アフタヌーンの感想・レビュー500件<<1011121314>>こういうのを待ってました #読切応援クマ送り 大森センター名無し絵柄を見た瞬間、待ってました!という感じで、ここ最近の四季賞受賞作のなかでもかなり好きなやつです。幸村誠先生のコメントにもあるように、いたいけな子どもが大人の道具にされるような設定は読んでいて胸が痛むのですが、単純に「これ描けるのすげ〜…!」と感動の鳥肌が立ちました。そもそも作者名が覚えやすいんですけど、絵柄とかも含めて、ずっと忘れられないくらい強い印象が残りました。なにより忘れられないのは、ファミリーのドン・ニコラですね…。 絶望的な運命に抗うこと無くただ受け入れるしかない子どもたちが描かれますが、どこかメルヘンチックな作風なので面白く読めました。 泣虫のピッチャーではなくて、泣虫のお父さん!?家族のそれから ひぐちアサ影絵が趣味ひぐちアサが『おおきく振りかぶって』という大仕事に取り掛かるまえの貴重なラインナップのうちのひとつです。併録はアフタヌーンへの投稿作の『ゆくところ』。そして、表題の『家族のそれから』は初めての連載作になると思います。最初期の作品だけあって、たしかに絵が拙かったり、読みにくいところが見られます。だけど、すでに光り輝いている、完全にひぐちアサなんですね。私はこれを、ある冬の日のスーパー銭湯の休憩所でたまたま読んだんですけど、読み終わって、胸がいっぱいになって、すぐに買いに行きました。 さて、表題の『家族のそれから』は、お母さんがインフルエンザで急死してしまい、遺されたのは高校生の兄妹と父。で、この父というのが結婚したての26歳の義父なんですね。ここにぎこちない共同生活がはじまるわけです。インフルエンザですから、季節は冬から春にかけて。ページをめくるたびに裸木の描写がみられ、さらにそれが徐々に芽吹いてゆくのが物語とは直接関係はなしに丹念に描かれています。そうした隅々に空気感というか魂が宿っています。とくに兄が新聞配達から帰ってくるときの早朝の空気感なんかは言うに謂われぬものがある。 『おおきく振りかぶって』の西浦高校にメントレが導入されてから、練習前の早朝の空気をみんなでイメージしてリラックスする描写がありましたけど、そういう物語とは直接関係はないけれど、不思議と印象に残っているワンシーンは、ひぐちアサの最初期から得意とする描写なんだと思います。 で、物語的には、ぎくしゃくした三人は三人とも胸に抱えるものはありながら、とにかく行動しようとする。若い義父は兄妹の父になろうとして、兄はお荷物にならないために新聞配達のバイトをして、妹は家事に専念する。優しさや強さを見せようと頑張るんです。でも、やっぱり、ぎくしゃくしているし、三人とも胸に抱えるものはあるわけです。このことは『おおきく振りかぶって』にも書きましたけど、つくづく、ひぐちアサという作家は、たとえば、強さと弱さという二律背反っぽいものを背反させるのでもなければ、向かい合わせるのでもなく、ともに前を向いていこうとする。あるいは、強さが弱さを抱いてあげるというのでもない。強さも弱さも単体でそこにあって、それぞれで、ともに前を向いていこうとする。この揺るぎない姿勢にはほんとうに感服します。 ちなみにあとがきにこんなことを買いていました。 「ワタシのマンガはワタシだけのモノですが、読む人は、その人だけのモノを構築するんだぞ~~~と実感しました」終わるはずだった日常が新しいかたちで続いていくこんな季節に死にたいあたしの 清家雪子名無し※ネタバレを含むクチコミです。何回読んでも飽きない短編集ゴーグル 豊田徹也starstarstarstarstarnyae久しぶりに読み返したら帯文が「豊田徹也在庫一掃大放出!」て書いてあって閉店する店かよ!と突っ込みたくなった。 タイトルに書いたとおり、何回読んでも飽きない、とても好きな短編集です。 豊田徹也さんの漫画全体にいえるかもですが、読むと血の繋がりとか関係ない人との縁をもっと大事にしたい、したほうが良かったかな、と思える。 「ゴーグル」読んだあとに「海を見に行く」を読むとちょっと悲しくなる。アンダーカレントの2人が違う設定で出てくる短い話は笑えます。 いつかまた新作漫画を読める日が来ると信じて。 素直に見ててほんわかします。友達として大好き ゆうち巳くみShenキャラクターの性格や立場などがしっかり設定してある上での物語進行がされていて読んでてとっても落ち着きます。 キャラクターたちのやりとりや関係性の変化がササクレ立った読み手の心を癒してくれる気がします。 今後が楽しみまさかのSF、1冊の本としての完成度カナリアたちの舟 高松美咲漫画を読む女S作者がスキップとローファーの人だから面白くないことはまずないだろうと思って軽率に読んでみましたが、短編集とかではなくて通しできれいにまとまったSFでした。びっくり。 線が細かくて書き込みが美しい。植物だったり街並みだったり建物だったり、コマ割りひとつとっても主張しすぎす画面がまとまっていて、ああ、この作者は本当にセンスがいいんだな…月刊誌掲載時から画面はこの完成度だったんかな…とか、ストーリー以前のところにとても感心してしまったのでした。すごいなあ…。 話の筋書き、なんとか分かった(と思う)。登場人物の感情の機微、そういうのを読み解くのが得意でない自分でもなんとか追えた(と思う)。全く共感することなく読み進んでしまいましたけど、淡泊でさらりとした味わいが作品の雰囲気にぴったりだったと思いました。 何度も読みたいかと聞かれたらノーです。でも読んで良かったです。高松美咲さんという人にとても興味がわきました。随所で言われていることですが崖際のワルツ 椎名うみ作品集 椎名うみ漫画を読む女S椎名うみって天才よな。 これに尽きるんですけど、それだけじゃあんまりかなと思うので、蛇足とは思いつつ天才だなって私が思う点を書きます。 ・生理的嫌悪の描写 ・日常の狂気の描写 ・日本語のわかりやすさ ・何気ないコマ割 ・フォント芸 ・シュールギャグ ボインちゃんでクラスの女の子たちが追いかけてくる見開き絵なんてほんと最高だと思いました。遠くにヘンリーダーガーみすら感じた。 内藤が台所で手紙を燃やす後ろ姿の頁もいい。 清家雪子の世界をずっと見ていたいこんな季節に死にたいあたしの 清家雪子名無し清家雪子の世界をずっと見ていたい1ファンです。 この作家の中にはずっと「死」がありますね。 そのせいでほの暗かったりするけど心地よかったりもするから不思議です。 読み切りと聞いて、待ってた!と思いました。 連載も待ってますが読み切りもまた味があっていい! 「こんな時代なので〜」ってよく芸能人とかラジオとか、受け手の私らを慮って簡単に言うじゃないですか。 でも「こんな時代」の「こんな」には腐る程色々なことが詰め込まれているので正直簡単に言うなと思っちゃうんですよね。 そんなかる〜い「こんな時代」よりもこの漫画一作の方が多くを語れます。 正論とか綺麗な世論よりも一人の人間が思っている感情の方が好感もてるしリアルです。 もっと清家雪子の作品が読みたい1ファンの独り言でした。島耕作スペシャルコラボ読んだけどああっ就活の女神さまっ 藤島康介 よしづきくみち 青木U平ああインターン先が初芝電産で笑った熱すぎるフィギュアスケート漫画、その名も『メダリスト』!!メダリスト つるまいかだ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 「最も美しい才能」は本当宝石の国 市川春子S.F本の帯に書いてある「最も美しい才能」の通り、ホントに美しい漫画だと思います。特に一本一本の線がきれいで一コマの構図がすべて練られた、よくできている本だと思います。なんか無駄なものが徹底的に省かれた美って感じです…。マンガであり文学ヴィンランド・サガ 幸村誠takaaki※ネタバレを含むクチコミです。憧れる逮捕しちゃうぞ 藤島康介名無し美人でそれぞれかっこいい夫人警察官のお話です! ちょっと際どいシーンもあります(笑) 子供の頃、私もこんなかっこ良くて綺麗な婦人警察官になりたかったなぁ〜。 女性同士の仲間感も好きですし、 悪者と戦うシーンも、恋愛の要素もあったりして大好きな作品です! シュール雑学4コマの金字塔そんな奴ァいねえ!! 駒井悠兎来栄寿4コママンガに端を発しマンガ以外の業界へも広く影響を与えた吉田戦車『伝染るんです』が1989年に登場したことにより、90年代は大不条理ギャグマンガ時代が到来しました。『そんな奴ァいねえ!!』も、1994年にそんな潮流の中で現れた作品です。 本作は奇人変人ばかりが集う学校を中心にした群像劇4コマです。 やたら毒物に詳しい冷笑家のイケメン佐藤。 オカルト知識に長けた陰のある美少女相田。 博学で女装が似合う小柄な美少年高橋。 度を超えたナルシストの山田。 他にもオタク、ギャンブル狂、ダジャレ愛好家、マゾヒスト、組織の人間、元レディースの頭etc... 無数の個性的なキャラクターたちと、彼らに巻き込まれる割と普通な人々が破天荒で笑える掛け合いを繰り広げてくれます。 この作品の大きな特徴は、キャラクターたちが披露する雑知識が溢れているところ。パンダの学名は「アイルロポーダ・メラノレウカ」であること、「丁寧」とは元々中国の軍が警戒を知らせるための楽器であったことなどためになることから、決してマネしてはいけない危ない知識までてんこ盛り。読むと笑いながら賢くなれます。 単行本では作者による歌舞伎町の面白いお店に行った際の体験レポートマンガなどもおまけで収録されており、こちらもとても楽しい内容となっています。 2009年まで連載して一旦完結しましたが、2014年からは『大人のそんな奴ァいねえ!!』としてその後の大人になった彼らの物語の再連載がスタート。変わらないテイストで今も楽しませ続けてくれています。 シュールギャグが好きな方、雑学に興味がある方、変人奇人が好きな方、読んでみてはいかがでしょうか。きっと「青空」は変わらない俺と悪魔のブルーズ 平本アキラナベテツアメリカの痛ましいニュースが届いた日に、久々に単行本を手に取りました。黒人が明確に差別されていた時代の伝説のブルース・ギタリスト、ロバート・ジョンソン。 RJが生きた時代のアメリカでは、リンチが普通に行われています。それは人々の差別意識が社会における「常識」だったからです。当然、現代においてそれは否定されるものです。しかし、その意識というのは地下茎のように隠匿されているだけなのかもしれないと、悲報を聞く度に突きつけられているような気にさせられます。 ブルーハーツの永遠の名曲に、「青空」という曲があります。十代の頃にこの曲を聴いて、多少は他人に優しくなれただろうかと、四十代の中年は自省をします。RJの生きた時代も、空はきっと青かったのだろうし、100年先でも空は青いままだろうと。 作品についてあまり触れていないのですが、この作品は音楽マンガとしてもアクションマンガとしても歴史マンガとしても超一級の作品です(描くのが難しい作品であることも容易に想像出来るのですが…)。 どれほどの時間がかかろうと、この作品がきちんと完結することを願っています。 マンガとは関係のない蛇足ではありますが、故・石田長生さんがRJを唄った「汚職」という曲があります。悪魔との取引を「汚職」という言葉に込めた言葉のセンスの素晴らしさがとても光る曲なのですが、トリビュートアルバムでヒロトがカバーしていることも併せて記しておきます(「青空」は石田さんもカバーしてます。以下、本当に蛇足でした)このマンガの第1話がすごい!絶対予測不能のSFドラマ!星のポン子と豆腐屋れい子 トニーたけざき 小原愼司starstarstarstarstarひさぴよ2013年、アフタヌーンの短期集中連載枠でトニーたけざき(作画)、小原愼司(原作)というまさかのタッグが爆誕しました。新旧のSF要素を取り入れ、見事なコラボレーションを生み出した漫画で、全体の完成度はとんでもなく高いです。まず1話目がすごすぎます。何がすごいかは一切言えません。が、表紙のイメージ通り、何の変哲もない豆腐屋と子ども達の冒頭マンガだと思って丁寧に読み進めれば必ず楽しめると思います。 光速ビッチと校則イケメン眼鏡友達として大好き ゆうち巳くみstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)なんだかすごいもの見た新しい感覚のラブコメ友情譚! 他人の彼氏でも息をするように恋をしてすぐ学校のトイレでしちゃうようなギャルが、女子に追われて逃げた先で出会ったのは校則を本気で守るイケメンメガネ。 秒で惚れて、不純異性交友はダメだけど友達ならいいよねと言いながら貞操観念の境界をさらっと越えてこようとするこのギャルの凄さが光ってる。 これはただ単純にビッチだからすごいって話じゃない。 このキャラにそれをよしとしてしまうパワーがあるのがすごい。 最初の1~3ページ目で水道から水を飲んでるのか思わせといて実はトイレでの事後で口をすすいでたってのがすごい。そう、しゃぶったからだ。 男子生徒からしたら「マジかよ!いいの!?すげー!」ってなるだろうけど、ごく一般的な(こういう言い方あまり好きじゃないけど)女子生徒からしたら悪夢でしかない。 下手するとギャルとは会話になってないんだけど、このついていけない論理にどうにかしてついていきたいと思わせられてしまう。 そしてこの強引さこそが校則やルールにガチガチに縛られて友達がいないイケメンメガネを救う可能性もある。 いや、ユルすぎと堅すぎで互いに救い合う関係になるのかも。 今後どうなっていくのか期待しかしてない! 楽しみだ・・! DAYS NEOに載ってる読切が両方とも素晴らしい。 内容によって絵柄を変えているし、それぞれユーモアと得体の知れない恐怖と救いがある。 https://daysneo.com/author/tototo/遺伝子操作が一般的になったディストピアで働く生体操作師の物語螺旋じかけの海 永田礼路xiaome構成としてはブラックジャック的なオムニバスといったところかな。ヒト以外の異種遺伝子が何割かまじると人権を失う世界でなかなかのディストピアっぷり。 まだ一巻しか読んでないけどけっこう面白い。 変わらない人間関係を書くのがうまい!たったひとつのことしか知らない 本田名無しさらっと読めるので読んでほしい。 作者は変わらない人間関係を描くのがうまい人ですね… 行動とか絵より会話でハッとさせるタイプの漫画かと思うんですが、その会話の選び方もうまいし、この二人の状況も劇的に変わったりするのに関係性が変わらない。 センス感じました。 狂気の沙汰悪の教典 烏山英司 貴志祐介 中村忠朗名無しサイコな高校教師、蓮実が学校全体をコントロールしようと狂気の沙汰を起こすも、ささいなアクシデントから次第に計画が狂っていく…。後半はかなり大味なサバイバルと言えばそうなんですが、サスペンス作品ならではのどんでん返しもあり楽しめました。俺の中の婿養子のイメージはこのマンガ僕はムコ養子 夢野一子マンガトリツカレ男資産家の家に婿養子に入ったが新婚旅行中に資産家の会社が倒産し、資産は差し押さえられ郊外の家に引っ越すことになる。義母と義姉を養うために主人公が一家の中心として頑張っていく内容なのだが、初期は義母と義姉が昔の贅沢を忘れられずに色々問題は起こしたりいく中で成長していく。義母と義姉の嫌味な感じが印象深い 連載中も読んでいて単行本でも買って文庫でも買って電子でも買ってるというぐらいなんだけどじゃあすごい好きかと言われるとわからないが、5年に一度くらい読み直している。だいたいパターンが決まってて、寝る前に何気なく1巻を読み始めて気づいたら5巻くらいまで読んでもう寝ようと思いつつ全巻を読んで寝る。 夢野一子が青年誌で書いたマンガはどれも面白いと思う 初期の卍さん強すぎ無限の住人 沙村広明名無し目にも止まらぬ速さで、一瞬で相手を切り捨てまくる初期の卍さん好き。 スピード、パワー、テクニックどれを取っても逸刀流を上回ってる。 本当はもっと強いのに、凛と暮らしてる間に弱体化したんだと思う。 演じる家族の笑いと儚さが染みます宇宙家族カールビンソン SC完全版 あさりよしとおなかやまあさりよしとお 氏の代表作品 氏の作品を読んだことのない方に、どの作品をオススメするかと考えたら この 宇宙家族カールビンソン を挙げると思います。 80年代から00年代まで続いた作品で、初期の絵柄は THE 80年代っぽいですが、 あさり氏が80年代の絵柄を作ってきた一人だと私は考えています。 基本的には一話完結のストーリー あらすじにあるように、 宇宙船同士の事故を起してしまった宇宙の旅芸人たち 事故相手の宇宙船で生き残った赤ん坊をコロナと名付け、迎えが来ても自分の星での生活に困らないように、残った資料からその星の「家族を演じ」ます。 コロナの星は「地球っポイ星」なので、どことなくズレた日本っぽいやり取りがクスりときます。 かなり濃ゆいメンバーが出てきますが、やはり「おとうさん」が自分は好きで 彼の「過去の話」は今でも強烈に覚えています。 一話一話、ギャクテイストではありますが、全体を通して少し儚さがあります。 壊れてしまいそうな部分をみんなが必死に支えている感じが、とっても染みます。 全11巻との表記がありますが、明確に終わっているわけでは無い作品ですかつてGONTAという漫画家がいたHEAVEN 王欣太(とりあえず)名無しGONTAが王欣太にペンネームを変えたのは、いつのことだったか。 …って、そんなのは考える必要もなく、『蒼天航路』からなのだが。 GONTAの漫画が大好きだった。 特に、ほぼデビューである本作は、自在に猛り奔るようなコマ割りに筆使いで、「こんなに地ベタのブラック・カルチャー・テイストを活き活きと描き出す漫画家が日本に現れるなんて!」と、いつもワクワクしながらページをめくっていた。 野心作『地獄の家』の失墜の後、『蒼天航路』で三国志という巨大なテーマに挑み、美事大きな成功を収め、結果、GONTAという名義は漫画史から消えることになった。 それは、著者にとっても雑誌にとっても、本当に素晴らしい達成だったと言えるだろう。 だが自分は、今も『HEAVEN』の頃の、読む者の精神を煽ってくる、「自由」を希求するエネルギーが迸りまくった漫画家GONTAを忘れられないでいる。<<1011121314>>
絵柄を見た瞬間、待ってました!という感じで、ここ最近の四季賞受賞作のなかでもかなり好きなやつです。幸村誠先生のコメントにもあるように、いたいけな子どもが大人の道具にされるような設定は読んでいて胸が痛むのですが、単純に「これ描けるのすげ〜…!」と感動の鳥肌が立ちました。そもそも作者名が覚えやすいんですけど、絵柄とかも含めて、ずっと忘れられないくらい強い印象が残りました。なにより忘れられないのは、ファミリーのドン・ニコラですね…。 絶望的な運命に抗うこと無くただ受け入れるしかない子どもたちが描かれますが、どこかメルヘンチックな作風なので面白く読めました。