人気のキャラクターも手掛けるフリーのイラストレーター・柳カナメは、温厚な性格に反し吊り上がった三白眼のせいで人に怖がられ避けられてきた。その見た目のコンプレックスを隠すためのサングラスが手放せずにいる日々だ。締切明けのある朝、行きつけのカフェで、カナメは小さな男の子を連れた優しい年上の男・宝生と出会い、やがて子供の世話を頼まれるほど親しくなる。自分の見た目を気にせず接してくれる宝生にカナメは惹かれていくが、彼の奥さんの存在が気になって!? 表題作のほか「繋いだ手の先」も収録。
幼いころから施設で過ごしていた梨央は、自分は誰かに必要とされる存在なのか悩む日々を過ごしていた。そんなある日、突然魔界に召喚されてしまう。帰れるまでの間、美しい魔界貴族の青年アルヴィのペットとして過ごすことになったが、過ぎるほど甘やかされ大事にされる毎日に、いつしか梨央の胸にはアルヴィへの恋心が芽生えてきて……。(「僕の可愛いご主人様」はウェブ・マガジン小説花丸Vol.2に収録されています。重複購入にご注意ください)
ヤンナの一件からひと月ほど経ったある日、アルヴィはオスフェルへの視察にリオを誘う。水晶果の収穫が見られるというので期待しながら屋敷を出たところで、ちょうどアルヴィを訪ねてきたエリオットとサニアという二人組と出会う。幼馴染だという二人はアルヴィの魔術学校の元クラスメートだったらしい。後日、そのエリオットから、夜会の招待状が届く。魔族の夜会というものにも興味があり、リオが行きたいと告げると、アルヴィもなんとか承諾してくれた。ところがその夜会で、二人の絆を揺るがす事件が……!? 大人気「僕の可愛いご主人様」シリーズ第三弾が登場! (「僕の可愛いご主人様3~婚約しまショ? 前編」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.17に収録されています。重複購入にご注意ください)
『獣人』として生まれ捨てられたメリルは、優しい『人間』の両親にひきとられ、体が弱い義理の妹・コレットとともに穏やかな毎日を過ごしていた。自分はコレットの話し相手として引き取られたのだということを十分理解していたメリルは、屋敷の外に一切出かけることもしなかったが、そのことに不満もあるはずがなかった。そんなある日、怪我をして倒れていた野生の獣人を手当することになったメリルは、初めて接する野生の獣人に胸がさわぎ……。(「ミミとシッポとキミと恋1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.28に収録されています。重複購入にご注意ください)
ひょんなことから、高校生・明満の恋人役を期間限定で引き受けることになった翻訳家の二宮。はじめは十も年下の相手など面倒だと感じていたはずが、次第に謎めいた無垢な明満に興味を持ち、やがて惹かれるようになるが……。(「百日の嘘1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.25に収録されています。重複購入にご注意ください)
婚約し、いつも通り甘い生活を送っていたアルヴィとリオのもとに、アルヴィの兄ネルムがやってきた。婚約したことはすっかり領中に知れ渡っているのに、結婚の話がいつまでも出てこないのは家の名前に響くと言われてしまう。しかし思えばリオは、アルヴィの両親に挨拶すらしていない。そんな状況で結婚など話を進めていいのかと戸惑うリオ。一方まだ会わせていなかったのかとあきれるネルムに、アルヴィはなぜか拗ねたように口を閉ざしてしまう。両親に会わせてもらえないのは、元人間だから!? 不安に陥るリオだったが…。大人気シリーズ第4弾!(「僕の可愛いご主人様4~結婚しまショ! 前編」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.20に収録されています。重複購入にご注意ください)
鷹のマルクトを従え、砂漠の道案内を生業としてる少年・ファニートは、突然王族から仕事の指名を受けて王宮に赴くことになる。「離宮にアンタの『ご主人様』がいる」と言われ連れて行かれるが、そこで身売りをして生活をしていると勘違いされてしまう。離宮の主は王弟殿下・シャラフといい、閉じ込められて暮らしていると知ってしまったファニートは、彼の哀しげな瞳がなぜだか気になって……。(「鳥籠王子と熱砂の恋 前編」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.15に収録されています。重複購入にご注意ください)
美しい魔界貴族の青年アルヴィのペットとして突然魔界に召喚されたリオは、辛いことの多い現実より魔界で生きることを選んだ。恋人となったアルィからは、過ぎるほど甘やかされ大事にされる幸せな日々を送っていたが、日々輝くように魅力的になっていくリオを誰にも見せたくないアルヴィの独占欲が大暴走して――?(「僕の可愛いご主人様2~お仕事しまショ? 前編」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.13に収録されています。重複購入にご注意ください)
過去のトラウマから、人と接することを避けてきた大学生の遊は、バイト先で酔客に絡まれているところを、優しげな男性・赤木に助けられる。その後、別のバイト先で赤木と偶然再会し、交流を深めていくうちに、身よりもなく、笑うことも忘れ、たった一人で生きていくと決めた遊に灯った赤木への想いは、密やかな恋心だった。しかし、惹かれあうふたりの想いが重なろうとした矢先に襲いかかる遊の過去。自ら赤木への想いを断ち切って身を引こうとする遊に、はたして赤木の想いは届くのか……!?
「俺のこと、気に入ってくれたら…おっぱいにキスして?」大学生で売れっ子ストリッパーの麗は、幼い頃に性のイロハを教えてくれた男のせいで、乳首への刺激がないと達せないエッチな体。女の子には興味はなく、男相手にセックスをするのも人に見られるのも大好きで、週に三日・一日2回のショーのうち、土曜の最終だけ観客の中から一人選んで麗と一晩を過ごす権利を売っている。そんな麗との一晩にありつきたくて、ショーがある日は立ち見や行列ができるほどだ。ある日のショーで、VIP席で自分を熱心に見つめてくる男・伊郷忠臣を一目で気に入った麗は、どうしても彼がほしくなり、艶めいたダンスで誘うが!?(「純情ストリッパー1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.39に収録されています。重複購入にご注意ください)