演劇部のマドンナ。彼女は、男でした――。おちこぼれ部員×部一の実力派美女(?)卓越した画力で描く、Cannaが放つスーパールーキー!
難聴せいで何かと誤解を受け周囲とうまく馴染めない大学生の航平は、いつしか人と距離を置くようになっていた。そんな時に出会った同級生の太一。バカみたいに明るい性格で思ったことを何でも口にする彼から「聴こえないのはお前のせいじゃないだろ!」と言われ、航平はその言葉に心の底から救われて……。友達以上、恋人未満。太一との出会いが航平を変えていく。
御伽
妖狐のうどん屋と遭遇した豆腐売りの男。うどんの美味しさを褒めると、店主は隠していた尻尾が飛び出るほど喜んで──「きつねのうどん」。他に天狗や龍など、あやかしと人との交わりを描く四編を収録。
今、恋人の走馬灯の中にいる──高校の卒業式の日、春生はずっと片想いしていた幼馴染の蓮太に告白して恋人になった。けれどその帰り道、ふたりは事故に遭ってしまう。次に気づいた時、蓮太は霊体になって春木の前に現れた。「必ず傍にいる」その約束を守るから──。大好きな幼馴染みが、大好きな恋人になった日。その日、彼は幽霊になった。
小さな田舎町で出会った宝物――。何もない片田舎で生まれ育ち、高校入学を機に上京した狐塚光臣(25)は、会社をクビになり実に10年ぶりに帰郷した。昔と何一つ変わらない田舎町。しかし、昔と違っていたのは、近所の熊井のじいちゃんの家に養子として迎えられた同い年の大和との出会いだった――。会社を立て続けにクビになり、どこか素直になれない光臣と、優しく人当たりのいい方言男子・大和のほっこり田舎BL!「なぁ…なんであの時キスしたんだべ?」おっとり方言男子×ツンデレつり目☆
女性専門性感エステの出張ホスト・圭の前に現れた客は、男子学生・成瀬だった。女性にするようにシてほしいという彼に、圭は「原点回帰コース」を施し切り抜ける。騙した成瀬に誠実なサービスはできないから。けれどサービスを希望する彼には、哀しいほどに切実な想いがあった──。ギャグとシリアス&エロが交錯する、大注目・紫能了のデビュー作!!
突然に現れ、当たり前のように端月に尽くしてくる美苑。当然、学校にもクラスメイトとして一緒に通う。成人してるのに。端月に名前を呼ばれるけで「おっと失敬…つい射精してしまいました」なのに、彼はEDらしい。端月にだけは漲り迸る「これは愛!」という、通報案件な美苑はいつでも側にいて……。
ヘアサロン〈twelve〉でアシスタントとして働く兎三(うみ)は、店長の辰兄(たつにぃ)のことが大好き。一回り以上も年上で、厳しさと優しさをもって接してくれる辰兄は、兎三にとって憧れのお兄さん的存在だった。そして、そんな憧れの相手・辰兄と付き合いたいと思う兎三は、とある作戦を企てるが……。
錆のゆめ
進藤が勤める会社では、とあるモノが造られている。それは、生身の少年の身体を改造したセックスの為のサイボーグ。試作品であるサイボーグの世話を任された進藤は、最初は嫌がるものの世話をしていくうちにサイボーグの少年に温かい感情を抱くようになり……。BL界に超新星あらわる! よよよワールド炸裂の人間×サイボーグBL
花と純潔
吸血鬼と人間が共生する世界。弥生はクラスメイトである純血の吸血鬼・千歳に淡い想いを抱いていた。その想いを見透かされ迫られた「行為」。丁寧に舐めて吸って、優しく抱くそれを彼は「食事」と呼ぶけれども──。
勇者IN魔王んち
不老不死で最強の魔王・ウィスペドの元には、毎日のように勇者が戦いを挑みにくる。しかし、戦いたくもないのに魔王として生まれ、死ぬこともできないウィスペドの心中はいつでも孤独だった。そこに、ある日現れた勇者・トゥルー。ヘラヘラと笑い、武器も持たずに丸腰でやってきたトゥルーをウィスペドが成敗しようとすると、「王様のお城に住ませて」と勇者としてあるまじきお願いをしてきて……!?
遊星の恋人
周りに溶け込み、地球文化調査の任務を遂行していたのに、最近、クラスメイトである千里友哉の視線が気になる。何でいつもこっちを見てるの!?航は友哉に問いただした。すると彼に告白され、仰天した航はうっかり正体を知られてしまう。慌てる航に友哉は「君の可愛さは地球レベルじゃないから、むしろ納得☆」って――あれ?なんかヘン!?
亡くなった恵口公生センセイの別名義だったと聞いて。やたら活劇に向いた絵柄だと思ってたのもあってBLでは珍しいと勝手に思ってました。 確かなBL作品なんですがBL要素は尊さなりがほとんどなのでシンプルに尊いです。エロ要素は皆無と言っていいほどの尊さなので世界中の男性に向けてオススメできます。 それよりストーリーの尊さや愛の尊さ、大河の天然壁破壊攻撃の尊さ、マリアの演劇への熱意の尊さなど尊いです。 わずか23歳で故人となってしまわれた。なんということだ。 月マガ連載中だった「キミオアライブ」も未完となってしまったわけで、辛い。 だからこそマンバのような場でもっと知ってもらって、手にとってもらって、出来たら脳裏の片隅にでも残してもらいたいなぁと思いました。 作品のクオリティ、絵の抜群の上手さは本当に23歳って言われても全くそんなふうに思えないレベルです、ていうかマジでベテランの域だと思う。 こういう絵が超上手い先生が作品を色々経て迷走しまくったりして、最終的に元のタッチに戻ったりしていく背景を追う未来が欲しかった。 関係者でもなんでもないですが、お悔やみ申し上げます。 R.I.P.