複雑化)しているのだなぁと実感する。 これはすごいわ古代戦士ハニワット 武富健治starstarstarstarstarさいろく読めば読むほど、一体何を見させられているのかわからなくなってくる。 ドグーンという土偶型の破壊兵器のような化け物と闘う埴輪(埴輪土)だが舞台は現代! 埴輪を操るための儀式や流れ、完全に読者置いてけぼりであるが、察していくには十分! ものすごく細かな心理描写や説明も多いが、果たしてこれはどういう話なのか…!? 主人公だと思ってたやつは主人公じゃなかった…!すごいよ…! 絵も独特の線使いで羽生生純先生のような雰囲気が最初は強かったんだが細部までの描画は武富健治先生の方が多く、画角などもこだわっていてどれだけ凄いことが起きているかはわかりやすい! そして物語の展開がまたすごい…もう私の語彙力では伝えきれない!だが読む手が止まらなかった…!まだ6巻だけどこれはすごいよ。大家さんの存在の大きさたるや。坂の途中の小鳩荘 曽根愛Pom じんわり、あったかくなるストーリーの数々。 とあるアパート小鳩荘。 大家さん、いい味出してるなぁ。 住人達との程よい距離感も、良き。 特に最初の早川さんの話が私は好きでした。 自分とお友達になるって大家さんの言葉、良いなって。自分も自己啓発本とか読んでたなー笑 そのままで良い。そのままが良い。 1巻完結が勿体無い〜。電撃PS発!なんとなくゲーム系 4コマ リアルタイム大河群像劇!!家族ゲーム 鈴城芹サミアドTVゲーム雑誌「電撃PS(プレイステーション)」の付録『電撃4コマ』で1〜194号まで連載された看板作品です。ドラマCDも発売されました。 「放課後プレイ」や「ちいさいお姉さん」も人気でしたが掲載期間(+独断)で電撃4コマ代表作は家族ゲームに(勝手に)決定です! 最初はゲーム好き家族を描いた普通の?コメディでしたが、サザエさん時空でなかったために現実の季節と連動し作品内でも十年が経過。 主人公姉妹も進学・成人・結婚をします!! その過程で友人知人親戚が増殖。増えたキャラの関係者も無限に増えていき収拾がつかなく…なるはずが、ゲーム好き群像劇に切り替えるウルトラCで解決! 中心は主人公一家ですが 脇役のみがバイト先でお喋りしたり 友人の兄の恋愛イベントが超丁寧に描かれたりと、何かもう皆主人公じゃね?て感じになります。 リアルタイム漫画なので新ハード発売や最新のゲームネタは「あるある!」で面白かったです。 逆に今読むと「この時はこうだったんだ」という資料的価値があると思います。 どこから読んでもゲーム系4コマとして面白いですが、やはり1巻から読んで欲しい…というか途中からでは伏線や人間関係が把握出来ず意味が解らない部分があると思います。 作者さんは同じ世界の漫画を沢山描いていて、家族ゲームにも他作品のキャラが話題に出たり少し登場したりします。逆に今作のキャラも続編の「CLUBゲーム倶楽部」他に登場します。 画像は最終巻の人物相関図(ネタバレあり)です。実際はもっと大量の人物と線が入り乱れます。 最後は主人公一家らしい大団円です。 連載中、自分と一緒に歳をとっていくキャラクター達は友人のようでした。 今でも大好きな作品です。 魔力を持った作品ガラスの仮面 美内すずえよーこ少女漫画を初めて読んだが、こんなすごい作品に出会うまでにどれだけの時間を費やしたのか。まだまだこの世には知らない世界があるのだと思い知らされた。少なくとも二人の王女までは文句の付けようがない。主人公の演劇にかける狂気のその先を見てみたいが、見られる日が来るのか。もう見られないだろうなと思いつつも見られなくてもこの面白さなら許せてしまう。そんな自分に笑ってしまう。 お気に入りポイントは作中で何度も用いられている白目の技法。主人公北島マヤの天才性をどう読者に伝えるのかが重要だと思っているが、それを見事に表現できているのではないだろうか。アニメではなく漫画をお勧めしたい。 ライバルである姫川亜弓は屈指の人気キャラである。姫川亜弓が主人公と出会ってどう成長していくのかもガラスの仮面の魅力の一つとなっている。確かにバッドエンドではないかもしれない心の問題 武富健治野愛刺激の強い道徳の教科書です。確かにバッドエンドではないのかもしれない。ハッピーエンドでもないし、紛うことなき真実だけが示されています。 ・心の問題 人気者の美少女沙羅に恋をした引っ込み思案の心。 時が経ち、高校で再会した沙羅は様々な問題を抱えていた。沙羅を救うべく奔走する心だったが……。 ・ごめんねロック 舞台は田舎の小学校。三学期の忙しい最中、4羽のチャボがやってきた。 元から飼っている黒い鶏・ロックと一緒に飼い始めることになったが、トラブルが生じる。 鶏たちをどうするか学級会議で出した結論に、先生は後悔することに……。 この2作を読んだだけでだいぶ心を抉られました。 問題が起こったら解決するもんだ、悪いことをしたら反省するもんだ、現実はそんな簡単なもんじゃない。 いつまでも問題の前で立ち止まってしまうし、悔い改めることができる人もいればそうじゃない人もいる。 道徳の授業のように話し合って考えたいまであるな……。 考えさせられたあとに待つのはゴリゴリのホラーです。もうずっとこわい。仮想通貨には手を出すな!仮想通貨体験記 かいちhysyskいやまぁ、仮想通貨でないと買えないものもあったりするので別に持ってていいと思うんですけど、投機目的で手を出すなということです。株だったりFXとかと一緒。 こういうのって何となく失敗したらペナルティとして借金を負わされるものというイメージだったのですが、仮想通貨が直接こちらに負債を負わせる訳ではなくて、仮想通貨で儲けようとして誰かからお金を借りた時に発生してるんですね。それで仮想通貨の価値が下がったら元金を返せなくなる、という。 だからお金を借りたり、そもそも生活が成り立たなくなるほどのお金を仮想通貨に変換しなければ良いだけ…なんだけど色々あってそういう判断ができなくなる恐ろしさが描かれていると思いました。特にスマホとの親和性の高さが怖い。ずっと気になってしまったり、意図に反してボタンを押して巨額のお金が消えてしまったり…。とにかく手数料には気を付けよう。 漫画に関わる全ての人へ感謝ガイコツ書店員 本田さん 本田野愛漫画家さんや出版社さんへの感謝は常日頃止まらないですが、この作品を読むと書店員さんまじでありがとうございます〜!という気持ちでいっぱいになりますね。 電子書籍を買うことが多くなったとは言え、本屋さんは天国です。 走って叫んで闘いながら天国を作ってくださる書店員さん、ありがとうございます。本屋さんでのんびり働きたいな〜なんて一度でも思ったことのある自分を恥じてます。 戦場のような職場でありながら、本と本屋に対する愛情が伝わってきます。そして売り場のメンバーが個性豊かで素敵です。 仕事はめちゃくちゃ大変そうですが、こんな職場で働きたいな〜とは思います。いや嘘かも。でも楽しそうではあります。 漫画好きな人にはぜひ読んでほしい!感謝が止まらなくなるから!なるほどって感じ独裁者グラナダ【新装版】 杉本亜未名無しクレイアニメ・独裁者グラナダを製作した新進気鋭のアーティストの裏の顔を目撃した雑誌記者が本当の顔はどっちなのかを探ろうとする心理サスペンスと、入院先で知り合った青年達の交流を描いた作品の2本が収録されています。どちらも作者が入院中に構想したらしく2つとも病気ネタになってます。正直面白いかどうかで言われたら微妙なんだけど、すごく大事なことを伝えようとしていることは感じ取れた。2つ目の作品は最後にBL的な関係になって少し唐突な気もしたけどなるほどなって感じ。あの青年のキャラクターは好きだった。<<5455565758>>
平田弘史って家庭ではどんな感じなんだろう…?という好奇心で読んでみました。私が想像していた以上にとても家族仲が良くていいお父さんでした。家族もお父さんのキャラクターを楽しんでるって感じがします。後半からは平田弘史節が炸裂していくのですが、毎回ひとことコメントを寄せている奥様はどんな話題にもしっかり自分の意見を返していてすごいと思いました!いいご夫婦ですね。 しかしこれがヤングマガジンで連載されてたなんて驚きです。解説に『古くからのファンには賛否両論を呼び、著者を知らないヤングマガジンの大多数の読者からは困惑された』とあって笑いました!そりゃそうだ。でも連載を決めたのが由利さんだったと書いてあったので大納得(由利さんについては「20世紀のアフタヌーン ~由利編集長のはなし~」で知りました)。色んな意味で面白かったです。