左門寺建設の後継ぎとして育てられた辰哉は、6年ぶりに留学先のイギリスから帰国した。その足で駆け付けたのは、自分の気位の高さから、幼い頃深く傷付けてしまった従弟のメイのもとだった。この数年で幸せそうに笑えるようになっていたメイの様子になぜか打ちのめされてしまった辰哉。そんな辰哉にさらなる追い打ちをかける出来事が。留学中に会社が乗っ取られ、業績悪化で経営の危機だと知らされて……!? やり手のエリートリーマン×素直になれないトラウマもち御曹司のお仕事ラブ!(「恋愛不安症の孤独~きみがくれたぬくもり 辰哉編~1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.45に収録されています。重複購入にご注意ください)
赤ん坊の頃に両親を亡くした梓。育ての親はいるが、彼らは梓を家族の中にはいれてはくれず、いつも厄介ものだった。そんな梓が、世間体を守るため養父母につれられて帰省した先に、「朧村」はあった。梓は吸い寄せられるようにその廃村へと向かい、美しくも浮世離れした三人の男達に出会う。まるで自分の来訪を待ち望んでいたかのような彼らに、優しく求められ、愛され、あらゆる快楽を教え込まれた梓。それ以来、帰省のたびに彼らとの享楽に耽るようになり……。耽溺の伝奇エロス!(「黒鴉の村 前編」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.46に収録されています。重複購入にご注意ください)
昔からダメ男とばかりつきあってきた八江都は、家業の八江都酒造が廃業したあとは、買収先の株式会社キシマで酒造とは関係のない仕事に精を出している。そんなある日、キシマの次の買収先に使用する一千万円が紛失した。紛失届を出したものの、警察は「社長が一千万円を横領したのでは」と疑惑の目。その疑惑捜査のためにやってきたのは、八江都が十五年前、実の弟のようにかわいがっていた満男だった。住み込み時代とは違い、すっかり大人の男になり生意気になった満男は、八江都のことを覚えていたどころか社長の鬼嶋をなぜか目の敵にし、「ガキの頃の約束覚えるよな?」と迫ってくる。大人になったら一緒に飲もうね、というかわいい約束を大事にしていてくれたと知り、うれしくなった八江都は、さっそく家飲みに誘うが!? 年下警察官×はんなり京都弁のサラリーマンの再会下剋上ラブ!(「初恋お兄さんと二度目の恋1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.43に収録されています。重複購入にご注意ください)
市役所の市民課に勤める谷崎舟は、頻繁に窓口にやってくる男・新田陽翔に密かに惹かれていた。ところがある日、その新田が結婚と離婚を繰り返す、役所でも有名な人物だと知ってショックをうけてしまう。堅物で融通の利かない厳しい性格の舟からは考えられないような行動をとっていた人物がが彼だったなんて! そんなある日、たまたま窓口で新田の対応をすることになり!?(「ガラス瓶の中の船1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.42に収録されています。重複購入にご注意ください)
高校生の三島浩平は、旅行客も滅多に来ない漁業を生業とする小さな島に暮らしていた。島には寝屋制度があり、浩平は寝屋父の家に毎日寝泊まりし、島の人間として寝屋兄弟たちの絆を深めていた。中でも同い年の曽田大和とは、特別気心の知れた仲だった。大和は島の男らしく、日焼けした肌に逞しい体。いずれこの島を支える人間になるだろう人物で、そのことに疑いも持たない。一方の浩平は、大和に比べると、ひょろりと背は高いが薄い体に白い肌でこの島にはふさわしくない姿だった。浩平はそんな大和に対して複雑な思いを抱え……幼馴染たちの多感な時期を描く、離島物語!(「Hard to say I love you1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.42に収録されています。重複購入にご注意ください)
町に社に祀られた土地神であり、蛇神でもある嘉賀千は、十六年前に自分を慕いなついてきた子ども「かなえ」と結婚の約束をしていた。時が経ち、この土地に「かなえ」が戻ってきている気を感じた嘉賀千が屋敷に出向くと、そこにいたのは、自分の「かなえ」とは似ても似つかない大柄な男で、しかも自分こそが「叶」だと言う。思い続けていた花嫁が男だったと知り、嘉賀千は悲嘆にくれるが……! 和風ファンタジー第一話!(「蛇神様のお嫁入り1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.41に収録されています。重複購入にご注意ください)
若き刀鍛冶師の宗司は、たゆまぬ努力と並はずれた才能から、二十三歳にして、人間国宝である祖父をも超える天才ともてはやされている。しかしその一方で、刀にのめり込むあまり、周囲から「薄気味悪い」と陰口を叩かれ、敬遠され孤独を抱えていた。そんな宗司の心を唯一癒してくれるのは、瀕死の状態で助け大事に育ててきた、顔にお面のついた真っ白い狐の存在だ。ところがある日、その狐が突然人間の姿をとり、俺は「神の眷属だ!」といいはじめ――!?俺様キツネ×ツンデレ鍛冶師の不思議和風ファンタジー!(「面狐、拾いました1」はウェブ・マガジン小説花丸Vol.1に収録されています。重複購入にご注意ください)
悠は引っ込み思案で平凡な高校二年生。そんな悠のクラスに、ある日転校生がやってきた。なんと彼は十年前に引っ越してしまうまで、悠が最も仲よくしていた幼馴染みの浩倫だった。けれど、かっこよく成長した浩倫との再会を喜んでいるというのに、悠は浩倫を前にすると息がつまり声を出すことができない。実はそれには深いわけがあって!?(「星の数ほどささやいて前編」はウェブ・マガジン小説花丸Vol.3に収録されています。重複購入にご注意ください)
仙人の玉麗は、失恋した後も思い出が捨てられず、そのせいで仙界に帰れなくなり困っていた。そんな玉麗を志明という人間が拾ってくれる。志明の見返りを求めない優しさとまっすぐな心に少しずつ傷ついた心が癒され、惹かれていく玉麗だったが、永久の時を生きる彼にとって、人間である志明の生は残酷なほど短くて……。(「神仙恋綺譚1」はウェブ・マガジン小説花丸Vol.4に収録されています。重複購入にご注意ください)
幼いころから施設で過ごしていた梨央は、自分は誰かに必要とされる存在なのか悩む日々を過ごしていた。そんなある日、突然魔界に召喚されてしまう。帰れるまでの間、美しい魔界貴族の青年アルヴィのペットとして過ごすことになったが、過ぎるほど甘やかされ大事にされる毎日に、いつしか梨央の胸にはアルヴィへの恋心が芽生えてきて……。(「僕の可愛いご主人様」はウェブ・マガジン小説花丸Vol.2に収録されています。重複購入にご注意ください)
犬とご主人様の関係に憧れている加茂上の楽しみは、ペットサロンのカフェコーナーで人間と犬の交流を眺めることだ。そのサロンに通ううち、そこで働くシッターの岩瀬と仲良くなり、加茂上はうっかり自分の犬願望を語ってしまう。しかし、性的な犬願望かと勘違いされ……!?(「なでて、ほめて、ご主人様」はウェブ・マガジン小説花丸Vol.3に収録されています。重複購入にご注意ください)
やんちゃな康太と優等生の大成は幼馴染。高校生になった康太は、大人っぽくて優しい大成に密かに恋していたが、大成にはその気持ちを隠していた。そんなある晩のこと。大成を少しからかってやろうと思った康太は、お互いを手で抜き合わないかと、大成を誘ってみるのだが…!?「子供が寝たら」シリーズの子供たち編登場!!(「寝た子も起きるお年頃」はウェブ・マガジン小説花丸Vol.4に収録されています。重複購入にご注意ください)