珊瑚と人魚
嘘を「痛覚」として感じとってしまう【さとりの眼】を宿した少年・珊瑚。己の肉を愛した男に食べさせる不死の女・人魚。珊瑚と人魚。ふたりの物語。
ツンデレカマキリ×変態青年!? 愛するものを最終的には食べてしまうカマキリっぽい女性・エメラルド。そんなエメラルドが大好きで食べられてもいいという人間の青年・シルバー。ふたりの日々を描いた異種ラブコメファンタジー!!
ときは第二次世界大戦、ソ連とドイツの戦いのなか、ロシアの魔女ワーシェンカとお目付けナージャのコンビがあっちをうろうろ、こっちをうろうろと転戦する。お化けと戦争が交錯するローリングストーンな変てこ戦記が完全版として復活! ※こちらの作品は2011年に刊行された『靴ずれ戦線(1)』に新規読み切りや解説ページなどを加えた内容になっております。重複購入にご注意ください。
書道教室
意を決し逆プロポーズをするも、フラッシュモブまでしたのにまさかのごめんなさい! 大きなショックと気まずさに耐えられず会社を辞めた圭の元に、祖母の入院の報せが。お見舞いに行くと祖母から、自分の書道教室の先生を引き受けてほしいと頼まれて…。とある下町の書道教室に通う、なんでもない人たちのおもしろおかしい毎日。
「エルフの聖域」と呼ばれる巨大なダンジョンに挑む冒険者たち(剣士ちゃん、魔道士ちゃん、etc…)。しかし彼女らには避けて通れぬ大きな問題があった。ダンジョン内には「おトイレ」がないのだ…。王道RPGの世界観を背景に「おトイレ」=「お花摘み」を巡る冒険者たちの切実な戦い(?)を描いた、全世界待望、前代未聞、唯一無二の【お花摘みRPGファンタジー】降臨!!!
ZINGNIZE
「江戸の三甚内(さんじんない)」高坂甚内・鳶沢甚内・庄司甚内の物語。関ヶ原の戦いから3年が経過した慶長8年(西暦1603年)大久保長安は群盗風魔党を打倒すべく、希代の盗賊として名を馳せる高坂甚内を呼び寄せる。甚内たちと風魔一族の壮絶なる闘いが、今幕を開ける!!
兜の花
どうして私が好きなあの人は、私じゃないあの人が好きなんだろう――。男女5人、一つ屋根の下で溺れる愛の泥濘。好きな人のそばにいられて幸せだった。―――あの女が来るまでは。恋人の誠慈が持つ一軒家に、友達の勇蔵と考一郎の4人で住んでいた智恵佳。ふたりっきりではないけど、好きな人と一緒に住める幸せを感じていた。そんなある日、智恵佳の預かり知らないところで誠慈と春子が再会し、一緒に住むことを決めてしまう。春子に恨みがある智恵佳は猛反対。春子の入居が不服であれば出て行けばよい、と笑顔の誠慈…。
カースブラッド
ここではモンスターが「生きて」いる! 実力派イラストレーターの描く本格的ダークファンタジーが開幕。不思議な夢をみたキョウコが目覚めると、そこは森の中だった。しかもその森には異形のモノたちが蠢いていた。彼女は異世界へと転移していたのだ!? 混乱するキョウコは突如現れた人獣に襲われる。そんな彼女を助けたのは全身に奇妙な刺青を入れているソロモンと名乗る青年だった。その姿は夢の中でキョウコを守るように立ちはだかった人物と同じ!? キョウコの召喚を巡り魔法と神秘の戦いの幕が上がる!
麗島夢譚
人気アニメーターから、徳間書店の旧「リュウ」誌上で『アリオン』を連載し、マンガ家へと転進した安彦良和が、徳間書店では14年ぶりとなる新刊コミックスを上梓。時は寛永十五年―― 島原の乱の終結からしばらく後、南洋上で水軍の一団を率いる青年、伊織はオランダ商船を襲う。首尾よく船を制圧し、お宝を奪い取るのだが、その際に船倉で歳若い日本人宣教師補と紅毛人の虜囚見つけるのだが……。安彦良和が以前から興味を持ち続けていたモチーフをついに漫画化! 安彦良和、ひさしぶりの歴史巨編!
憑依どーん!
派遣OLの比良坂ヨシエは変態な幽霊にセクハラされまくる体質だけど幽霊の気が済むまでセクハラされてあげる優しい心も持っていた。目標は派遣の星・叶夕介。あらゆる職種に精通し不可能を可能にする男、通称Mr.ポッシブル! 同じく叶に憧れるヨシエの先輩・ナギサは巨乳なのにちょっぴり自己中! そんな愉快な仲間達とヨシエのお仕事奮闘物語! さ~て、今回のヨシエの派遣先と出会う変態幽霊は?
嘘に触れると痛みを覚える目を持つ少年"珊瑚"と不老不死の肉体を持つ"人魚"と名乗る女性のお話。 基本的な設定はこれだけ、登場人物は"珊瑚"と"人魚"を含めてほぼ3人のみ、絵の密度はかなり低い、と見える情報量のかなり少ない作品なんだけど、その空白、無言の中にもの凄い中身が詰まってる、ある意味でとてもマンガらしい作品。 コマ割りを大きく取って背景なしの人物のみのコマを続けたり、時には数ページに渡ってセリフなしのページが続いたり、意図的に視覚情報の密度を低くしているんだけど、その分、キーとなるひとコマ、ボソッと呟くセリフが質量を持って感じられる。 この余白を読ませるというか、あらすじには載ってこない部分をページ全体で描くというのがninikumiさんの作風ではあるんだけど、前作「シュガーウォール」と比べると今作はその抽象表現で留めてる部分と解りやすく描いてる部分のメリハリがあって、より広い層の方々に楽しんでもらえる作品になっている。 まずは試し読みを読んで見てもらって、この作品の独特な雰囲気を味わってみてほしい。 2巻まで読了。