その他の感想・レビュー3417件<<3839404142>>あれサバイバル?いやブレイクダウン?サバイバル さいとう・たかをstarstarstarstarstar_border酒チャビンサバイバルとブレイクダウンがどっちがどっちなのかわからなくなってしまったので、再読しました。 どちらも地球のピンチ・イマージェンシーものですが、こちらは特にこれといってスキルセットのない少年が、色々失敗しながら学習しつつ基本一人で生き抜いていくサバイバルものです。 設定とか描写が結構リアルでピンチ感がすごく伝わってくるので、手に汗握ります。地震・津波・野生の動物・異常気象・飢えと乾き・疫病・パニックによる暴徒化・宗教・迷信・組織権力などバラエティに富んだピンチが次々に主人公を襲うので、読者としてはダレるとことがなく楽しめるのですが、主人公にとってはたまったものではありません。 1976〜1978年に連載(@週刊少年サンデー)された作品ということなのですが、昨今の世の中のいろんなピンチも(ニュースとかで見聞きする範囲ですが)基本は変わらない感じがして、古びない作品の凄さを感じました。人びとよ、魂のふるさとへかえれ!!デロリンマン ジョージ秋山starstarstarstarstar酒チャビン銭ゲバでジョージ先生の作品を初体験したのですが、おすすめでこちらが出てきたので読みました。 これも面白かったです!! デロリンマンがすごく魅力的で、こんな人になりたいなと思いました。デロリンマンのような人になれるようにがんばっていこうと思います。 愛こそ正義であるとがんばるデロリンマンに、きもちはわかるが力のない正義は無意味だと諭すオロカメン(たまに泣いてます)のやりとりがじんわりと考えさせられます。 途中、突然第1話っぽい感じでまた始まったので、どうしたことかと思ったのですが、一度ジャンプで連載が終了した後、マガジンでリメイク版として連載されたものも収録されているようです。 あとジャンプ版のラスト16話くらい(黒船編)がカットされているのと、マガジン版のラスト1話くらいもカットされてるようです。カットの理由は分かりませんが、作者がカットしたならしょうがないですね。チャンスがあれば読んでみたいです。初・ジョージ秋山先生作品でした銭ゲバ ジョージ秋山starstarstarstarstar_border酒チャビン直近でもドラマになっていたり、巨匠と言われるジョージ秋山先生の代表作になるのだと思います。 主人公は幼い頃の経験から「世の中銭ズラ!銭がすべてズラ!」みたいな歪んだ性格になってしまい、殺人等も犯しつつ権力への道を突き進む、みたいなストーリーです。 最近もこういった露悪的な作品は結構ありますが、この作品からは、少年マンガに描かれがちな綺麗事に対する強烈なアンチテーゼは感じるものの、実は作者のそういったものに対する憧れや希求も感じます。 それが主人公の言動にも時折反映されて出ていて、特にラストシーンはあっけないようですが、個人的にはすごく好きでした。 読んで良かったと思いますし、わたしも世の中を良くするための慈善活動に少しは精を出さないとな、と思わせてくれる作品です。小山力也イロモノ伝説の切っ掛け、筋肉メイドの大暴れ仮面のメイドガイ【巻末書下ろし付き】 赤衣丸歩郎ピサ朗まあ何というか、作品自体は異邦人が来てドタバタな日々を送るギャグコメディであり、異邦人ポジションの有能メイドさんなフブキさんと仮面のメイドガイ(男)コガラシが、襲い来る刺客の撃退や嵐を起こし鎮めるドタバタな日常を過ごしていく作品で とにかく仮面のメイドガイ、コガラシがインパクト抜群、巨漢で仮面で文武両道だが明らかに無理のあるメイド服を着こなし幾つもの特殊能力を持つ破天荒な存在で、強烈なキャラクター。 そしてこの作品、アニメ化された際に当時「頼れる兄貴分」「カッコいいおじさん」的なイメージのあった小山力也氏がメイドガイを怪演し、さながら若本規夫氏のちよちゃんのお父さんのような転機…とまでは行かないが、この作品のアニメ以降イロモノキャラを多数好演する等、その演技の幅を見せる切っ掛けとなった感がある。 ハッキリ言ってメイドガイの怪人っぷりに乗れるか否かなのだが、外見も中身も無茶苦茶だがメイドとしてのスキルは高く、多少エロネタも有るし、当時決して大ヒットというわけでもないのだが、小山力也氏の怪演も手伝ってか観測範囲では意外と女性人気もあった。 変態の域にまで達した超人メイドスキルの数々や、悪気はなくとも死ぬほど疲れる行動をとりまくる、ギャグの為のキャラではあるのだが、見ようによっては主人に忠実ながら甘やかさず試練を促し、しかし本当に危ない危機からはしっかり守り、逞しいボディに顔を隠して声が小山力也氏とくれば、なるほど、男目線でも人気が出るのは分からないでもない。 一応ご主人様のなえかや、ちゃんとしたメイドさんなフブキさんとか、可愛い女性キャラもいるし、コガラシの暴走っぷりやそれに振り回される面々も笑える。 ただ若干尻切れトンボというか、打ち切りの感は有るのだが後半は息切れか冗長な部分も有ったので、コガラシのキャラの強烈さも含めて文句なしにおススメできるかというと難しい。 小骨のように引っかかる日常の短編集片々草紙 齋藤なずなstarstarstarstarstar野愛何気ない日常の風景を切り取った短編集。 幼い頃に見た景色や意味もわからずに聞こえてきた言葉が、小骨のようにずっと引っかかっている。忘れていた記憶がふいに蘇って、あの頃に引き戻される。 ノスタルジーとメランコリーの間のような物語が詰まっている。 『ファジィ』 面白いことひとつも言わず、妻に邪魔だから散歩行ってと言われれば大人しく散歩に出かける男。 男が単純で退屈な人間になったのは、母と富士山にまつわる記憶がきっかけだった。 つまらない日常を大切に守り抜くおじさんの哀愁が染みる作品。 『暗渠』 川をさらって鉄屑を集めて小金を得る貧乏人。火事があって潰れた大きい油屋。捕まえたネズミを沈めた川。 町中流れる川にフタをして道路を通しても、脳裏にこびりついた記憶は消えない。水はずっと流れ続ける。 今笑っている目の前の人も、生温くて濁った水を隠しながら生きているのかもしれない。 きっと年齢を重ねれば重ねるほど染みてくる短編集のはず。 心の奥底に刺さった棘を忘れたふりして生きている全ての人に読んでほしい。超すごいめちゃおもしろかったけど、うまく説明できない日出処の天子(完全版) 山岸凉子アルマジロ※ネタバレを含むクチコミです。スタイルだけはやたらにいいななコング 沖さやか名無し山崎紗也夏先生が沖さやか名義で描いてた作品。ものすごくスタイルはいいけど顔と性格が残念な女子高生ななこが主人公。周囲から外見いじりをされますが自己肯定感が無茶苦茶高いので気づかないし、性格がすこぶる悪いのでいじめられでもやり返します。今の価値観じゃ絶対アウトな内容ですが山崎先生自身もそんなに乗り気で描いていた訳じゃないらしいです。この後に「マイナス」を描いたと思えば可愛い作品かもしれません。 無風伝の感想 #推しを3行で推す無風伝 白土三平マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 昔読んだはずだが全く忘れた状態で読み返したがむちゃくちゃ面白いのになんで途中で終わってんだ・・・ひさしぶりに忍者武芸帳(影丸伝)を読みたくなったな ・特に好きなところは? 若くても年寄りでも白土三平劇画の無風であること ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 忍者武芸帳(影丸伝)に登場した影丸の師匠、無風道人の若い頃を描いた劇画です。忍者武芸帳(影丸伝)を読んだあとに読むがいいと思う 大嫌いだった父が亡くなった時のエッセイ父よ、あなたは… 沖田×華名無し沖田×華先生のエッセイ漫画に登場する人物の中でも、かなりキョーレツな個性を持っていた父・タカシさんが亡くなった時のエピソードです。作品を読んでいて他人ながら荒っぽくて下品な人だなぁ…と思っていたのですが、実父が亡くなるのは17年間絶縁していてもつらいものがあるんですね。とはいえ生前の父は自分の姉と二人暮らしをしていたけど、姉が認知症なので亡くなったことを理解出来ず、孤独死の状態で発見されたという最初のエピソードから始まり、想定外のことが起こりすぎるので読んでるだけでしんどかったです。葬儀もお墓も仏壇もすべて×華先生が負担されたそうですが、何よりこうして漫画にしてもらったことが一番の供養なんじゃないかと思います。ちなみに表紙は父の遺影写真のイラストです。よかった!ピザと踊れ 熊倉献starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)熊倉献さんの読切が読みたくて、「週刊文春エンタ+」を購入! たった4ページの中でしっかりとドラマがあって面白かったです。 短編映画のコンテストに応募するために集まったはいいけど、脚本のラストが決まらず、監督も引きこもって撮影が進められないし、今日中に撮影を始めないと編集が間に合わないが、議論はなかなか進まず、お腹は空くばかりで…。 まず4ページへのまとめ方がすごい! 手本にしたいくらいきれいに起承転結になってます。 極力、説明も名前もシーンも省けるところは全部省いてますが、ちゃんと意味は話分かるし話が通っていて、オチもついていて、発想も飛ばしていて、ちゃんと序盤からフリもあって漫画力の腕力でばっちり平和解決!って感じでよかったです! 忍犬について語ろう銀牙―流れ星 銀― 高橋よしひろstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男霧風:陣内が倒された時に、冷静さをなくし、マダラの攻撃を受け瀕死になるが、武器を使う案を出す 陣内:霧風とともに雷花剣でマダラに攻撃しがマダラの口に飛びこみ壮絶な戦死 早土:甲賀忍犬一匹と相打ち漫画家に何かが憑りついて描かれた漫画と言えばこれ手天童子 永井豪starstarstarstarstar完兀作者に何かが憑りついて生まれる作品、あるいは見えない力に突き動かされて生まれる作品は名作率が高いと思われる。 どの創作物がこのことに当てはまりそうかは各人が知っているものに思いを馳せてくれればいいが、永井豪作品なら、いや漫画ならこの手天童子がその代表だ。 永井先生は本作制作にあたって「鬼が赤ん坊をくわえている映像が見えて、導かれるように描いた」と巻末解説やインタビューで語っている。また鬼の首取材をきっかけに執筆中は「鬼に祟られていた」とも語り、数々の怪現象と悪夢に苦しめられた結果、おはらいを受けることで最後まで描き切れたと振り返っている。 こんな背景を基にして描かれた作品、締まらない終わり方じゃ一生祟られるんじゃないかと不安になるが、そこはご安心。まさに導かれたかのような綺麗なハッピーエンドを迎える。涙涙で描いたというあの最終回をもってお祓いは完了したといえるだろう。 本作は夫婦の前に突如として現れた、恐ろしい鬼同士の取っ組み合いの争いから始まり、鬼の口の中の赤子の存在に気付いた妻・京子の、鬼にも臆さない愛ゆえの行動から物語が動きだす。 ストーリーは第一話で鬼から語られた「15年後に迎えに来る」という約束が果たされるまでの前半、果たされてからの後半に分けて考えられる。 そう、前半の終わりこそが、物語の始まりから続いてきた、子を思う母の愛が鬼によって引き裂かれる悲劇の場面なのだ。この辺を描いてるとき、永井先生は無茶苦茶苦しめられたに違いない。もしここで読むのをやめれば、読者だって悪夢にうなされかねない。 前半はサスペンス・バイオレンスホラー漫画に分類できそうだが、後半では一気にSFスペクタクルにスケールが広がる。主人公は自身の出自の謎を追いながら宇宙と時空を駆け巡るのだが、子と妻を思って孤軍奮闘する父・竜一郎パートが都度挿入され、やがて家族愛で結ばれるべく物語はクライマックスへ収束していく。 あの父がこれまたかっこいいのだ。彼の「鬼とは…」と語って狂気じみた行動に出るシーンに私は痺れた。 本作は鬼の伝承について取り上げ、またその伝説を巧みにストーリーに組み込んでいるのも魅力の一つだが、展開的に取り上げられても不思議ではなかった、ある有名な鬼がいる。しかしその鬼は作中で触れられることはない。 その鬼について触れれば、「鬼とは…」で語られる本筋からやや外れたところに焦点が合うことになりかねないから、あえて避けられたのだろう。それがまた、本作を引き締まったものにしてくれている。映画を見てから読みました映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ ストーリーブック サンエックス 主婦と生活社starstarstarstarstar_border酒チャビンマンガというか、絵があって、キャプション的な文章がついてるというもので、どちらかというと、字の多さ的にはけっこうある方なので、小さいお子さん向けに購入を検討されている親御さんは注意です。(そもそもすみっコたちは話せませんので、マンガにするとスラムダンクの山王戦の後半みたくならざるを得ず、その方がお子さんには理解が難しいかもしれません) 私は大人なので、難なく読破できました。 基本は映画があって、それを再構成したものなので、映画を見た自分としては特に目新しさはなかったのですが、映画を見て感じたジンワリとした感動を手元に何かしらの形で残しておきたく購入しました。たまに今でも見返しています。 終盤の、帰り道にふぁいぶがとかげののほほんとした顔から何かを感じ取ってしまうシーンと、その夜にふぁいぶがとかげの宝箱をぶちまけてしまうシーンはいつ見てもほのぼの泣けてきます。 再構成のレベルも総じて高く「映画を見逃してしまったけれどもDVDを買うほどでもないんだよな、レンタルも返すのめんどくさいし・・・」という方は、こちらの本だけ読んでも十分余すところなく魅力を堪能することができると思います。 イノッチと本上まなみさんの音声が聞きたい方はごめんなさいDVDでお願いします。 ちなみにこの映画はすみっコぐらしの映画の第2弾なのですが、第1弾と比べると、人気のとかげをメインにしたり等、少し「すみっコスピリッツ」を忘れてるところがあるんじゃないかと感じてしまいました。ほんの少しですが。 第3弾があるようなので、ぜひとんかつメインでお願いしたいです。 バイオレンスコミック殺し屋1(イチ) 山本英夫名無しヤクザの抗争に巻き込まれ、標的を殺して射精をする主人公という、確実に女子は読まないだろうと思われる設定の漫画です。 ヤンキー漫画といえばカッコ良い極道の漢が描かれますが、そんな感じの漫画ではありません。 バイオレンス、バイオレンス、射精、バイオレンス、射精という内容です。 男性の象徴を刃物で半分に切ったり、裸になっている人間に沸騰させた油をかけたりと、電車の中で読んでいると、きっと隣の席が開くと思います。 1巻で終わってしまうのはもったいない #1巻応援 #推しを3行で推す僕らには僕らの言葉がある 詠里starstarstarstarstarnyae・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 表紙に惹かれてなんとなく買ったんですが、読んでみて、買ってよかった!と心から思いました。 ・特に好きなところは? 漫画本編以外に、ろう者に関する基本的な知識や、彼らをとりまく環境について解説してくれるページが豊富。これ1冊でろう者のことが全部わかる、ことはないけど、読めば必ず今まで以上に理解が深まります。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! どこで連載していたんだろう?と思ったら、作者の方がtwitterに自主的にあげていたんですね。こうして本になったことで自分はこの漫画に出会えたので、本になってくれて本当に良かったです。1巻完結なのかもしれませんが、個人的には2人のこれからをもっと読みたいです。発想はとても良かった名探偵キドリ 馬田イスケ名無し名探偵ミステリー定番を逆手にとった迷探偵ギャグ漫画。 ネタ切れが早かったですが、それまでは笑えて忘れ得ない個性が ありましたし、こんな感じのより磨かれた作品がまた読みたいですね。 WHO are YOU 中年ジョージ秋山物語の感想 #推しを3行で推すWHO are YOU 中年ジョージ秋山物語 ジョージ秋山starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ ジョージ秋山がジョージ秋山について描くジョージ秋山マンガは面白いとか面白くないとかそういう個人的な感性ではかれないな ・特に好きなところは? 人格者と思われたいのか編集者にいいカッコをするがすぐにダメさがばれるギャグの描きかた。後半の過去に描いたマンガの登場人物と会話を続けるのもいい ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! ジョージ秋山の告白を読んで楽しめる方にはおすすめです。 闇と言えるのか、これが当たり前なのか43歳、子供部屋おばさんだって愛されたい 丘邑やち代 松浦すみえ六文銭子供部屋おじさんという、いつまでも実家にいる妙齢男性のことを指す言葉があるように、当然、子供部屋おばさんだってある。 考えればわかることだ。 本作の主人公は、まさにこれ。 正社員ではなくパート勤務なこともあり、自立するだけの経済的ゆとりがないので母親と一緒に暮らす主人公が、マッチングアプリを通して男性と出会い、結婚を狙うという話。 齢は43歳。 色々思うことはグッとこらえるのだが、それでもマジかよと声をもらしたのが、この年齢で結構軽薄なところ。 つまり、マッチングアプリを通して出会う男性と、体だけの関係だけでも求めてしまうところ。 20代ならまだしも、40代でこの境地なのが、たまげた。 漫画の脚色なのかもしれないが、全部が嘘とも思えないほどリアリティを感じるので、コレが令和の時代の現実なのかもと考えなおすと読んでいてなんともいえない気持ちになった。 何事も自分のことは客観視しにくいから、明らかに間違ったことをしていても気づかないもんだし。 案外、こういう人が多いのかもしれないと納得してしまった。 最後どうなるのかわからないけど、安易に、結婚ENDにしないでほしいとか思ってしまう。なんちゅう最終回を読ませてくれたんや… なんちゅう最終回を…3/4 ほんまりうstarstarstarstarstar_border完兀本作を読む前、どういうタイトルなんだこれは?と思った。もしや三麻漫画なのか?とか。 最終回を読み終わって思う。ズバリこのタイトルしかない(一応断っておくが、三人麻雀の漫画ではない)。 というかなによりもその最終回が良すぎる。 麻雀勝負も、登場するキャラクターそのものやその掛け合い、関係性の変化も良いのだが、最終回が良すぎる。 本来ならこの漫画はこういう内容でこれが面白ポイントでと順当に紹介していくべきだろうが、最終回が良すぎる。 思いっきり私の心の琴線に触れてしまった。四万十川の鮎を食べた京極さん状態に陥る最終回だった。 これから読む人のために深くは言及しないが、特に最終回に出てくる彼の、表情の変遷を追ってほしい。発せられる言葉を噛み締めてほしい。心情の機微を読み取ってほしい。 程度は異なるだろうが、私と同様に心の琴線に触れる人がいるはずだ。 【永遠のテーマ】犬vs熊はここから始まった!!銀牙―流れ星 銀― 高橋よしひろstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男日本全国の犬(漢)を集めて、熊に闘いを挑む努力/友情/勝利が揃った名作 日本だけではなく、世界中で大人気!!楽しい古き神々異形たちによると世界は… Coco cocoナベテツ元ネタとなっているクトゥルー神話に関して、正直それほどの知識はありません。ただ、作者のCOCO先生はクトゥルーもお好きなんだなあというのは今日の早川さんでも随所にちりばめられており、知らなくても楽しめました(基本愛らしいキャラクターばかりでしたし) 時折描かれるホラー描写も、この作品に刺激を与えてくれるスパイスなのではないかと思います。 今日の~でも登場していたティンダロスはじめ、クトゥルーやダゴンなど、可愛らしくデフォルメされた神々の愉快な生態(?)は、肩肘張らずに楽しめる作品だと思います。 八犬士編銀牙―流れ星 銀― 高橋よしひろstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男昔は赤かぶと編までが最高だ、八犬士編は幻だったと思ってたけど、クレイジーさはこっちの方が上でしょう となりゃ…決闘だろっ…!最強伝説 黒沢 福本伸行starstarstarstarstar_border酒チャビン理想があるんだよ…!みな…!みんなそれぞれ理想の男像…人間像ってのがあって…そういうものを…目指すから人間だ…! シートン動物記を読んで黒沢先生は悟り、覚醒なさいました。 自分なりに挑戦することの大切さを教えてくれた作品です。年末の忘年会続きでヘトヘトになっていた脳細胞とハートに喝を入れるため再読しましたが、いつ読んでも頑張ろうと思えます。 終盤ホープレスたちの退去を中止させるために、黒沢が演説をブちます。その演説もそれなりに響くところがあるのですが、それよりもそれを聴き終わった時の仲根の表情にグッときます。 最後の暴走族との対決シーンは地形を駆使したり罠を駆使したり心理的な駆け引きがあったり、規模は小さいですがキングダムに負けない戦描写でした。さすが福本先生。マタギとの友情漫画銀牙―流れ星 銀― 高橋よしひろstarstarstarstarstarマンガトリツカレ男を書こうとしたけど、人気でなくて犬を喋らせたら人気出たって作者が言ってた。 銀への教育方法はスパルタ過ぎるからダメだったかな。 <<3839404142>>
サバイバルとブレイクダウンがどっちがどっちなのかわからなくなってしまったので、再読しました。 どちらも地球のピンチ・イマージェンシーものですが、こちらは特にこれといってスキルセットのない少年が、色々失敗しながら学習しつつ基本一人で生き抜いていくサバイバルものです。 設定とか描写が結構リアルでピンチ感がすごく伝わってくるので、手に汗握ります。地震・津波・野生の動物・異常気象・飢えと乾き・疫病・パニックによる暴徒化・宗教・迷信・組織権力などバラエティに富んだピンチが次々に主人公を襲うので、読者としてはダレるとことがなく楽しめるのですが、主人公にとってはたまったものではありません。 1976〜1978年に連載(@週刊少年サンデー)された作品ということなのですが、昨今の世の中のいろんなピンチも(ニュースとかで見聞きする範囲ですが)基本は変わらない感じがして、古びない作品の凄さを感じました。