グランドジャンプ むちゃの感想・レビュー52件<<123>>期待したほど好きな感じではなかったフールズ 皿池篤志mampuku作者の「レイチェル・ダイアル」が大好きだったので気になって1巻を読んでみた。正直あまり面白いとは今のところ感じない。 JKで異能でSFという属性だけでみれば大好物。作品の核とも言える異形存在「バカ」のネーミングが緊張感と没入感を削ぐ。もちろんそこに秘められた意図やメッセージ性を汲み取れなくもないけど、あまり面白さに寄与しているようには…… テーマとして扱われていると思われる人類の進化や欲求、社会学への解像度が低めで、これがGJで連載されてるといわれても、少年漫画と言われたほうがまだしっくりくるかな。 レイチェルで良かったのがキャラの良さ、ホロリとくる人情物語、回を追うごとに増す愛着って感じだったので、今作でも強みが発揮できるとといいなと思う読切なのがもったいないCUREZIクレジ 梅澤春人名無し※ネタバレを含むクチコミです。絵が違いすぎてて気づかなかった魔王討伐ちゃんとしやがれ! 浦田カズヒロマンガトリツカレ男空前絶後のバカ勇者が主人公で魔王討伐が目的ではあるがエロいことばかりで旅が進まないのを魔王がつっこむマンガだった 最初JINBAや100日後に打ち切られる漫画家の作者だと気づかなかった。名前を見て気づいた 河部真道が「タイの侍」山田長政を描く!シャムロック 河部真道名無し※ネタバレを含むクチコミです。 ひと夏の…リバーサイドテール 大塚素名無し※ネタバレを含むクチコミです。すごい作品と出会ってしまった。フールズ 皿池篤志starstarstarstarstar干し芋何だか分からないが、凄い作品だということは分かる!! 人間の世界に“バカ”を発症する人間がいて、その“バカ”には、ひとりひとり特徴があって、見つかったら警察に殺されていまうという独自の世界観。 不思議な世界だけど、何だか違和感なく作品に入り込める、というかズルズル引き込まれる感じ。 是非、騙されたと思って読んでいただきたい。 きっと、新しい扉が開かれるはず。臆病少女の純愛読切こいなずむ 二宮法子名無しありふれてる物語のようだけど主人公のちえが臆病な自分から脱却しようとするところはよかったですね…「好き」の連呼はずるい! この作家さんはいつも描きたいものが一貫してぶれない感じが好きです。そろそろ作品集だしても良い頃かと。。 わっっかる………俺たち!キャンプフェスビギナーズ! 田中光名無し「どうして人は野外フェスにハマってしまうのか」が非常にわかりみ深く描かれてます。行く前にたてた予定のとおりにならなくても、汗と雨でグショグショになっても、全然寝れなくて疲れが取れなくても、全部終わったときには「来年が待ち遠しい」ってなってるんですよね。自分はハタチ前後にわりとハマった時期があったので懐かしくなった。 そんで、出てくるキャラたちのように「来年はもっとこうしよう」という課題が出てくるので毎年快適な過ごし方が上手くなってくる。ますます抜け出せない。こういうのを生き甲斐にしてる人ってたくさんいると思うので、今年はホント残念でした。。 ちなみに漫画の舞台は朝霧JAMなので夏フェスではなかった。正統派愛憎ホラー #読切応援陰翳 二宮法子名無し※ネタバレを含むクチコミです。ヨガでヨガりまくりギャグヨガでヨガってヨカったの? 早坂啓吾名無しレッスンが「ナマステー」って挨拶から始まるの面白かった ゆとりやくざに比べるとギャグが物足りない感じがしてしまいましたが…桜先生の容赦ない攻めはよかったです。結果、ギャグというよりオフィスラブコメということでいいのかな? 文豪が残した言葉の謎から得られる教訓ゆらぎ 山口譲司名無しかの有名な文豪「川端康成」が自身の日記に頻繁に記していた「保身」という言葉の解釈を巡って起こった騒動をもとに、とある大学で行われる講義を描いた読切です。 川端康成のことならなんでも分かると豪語していた評論家が川端康成本人の発言に基づいて解釈した「保身」が、実は全く当てはまらなかったという顛末から、自分を過信しずぎて失敗してしまわないようにという教訓に繋がります。 では実際の「保身」はどのような意味で使われていたのか? これもあくまでも解釈に過ぎないと思うのですが、文豪と呼ばれる人を少し身近に感じられるかも知れません。早く続きが読みたい#1巻応援フールズ 皿池篤志ナベテツ前作「レイチェル・ダイアル」と出会った時にも出会いに感謝したんですが、GJむちゃで新連載開始の報に触れて、とても楽しみにしていた作品です。 連載開始から単行本が発売されるまで、結構時間がかかっているなあと思ったりもしたのですが、1・2巻を同時に手にして、一気呵成に読み、納得しました。この作品は同時に発売すべきだし、単行本を届けてくれた作者・編集者に感謝しました。 「バカ」になってしまう…。その言葉が非情に重たい意味を持つ作品なんですが、SFとしての面白さもあり、また昨今の社会-異分子に対する排除-の風潮とも重なり、軽やかなタッチで多面的な作品を描く作者の実力が遺憾なく発揮されています。 未読の方に胸をはって勧められる傑作だと断言しますし、欲深い感想ですが、3巻が今から楽しみです。知っておくべき「歯科医療」の世界!デンタルクエスト 箸井地図 セキアトム名無し歯の治療から目をそらしがちな人に読んでほしい、デンタルお仕事漫画! 目をそらしがちな人=自分なんですが…まさしく第1話に出てくる1人目の患者さんが自分と重なりすぎてて身につまされる。 というのも以前、歯茎の腫れの治療をした際に、食いしばりによる歯の摩耗を指摘されて驚いたことがあったのですが、それをきっかけに自分が常日頃からいかに歯を食いしばっているかに気づいたんです…!! その時に初めて「定期検診したほうが良いな」と思いました。 …にも関わらずあれから全く行ってない愚か者!!!このマンガを読んで内心焦りまくり笑 皮膚や骨と違って治癒力によって再生されない「歯」のこと、そして「歯科医療」のことを面白く学べる漫画だと思います。 独りになったお父さんにまさかの青春カムバック青春お父さん 藤末さくら名無し妻が亡くなってから一人娘が自立するまで頑張ってきたお父さん。 ひとり暮らしが始まった今、どう暮らしてゆけばいいか迷っていたときに、かつて若い頃に追いかけていた元アイドル・ゆりあと競馬場で奇跡のように出会う。 終活も考えていたけれど、ゆりあとの距離もいっきに縮まり、心には青春時代のときめきが舞い戻ってくる。こんな夢みたいなことがあるんだろうか…な第一話。 「オオカミの住処」「あのコと一緒」など女性誌で活躍してきた藤末さくら先生の新連載。新天地・グラジャンむちゃでどう展開されるのか…注目してます!綺麗事が通用しない保護猫シェルターの仕事不合格の仔猫たち 片倉真二名無し動物と関わる仕事がしたいと保護猫シェルターに面接を受けに行った主人公が、理想と現実のギャップを目の当たりにするはなし。 すべての命を助けたいという理想は間違いではないが、それを持ってこの仕事に臨むと現実が立ちふさがる。 こういう仕事はいわゆる「思いやる心」や「愛情」を持っているとできないようにも思えるが、実際は逆で、それを持つ人々の「覚悟」で成り立っているのかなとも思えた。 絵柄はいたってキュートだが、描かれている現実はハードである。プロメンヘラvs怨み屋怨み屋本舗WORST 特別編 プロメンヘラ 栗原正尚名無しグランドジャンプむちゃ2019年11月号掲載。相変わらずキレッキレで面白かった。メンヘラを悪用して金を稼ぐ女って発想でてくるのスゲーわ 「メンヘラなめるなよ」が名言すぎるw 奇習は、たびたび性に繋がるウラヤミ〜昭和日本奇習集〜 山口譲司名無しグランドジャンプむちゃ 2019年11月号掲載。 日本の奇習を扱った特別読切で二本立て。作者は不倫食堂の山口譲司なので内容はなんとなく想像つくと思う。まぁでもこの作者はエロだけじゃなく、風土というか地域性みたいなのを汲み取るのが巧いから「奇習」とか「奇祭」みたいな題材とは相性がいいのかも?ほどほどだった〆切りを殺せは名言バトママ!? 石田敦子名無し前半で読者のフラストレーションを溜めに溜めてからの、後半で一気に爆散させる構成、スカッとした。 母親に「専業主婦だからなんも知らない」というレッテルを貼って見下しながらも、大学生にもなって毎日小遣いをせびっている娘が、とあるきっかけで母の凄さを目の当たりにするという話。 娘だけでなくひとりでネクタイも探せない夫と、ただただゲームし続ける息子も加えられ、客観的に見ればうわぁ…な家族。そんな家族が、結果的には見違えるほど結束力が高まるんだけど、最後はやっぱり母の印税収入に乗っかろうとしてるところがちょっとね。ギャルとおっさんは相性がいいな経理ギャルはしゅうしうるさい 早坂啓吾名無し超お堅い課長が仕切る経理課に、明るいギャルが入ってきて課長を翻弄するギャグ読み切り。真面目人間とチャラいギャルの組み合わせはテッパンですね!永遠に見てられる… 元陰キャ露出狂プラモデル女子プラスチックと白井さん 雪野集名無しむかし暗かった同級生、白井さんが馴染みのプラモデル店の店主になっていて、プラモデルを作っており、話をするという物語。 が、会話がどうこういう前に白井さんの露出度がめっちゃタケぇ。プラモデルについて熱心に語るのはいいし、分かるけど、主人公も八割くらい胸のことしか考えてない様子だった。気持ちは分かる高橋のぼるの弁護士漫画!!最強の弁護士(読切) 高橋のぼる 久慈希跡名無し原作者が弁護士ネタとか、トリックとか考えるのが上手いんだろうな。そこに高橋のぼるのキャラが効いてて、大味だけど細部のつめられた漫画になってた。 ちょっと女の子がアホすぎかなーという気もしたけど、面白かった。中年の雪下さんかわいい中年の部長と中年の雪下さん 悠まゆみ魅力的な中年男性はよく漫画に登場しますが、こんなに健気な中年のおばさんの片思い(しかもオフィスラブ)はみたことない! いつまでも学生のような純真さを残す中年女性・雪下さん、素敵です…。 シニア同士のラブを扱った傘寿まり子のように、ぜひ連載化して中年同士のラブを雪下さんで描いてほしいな〜と思います。 女の子が死ぬほど服が好きな男に出会う話ファッション・ヴィクティム 死ぬほど服が好き 長友健篩 片瀬平太ぴろり※ネタバレを含むクチコミです。40歳の新人小児外科医を描く読切!!不惑のノイエ 藤崎聖人 入江謙三 浮山越史ぴろり※ネタバレを含むクチコミです。<<123>>
作者の「レイチェル・ダイアル」が大好きだったので気になって1巻を読んでみた。正直あまり面白いとは今のところ感じない。 JKで異能でSFという属性だけでみれば大好物。作品の核とも言える異形存在「バカ」のネーミングが緊張感と没入感を削ぐ。もちろんそこに秘められた意図やメッセージ性を汲み取れなくもないけど、あまり面白さに寄与しているようには…… テーマとして扱われていると思われる人類の進化や欲求、社会学への解像度が低めで、これがGJで連載されてるといわれても、少年漫画と言われたほうがまだしっくりくるかな。 レイチェルで良かったのがキャラの良さ、ホロリとくる人情物語、回を追うごとに増す愛着って感じだったので、今作でも強みが発揮できるとといいなと思う