岩手マンガの感想・レビュー18件壬生義士伝の感想 #推しを3行で推す壬生義士伝 ながやす巧 浅田次郎starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 二十年ぐらい完結を待ったかいがあった。巻数が進むごとに色々な伏線が回収され本当に良い終わり方でマンガを読む時間としては最高だった。ただどれだけ原作に忠実かは不明。 ・特に好きなところは? 居酒屋『角屋』の親父回と斉藤一回が特に好き。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 新撰組などに詳しかったりするとより楽しめると思いますがこのマンガの前には些細なことかもと思うくらいいいマンガだった。 田舎暮らしのいいところリトル・フォレスト 五十嵐大介starstarstarstarstar_borderママ子グミの木の存在は知っていたけど食べたことはない。読み進めるとグミをザルで、こして砂糖を入れて煮詰めているシーンがとても美味しそう。そのあとすっぱいで終わるオチが好きw次はどんな料理が出てくるのか、料理じゃないのか気になります。六三四の名前の由来は!?六三四の剣 村上もとか名無し6月3日の4時に生まれたから六三四という名前です。 斬新な名前の付け方ですよね。 剣道知らない人でも楽しめます。 アニメ化もされている、昭和のスポ根本格派剣道漫画だと思います。動物達への想いの深さイーハトーヴのふたりの先生 山口八三Pom 動物園で働く獣医師さん達の話。 星野先生は、動物の痛みが自分も分かってしまう身体の持ち主。 津川先生は、かなり塩対応だけど動物愛に溢れるとっても優しい先生。 大人になって動物園に行くと裏で働く方達の努力があってこそ保たれている空間なんだと感じます。 星野先生の能力は一体いつかなんだろうな。 動物は喋れないからこそ、とっても難しい仕事なんだろうと勝手ながら想像します。 正反対の二人の先生たちの動物への深い想いが伝わる漫画かなと思います。泥臭い絵だから伝わる絶望と希望とリアリティさんてつ―日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録― 吉本浩二名無し吉本浩二先生の描く漫画は私にとって 気にはなるけれど好みではない作風だった。 なんだか絵が泥臭い感じがして。 その印象はヒット作の「ブラック・ジャック創作秘話」を 読んでもあまり変わらなかった。 確かに面白いのだが、絵の泥臭さというか、 熱くるしさというか、 とても細かく書き込んでいらっしゃるのだが、 それが必ずしもプラスになっている漫画と思えなかった。 だが「さんてつ」を読んで、読みながら泣いてしまった。 なんら過激な演出などしていない。 ひたすら泥臭い絵をひたすら描きこんでいる。 その絵から、文字通りに被災地の泥の底に 色々なものが埋もれている感じが圧倒的に伝わってきた。 写真で見ることで伝わる被災者や被災地の惨状は 間違いなくリアルであり事実なんだろうけれど、 吉本先生の絵からはなにかそれ以上に伝わるものを感じた。 愛おしい宮沢賢治像宮沢賢治の食卓 魚乃目三太野愛宮沢賢治という人は『雨ニモマケズ』からも窺えるように、勤勉で生真面目でストイックである。 なんて印象を抱いている人にぜひ読んでほしい作品。 ハヤシライスや食パンやサイダーなどのハイカラな食べ物を無邪気に頬張る姿 農業実習の一環として、生徒たちと一緒にスイカ泥棒をする姿 小学校教師のヤスと秘められた恋愛をする姿 宮沢賢治は真面目一辺倒なお堅い人間ではなく、明るくて優しくて無邪気な太陽のような人間だったことが窺えます。 感受性が豊かで楽しむことに長けていたからこそ、数多くのすばらしい物語を生み出したんだなあと納得させられました。 宮沢賢治の作品の中で『土神と狐』『シグナルとシグナレス』の2つが最高傑作だと個人的に思っているのですが、賢治の切ない恋愛を知るとより胸に迫るものがあります。宮沢賢治の恋愛作品、悲しくて美しくて大好きなんです。 そして、これほどまでに宮沢賢治の存在を身近に感じられるのは魚乃目三太先生の力によるところが大きいです。 見たことのない景色やしたことのない経験を懐かしく親しみ深く描ける魚乃目三太先生だからこそ、可愛らしく愛おしい宮沢賢治を生み出せたのだと思います。 2人の天才がいたからこそ生まれた作品、ぜひ読んでみてほしいです。あと土神と狐も読んでほしい。撮る/撮られる三角関係彼女とカメラと彼女の季節 月子あうしぃ@カワイイマンガ舞台は岩手県盛岡市。高三のあかりは写真を撮る同級生・ユキと出会い、新しい世界を教わり、恋をする。 写真家を目指すユキと、彼女を追うあかりの撮る/撮られるが入れ替わる関係性。写真から互いの心を知る繊細さ。傷つく顔を撮らずにはいられないエモーション。「写真」を介して伝えられる感情は、多彩だ。 あかりの恋を軸に物語は進むが、あかりに恋する野球部の凛太郎、幼馴染の凛太郎を見つめるユキという三角関係が生まれ、切なさを加速させる。 それぞれが互いの弱さにつけ込み、都合良く築く関係性は、一時の安心の後、容易に崩壊する。その度に突きつけられる本心に、耐え切れず剥き出しになる感情は息苦しい。 一見「百合に挟まる」凛太郎だが、彼の恋心と真心が次第に見えると、彼のままならさが可哀想になってくる。彼も含めた三人それぞれに「受け入れられなかった」という瞬間が描かれ、崩れ落ちる苦しみの物語には〈三人の〉曲げられない恋心があり、それを突き詰めた先にある終局に感極まる。 三人のその後の、平和を祈りたくなる物語だ。動物の痛みを自分の体でも感じてしまう獣医イーハトーヴのふたりの先生 山口八三nyaeこの漫画では、動物園獣医の知られざる仕事ぶりや、動物の痛みを自分も体で感じてしまうという主人公星野と、人に対して冷たすぎるけど腕は良い獣医・津川との交流?を描いてます。 獣医に限らず、働いてるスタッフも日々の仕事で辛いこともあるでしょうに、わざわざ休みの日に全国の動物園巡りをするなんていうエピソードも描かれていて(これはあるあるなのか?)、少し狂気のようなものも感じつつ、逆にそのくらいじゃないと務まらないのかなと感心しました。 津川がどんな人間なのかこれからどんどん明かされてって、もうすこし周りに心を開いてほしいという期待があります。キレると青森弁が出るとか面白すぎる。本当になに言ってるかわからない。笑 「めごこ」って言った時の津川はどんな顔してたんだろうな。 2巻も楽しみ!動物園獣医師さんのお仕事を学ぼう! #1巻応援イーハトーヴのふたりの先生 山口八三かしこ岩手県の動物園に勤める獣医さんのお話。主人公の星野はケガをした動物の痛みがわかる特異体質の持ち主ですが、物語にファンタジーの要素はそれほど無いです。それよりも動物と向き合うとはどういうことかを現実的に学べる漫画だと思いました。ペット医療と違って動物園医療はまだまだ治療法が確立されていないことが多く、獣医さんそれぞれが試行錯誤して治療をしているということを初めて知りました。読むと動物園の印象が変わります。それと同時に星野については急病になった先輩獣医の代わりに赴任してきた津川との人間同士の話も描かれています。津川は人に対して冷血な印象ですが動物達に関わることにはとても熱いです。怒ると津川弁になるなど根っからの悪人ではないことは分かりますが、彼には明かされてない秘密がまだありそうです。表紙の絵が綺麗だなと思って手に取ってみたらとても面白かったです。青春の思い出六三四の剣 村上もとか名無し学生時代に剣道をしていた時にちょうど連載していた漫画。六三四の剣と共に歩みながら稽古に励んでいた頃を思い出します。ライバルに勝つため、新しい技がでてきたらマネをしてみたりもしました。自分にとって、今でも心のバイブルとなっている剣道漫画の最高傑作だと思います。都会の生活に疲れた田…リトル・フォレスト 五十嵐大介野愛都会の生活に疲れた田舎で農業して暮らしたい、なんて話を聞くと馬鹿じゃないの農業なめんなと思ってしまう。田舎出身ではあるものの、別に実家は農家じゃないし農業経験なんてないのに。 明らかに田舎で育った者には、田舎への負い目と誇りが入り混じった謎のアイデンティティみたいなものがあるのだと思う。 だから、という訳ではないけど凄く響いた作品。 ゆったりした時間が流れているように見えるけど、畑と向き合うのは命と向き合うことだから結果的にいち子は自分と向き合えたのかなあなんて思った。 同じことを感じたひとがほかにいるかはわからないけれど、作物を収穫して食べる行為が妙にエロティックに感じられた。生命活動の原点だからなんだろうな。生きるって眩しい。 発酵しすぎた米サワーのエピソードがとても可愛くて好きです。熱い!伝記グルメ漫画宮沢賢治の食卓 魚乃目三太名無し伝記漫画としてもグルメ漫画としても面白いです。何気なく読んでたら熱い展開もあり夢中になりました。賢治の人柄が数々のドラマを生んでいきます。印象に残ったグルメはやっぱり表紙の天ぷら蕎麦とサイダーですね。当時とても高価でしたが給料を三日で使い果たすほど店に通ったそうです。これを貧乏な教え子にご馳走するエピソードも賢治の優しさにほろりとします。理想の田舎暮らしか、これが日常か。リトル・フォレスト 五十嵐大介む※ネタバレを含むクチコミです。今まで読んだ猫漫画の中で一番好きな作品ですカボチャの冒険 五十嵐大介名無し 結構な田舎に住んでいますが、もっと山奥に移住して この漫画みたいに自由に猫を飼ったら楽しいだろうなぁ と思ってしまいます 宝塚で舞台化されるらしいので読んでみたシリーズ壬生義士伝 ながやす巧 浅田次郎大トロ新撰組とか微塵も興味ないんですけど読んでみたらけっこう面白いですね。 原作に忠実らしいので、原作の方も読んでみたくなりました。予想以上に面白かった蒼茫の大地、滅ぶ 西村寿行 田辺節雄マンガトリツカレ男※ネタバレを含むクチコミです。東北地方街中鳥虫草等自然観察記とりぱん とりのなん子名無し※ネタバレを含むクチコミです。遠野といえば遠野モノがたり 小坂俊史かずら遠野といえば妖怪なイメージがあるけど、行った事ないなぁ~ て、先生そこに住んだのか。。。 慣れ親しんだ中央線を離れ遠野で暮らしているときはどうだったろうなぁ。 遠野ってこんな感じ?って思う人は読んでみるとよいかも。
・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 二十年ぐらい完結を待ったかいがあった。巻数が進むごとに色々な伏線が回収され本当に良い終わり方でマンガを読む時間としては最高だった。ただどれだけ原作に忠実かは不明。 ・特に好きなところは? 居酒屋『角屋』の親父回と斉藤一回が特に好き。 ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 新撰組などに詳しかったりするとより楽しめると思いますがこのマンガの前には些細なことかもと思うくらいいいマンガだった。