富山マンガの感想・レビュー32件複雑で繊細な人間関係スキップとローファー 高松美咲素人ノワールこんなに人間関係と心情変化を書き上げる漫画なかなかないです… むつみと志摩は勿論、その周りの人間から見たむつみ、自己分析と反省。 さらっと色んなことがモリモリで凄すぎます。 多感な学生時代は人間ここまで考えるんですよね…1番人間として成長していく時期。 見てて微笑ましかったりほっこりしたり色んな感情が動く作品です。可愛くて面白いって最高じゃないかスキップとローファー 高松美咲starstarstarstarstarNanoタイトルだけ前から知ってて、今初めて読んでみてるんですがもうめっちゃ可愛くて面白い!!なにこれ最高…なんで今まで読んでなかったんだ!! 村重さんがめちゃくちゃ好きです。美人さんだし優しいし、さらっと呼び捨てにしちゃうところがたまらん。木之本さんも3話冒頭で好き…となった。もちろんみつみちゃんも素直で面白くて好き。魅力的な主人公。 本当に会話って大事だし、ちゃんと向き合って話してみないと分かんないよなぁ~と改めて人間関係においての重要なことを学べた気がします。てか久留米ちゃんも4話読んだらもう好きになっちゃったんだけど…!!このマンガ好きな子しかおらん…他の読者もそうなる?なるよね?みんな好きになっちゃうよね!?正直江頭さんもどんどん好きになってるんだけど…!?とりあえず1巻読了。締め方もすんごく好きで心が暖かくなった…。おもしろいですスキップとローファー 高松美咲starstarstarstarstar_bordermotomi主人公が少しずつまわりをいい雰囲気にしていくところ、おもしろいなぁと思いました。 田舎から出てきて、都会人のクラスメイトと噛み合わないのにも気付かず、でも持ち前の明るさと素直さでちょっとずつ、まわりをなめらかにしていくかんじがいいです。 本当に素直ですれていなくてかわいいです。 そんなみつみちゃんにみんなが心を開いていく。 だからみつみちゃんのまわりに集まる。いい話だと思いました。田舎娘の影響力大スキップとローファー 高松美咲ママ子人の言うことを素直に受け入れる事ができるみつみちゃん、素朴でいい。 学生時代、こんなことあった!てことがたくさん書かれていて懐かしい。 志摩くんとの掛け合いも、もうどこからが恋愛の好きなのかわからない感じがよいです。 ミツミちゃんの反応って少し大人びた子たちには、鬱陶しくて眩しい存在なのかもしれない。 卑屈にならず、常に努力して良い方に目を向けようとする彼女の生き方はサイコー! 最高に気分のあがる漫画!まんが道 藤子不二雄(A)おしょうそれがまんが道!スキップとローファーの感想 #推しを3行で推すスキップとローファー 高松美咲名無し・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 忘れてた!!! ・特に好きなところは? 無料で2巻読みました。なんか、人間関係って、もっと相手を信じていいもんだったよなーと、いつ自分がそう思ってたか思い出せないぐらい、いつのまにか、一回のケンカとか、一瞬のイヤミとか、そういうので築いてしまってたとこがあるなと(そのことがハッキリわかるくらい人間模様が丁寧に描かれてる)。 みつみ先生(と呼ばせてください‼︎)見てたら心の奥がウズウズしました。忘れてた「フツーのこと」、思い出させてくれるいい漫画だわ。(追記しておくと、へたった心のクッションに綿を入れ直してくれる、そんな感じです。) ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! はやく続きが読みたいです! 漫画って終わっちゃうのが罪だなって今つよく思いますが、みつみの高校生活、やっぱり見ないわけにはいかないです。「信じる」みたいなこと、どうやるんだっけ? と確認したい人にオススメ。(まだ2巻しか読んでないけど) みつみの真っすぐさに打たれる!!スキップとローファー 高松美咲starstarstarstarstar_borderこめつぶ田舎から大都会東京に転向してきたみつみ! 東京の高校生は怖いなあ~笑 最初はいろいろ馴染めないことに戸惑うもみつみの純粋さ、優しさが友達を魅了していきます。 タイトル通りローファーでスキップしちゃうような高校生活送りたかった!!笑 もう一度高校生に帰りたい欲が増します! 全高校生、これから入学する中学生に読んでほしい! おもしろすぎると思うマンガ送球ボーイズ フウワイ サカズキ九starstarstarstarstar酒チャビン全然知らないマンガだったのですが、甥っ子がハンドボールをやっているので、うちに来たときの暇つぶし用に買っておいてあげました。 ただ最近の子供にとってのマンガは、我々の頃の小説に該当するので、全然読むそぶりを見せず、しょうがなくわたしが読むことにしました。 おっ、おもしれえ・・・ このマンガ、おもしろ過ぎませんか??正直クラスに30人いたらこのマンガ知ってる人は0人だと思うのですが、もったいな過ぎます!!プロモ担当の人コレどうなってるんですか?作者がかわいそうすぎる・・・ 内容はハンドボールを題材としたスポ根ものです。正直、今話題のスラムダンクに影響を受けてる部分も目立つのですが、パクリというよりも、オリジナリティの中に自然に取り入れられている感じで、二番煎じ感は自分は感じなかったです。 キャラも皆魅力的で、敵やモブも含めて嫌いになれる人がいません。それでいて敵を倒したときのカタルシスみたいのもしっかりと感じられます。 1〜2巻あたりは肩に力が入ってる感じもあったのですが、その後は伸び伸びと描かれている感じがして、すごく読んでて清々しい気持ちになってきます。2022年に知ったマンガの中でもトップ1になってくる可能性が結構あるマンガです。 本当に個人的にはオススメできるマンガなので、死亡する前にもし時間があれば読んでみてほしいです。足塚茂道(満才茂道)先生の自伝的青春群像まんが!!!まんが道 藤子不二雄(A)starstarstarstarstar_border酒チャビンかなり有名な作品で、レビューもたくさんされてますし、もはやわたしが付け加えることはありません。ここをみてるということは既に読み終わった方か、読もうかどうか迷ってる方だと思いますが、もし後者ならここを読んでるくらいなら、迷わずすぐ買ったほうがいいと思います!!!!!我らが手塚治虫先生も多数出場されてます!!! ちなみに、「青春日記」という当時のA先生の日記が載っているのと、あと作中作みたいな感じで当時の作品が大量にかつほぼ全編載ってたりするので(一部は書き直しされてるようです)、それもものすごくタメになります。 1957年作品の段階で、タッチはほぼ手塚先生なので、ここからどうやって藤子節ができてくるのかがすごく気になります! 一応登場作品リストまとめておきます。 ■作中作のような感じで登場するマンガリスト ・天使の玉ちゃん(2巻)毎日小学生新聞 ・小さな拳銃王(2巻) ・宝島(2巻) ・拳銃魔(5巻)激河大介の作品 ・UTOPIA(6巻、7巻)単行本 ・西部のどこかで(8巻)少年少女冒険王 1952年12月号 ・三人きょうだいとにんげん砲弾(9巻)漫画王 1952年12月号ふろく ・四万年漂流(10巻、11巻)少年少女冒険王 1953年02月号 - 07月号 ・白魔きたる!!(12巻)少年 1959年 ・旋風都市(12巻)おもしろブック 1953年夏休み増刊号 ・役に立たなかった目覚まし時計(13巻)漫画少年 1955年 ・海抜六千米の恐怖(14巻)漫画少年 1954年06月号 ・かくてシャシンはうつされる(14巻) ・光にあたれ陽にあたれ(14巻)漫画少年 1955年06月号-10月号 ・ぼくの暑中お見舞アルバム(14巻)漫画少年 1955年 ・南部戦線異常あり(15巻)漫画少年 1954年 ・ライオンとこじか(15巻)講談社の漫画絵本 38 ・コンクリートの密林(15巻)少年クラブ 1955年 ・漫画図鑑 植物編(15巻)漫画少年 ・漫画図鑑 虫編(15巻)漫画少年 ・砂漠の牙(16巻)漫画少年 1954年 ・海底人間メバル(17巻、20巻、21巻)ぼくら 1955年01月創刊号 - 04月号 ・漫画図鑑 スポーツ編(17巻)漫画少年 ・熱血絵物語 英雄暁に死す(17巻)漫画少年 1955年 ・銭無平太捕物帳(17巻)漫画少年 1955年 ・チビわかまる(17巻、18巻)小学三年生 1957年4月号ふろく ・とんぐりくん(18巻、20巻)漫画王 1954年 ・バラとゆびわ(18巻、19巻)少女クラブ 1955年お正月増刊号ふろく ・よるの王子さま(20巻、21巻)二年ブック 1955年04月号 - 06月号 ・世界とたたかう少年(20巻)三年ブック 1955年 ・鉄拳の怒り(20巻)漫画少年1955年 ・ゆりかちゃん(21巻)少女 1954年12月号 - 1955年10月号 ・漫画図鑑 さかな編(21巻)漫画少年 ・漫画図鑑 のりもの編(21巻)漫画少年 ・史劇絵物語 十字架上の英雄(22巻)漫画少年 1954年11月号 ・巌窟王(22巻)漫画少年 1955年 ・ある日本人留学生からのローマ便り(22巻)漫画少年 1954年11月号 ・ゼンダ城の虜(23巻)三年ブック 1954年 ・愛読者クイズ大会(23巻)ぼくら ・宇宙少年団(24巻)ぼくら 1956年 ・シラノ・ザ・キッド(24巻)たのしい四年生 1962年 ・雲の中のミカド(24巻)少女 1957年03月号付録 ・ロケットくん(25巻)ぼくら 1956年(宇宙少年団からタイトル変更) ・ユリシーズ(25巻)たのしい三年生 1957年06月付録言わずと知れた大名作『まんが家』の魅力は全てここから教わったまんが道 藤子不二雄(A)名無し世に居る漫画家の数だけそれぞれの『まんが道』あれど… この作品無くしては生まれなかった自叙伝漫画という概念 作者は 藤子不二雄A 安孫子 素雄氏 『オバケのQ太郎』『忍者ハットリくん』『怪物くん』『プロゴルファー猿』 『笑ゥせぇるすまん』 最早説明する必要のない名作達を生み出した伝説の作者 私は安孫子作品の中でも特に『まんが道』が好きで自分の人生が決まった一作だと思って居ます 日本の漫画がどう発展していったのかもわかる時代の全てが詰まった名作なので 是非ご一読をと思います そしてここからは"マンバ"内の人にまんが道を語るのは野暮な気がしたので… ここからは私の漫画道との出会い『漫画道の道』をお話しします(長くなります) =========== 今の時代ではとても考えられませんが 『漫画を読むとバカになる』 本当にそう伝える大人達がまだ少なくはなかった時代が私の幼少期です とはいえ大分世の中には浸透していて、アニメも漫画も沢山世に出て居て (ラピュタやガンダム…魔法少女) 一部厳しい人がこのセリフを唱えて残って居る感じです 我が家の父はそのタイプでした (今思うとうちの父は既に少数派だったのかもしれません) とはいえ、子供の頃からアニメや漫画が好きだった私は 普通に子供向けのアニメも漫画も見て居ました 同級生の間で漫画の貸し借りはしていて 親も『子供同士のコミュニケーションの手段』に漫画があることは理解して居たので そのあたりは黙認されて居ました。 でも父の目の前で漫画を読むと怒られます(笑) 本当は『全部規制したいけど…目を瞑ってやる』という感じが我が家で『漫画』の位置づけでした そんな中で何故が我が家の本棚には 一種類だけ『漫画』が置かれて居ました それがこの『まんが道』中央公論者の愛蔵版です。 (話が横道にそれますが この中央公論者の愛蔵版シリーズはすごく大きくて分厚くて、何故か紙はペラッとしていて とても好きです 当時の図書館にはこのシリーズでゲゲゲの鬼太郎やルパン三世などがありました) 何故『まんが道』だけ我が家の本棚に許されたのかは今も謎です… つまり『この漫画だけは『親の前で読んでいい』ということになるんだなと勝手に理解した私は (本棚に堂々とあるので)それはもう、この作品ばかりすり切れるほど読みました そんな理由もあり『まんが道』にのめり込みましたが そんな理由がなくてもこの作品は名作です 内容がとにかくワクワクドキドキなのです 『こんな世界があるの!?』の連続 寝る間を惜しんで漫画を描き 憧れの地へ行きー憧れの先生へ会いー 下宿 編集から締め切りを急かされ 全てが私にはキラキラして見えました 時代は移り変わり行きますが 必ず漫画やアニメが側にある世界に生まれたことを良かったと思います その時代を切り開いていったトキワ壮の伝説が この作品に詰まって居ます 私の『漫画道の道』は以上です ちなみに我が家、 母は根っからの漫画好きで、自分の手持ちの漫画(ガラスの仮面など)は押し入れに隠して居ました (普通…子供がやるやつ…ですね 笑) 日本の漫画の歴史が分かるまんが道 藤子不二雄(A)おしょう手塚先生の功績ってこういうことなんですね。少年時代の感想 #推しを3行で推す少年時代 藤子不二雄(A)starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 小学生ぐらいの時に読んだのと今読むと全然違う感想になるな ・特に好きなところは? タケシを弾劾するところとその後のタケシと進一の関わりかた ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 小学生のころはタケシを嫌なやつだとしか思えなかったが今読むとクラス内での権力争いなどからくる性格の変化などがわかってより面白い。他の疎開マンガが読みたいね 罰金バッキンガム宮殿ゆるゆり なもりstarstarstarstarstar_borderNanoこの作品で一番好きな言葉かもしれん…。 可愛いが詰まってる。初めてがっつり見た百合かもしれんなあ。 まあアニメが11年前だしな…時の流れ恐ろしや。 好きな言葉は↑だけど、一番好きな子は結衣かな。 ちなつちゃんも激かわ。この組み合わせがなんやかんや萌える。 初めて百合に触れる方でも楽しめるかなと。 次に来るのは送球ボーイズでしょ送球ボーイズ フウワイ サカズキ九名無しマイナースポーツの漫画も増えてきたけど、ハンドボールはなかなかいい題材だと思うんだよね。 フットサルよりもバスケよりで結構テクニック的な魅せ方も面白いし。 そして、例によってキャラが濃くていい部活漫画 アニメ化とかしないかなカプを推しても推さなくてもゆるゆり なもりあうしぃ@カワイイマンガ女子中学生たちのさまざまな関係を描き、キレッキレのギャグの中にエモさを散りばめて楽しいこの作品。 『ゆるゆり』といえばカップリング(カプ、CP)なのですが、この作品の面白さは、カプが必ずしも固定ではないこと。下の表を見ると、一人に数組のカプが見出されていることが分かります。 https://dic.pixiv.net/a/ゆるゆりカップリング一覧 カプ論争を楽しむ人も多いですが、そのカプは決して読者の妄想ではなく、作者が作中で匂わせている、きちんと文脈があるもの。 極端なのは歳納京子。彼女は誰とでもグイグイ仲良くなるので、基本の杉浦綾乃、船見結衣、吉川ちなつ(基本が多いな)以外にもあらゆる女子とのカプ可能性を秘めてしまう。 固定カプとみなされがちな大室櫻子×古谷向日葵それぞれにも、他のカプ可能性が見出されている。 そして超重要(個人的見解です)なのは「あかり総受け」概念。誰にでも優しい赤座あかりは、対する人全てと温かな関係を築いてしまう。 ここで固定カプ概念は崩壊します。そこではあるカプを選んでその進展を妄想しても良いし、毎話生まれる新たな関係可能性・感情を全て楽しんでも良い。もちろん単に「女子しか出ないギャグ漫画」としても楽しめる。 「推し活」を楽しんでも良いし、そこから離れて楽しんでも良い。読者のあらゆる楽しみ方を肯定する楽しい、とにかく楽しい作品なのです。 誰でも楽しめてギャグも面白くキャラもカワイイ、非の打ち所がない本作。どうぞ気楽に読みはじめてください。そして読んだらぜひ、好きなカプの話でもそれ以外でも、コメントやクチコミしてくださいね。 ちなみに私は教師の西垣×生徒会長の松本りせが好きです(2022.11.10追記:ここは「固定cpかよ!」とツッコむところですよ〜)カスカスの心が、ごくごく水を飲む感じ。スキップとローファー 高松美咲starstarstarstarstar干し芋6話まで読了。 癒される~。 みつみの素朴さ、純真さ、真面目さ、思いやり、優しさ、素直さ、私自身の心が浄化される。 登場人物一人一人が丁寧に描かれていて、自分に似通った人物を客観的に見ることができるのもいい。 自分の嫌なところも、認めてそれも含めて自分なんだと思える。 みつみが、田舎から東京の進学校に入学するところから始まる。 はじめは、右も左もわからず、知り合いも一人もいない学園祭活が始まるが、今では、東京が第二の故郷と言えるほどに馴染んできた。 でも、田舎に帰郷した時のリラックスマックスのみつみも、家族の暖かさも、羨ましいくらいいい。 東京で、みつみを預かっているナオちゃんのコンプレックスを聞いて、ドキッとした。身近で幸せすぎる人がいる、その時の自分の心情って複雑で、それをいつも押し殺して生活している事って、心の片隅にある気がするから。 それで、いいんだよって、寄り添ってくれているような気がして、ほろっとした。 作画:藤村緋二による近未来巨大兵器(かいじゅう)SF!!永久×バレット 新湊攻防戦 藤村緋二 モリオン航空名無し※ネタバレを含むクチコミです。東京で楽しむ北陸ご飯百合!北陸とらいあんぐる ちさこあうしぃ@カワイイマンガ東京の女子高で、同じ寮の同室になった、石川・富山・福井出身の女子達。北陸の覇権を争い、今熱いバトルが……始まりそうになりながらも、意外とウマがあってしまう。そうして自県の名物を紹介しながら、協力し合う北陸三人娘、とっても良い感じ。 三県ともカニが名物だったり、似たもの同士のようでいて、それぞれに独自性がある。食を中心に祭りや観光地、そして方言まで、知らない事がたくさん! 三人娘の関係もとても良いのですが、そこに絡まる下級生三人組や女性教師達も愛らしい……その上彼女達も北陸三人娘!他には新潟、長野、山梨、岐阜の女子が出て来ますがそこは控え目で、あくまでも北陸三県に焦点が当てられています。 登場人物の兄の話があるので全てが女子だけの話ではないのですが、女子校で女子寮で姉妹制度があったりして、ほぼ女性の為の作品となっています。 北陸たっぷり、百合たっぷり。満喫してね!ゆるーい百合とギャグに定評がある漫画ゆるゆり なもり名無し友人にすすめられたので読んでみたら、ギャグの面白さにハマってしまいました。またキャラデザも個人的にかなり好みです。 富山・逃避の果・仮初の安息さらば、佳き日 茜田千あうしぃ@カワイイマンガ不倫にしろ逃亡犯にしろ、逃避行と〈北〉はよく似合う。後ろめたさを抱える身には、人目のない北の冬はうってつけ、という事だろうか。 『さらば、佳き日』の兄妹は、二人で共に在る事を選び、住み慣れた故郷を捨て、親と友を捨て、雪の降る北陸へと向かう。 故郷が湘南地域であることは、6巻ではっきりする(江ノ島タワーが描かれている等)。きらきら明るい海沿いの道の描写は1巻から印象的だが、同じ様に美しい海が、北陸に来てからの描写にも出てくる。 5巻に出てくる「天晴」は絵から恐らく、雨晴(あまはらし)海岸。富山県高岡市にある、岩の景観が印象的な海岸。他にも古い日本家屋や庄川の花火大会などから、ここは富山県だと分かる。 意外と穏やかで明るい雨晴海岸にて、妹の晃は、自分と不可分な海を想う。まるで隣の兄・桂一の事を想うように。 ここでは冬の厳しい富山を、暗く扱うことはない。光ある穏やかな地で、優しい人々に受け入れられる「夫婦」は幸せそうだ……受け入れられる筈もない二人の秘密を、どこまでも抱えたまま。 (6巻の書誌情報で「富山」とはっきり書かれているので、間違い無いと思います。4巻で桂一が「福井……だったかな」と言うのは、彼のいい加減さのエピソードになっていますね)子供の人生選択…その時母に出来る事おおかみこどもの雨と雪 貞本義行 細田守 優あうしぃ@カワイイマンガ恋した人は、狼男でした……やがて二人の間に姉弟の「おおかみこども」が産まれるが、母子を残して狼男は死んでしまう。人の世界に組み込まれず孤立する母子。生活に限界を感じた母は、ある決断をする。 □□□□□ 物語は、狼と人間の姿を行き来する子供達の成長を追い、人か狼かの生き方を選択するまでを追う。 性格、好奇心、本能……それぞれの人生選択は、丁寧に二人の性質を追う事で、意外なようでいて納得のいく必然性をもって描き出される。そして二人を庇護してきた母の苦労を丹念に描く事で、人生を選んだ子供に最早何もできない苦しみと、懸命の祈りが胸に迫る。 幼い二人の表情の豊かさに癒された後で、生き方を違えた二人の表情の対比に驚かされる。最後まで読み終わった後に、姉弟の最初を見返すと、ひどく懐かしい感じがする。こんなにも遠くに来てしまったのかと。 同名映画のコミカライズである本作が初単行本となった、優先生。感情の描き方の強さと複雑さに、心を動かされる。笑顔、泣き顔の表情一つひとつが強力で、表情につられて貰い泣きする場面が本当に多く、人前でおいそれと読めない感じがする。 (映画版を観ていない感想です)とにかく「カワイイ‼︎」幼なじみのふたりの恋物語リア充の衝突 御池慧名無しとにかく「カワイイ‼︎」漫画です。画が可愛いのはもちろん、幼なじみで付き合って5年目の瀬名と文子のやりとりが可愛くて仕方ありません。付き合っていることは隠しているものの、そのイチャイチャぶりはふたりが通っている高校でも有名だし、しまいには、学校帰りに鉢合わせした小学生達から冷やかされるほど。 みんな、ふたりの仲の良さに半分嫉妬、半分呆れて「早く、別れろ‼︎」と呟いていますが、お互いしか目に入らない瀬名と文子の耳にはまったく届かないのも微笑ましくて笑えます。仲が良すぎて、喧嘩もしょっちゅうなのに、すぐにどちらかが折れて仲直り。こんな、どこまでも漫画チックなストーリーなのに、決して甘すぎず、嫌味もないのは、ちょっとコミカルなふたりの受け答えと、富山弁の素朴さがいい味を出しているからでしょう。シリアスも少なめなので安心して見れます。読んでいて幸せしか感じない作品なので、ほっこり気分を味わいたい人には超オススメです。 まんが道ってタイトルがもう優勝ですよねまんが道 藤子不二雄(A)かしこ本屋でバイトしてた時にどしゃ降りでお客さんも来なくて「今日は暇だな〜」とレジでボーッとしてたらサラリーマンが飛び込んできて迷わずまんが道全巻を手に取って買っていったことがあった。今なら分かる。人には雨が降ろうが槍が降ろうが今すぐまんが道を読まなければならない衝動にかられる時があるのだ…。それがまんが道なのだ。 やっぱり一番好きなのは「なろう!なろう!明日は檜になろう!」の名言にあるように読むと向上心が爆上がりするところですね。才野も満賀もめちゃくちゃ才能あるけど、そんな二人だってこんなに努力してるんだから自分だってやってやるぞ!今日がダメでも明日があるじゃないか!明日があるって素晴らしいね…!と思えるんです。 あと、一人だったら心が折れてたけど二人だから乗り越えられたってシーンがたくさんあるじゃないですか。編集者のダメ出しにへこんだり原稿を落として仕事が無くなっても、お互いに励まし合ってるうちに新しいアイディアが浮かんでもう一度頑張ろうって思えたとか。こんな尊い友情が現実に存在したというだけでマジで泣けるし、一人で考え込むのって本当によくないなという気づきを得ますね。 それからなんと言っても手塚治虫先生の存在ですね。やっぱり圧倒的「神」なんですよ!手塚先生は!このまんが道を通して漫画界の神々たちの戯れをのぞかせて頂いてるんです。トキワ荘の敷金3万円を下宿先の両国のおじさんが貸してくれるって言ってくれた時もその優しさに感動したのですが、その後に手塚先生が肩代わりしてくれるという神展開があってビビりましたね。好きなエピソードです。 あと途中で倒産する出版社の編集者で、いつもは目立たないヤツなのに「漫画は映画じゃない。映画みたいな漫画を描いたってダメだ。漫画にしか出来ない表現をしなさい」みたいなことを言い出したシーンが印象的でした。頑張ってほしい新連載スキップとローファー 高松美咲starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)『カナリアたちの舟』の高松美咲先生のアフタヌーンでの新連載。 最寄り駅すらない片田舎から東京の高校に入学した主人公のみつみちゃんには夢がある。それは、T大主席→官僚→地元の市長になって財政改革。その夢の土台になる高校三年間を立派に過ごそうとするが、本人は完璧のつもりでも他人から見るとズレまくっている。そんなみつみちゃんの高校生活がいま始まる。 今回はSF色が一切無く、爽やかで軽やかなお話になりそう。 内容に合わせて絵柄も背景も意図的にスッキリさせているような気がする。 学園青春ものになるのだろうか。 SFでも人物に寄り添った感情の機微を描いていたので、高校生活という思春期のど真ん中と、少しズレててかわいらしいみつみちゃんと周囲との関係性をどう描いていくのか楽しみだ。<<12>>
こんなに人間関係と心情変化を書き上げる漫画なかなかないです… むつみと志摩は勿論、その周りの人間から見たむつみ、自己分析と反省。 さらっと色んなことがモリモリで凄すぎます。 多感な学生時代は人間ここまで考えるんですよね…1番人間として成長していく時期。 見てて微笑ましかったりほっこりしたり色んな感情が動く作品です。