モーニングの感想・レビュー812件<<2526272829>>雪降る日、家族からの逃避行固定編成 桃山アカネ名無しずっと雪が降っているのが印象的だった。雪が電車を止めて、雪玉をぶつけ合って、子供が言う『雪国』の引用で、救われた気分になる。家族という題材はモーニングでよく目にするけど、そのためか新鮮に思えた。森泉岳土さんの作品で一番好きだ…! #読切応援リングワンデルング 森泉岳土starstarstarstarstarかしここの作品をモーニングの読み切りで読めるってすごい贅沢体験だと思う。 森泉岳土さんはずっと絵が好きで読んでいたのですが(実はとても独特な方法で描いていらっしゃいます)、これはストーリーもド直球で好みだった…。 市川崑監督の映画とか好きな人はたまらんと思う。 美麗な画面とスリリングな展開…はぁ、単行本でたら絶対買わないと。1冊丸ごと豚肉についての漫画ぶぅ ラズウェル細木んzんz主人公は売れない役者の猪部勝太。「ブタ野郎!!」って罵倒するセリフが上手く言えなくていつも監督に怒られているんだが、ある日訪れた店に飾ってあった豚の絵が描かれた皿をもらったことがきっかけ?で今までは食に興味がなかったのに豚肉を食べまくる生活が始まるっていういろんな豚料理を食べる漫画。 役者業とか家族の話もあるんだけど、豚の生姜焼きの厚さはどのくらいが好きか?とかという話がほとんどで、カツカレーはどう食べるべきか?とか豚まんに何かける?みたいな豚を食べるだけじゃなくて食べ方とかも含めて丸々一冊豚肉についての漫画になっている。豚が食べたくなって豚にちょっと詳しくなれる漫画。「アイリウム」飲んだら記憶を飛ばせる薬アイリウム 小出もと貴むアイリウムを飲めば嫌なことをしてもその未来の記憶は数時間後に確実に消える。 そういう設定で話が進みます。 映画監督、ママ友、女医、軍人、ホスト色んな人がアイリウムを飲んだり飲ませたり。 飲んだらどうなるか全員オチが違います。 こういう結果になるのか!!全話数すげぇ…というオチ。面白い。オススメです。 最後の方になってやっとタイトルの意味がわかるPOWER FOOL 守村大 狩撫麻礼starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男『POWER FOOL』 途中までは方向性がよくわからないがラスト2回は間違いなく「狩撫麻礼」の思想が出まくってる 面白いかを聞かれたら答えに困るがラスト1ページの名言は一見の価値はあると思う 『Rock喫茶開店入門編』 Rock喫茶の開店を考えているカップルに対してRock喫茶の店主が奇妙な提案をするがなんというか条件が「狩撫麻礼」っぽい Rock喫茶の店主って「狩撫麻礼」本人の姿が元になっているのかな 最近出た「地球探査報告 ロンリネス」の表紙の「狩撫麻礼」に似ている ことばを伝えるということ子供はわかってあげない 田島列島影絵が趣味ここ数年で「PC的に優れている」だとか「PCをクリアした作品」だとかいう物言いをよく耳にするようになりました。PCとは無論、ポリティカル・コレクトネスのことですが、これと同時期の作品では映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」がきわどいテーマを扱っているのにも関わらずPC的に良かったと称賛されていました。近頃は、逆に、このPCを 大きく逸脱すると消費者(はたしてそれは誰?)から大量の苦情が寄せられ、結果、作者が作品を取り下げるなんてことも珍しくないですね。 PC的に優れた作品は本当に優れた作品で、そうでないものは規制すべきなのか、という議論は、本居宣長の「政のたすけになる歌もあるべし 身のいましめとなる歌もあるべし また国家の害ともなるべし 身のわざわいともなるべし それでも人間の真実が描かれれば、芸術であり文化・・・(要約)」この言葉に委ねるとして、さて、「子供はわかってあげない」はPC的に優れた作品のひとつであると思います。 では、このマンガに魅力があるのは、はたして、PC的に優れているからなのでしょうか? 声を大にして言いたい、答えは否!!! もちろん魅力を底上げする要素のひとつにはなっているかもしれません。ただ、このマンガを読んだ人は誰もが物語終盤の「○○くんがすき」に大きく心を揺さぶられるはずなのです。探偵をやっている女性になった兄だの、本当の父親を探しに行くだの、新興宗教だの、大金が行方不明だの、いかにもPC感覚が必要そうな小話を散々盛り込んだ最終着地点が、ただただ好きなひとに「すき」ということを伝えるだけなのです。 なぜ、「~くんがすき」だなんて掃いて捨てるほどありそうなマンガのセリフにここまで感動するのか。それは、このマンガには、人間の、青春の、真実の一コマが瑞々しく描かれているからなのではないでしょうか。 目からウロコ落ちまくりマンガ!インベスターZ 三田紀房kayoko「ドラゴン桜」にハマって、「エンゼルバンク」で社会を知り目からウロコ!! お金の「知らなかった」がコレでまたウロコおちまくりでした。 まだ全部読み終わってないので楽しみ。 いつもアプリの無料マンガで読んでましたが、堪えきれなくなってリアル本で一気に読んだんですが、スマホより大きいし、絵がしっかり見られてよかったです! これは映像化が全く期待できないテロール教授の怪しい授業 カルロ・ゼン 石田点sogor25カルト対策の啓蒙的な話って往々にして「見ている世界を信じるな」という話に終始しがちで、この作品もベースは同じなんだけど、自身の考え方をどう持つべきかという観点が強めに語られるので新鮮さがあるし、その語り口に教授のキャラは合いすぎてる。 こうして客観的に創作物として見ると面白く読めるけど、カルトの勧誘とかを実際に体験してるかどうかで内容の理解度は大きく違いそうな気がする。実世界での経験値がないとそれこそこの作品を盲信してしまいそうな引力がある。 しかしお話もなかなかにヤバいんだけど、いろいろと実名をバンバン出してるのは大丈夫なの? 1巻まで読了。ちょっとだけ大人のときめき水の色 銀の月 吉田基已かしこ大学生活6年目の美大生とちっちゃくて可愛い少女のような女子高生が年の差恋愛をする関係を軸に、友人達の恋愛模様も描かれる。親友と元カノが付き合ったりするので相関図にしてみると結構フクザツかも。でもどれもいい話。 回を重ねるごとに絵が上手くなってく進化も楽しい。身体の関係もあるので高校生だけど割と大人の話なのに、ふと少女マンガの目になったりしてそれがまたドキッとする。コーヒーショップの経営の実態が分かるまんがでわかる 絶対成功! ホリエモン式飲食店経営 ~『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』外伝~ 堀江貴文 三戸政和 NICOMICHIHIRO名無し近所にありそうな、中途半端なコーヒーショップの実態がよく分かった。 これはフィクションだから、突然有能なコンサル先生が現れて、1つずつ着実に課題をクリアしてくれるけど、だいたいのお店はそんなインスタントには進まない。 特にマスター自身が頑固親父系だったりすると、迷走したあげくあっさり廃業してそう。 広く深く豊かな短編集きょうのカプセル 黒田硫黄かしこ「空気の娘」を読んだけど理解できなくて黒田硫黄は説明しないマンガを描くようになったのか…と一瞬思ってしまったのですが、アンデルセンの「人魚姫」が元々そういうお話のようです。王子様との恋が叶わなかった人魚姫は泡になって消えていくのではなく「空気の精」になる、これは名作の続きを描いたマンガでした。空気の精になった人魚姫はとても無垢で、二度目の死を迎えて昇天しなければいけない運命の儚さに尚のことジーンとくる。 黒田硫黄さんってアイディアの四次元ポケットを持ってるんじゃないかな。5話目「クッキングパパ」うえやまとちモーニングを作った漫画たち コージィ城倉名無し今回は「クッキングパパ」とうえやまとちがテーマ。 クッパパがちばてつや賞に準入選して、2回の読み切り企画的に連載スタートした話とか、料理を作ってから話を描いている話とか。福岡に住んでいるから、航空便が何あわず旅客機でアシスタントにお詫びの品を持たせて原稿を届けさせた話が面白かった。弘兼先生の傑作社長島耕作 弘兼憲史しん島社長、最高! 何じゃこりゃ〜!?個人差あります 日暮キノコ名無し※ネタバレを含むクチコミです。今週のウーパ!まんが 新白河原人 ウーパ! 守村大マンガが主食石窯を庭に作るとかって、男の夢だよね。引き込まれる絵のタッチ愛治朗画伯の逡巡 サハラアキラ +otomたかキャンバスの前に立つ愛治朗の絵を見て、読み飛ばそうとしていた手を止めて読んだ。 温かみと迫力の両方を備えた絵と、画伯・愛治朗のナイーブな描写がすごくよかった。 家族であるがゆえの薄ぼんやりとした壁ストロベリー サライネスにわかなんとなく分かりあえてない家族の話なのかな? 登場人物の生き方や趣味はそれぞれ興味深いが、そっちの掘り下げというよりは、家族であるがゆえの「分からなさ」と「踏み込みづらさ」とかがテーマという感じ。 現代の家族ってたしかにぼんやりとした、互いを見ないことで成立している側面も感じるし、面白いかもしれない。まだあんまりよくわからないので、今後に期待したい。そこまで間違ったことは書いてないはずコウノドリ 鈴ノ木ユウむ知り合いが妊婦で外野の私はそわそわしつつコウノドリなどを見て知識を得てます。しっかり調べてあるだろうしそんな大逸れて間違ったことは書いてないはず!(それでも盲信せず疑うことは大事ですが)全員が全員同じような夫婦でもないし同じような生まれ方するとも限らないし、麻疹とか梅毒とかタイムリーなテーマもちょいちょいあるので私みたいな妊婦さんの周りでそわそわするだけのやつ、見て学んで閉口して無事に生まれることを祈ろう!https://comic-days.com/blog/entry/kounodori_hushin昆虫料理ラブコメディーあなたのためなら虫も食える 背川昇にわか※ネタバレを含むクチコミです。 モーニングにて連載再開!まどからマドカちゃん 福田泰宏名無しまどからマドカちゃんが今週のモーニングで連載を再開。 といってもいつも通り、窓から出てくるマドカちゃんとの不思議な部屋での一幕という感じでこれまで通り。今回はスイカ割りしていた。 喋るときは来るのか、部屋の秘密が明かされるときくるのか、楽しみほのぼの理不尽コメディーツヨシしっかりしなさい 永松潔にわか※ネタバレを含むクチコミです。これが本物のクレイジーサイコレズだ!わるいおんなのこ 佐久間結衣mampuku「コンプレックス・エイジ」「Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀」の佐久間結衣先生の新作は、少女たちを魅了、篭絡し、洗脳し、最後は冷酷かつ残酷に消費する悪魔のような女の話です。このダークさはさすがですね。 葛城の魔の手にかかり次々と姿をけしていく美術部員。このまま全員彼女の"芸術作品"にされてしまうのか……と思いきや1巻の最後に衝撃の展開が! こうなると彼女の悪を許さない正義の高潔黒髪美少女などが登場してくれると私的には非常にテンションが上がるのですが、それは今後ひそかに期待しておくことにしますw 「どうしようもなさ」に翻弄されるもう森へはいけない 吉川マモルにわか姪に携帯で呼ばれた叔父が向かうと、そこには……。二人のどこにもいけない逃避行が始まる。 モーニングの読み切りは表現力に長けた作品が多いが、これもそう。暗めのトーンにより醸成された雰囲気、会話のリズムと乱れ、表情の躁鬱とした変化。どうしようもない行き止まりの感覚と胸のざわつきが蓄積されていく。読者はその「どうしようもなさ」を感じることしか出来ない。読後感になんともいえないシコリが残るような、考えさせられる作品。不毛な青春の極地、漫画化!太陽の塔 森見登美彦 かしのこおりにわか森見登美彦原作の「太陽の塔」をモーニングゼロ2016年8月期「夏の種」の漫画家かしのこおりが作画を担当し、描かれた漫画。 内容は、華のない大学生の「私」が、かつての恋人である水尾さんを「観察と研究」と称して、追いかけるというもの。誰がどう見ても「未練からのストーキング」にしか見えないが、「私」は認めない。断じて認めない。なぜ自身が振られたのかを「ストーキング」することで追求していき……。 原作では森見登美彦の文体の癖が凄まじかった覚えがあるが、これは非常に読みやすい。また絵柄もよく内容とマッチしており、楽しめる。かなりアニメの湯浅監督を意識した絵柄にも見えるが、どうだろうか。まだ連載して間もないので、ゆっくりと見守っていきたい。<<2526272829>>
ずっと雪が降っているのが印象的だった。雪が電車を止めて、雪玉をぶつけ合って、子供が言う『雪国』の引用で、救われた気分になる。家族という題材はモーニングでよく目にするけど、そのためか新鮮に思えた。