大好きだった母を亡くし、天涯孤独になってしまった17歳の歩。ようやく母と一緒に暮らせると思った矢先の突然の出来事で、泣くことすらできないでいた。これからは自分を気にかけ、守ってくれる人はいないのだ、そう思うと、なぜか幼い頃にずっとそばにいてくれた座敷童のたっちゃんのことが思い出された。そのたっちゃんも今はいない。今日は節分。寂しさを紛らわすかのように、歩は思わず「鬼は内!」と叫んでしまう。するとどうだろう、突然タトゥーまみれのヤンキー風の男二人が家にやってきた。しかも一人は、豆をぶつけられてひどい怪我を負っていて!? 心配性なヤンキー疫病神×天涯孤独の高校生の運命の恋スタート!心配性なヤンキー疫病神×天涯孤独の高校生の運命の恋!(「疫病神が守護します。1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.45に収録されています。重複購入にご注意ください)
高校3年生の碧は、幼いころに母を亡くして以来、家族のために家事全般をひきうけている。学校帰りに友達から遊びに行こうと誘われても、なかなか余裕が持てない毎日だ。そんな忙しい日々でも、優しい父と頼りになる兄、元気な双子の弟たちに囲まれて楽しく過ごしていた。またなによりも幸せを感じるのは、年上の幼馴染・征爾に会える瞬間で──。(一途な恋に終止符を」はウェブ・マガジン小説花丸Vol.1に収録されています。重複購入にご注意ください)
退魔師の一家に生まれた桐次は、子供のころに化け狐に呪いをかけられ、全身には痣、見た目も人ならざるものなってしまった。そんな桐次には頼れる兄・桐仁がいた。呪いを受けてすっかり体が弱くなってしまった桐次のために、日々化け狐討伐に出かけ、その呪いを解くことに命を懸けている桐仁は、桐次に対して過保護すぎるくらい過保護で、桐次が少しでも無理をしていないか、いつも気にかけてくれる。そんな兄の事が桐次は昔から大好きで仕方がなかったが、ある時その気持ちに、邪な想いが混じっていると気づき……(「きつねの先生、兄上様に恋煩い1」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.34に収録されています。重複購入にご注意ください)
小説花丸 学園十二宮
両親の海外赴任を機に、景星学園へ入学し寮生活をすることになった謙斗。ある理由から宇宙飛行士を夢見ている謙斗は、ドームつき望遠鏡のある天体観測部への入部を希望するが、そこは天体観測とは無縁の生徒の集まりで別名・学園十二宮と呼ばれていた。各学年のカリスマたちが在籍し、全生徒が憧れる部活だと知らなかった謙斗は、諦めモードで新しい部活をつくろうと奮闘するけれど、数日後、「天蠍宮の騎士様」と呼ばれる学園十二宮のメンバーがクラスにやってきて、わけもわからず突然入部を許可されてしまう。クラスメイト達のやっかみを受けながらも、元気印がモットーな謙斗の、波乱に満ちた学園生活がスタート!(「学園十二宮 第一話」はウェブ・マガジン小説花丸 Vol.52に収録されています。重複購入にご注意ください)