くそガキ!
番場は小さい頃からの仲間の成田、半田、梶原、大石と2年生にして亜茶中学をしめていた。馬場は今時はやらないヤンキーが嫌で、中学を卒業したら仲間とも縁を切って、都会の高校に行き彼女を作って楽しくやって行こうと考えていた。しかし、馬場以外の仲間は、番場を総長に暴走族を作ろうと言い出す。暴走族を始めたら高校にいっても縁を切れないと考えた番場は反対するが、仲間の勢いに押されて「アチャーズ」という暴走族を作ることになる…。
大作と工作
197×年長野県松本市、1月1日1時1分に同時に産まれた赤ん坊がいた。大枝大作と田所工作である。父は共に工務店を経営する大工の棟梁だった。天真爛漫で群を抜いてわんぱくな大作に、大人しく人目に触れることの無い幼年期を送った工作は、陽の大作に陰の工作と呼ばれ、大作のほうが次第に大器ぶりを見せていく。だが小学3年生の2学期。工作の宿題で松本城を作った時、工作にも大器の片鱗が…。大工の棟梁を目指す二人の、熱血建築マンガ!
夏の甲子園予選準々決勝。会社員・安藤は再婚相手の連れ子・佳祐を応援するため球場を訪れた。ところが安藤は対戦校のエースが、幼い頃に別れたままだった実の息子・省吾であることに気づき困惑する。かつて父親であることを諦めてしまった安藤は、プロも注目する省吾の実力に、佳祐では勝てないと再び諦めかけてしまい…。
周囲が免許や車の話で盛り上がる中、高校3年生の信輝は車が嫌い。それは小学生の頃、弟と共に自動車事故に遭い、自身は軽傷で済んだが弟は左足を失ってしまったからだ。そんなある日、弟・隆広が部屋から出た形跡のないまま突然姿を消してしまった。部屋を調べた信輝が、やりかけのままになっていた車ゲームの画面になぜか隆広が映っていたのを見て、思わずコントローラーを手にすると…!?
GO‐ON!
野球部がセンバツ初出場を果たしたものの、校歌斉唱がきっかけで校歌の盗作が明るみになってしまった私立東坂高校。だが3年の野球部補欠部員・片瀬亮は、そんな状況とは関係なく、後輩にまでコキ使われる情けない日々を送っていた。そんなある日、憧れの永野さんを眺めていた彼の頭上から、同級生の蓬田康太郎が降ってきて…!?魂に響く純正ロック漫画!!
あんころ。
北海道の牧場で馬と共に育ってきた俊一は、今日から船橋競馬場の大河内厩舎で念願だったプロの騎手としての生活をスタートさせるはずだった。馬が好きな人々の集まる温かい環境に違いないと、期待に胸を高鳴らせながら大河内厩舎を訪れた俊一を待っていたものは…!?万乗大智が描く熱血&ハートフル地方競馬物語、ここに開幕!!
すくすく
私立安庵高校2年生の宮沢タカは、巨乳に悩む体操選手。体操部の鬼コーチ・桃山明子やキャプテン・安田清美からは「体操の選手が巨乳でいいわけがない!!」と、日々ダイエットを強要されるが、タカの食欲はとどまることを知らず…!?
SIREN
モータージャーナリストであり、現役F3ドライバーでもある椎葉ひとみ。一般道での事故で他界した恋人・邦彦を偲びつつ夜更けの峠を走る彼女を、謎のポルシェ928S4が付け狙う!恋人を死に追いやった男との生死をかけた勝負の行方は!?そして、謎の男の正体とは…!?
せかいイチ!
祥桜高校に入学した愛野せかいは、何でも1番でないと気が済まない女の子。そんな彼女の小学校時代のライバル、二階堂聖火が同じ高校に入学していた。聖火は5年生の春にアメリカに転校し、そこでレスリングを始め、今や「女子アマレス界の期待の星」となって日本に戻っていたのであった。聖火に負けるわけにはいかないせかいは、レスリングを始めようと…!?ドシロートのせかいの挑戦が始まった!!
赤×黒
サキと一緒に街を歩いていたシバは、今日も路上でケンカをしてしまう。相手を軽く倒してしまった後でボクシングジムに足を伸ばすが、そこでも日本ウェルター級1位の城島と一悶着を起こす。その日の夜更け、シバはジムからの帰り道で能面をかぶった男に突然襲われる。そして、男は蹴りの一撃で彼をノックアウトしてしまった…。
▼第1話/南極転勤▼第2話/開発部の青びょうたん▼第3話/危険地帯▼第4話/浮上型雪上車▼第5話/エンジニアにとって▼第6話/憧れの大地▼第7話/観測旅行(フィールドワーク)▼第8話/半壊小舎とブリザード▼第9話/人と人…▼第10話/ケダモノBLUES●主な登場人物/高木太朗(自動車や雪上車のエンジンを開発する会社・ニスズのエンジニア。南極越冬隊設営機械班の一員に任命され、1年半の南極勤務に就く)、黒田優作(雪上車輛を製造する地方の小さな会社・小原鉄工の技術者。太朗と組んで仕事をする。とぼけたところもあるが腕は確かで、頼りになる人。34歳)●あらすじ/ニスズ社は自動車開発と共に、南極観測隊の使用する雪上車のエンジン開発も手掛けている。その整備にはプロのエンジニアが必要とされ、ニスズは毎年選りすぐりの精鋭を南極昭和基地に送り込んでいた。そして今年、1年半の長期に及ぶその任務を託されたのが、若手エンジニアの高木太朗だ。太朗は突然の転勤辞令に大いに戸惑うが、不安と希望を胸に南極へ向かう(第1話)。●本巻の特徴/何から何まで初体験となる、極寒の地での仕事と生活。太朗は様々な分野での技術者集団である「設営」の面々や、変わり者の多い「学者」たちと共に、閉ざされた環境での人間関係の難しさや自然の驚異と闘いながら、大きく成長していく。綿密な取材をもとに、通常我々が知ることのできない場所での物語をリアルに描いた、ヒューマニズム溢れる作品の第1集。●その他の登場人物/伊藤ジロー(南極越冬隊隊長)、天谷(設営主任)、田代源(設営班の大工の棟梁)、吉野(前年から南極にいるニスズの社員。太朗の先輩)、木村(巨漢のパイロット。通称コング)、芦沢広樹(協調性に乏しい生物学者)、滝川綾(女性生物学者)、西岡由美子(氷山気水圏専攻の学生。極端な男嫌いで知られる変わり者)、理恵(太朗の恋人。日本で太朗の帰りを待つ)
少子化の波に勝てず3年前に共学となった、伝統あるお嬢様高校・花蓮女学院。男女比1対9のこの高校に入学を決めた陸奥隼人は、これから始まるであろうでバラ色の日々を想像して浮かれていた。そして、合格発表の場からの帰り道、早速かわいい子を見つけて声をかけようとするが、先に別の男たちに割って入られケンカになってしまう…!!
勝ち気な女の子が主人公のレスリング漫画。高校からレスリングを始めた愛野せかい。なんだか野暮ったいがどこか華があって、まずそこが好き。そして、だらしないけど腕の良いコーチ、強力なライバル、おちゃめな同級生と、良いサブキャラも揃っていて読んでいて楽しい。レスリングの基礎から、柔道との受け身の違いといった実践的な知識も交えつつ、合間には絶妙にエッチなサービスカットがあり、ちょっとドキドキさせてくれる。レスリングの世界を知らなくても充分楽しめる漫画だと思う。