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いばらの王
あらすじ
石化病メドゥーサの脅威から逃れるため、冷凍睡眠で未来に託された主人公たち。だが目覚めると、施設はいばらのツタに覆われていた。恐竜が歩き回り、次々に命を落とす仲間たち。世界はどうなってしまったのか……?
30
クロシオカレント
くろしおかれんと
あらすじ
非現実的な存在の跋扈する「高知県」を舞台に、人間も、それ以外の存在もそれなりの日常を送っている。一般家庭に忍び込む異界の魔人、山間のダムに潜んだ巨大怪獣娘、生を厭んだ上位存在……かれらの謎が解かれたり、解かれなかったりする。
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瀬をはやみ
せをはやみ
あらすじ
思いを馳せるその先に広がる未来。大型新人デビューよみきり40P(青騎士第1号)
まいふれーむいずびゅーてぃふる
あらすじ
さあ、立ち向かえ 見据える未来(じぶん)はフレームのその先に!(青騎士第1号)
モンスター映画やパニック映画の仕組みを考えてみると、多くの場合立ち向かうべき危機は基本的にひとつです。サメだったり災害だったりゾンビだったり。 『いばらの王』で最初に描かれる危機は石化病と呼ばれる奇病。主人公のカスミが石化病から逃れるための冷凍睡眠から目覚めるところから本作は始まるのですが、間髪入れずに第二のクライシスが発生。 恐竜みたいなモンスターが襲ってきます(マジで!?)。 病気と怪物、脅威がダブルで襲いかかってくるので単純計算で緊張感が2倍!おまけに古城もボロボロなのでそこかしこに死の危険が転がっています。(個人的に岩原作品で「必ず描いてるな!」と思っている水場の戦闘と潜水イベントもバッチリあります!) 命の危機に対処しながらも石化病の真実、登場人物たちの過去、カスミが抱えていた秘密が次第に明かされていくのがさながらハリウッド映画を見てるかのようなワクワク感。読み始めたら止まらなくなります。 長らく電子版が刊行されていなかったのですが、『DTB』や『ディメンション W』から岩原裕二を知った方はこの機会にこちらも読んでみてほしいです。 張り巡らされた伏線、ゾクゾクするような設定、起伏に飛んだ人間模様がスリリングなアクションとともに描かれる「岩原エッセンス」が本作にもたっぷり詰まってます。