RYU COMICSの感想・レビュー67件世界観は面白い。未完。第一章完バタフライ・ストレージ 安堂維子里starstarstar_borderstar_borderstar_borderパイナップル死ぬと蝶になり、国に管理される。 親類は蝶を通して故人と話せる。 面白い世界観。 しかし、テンポが悪いと言うか、あんまり引き込まれない。 バタフライストレージは4巻完結だが、第一章なだけで、続きは「特蝶」という漫画に続く。石黒正数の『熱』ネムルバカ 石黒正数starstarstarstarstarアフリカ象とインド象起承転結がはっきりしていて破綻がない、理性的な超実力派。 それが自分の石黒正数に対するイメージです。 ですがこの本は、そんな氏の作品の中でひときわ「衝動」的なものを感じました。 物語のベースは、 夢あり女子大生 & 夢なし女子大生のふたり暮らしの自堕落な日々... みたいな感じです。 でも決してただのほのぼの漫画ではない。 組み上げられたストーリーと気の利いたギャグ、 その完成度はそんじょそこらの作品とは満足感が違います。 そして人生です。 ここが熱い。 漫画家漫画にハズレなしとどこかのネット記事に書いてありましたが、 その法則で行くなら本書もまた「クリエイター漫画」です。 あ、そう、ミュージシャンの話です、この漫画。 漫画家とミュージシャン、どちらも創作的な職業です。 石黒氏がその半生で得たこと、 感じたことがそのまま置き換えられて、 描き連ねられているのだと直感でわかります。 そりゃついペンにも力がこもりましょう。 人生が乗ってるからこその説得力、リアルゆえに込められた強い想い、 それがこの漫画にはあります、多分。読みましょう。面白いです。ハートフル・漫画家マンガ・コメディちゃんと描いてますからっ! 星里もちるstarstarstarstarstar_borderかしこネームだけ描いたら逃げちゃう漫画家の父親の代わりに娘達が作画をしてるけど、ファンにはもちろん担当編集さんにも内緒にしているというお話。ちなみに主人公の姉が人物のペン入れをして、妹がデジタルで仕上げをしています。それから長年アシスタントをしているあかねちゃんも事情を知っていて助けてくれます。 2巻までは、監視の目をすり抜けて逃亡しちゃった父親の代わりに嫌々ながら原稿を完成させる毎度お決まりの話が続くんですが、3巻で父親の漫画のファンであり主人公の憧れの先輩に秘密を打ち明けてから流れが変わります。今まで父親の「模倣」しかしていなかった主人公が初めてオリジナル作品を描くことになるのです。 プロ目線もアマチュア目線も両方ある漫画家マンガとして楽しめる作品でした!登場人物は少ないんですが全員分のエピソードがちゃんとあって丁寧に描かれているのも好印象です。娘達を困らせてばかりいる父親ですがそれほど悪い人にも描かれていないのでイライラしないで読めます(笑)年1ペースだけど24巻が出たぞーセントールの悩み 村山慶さいろく24巻が出た。 時事ネタっぽくジェンダーの話が出てきた。 だがそれが逆に違和感があるぐらいに本作は元々センシティブなのだ、そういう目で見るなという方が無理である(エロいとは一言も言っていない) 色んな性癖が拗れる人を産出しているであろう本作、昔は奇異の目で見られていたかもしれないが今は「命は皆平等である」または平等であるべき、というメッセージが感じられる(勝手な解釈です) 私は委員長が「妹たちを幸せにするのは自分自身のエゴだ」と言うシーンが印象に残っていた。 主人公のセントールよりもモブ達が人気あるんじゃないかなという気がする、そんな亜人JC(JK)達の物語。 変態ではなく多様性ぼくらのへんたい ふみふみこstarstarstarstarstar_bordermotomi女の子3人がオフ会で集まったけど実は3人とも男の子ででした。というさわり。 それぞれ女装をしている理由はそれぞれで、一人一人の過去の思い出や出来事にスポットを当ててくれるのでとても感情移入がしやすいです。 一人一人の辛い思いなどが心がいたくなるぐらいに伝わってきていて、深く重い題材だなと感じました。 「多様性」が認められてきている今、そういう方々に一度この作品を読んでほしいと思いました。 もちろんそうじゃない方々にも読んでもらい「多様性」を心の底から受け入れられるような優しい世界になってほしいと思いました。 絵本みたいで可愛い!!たまごかけごはん 木村いこぺそ※ネタバレを含むクチコミです。それぞれの形でいい。ソワレ学級 靴下ぬぎ子Pom 定時制高校に通う学生達の話。 そうかぁ、そこに通う人たちも仕事しながらだったり色々な背景があって、自身は経験がなかったのでなるほどなと思いながら読んだ。 主となる柳とるりと、べにの3人。 るりとべに、どうなるかなと思ったけど、、最終的にすごく程よい居心地の良い距離感で、そこに至るまでの二人の気持ちを想像したら何だかジーンとしてしまった。 皆それぞれ答えを出して、社会に出て行く。 しっかりと描かれていたし読みやすく、興味深く読みました。 おバカで切ないSFファンタジーっていう要素のごった煮第七女子会彷徨 つばな名無し基本的に高木さんと金やんのおバカな日常なんだけど、ベースの世界観がちょっとディストピアっぽいSFで、ついでに妖怪とか出てくるファンタジー要素もあってっていう、作者の「こうなったら面白くない?」っていうのが詰め込まれた感じがする 基本的におバカなのに、猛烈に切なくなる回とかがあって、結構好きな作品好きなゲイとの付き合い方メルヘン課長とノンケ後輩くん ミナモトカズキさいろくメルヘン乙女な状態になったら花やキノコが咲くという独特の表現が可愛い。 なんというか、ガチムチな課長なのにそうなっちゃうのねと、見てて複雑な心境になりつつも、オネエキャラでガチムチゲイな彼の不器用な生き方が成長・進歩していく様がなんとも面白い。 ゲイバー行ったらあしらわれずに話聞いてくれるだろうか()全て読み終えたら必ず周回して読むべしのろい屋しまい 新装版 ひらりんさいろく絵の上手さ、独特の世界観にテンポの良い(良すぎる?)展開と、キャラクターの可愛さも相まって大好きな作品。 ストーリーもシンプルなようで伏線が張られてたりして、時系列も途中で説明はあるものの"2周目"がとても面白い。 そして今知ったけど映画化されてた…「魔女っこ姉妹のヨヨとネネ」というタイトルのようです。 映画は円盤しかないようなのでちょっと悩むが… マンガの方は実にオススメです。うむ。 推しがいること推しが武道館いってくれたら死ぬ 平尾アウリ名無し自分にも「推し」がいます。推しは自分の生きる活力である必要不可欠なものであることを再確認できました。主人公やその周りのヲタク達の推しへの愛情を見て、共感する部分もたくさんありました。はじめての味覚を見守りたいクミカのミカク 小野中彰大野愛恋に落ちた瞬間、夢を抱いた瞬間。それまで知らなかった素敵なものに出会うとき、ひとはキラキラ輝いて見える。 そんなキラキラ輝く瞬間にたくさん出会える漫画が、クミカのミカク。 舞台は異星人が地球で暮らすのが当たり前になった時代。 食事をしなくても生きていける異星人の女の子クミカさんが、とあるきっかけで食事をしたことから味覚に目覚めていくお話。 美味しいご飯を食べて感動することはあれど、美味しいという感覚そのものに感動したことって今まであったかな? 甘い、しょっぱい、辛い、酸っぱい、痺れる、苦い…などなど。 当たり前のように食事をして「うまいなー」くらいで流してしまう感覚を、触角をぴょこぴょこ動かしながら新鮮に感動しているクミカさんがめちゃくちゃ可愛い!! 新しい味覚に日々出会えるクミカさんがうらやましくもあり微笑ましくもあり、とにかく幸せな気分が味わえる作品。 エイリアちゃんやメロウちゃんなどクミカさん以外の異星人たちも可愛くて癒される…!自然体で生きている感じ。世界の合言葉は水 安堂維子里作品集 安堂維子里starstarstarstarstar干し芋ポエムです。 ふわふわした感じだけど、しっかり伝わってくる。 不思議な世界観。 自分の知っている世界が、小さいなぁって感じました。 虫や人外が苦手な私でも推せる! #推しを3行で推すエメラルドに食べられたい aimi無用ノスケ子虫や人外が苦手な私でも推せる!最初は買うのを躊躇いましたが、最後まで読んでみてこれは買って良かった…と思える作品でした。ストーリーが進むにつれ、主人公のお姉さんが登場してからが漫画としてグンと面白くなります。エメラルド達も尊いですが、私はお姉さんの考え方、異なるもの同士が共存することへの態度に大いに共感しきりでした。「豆腐の家」がいい恋につきもの ふみふみこnyae豆腐の家を初めて読んだときに、凄い作家さんだなと思った記憶があります。愛と呪いにも通じそうなテーマで、最後に「そうだったのか…!」とびっくりする展開があります。こういうゾクッとするような話以外にも、可愛いカッパが尻子玉をねだったり、作者のネパール滞在エッセイだったり、「こういうのも良いんだよね…!」と唸ってしまう振り幅もすごいなと改めて思います。 芸大の学生と共同?制作するっていうのもあまりない試みですよね。鳥人と一緒に喫茶店を切り盛りするマンガとりきっさ! ノブヨシ侍starstarstarstarstarひさぴよ空き物件の喫茶店を引き継ぎ、立派なお店を目指して頑張るリンとスズのトリビト(ハーピーのような亜人)姉妹と、偶然出会った冴えないサラリーマン・ヒロカズとの交流を描いた、ほのぼの4コマ漫画。 トリビトって何なの?とか、ヒロカズは人間社会に戻らなくて大丈夫なの?などの疑問はいったん取っ払って読むといいと思います。 とにかく、みんなで良い喫茶店にしよう!という雰囲気が素敵で、健気に頑張るスズたちの姿を見てるとほっこりします。可愛いさとギャグだけの4コマでなく、心あたたまるエピソードを経て、物語は少しずつ進んでいきます。 表紙を見てもらうと分かりやすいですが、巻を重ねるたびに常連のお客さんが増えて、どんどんにぎやかになっていきます。 喫茶店が好き、鳥が好きという方へ「とりきっさ」オススメです。 恐竜と暮らす恐竜の飼いかた いしがきのぼるnyae恐竜が猫と同じように、飼われていたり野良としてそこら辺に居たりするのが普通の世界。 とある姉妹が住む家に、父親の隠し子の少女・よりかと恐竜のびわがやってきて唐突に同居生活が始まります。恐竜はデカいという以外にとくに飼いづらさはなさそうで、基本は大人しいし、ましてや人間を襲うなんてことは絶対にない。犬みたいに散歩も行くし、恐竜の獣医さんもいます。よりかとびわと一緒に住み始めても、とくに動じない人々。いたって平和?な日々が続きます。恐竜の顔がみんな点目なのがいい。これひとつで恐竜から獰猛さが消滅します。 これはあくまでも偶然だそうなんですが、物語の終わりに、長女が連載を待っている漫画誌「コミックリュウ(恐竜漫画専門)」が休刊してしまいます。くしくも、実際にこの「恐竜の飼い方」を連載していたコミックリュウも休刊するタイミングでした。これ偶然ではなく、奇跡なのでは…。それが読んでていちばんびっくりしたところ。「ネムルバカ」(石黒正数)のアナザーストーリー響子と父さん 石黒正数六文銭本作を読む前にぜひ「ネムルバカ」を読むことをオススメします。 「ネムルバカ」は1巻完結となっておりますが、自分的には本作とセットで2巻とみなして欲しいッ…とさえ思っております。 小生「石黒正数」作品が好きなのですが、なかでも「ネムルバカ」は名作だと思っておる勢です。 本作は「ネムルバカ」の主人公の一人だった春香の「家族」を描いた作品。 「ネムルバカ」のアナザーストーリーともいえる位置づけ。 ネムルバカの衝撃的なラストで気持ちがロスした人は、この1冊を読めばなんとも救われた感じになるかと思います。 内容としては、春香の姉響子と父との日常を描いた物語。 突飛な行動をした父に響子が振り回される形で進んでいきます。 日常のちょっとした疑問や不思議を織り交ぜて面白くする様は、いつもの石黒節とも言える雰囲気です。 とにかく父が良い味を出しているんですよ。 破天荒な春香によく似た父で、頑固でシニカル、ぶっとんだ発想が「THE・昭和の親父」臭がしてたまらないです。 親父にだって何かと苦労があるのですが、誰もわかってくれない空回り具合と、それでも自分の価値観を曲げずに生きている様は不思議と勇気づけられます。 春香の過去や、ちょっとですが現状の春香も登場します。 あのラストで心配だった「ネムルバカ」ファンの人は一見の価値があると思います。 テーマとしては「家族」的なものなのでしょうが、 家族の暖かさだけでなく、身内故にままならない部分もあって、酸いも甘いも表現されているのが個人的に好きなポイントです。 「ネムルバカ」が思春期の衝動と葛藤的なものだとしたら、こちらの「響子とお父さん」は一歩引いた大人の味なのかもしれません。今とは全然違う作風だったんですね…!世界の合言葉は水 安堂維子里作品集 安堂維子里名無し安堂維子里さんを知ったきっかけが「特蝶」だったので、今回初めて初期の作品を読んで作風が全く違うのに驚きました。ペンネームが違ったら同一人物だと気づかなかったと思います。個人的な好みで言えば自分はこちらの方が好きかもしれません…。作品の内容としてはSFファンタジーなんですが詩的な世界観もあります。五十嵐大介が好きな人は絶対好きだと思いますよ! 画力が大暴れZINGNIZE わらいなくさいろくKEYMANやニンジャスレイヤーで御馴染み、わらいなく先生の新作。 白い部分が少ない!墨が大暴れ! 甚内達の強引な仁義の通し方が男らしすぎて素敵なのと、戦闘のスケールがニンジャ並に忍者なのでこの見開きどうなってんだwみたいな雰囲気で読み進める読解力が多少必要かもしれない。 今後の展開もスゴイのであろうなと楽しみ。 あとヒロインが可愛くておっぱいがデカいし女性モブですら可愛い。大事。亜人を描く日常系漫画セントールの悩み 村山慶名無し亜人ちゃんは語りたい、モンスター娘のお医者さん、異種族女子に○○する話、爬虫類ちゃんは懐かないなどなど、いまでこそ「亜人・モンスター女子漫画」って一角のジャンルになった感じがありますが、セントールの悩みが出たころはまだ色物って感じだった気がします。いつの間にやら19巻も出ていてすごい。 1巻が出た当時はまだ若かったので、1話で異種族の女子高生たちが互いに性器を確かめあうシーンで「うわ…」と全力で引いたのを覚えがあります笑 久しぶりに読み返しましたが、とにかく絵が可愛くていろんな種族が一緒に生活してるのがいいですね。あと姫がかわいい。推しがいる世界で生きる幸せ推しが武道館いってくれたら死ぬ 平尾アウリ野愛あなたには推しがいますか?担当がいますか? いる、と答えた人すべてに読んでほしい。わかるから。絶対わかるから。 リアコだったり同担拒否だったり崇拝してたりいろんなタイプのオタクがいるのでなんとも言えないですが、結局推しが健やかに生きていればいいですよね。えりぴよの気持ちわかる…。 推しのために働いてるし推しのために仕事辞めたし推しのために転職したしな…推しには言わないけど…。 えりぴよはなかなか報われていないようにも見えますが、好きな人がいること、好きな人がいるから生きていられること、それって本当に幸せなんですよ。推しが生きているだけで幸せ。わかる。 (余談:わたしの推しはプロレスラーなので怪我せず生きてるだけでまじで奇跡だし幸せなんですよ) 推しがいる人は読んだらわかる。推しがいない人は読んだら推しが欲しくなる。わかる。 わたしはあっくん推し頂き!成り上がり飯 奥嶋ひろまさ野愛DK、ヤンキー、飯、青春といろいろ詰め込んでいるのにバランスよく仕上がっていて素晴らしい。まさに主人公ケニーが作ったお弁当みたい。最高最高最高。 不良高校に入学した主人公ケニーが学校のヘッドとなるべく皆の胃袋を掴むヤンキー料理漫画。 ケニーの料理がほんと素晴らしい。お母さんの作るボリューミーな家庭料理という感じで、反抗期のDKもついつい素直になっちゃうやつ。 普通のカレーとか普通のおにぎりとか普通の唐揚げとか、お母さんの愛感じちゃうやつ。 ただ美味しいご飯を作るだけではなく、朝ごはん食べないとダメでしょ、パワーつけるなら肉でしょと料理の背景にある愛もまさにお母さん。 ヤンキーだって母親から産まれたんだからある意味ヤンキーのトップオブトップは母親だよね。愛で包み込んでのし上がるのは正解かもしれない。 ギャグ漫画としてもヤンキー漫画としても面白く、DK可愛い漫画としても楽しめる。DKがごはん食べてるとこ一生見てたい。可愛い最高。あっくん可愛い。グッズ化して欲しい名言推しが武道館いってくれたら死ぬ 平尾アウリ名無し「生きていく上でいちばんどうにかなるのはお金だから」(えりぴよ) 「お金を出してこその接触。」(くまさ) 「私の人生には推しの一分一秒が必要なんです!!」(えりぴよ) 「オタクは推しの言動ひとつで人生狂うんですから」(くまさ) https://www.comic-ryu.jp/blog/2019/10/191010oshibudou06/ 公式グッズの名言も良いのだが、まだまだステッカーやTシャツにしてほしいヤバい名言がたくさんある。「臓器オフ」とか。<<123>>
死ぬと蝶になり、国に管理される。 親類は蝶を通して故人と話せる。 面白い世界観。 しかし、テンポが悪いと言うか、あんまり引き込まれない。 バタフライストレージは4巻完結だが、第一章なだけで、続きは「特蝶」という漫画に続く。