一見優等生で深窓の令嬢、話しかけ難い雰囲気を醸し出す和田。金髪に日焼けした肌、ギャルのような見た目で周りから怖がられる山本。それぞれ違う学校に通い、ひとりきりで過ごす二人。そんな二人が毎日の放課後、フードコートで出会う時だけは、お互いしか知らない表情を見せるのです。
フードコートでダベる二人の様子を、ただ眺めるこの作品。会話劇の面白さに全く飽きが来ない。
お嬢っぽい和田とギャルっぽい山本。素の顔を見せ合う二人は親友。山本の聡明さとカッコよさも意外すぎるのだが、見ていて面白いのは、カワイイ和田の変顔。これが良い顔するんだ……。
考える事もアホで結構下衆い事を言う和田。それを気怠げに山本が受け止め、突っ込む会話は不思議なテンポの漫才みたいで、横で聴いていたい心地良さ。
ズケズケ言い合う二人の信頼関係も随所に示され、至高のロマンシス。例えば親友同士の同居物語『伊勢さんと志摩さん』と併せて読むと、幸せになれるかも。
一見優等生で深窓の令嬢、話しかけ難い雰囲気を醸し出す和田。金髪に日焼けした肌、ギャルのような見た目で周りから怖がられる山本。それぞれ違う学校に通い、ひとりきりで過ごす二人。そんな二人が毎日の放課後、フードコートで出会う時だけは、お互いしか知らない表情を見せるのです。