カドカワデジタルコミックスの感想・レビュー73件<<1234>>実録ハードボイルド美少女グルメ漫画鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎野愛まだ見ぬ美食を求めて危険地帯に赴く実録ハードボイルドグルメ漫画を美少女でやるという不思議な作品。 主人公は二次元の過剰摂取により自分を含めた全ての人間が美少女に見える男・ジュンタロー。 そんな都合のいい話があるかと思っちゃうような設定なのに、何故だか全く気になりません。むしろ心地よいグルーヴ感が生まれています。 出てくる食べもの全て美味しそうでたまらないのですが、いちばん印象に残っているのは「サウダージ」という言葉の美しさです。「食べてみたい!」的引力が強い鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎mampukuめちゃめちゃ面白い!! グルメ漫画・旅行記として解像度高くて知識欲刺激されるし、全員美少女な理由も狂ってて最高(○鳥屋さんなど実在男性も美少女化して登場する) 一生のうちに体験してみたい… 鍋に弾丸を受けながら - Webで漫画が無料で読める!コミックNewtype https://t.co/xBHhAwyWpy一成も伊田くんに劣らず中々のイケメンだけどな田舎の美少年 右野マコPom 田舎の美少年編としては、2巻で終わりなのか? ふふふと笑えるし、優しさを感じる作品だなと。 同級生も、味があって良い人ばかりだし。 何よりも、一成の伊田くん愛がすごい。 美少年、伊田くん上京してアイドルになるの?!それとも二人でか でも、一成、伊田くんの二人なら何でも出来そうな予感がします。 この勢いのままデビューまで行ってほしい。美少女(おじさん)×危険地帯×ノンフィクション×グルメ!鍋に弾丸を受けながら 青木潤太朗 森山慎starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)※ネタバレを含むクチコミです。 BLがつないだ縁が、人々の人生を変えていくメタモルフォーゼの縁側 鶴谷香央理libro※ネタバレを含むクチコミです。伝説のν速民のお友達が帰ってきたニニンがシノブ伝ぷらす 古賀亮一さいろくおかえりなさい! でもそんなに時間あいてんの!?って思ったんだけどなんと前作は最終回は2006年…!!! 14年半の空白期間が(シノブ的には)あり、堂々たるカムバックと言えるでしょう。 そしてもうど安定の音速丸と下忍たちの掛け合いが普通に連載開始されているというのが嬉しくて仕方ない。 音速丸さんを見ればネットにいっぱい落ちてるので「見たことある」になるのではなかろうか。 そしてこれからも新作が読める事を素直に喜んで行きたい。爽やかな気持ちになる漫画メタモルフォーゼの縁側 鶴谷香央理テルひとりの女子高生と、おばあさんが「BL」を通して仲良くなるというストーリー。マンガ大賞にノミネートしていたのをきっかけに読みました。 好きなシーンは、コミティアで同人誌が2冊売れたシーン。 あとうららちゃんの「今日は完ぺきな日でした」というセリフが最高! マイナスの為の百合 #1巻応援みかん氏短編集 ハッピーエンドはいらない みかん氏あうしぃ@カワイイマンガ何かが傷つく時、壊れる時、失われる時の、隣にいる女性との関係性とエロスを描く短編集。重苦しさの分だけ、訪れる感慨は大きい。 関係性は女性同士ならではの部分もあるが、描かれる感情は昏さ、苦しさ、嫉妬、自己肯定感の低さといった、陰キャの百合男子にも思い当たる「マイナス」な物。 この「美しく無い」と感じる感情が、女性同士の交流と恋(=性欲?)で変化し、或いは肯定され、充足する時の喜び。「ハッピーエンド」もあれば、そうで無いものもある。しかし全ての短編に必ず「救い」がある。 ♡♡♡♡♡ ●好きになるなんてありえない/小学校で虐めていた子と、高校で再開。復讐劇は… ●ハッピーエンドはいらない/お嬢様とメイドの秘密の関係。しかしお嬢様の父の死去で… ●アイなんて知らない/演劇部の先輩の天才に掻き乱される自己肯定感の低い後輩。 ●会社を休んだ日のこと/失恋した幼馴染の絡み酒に付き合う、惚れた弱み。絡めるのは… ●ある会社の彼女たちのこと/行きずりに一夜を共にした女が、私の会社に転職。 ●ハッピーエンドはいらない、その後/後日譚。気持ちのいい、爽やかな風が吹きます。メタモルフォーゼの縁側 鶴谷香央理starstarstarstarstar干し芋優しい気持ちになります。 読んだだけで穏やかな時間が流れます。 雪とうららは、二人とも思いやりがあって、常に相手の立場に立って相手が気持ちよくなれる方を選択します。 最近、私自分勝手だったなって反省したりしました。 二人は、出会うべくして出会ったのです。 きっと。 友情は、永遠に続く・・・。漫才みたいな会話するJKイイヨネ #1巻応援フードコートで、また明日。 成家慎一郎あうしぃ@カワイイマンガフードコートでダベる二人の様子を、ただ眺めるこの作品。会話劇の面白さに全く飽きが来ない。 お嬢っぽい和田とギャルっぽい山本。素の顔を見せ合う二人は親友。山本の聡明さとカッコよさも意外すぎるのだが、見ていて面白いのは、カワイイ和田の変顔。これが良い顔するんだ……。 考える事もアホで結構下衆い事を言う和田。それを気怠げに山本が受け止め、突っ込む会話は不思議なテンポの漫才みたいで、横で聴いていたい心地良さ。 ズケズケ言い合う二人の信頼関係も随所に示され、至高のロマンシス。例えば親友同士の同居物語『伊勢さんと志摩さん』と併せて読むと、幸せになれるかも。 ずっとフードコートでだべっていようフードコートで、また明日。 成家慎一郎名無しいわゆる、ずっと読んでいたい漫画ってやつですね。 見た目から勝手にイメージを固められてしまうふたりが、飾らず素のままでだべって居られる場所「フードコート」。 ファミレスでもなく、喫茶店でもない。路上でもなければ、家でもない。 郊外の大型商業施設とかによくある「フードコート」っていうのがすべてにおいて丁度いい。 (唯一、ふたりが痴漢について話している回は受け入れられなかったけど。まあでも友達同士ではああいう話ししがちなのかな…)1冊で終わるのは悲しすぎる、と思っていたら続編もあるらしいと知り嬉しくてジャンプしました。ポンポンのいる優しい生活 #完結応援つくも神ポンポン 中田いくみぺそ自分が子供の頃の夏休みを思い出して、懐かしさと同じくらい切なくなってしまう素敵なお話でした。 小さな町の商店街でおばあちゃんの手芸屋さんを継いで店主をしている坊ちゃんの前に、店先に置いてあったマスコット人形のポンポンが付喪神となってやってきた! ポンポンは坊ちゃんやお隣の喫茶店のお姉さん小夜ちゃんや、常連さんたちと毎日楽しくおしゃべりしつつ、夏服を買ったりラジオ体操に行ったりお盆に退屈したりして楽しい夏休みを過ごします。 柔らかい絵柄と優しいお話に胸がキュンキュンしっぱなし…。 小さい子が楽しく元気に暮らしてるお話って読んでいて本当に癒されます。吹奏楽部の甘くなる前の青い春レミドラシソ 鶴谷香央理短編集 2007-2015 鶴谷香央理さいろく吹奏楽部の白井くん、とてもいい雰囲気で高校生になったばかりっぽさが伝わってくる。アダチさんもとてもかわいい。 おおきな台所、子供たちの大冒険はここでも…という感じで、親の大変さがわかる日常の小さなお話。おじいちゃんと犬が良い。 ル・ネ、文字通り嗅覚が鋭いJKの話。嗅覚って遺伝もあるんだろうか?全然知らなかった単語(ミドルノート、とか)もあり、香水好きな私としては興味深かったしもっと続き読みたかった。 鶴谷香央理先生の作品はもっと続き読みたいなぁ、が多すぎて辛いなぁー日常系でほのぼのした空気で、安心して見ていられてすごく好きです。 5巻の感想メタモルフォーゼの縁側 鶴谷香央理名無しおばあさんと高校生の友情を描いた話。いろんなところでおすすめされていたのをきっかけに読み始めました。 相当な人気があったようだけど全5巻でスパッと終わらせた潔さがありました。さいごは爽やかな気持ちになります!鶴谷香央理の初期作品集レミドラシソ 鶴谷香央理短編集 2007-2015 鶴谷香央理かしこメタモルフォーゼの縁側の最終巻でうららちゃんがコミティアに初参加するシーンを読んでからレミドラシソ 鶴谷香央理短編集 2007-2015を読んだので、鶴谷香央理先生がコミティアで発表されていた作品「吹奏楽部の白井くん」も何だか普通に読むよりも感極まったような気がします。先生もあの場所にいらっしゃったんだなぁ…。 ちばてつや賞の準大賞を受賞された「おおきな台所」が商業誌デビュー作なのでしょうか。これぞ原点という感じはありますが、背景の生活感とか人物描写のリアリティは最近の作品と同じくらい巧みに表現されています。私にも年の近い妹がいるので自分の思い出を重ねながら読みました。 最後に収録されてる「ル・ネ」は、香水の調合師としてズバ抜けた才能を持ってるけど今はその道を選ぶことに気が進まないでいる女子高生が主人公のモーニングに掲載された読み切りです。ささやか過ぎて日常的には見逃しがちですが、この作品を読んで「匂いに感情が宿ることって確かにあるなぁ〜」と思いました。今からでも遅くないのでぜひ連載化して欲しいです。最終巻で泣いちゃったメタモルフォーゼの縁側 鶴谷香央理starstarstarstarstarかしこ最終巻で市野井さんが自分が好きなBL作家さんに伝えた言葉を読んだ瞬間に目が開けられなくなりました…。我々読者が漫画家さんに言えることは「漫画を描いてくださってどうもありがとう」まさにこの一言だけです!!ギュッと目を閉じたまま涙が溢れてきて次のページもめくれないくらい泣いてしまいました。割りとすぐウルウルしてしまうタイプなので漫画を読んで泣くことはよくあるのですが、こんな泣き方をしたのは生まれて初めてでした。これが心に刺さるということなんでしょうか。 市野井さんとうららちゃんが年齢を超えてお友達になったきっかけが漫画なのがいいですよね。基本的に漫画って一人で考えて描いて一人で読むものだけど、だからこそ自分以外の誰かと好きを共有できた時の嬉しさが倍増する気がします。漫画は描くのも読むのも語り合うのも楽しいですね。連載当初からどんな最終回を迎えるのか不安だったのですが、タイトルの「メタモルフォーゼの縁側」にふさわしい素敵なラストでした。 老齢の淑女、BLに出会うメタモルフォーゼの縁側 鶴谷香央理さいろく実写化するってよ、というのもあって読んでみた。 これはキャストが気になりますなぁ… メタモルフォーゼ、はドイツ語で「変身」という意味だった気がするけど、変化というか成長という方の意味合いに近いかもしれない。 雪さんの老い、変化。うららの成長、変化。 大きな波は立たない、でもそこがこの作品のいいところだと思う。 小さな変化や進歩を楽しむ彼女たちは大きく歳が離れているが羨ましい関係だ。雪さんは私より大人だなぁと感じるところがいーっぱいあるし、うららは慎ましくも前を向いているのが眩しい。これを実写映画化とはなんとセンスがいいメタモルフォーゼの縁側 鶴谷香央理名無しhttps://natalie.mu/comic/news/411518 楽しみ〜!なんとなく読み始めたけどサンブンノイチ 前田治郎 木下半太 品川ヒロシマンガトリツカレ男予想より良かった。あらすじは銀行強盗に成功し、営業前のキャバクラに逃げ込んだチンピラ3人。彼等はここで平等に上がりを分配するところから始まる三者三様の金が必要な理由や毎話ごとに真相が明らかになっていくテンポの良さであっという間に読みきった。絵はどこかで見たことあると思ったら「横浜ロック」の人か 『瀧夜叉姫』とセットで読むと楽しい陰陽頭 賀茂保憲 伊藤勢ANAGUMA『瀧夜叉姫 陰陽師絵草子』を読んで居ても立っても居られなくなりこちらの『賀茂保憲』も読みました。読んでみてびっくり全然雰囲気が違う!けどめちゃめちゃ面白い!! 登場人物は安倍晴明、賀茂保憲ら平安時代の大御所メンバー。『瀧夜叉姫』とも共通しますが世界線は別物で独立しています。 『瀧夜叉姫』は本格派のダークファンタジーという感じでしたが、本作はもう少しコメディチック。玉藻の前が疫之狐狗窼(えきのこっくす)に感染して大変なことになったり明らかゴーストライダーの牛車を乗り回したり、ネタの方向性が秀逸。私のイチオシはモスラ回です。 悪ノリしながらも当時の文化事情をしっかり描いて陰陽道をカッコよくやりつつ物語が盛り上がっていくのが心地いいです。 固すぎもせず、ヌルくもないこのバランスが絶妙で「平安時代、マジで楽しそ〜〜〜!」っていう気持ちになります。(こっちの路線の『瀧夜叉姫』も見てみたかったかも…)着たい服を考える前に読む本服を着るならこんなふうに 縞野やえ MB野愛ファッションと人付き合いと公的手続きについては誰も教えてくれない。生きる上で大事なことなのにどうしてなんでしょうね。 あとの2つはさておき、ファッションについてはこの漫画がかなり親切に教えてくれます。 これがお洒落なんだと押しつけることはなく、スポーツをする前には準備運動が必要だとか、料理を作る前には下ごしらえが必要だとか、そういうところからファッションを教えてくれます。ユニクロやGUを多用しているのもお洒落へのハードルを低くするためなんだと思います。 極めて個人的な感想ですが、わたしは奇抜な服が大好きなので基本に立ち返ってみようかなと思った次第です。 ファッション誌を読み漁るのもいいですが、まずはこの漫画を一巻だけでも読んでみると基礎が学べていいかもしれません。 レディースの方も読んでみようかなと思うけど逆に心折れそうだな…マツリとアパレル業界。トラとハチドリ MB ヨドカワPom 主人公のヤンチャ少女マツリが、アパレル業界に自然に染まっていく過程が良かった。 華やかなアパレル世界の表側だけでなく裏側がメインで描かれているのも面白いです。 特別なことはしていないのに人を惹きつけるマツリの魅力がどこにあるのか探りながら読むのも楽しいかもと思いました。 仕事の楽しさ面白さがマツリの良さを引き出しているのかな。 読了後色々と想像してしまった漫画。 日本のファンタジーの代表作ロードス島戦記 ファリスの聖女 電子版 山田章博 水野良ナベテツ20年ぶりくらいに読みましたが、山田先生の絵の巧さを改めて確認しました。 作中、トーンを使っている所は数えられる程度で、白と黒で描かれた端正な絵に目を奪われます。 物語は、「ロードス島戦記」(英雄戦争)の30年前、呪われし島に魔神が顕在し破滅寸前に陥ったロードス島を英雄達が救った物語です。 原作となった「ロードス島伝説」やパーン達が登場する「ロードス島戦記」の物語を知らないと、恐らく理解するのは厳しいだろうとも思いますが、日本を代表するファンタジーのコミカライズであり、剣と魔法で紡がれる物語が好きな方は一読の価値があると思います。家族について考えさせられるママの推しは教祖様 ~家族が新興宗教にハマってハチャメチャになったお話~ しまだナベテツこの作品を知ったきっかけは、劇作家の鴻上尚史さんの連載エッセイ「ドン・キホーテのピアス」で取り上げられていたからでした。 興味を持って書店で購入して、読み終えて溜め息が出ました。 この作品の「ママ」のような人物は、多分世の中に沢山いると思います(何にはまるかは、人それぞれですが)。 現代社会において、何かに依存しないで生きていくことは恐らく無理なのだろうと思います(比較的依存の薄いと思う自分も、恐らく何かに頼っていることでしょう)。 その依存を矯正するためには、大袈裟ではなく自分の人生を投げ出さなければならないでしょうし、それを出来る人間に出会うことは恐らく人生において物凄く低い確率なのだろうと思います。そして、それは家族であっても不可能だろうし、そのために人生を投げ出すことを強いることも出来ないだろうと。 自分が悪くなくても苦しめられるのが家族であるとしたら、そんな場所からは離れて欲しい。単身者はそんな風に願ってやみません。<<1234>>
まだ見ぬ美食を求めて危険地帯に赴く実録ハードボイルドグルメ漫画を美少女でやるという不思議な作品。 主人公は二次元の過剰摂取により自分を含めた全ての人間が美少女に見える男・ジュンタロー。 そんな都合のいい話があるかと思っちゃうような設定なのに、何故だか全く気になりません。むしろ心地よいグルーヴ感が生まれています。 出てくる食べもの全て美味しそうでたまらないのですが、いちばん印象に残っているのは「サウダージ」という言葉の美しさです。