傭兵マンガの感想・レビュー28件つよいぞ火縄銃イサック DOUBLE-S 真刈信二mampuku 17世紀のヨーロッパで活躍する日本人の傭兵「イサック」がとにかくカッコイイ漫画。火縄銃なんて日本史の授業で単語覚えたくらいしか馴染みのない代物って感じですが、表紙を見ればわかる通りこの男が構えると超カッコいいんすよね。伝説の武器かなにかですかって感じ。実際に当時の火縄銃の命中精度ってどんなものだったんでしょうね?(教えて詳しい人)ちなみに作中のイサックは超絶スナイパーでした。 あらすじや時代背景の解説はここ読むとわかりやすいかもです https://magazine.manba.co.jp/2017/08/26/1st-isakku/ 次から次へ戦いに身を投じていくイサック。因縁の敵みたいのも出てきてますます先が気になります。自分が好きな要素が全て詰まってるエリア88 新谷かおるstarstarstarstarstar瀧カッコよすぎる、面白すぎるどんな生活にも日常はあって日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし にしかわたく 高部正樹starstarstarstarstar_borderゆゆゆ相手が自分のことを傭兵と知ると「人を殺したことがあるんですか?」と聞いてくる話を何かで読んだなと思い出しつつ、一巻読了。 傭兵として戦場へ赴き、戦闘を繰り返す中で、それでも存在しうる何気ない日々の日常。 感動的なものから、休日の下衆いものから、戦場ならではの空気感などが描かれている。 柔らかい絵柄がとてもすばらしくオブラートに包んでくれているので、本当はドロドロとした世界なのかもしれないけれど、とても読みやすい。 なぜ傭兵になったか理解できないので、私は普通の人なんだろう。やっぱりこういう銃撃戦系は大好物ヨルムンガンド 高橋慶太郎starstarstarstarstar宮っしぃ武器を憎んでいるけど世界が嫌いなヨナは、ある事件をきっかけに武器商人のココと一緒に旅をすることに 少年兵のヨナは戦闘力はめちゃくちゃ高いが、一般的な知識や経験が乏しい中、仲間とともにどんどん成長していき、最後には世界や仲間たちへ自分なりの考え・答えを出すまでに成長していく 武器商人として世界を回る設定なので、ドンパチもかなり多いし、戦争・武器について考えさせられる様な内容もあり、個人的には大好物な内容 若干展開は速く、少し早めに畳んだ感はあるけど、それを抜きにしても個人的には大好きな作品の1つ 電子書籍版はまだかなパイナップルARMY 工藤かずや 浦沢直樹starstarstarstarstarゆゆゆ※ネタバレを含むクチコミです。人がすぐに死にます。パイナップルARMY 工藤かずや 浦沢直樹名無し青年向けエロ漫画というわけではないんだけど、すごく大人向けの漫画。 内容も政治的な切り口が多いし、物語がジャンプコミックスのように起承転結が激しくない。 静かに進む物語です。 浦沢直樹シリーズの中では1番地味な作品だけど、一周回って面白いという感じですね。 ちなみに人がすぐに死にます。戦闘ものお好きでしたらぜひ読んでみてほしいヨルムンガンド 高橋慶太郎starstarstarstarstar_borderママ子どちらの良かったですが漫画よりアニメのほうが、内容は入りやすかったかな?間の雰囲気は漫画のほうがおすすめ。 戦うということにどちらも正義があって、それでいて他方から見たら悪になる。矛盾だらけだけど平和を願って武器を売る。主軸はヨナとココだけど話の背景も面白い。 戦闘ものなので、年齢問わず楽しめると思います。世界情勢勉強した後だと、さらに読み込み深くなって面白いかもしれません。 ゴルビーの訃報でふと思い出すパイナップルARMY 工藤かずや 浦沢直樹ナベテツ※ネタバレを含むクチコミです。死にたくないから死地を飛ぶ男達RAISE 新谷かおる名無し※ネタバレを含むクチコミです。男の世界エリア88 新谷かおる名無し※ネタバレを含むクチコミです。 諸行無常の建国物語 #完結応援ウイグル無頼 横山光輝名無し※ネタバレを含むクチコミです。武器もの金字塔の一つヨルムンガンド 高橋慶太郎狐優曇華武器もの(と言うジャンルがあるかどうかは知らないが)としても楽しめるし、ヨナを取り巻く人間ドラマとも読める、どっちにせよとても面白い。 武器もの、他には、パイナップルアーミー、マスターキートン、ガンスミスキャッツ、ガンスリンガーガール、ブラックラグーン、などだろうかターゲットチップカードから引いといてくれエリア88 新谷かおるneko注釈に『預金通帳みたいな物』と書かれていたけど、 本当に存在するのだろうか? 創作だとしたら、凄くカッコいいネーミングだと思う。 知られざる傭兵の日常日本人傭兵の危険でおかしい戦場暮らし にしかわたく 高部正樹名無しマンガや映画のなかではかっこよく描かれている傭兵たちの実態がコミカルかつリアルに語られているエッセイ。過酷な環境の中で彼らが何を糧に生きて、戦っているのか、格好つけず誇張もしない等身大の姿で描かれるのが読みやすくて興味をそそられます。 意外だったのが日本人の傭兵が結構居るんだっていうこと。高部さんの所属部隊にも日本人の同僚が何人か出てきます。みな個性的な人物で読んでいるとくすっと笑えるのですが、もちろん戦場で命を落としている方のエピソードもあるわけで…。 高部さんが引退を決意した理由が「体がついてこなくなったから」っていうアスリートの言葉みたいなのも衝撃でしたが、その判断が出来るか出来ないかが生死を分けるんだろうなとという説得力がすごかったです。 縁遠いと思っていた世界が少し身近に感じられる一方で、自分の生活のすぐ隣で命のやり取りを行っているひとたちが居ることの重みを考えさせられました。戦争の転換期ホークウッド トミイ大塚ナベテツ騎士が名乗りを上げ、戦場で一騎討ちをしていた時代。中世の戦争は殺伐としていても、どこか牧歌的だったと思われますが、この作品はそんな時代が終わりを告げる転換期を描いています。 野心に燃える傭兵部隊の隊長・ホークウッド。英仏百年戦争のアイコンと言えばジャンヌ・ダルクですが、恐らく彼のように野望を持った人間も恐らく存在したのだろうと思います(洋の東西を問わず、立身出世を成し遂げた英雄と、途半ばに倒れた多数の人間が歴史を動かしてきました)。 戦場の主役が、騎士から無名の兵士へと替わる。それは、戦死者が増大する所謂「殲滅戦」への入口となっていきます。 戦場にロマンはない。「狼の口」と同様、そんな現実を教えてくれる作品です。「だがこれがいい」としかいえないな...闘神サイト 石山東吉マンガトリツカレ男よくわかんない設定や色々ツッコミどころがむちゃくちゃあるんだけど、「だがこれがいい」としかいえない。絵のタッチは師匠の車田正美に似ていて内容も車田正美っぽさを感じる。「包丁人味平」の白糸ばらしネタがあったり、仲間の四天王っぽいが登場するが最終決戦前に死んだので名前と顔がほとんど一致しなかったりしたが個人的には好きだな 石川賢の最高傑作という人がいるのもわかるぜ極道兵器 石川賢starstarstarstarstarマンガトリツカレ男これなんて表現したらいいのかが簡単なようで難しいマンガだ。 最初から最後までクライマックスだ。 石川賢のマンガをよく知る人には、石川賢のマンガの凄さに溢れた傑作と言えるが石川賢を知らない人には説明が難しい... あらすじは凶暴なヤクザが傭兵になって南米で殺戮を繰り広げていたが、自分の父親がデス・ドロップ・マフィアという組織によって殺されたあと、武器を片手に裏切り者を殺しに行く。物語の途中に大怪我をするが、日本政府の手によって全身に重火器を組み込んだ極道兵器になり物語が進んでいく 主人公である将造の完全に狂ってるセリフや、やり過ぎなバイオレンスとアクションやどんどんエスカレートしていく武器といい強烈な個性の圧倒的なマンガとしかいえん... 武器のない世界なら、少しは好きになれるかもしれないヨルムンガンド 高橋慶太郎猫あるく人種とか戦争とか重めのテーマなんですけど、そこをじっくり掘り下げてるわけではなくて、派手なアクションとかノリとかセンスを楽しめる漫画なので、テンポよく読める。 かといって1つ1つのストーリーは軽くなく濃密な物語がラストまでしっかり読ませてくれる。そして出てくるキャラクターは敵も味方も一筋縄じゃいかない連中が揃っていて魅力的だった。 色々な特殊技能を持ったスペシャリストが個々の能力をフルに活かして戦うのが好きなので、そういう感じの物語、攻殻機動隊なんかが好きな人にはかなりおすすめです。 戦闘シーンの時に線が濃くなるのってめちゃくちゃ良くないですか? 「恋と空戦」の犬村小六、原点にして名作とある飛空士への追憶 小川麻衣子 犬村小六mampuku 「ひとりぼっちの地球侵略」の小川麻衣子作画によるコミカライズ。原作は、アニメーション映画にもなった犬村小六の小説「飛空士シリーズ」の第一弾です。 原作全シリーズ所持していますが、拙者、読むと号泣してしまうので外出先で読めません。。ストーリーとしては身分違いの愛の逃避行なんですが、丁寧に描かれる恋心と圧巻すぎる空戦描写が素晴らしく、のちに犬村先生の代名詞となる「恋と空戦」の原点にして最初の傑作って感じでバチクソ泣けます。 アニメだと主役の(若かりし頃の神木隆之介くんの)声が、コミックだと絵が、イメージよりかなり幼く感じられるので、やはり原作が至高にして最高です。 傑作中の傑作極道兵器 石川賢マウナケア噂には聞いてましたがここまで凄まじいとは…。この作品、いきなりクライマックスという感じで、しょっぱなから第1巻のほとんど最後まで、ひたすらハードなアクションが続いているんです。マッド・ドッグの異名をとる傭兵・岩鬼将造は暴力団組長の息子。父の暗殺を知り帰国、落とし前をつけに黒幕の元へ――。ということで殴り込みになるのですが、そこは極道ならぬ極道兵器。ドスやチャカ程度の戦闘では収まらない。戦場土産のバズーカやミサイル、果ては核兵器まで飛び交うのですからもはや戦争。著者の真骨頂である狂気の演出と相まって、ハリウッド映画も真っ青のバイオレンス作品に仕上がっています。最初は極道物と思わせておいて、SF的な改造をされて名実ともに極道兵器になる、という設定なのですが、それはこの際どこかに置いといてほしい。許嫁の姐さんや、さらに凶悪な兄貴分もでてきますがそれもどうでもいい。とにかく主人公・将造の暴れっぷりを見て欲しいですね。ついでに、またしても広げた風呂敷を畳まない展開も忘れてほしい…。ハードな物語を彩る、青臭さを超越した名言の数々エリア88 新谷かおる名無しアスランと言えば、『機動戦士ガンダムSEED』とか『ナルニア国物語』ではなく、当然『エリア88』が出てくる3X歳です。『エリア88』に登場するアスランは、中東にあるとされる架空の国の名前。アスランを舞台に空を飛び戦うことしか許されない男たちの生き様はいまだにオッサンたちの心を熱くするのです。 主人公・風間真は日本人。アスラン王国に雇われた戦闘機パイロットとして、空軍基地エリア88に駐留しています。もともとは大和航空の旅客機パイロットとして将来を嘱望されていたのですが、親友の神崎悟の姦計により、大和航空令嬢で恋人の涼子を置いたまま外人部隊に入隊することになります。 シンとアスラン王国との契約は3年間。3年間生き残り、契約を満了するか、違約金150万ドル(当時のレートで日本円3億円)を支払わなければエリア88からは脱出できません。シンはかつての親友・神崎への復讐と愛する涼子のため、この地獄を生き抜く覚悟を決めます。 エリア88にはシン以外にも、、脛に傷持つ男たちが多く集まっています。シンの盟友・ミッキーはベトナム戦争時にアメリカ海軍のパロットとして活躍しましたが、復員後の平和な日常に馴染めずエリア88に来てしまいました。対地攻撃を得意とするグレッグはソビエト連邦からの亡命者の運び屋をしていましたが、ある事件がきっかけでエリア88に流れ着いてきました。歴戦のパイロットそれぞれに事情があります。 『エリア88』の面白い所は、やはり彼らが正規軍人ではなく傭兵であるところです。彼らは国や軍を守るためではなく、ただ自分のために戦います。罰金を払うことで、ある程度の任務の選択もできますし装備の選択も自腹で自由。生き残るために装備を整えれば違約金まで遠くなりますが、怠ればすなわち死…。自身の能力・装備と、任務の難易度を天秤にかけるのです。 物語は、エリア88の個別の作戦から、やがて世界を支配する軍産複合体・プロジェクト4の陰謀まで広がります。傭兵個人の想いを描きながらも大きな大きな物語が展開し、綺麗に完結するという、稀有な名作なのです。 また、忘れてはいけないのが、松本零士作品とも通じる“漢ポエム”があります。「頭上をかすめる排気音…青く輝く誘導灯…地獄を照らす着陸灯…その日、悪魔は“生きろ!”といった…」ハードな物語を彩る、青臭さを超越した名言の数々は、日々、板挟みにあえぐサラリーマンにも意外と通じている気がします。苦しいときに、『エリア88』の名言を思い出して踏ん張っている僕は、色んな意味でどうかしているような気がします。完全な横山光輝エンターテイメント作品ウイグル無頼 横山光輝starstarstarstarstarマンガトリツカレ男旅人・ヘロデが大ウイグル帝国を建国するまでの話。多分実際の歴史とはかなり違うので歴史を学ぶというよりも「横山光輝が書く物語の楽しむ」のがメインの作品だと思う。 横山光輝の作品に登場する主人公にある「割り切り」「合理性」「一貫した行動理念」が溢れていてラストも含め最高だった。 ただ読む順番がよくなかったのか、同じ横山光輝の「長征」を読んだ後だったので同じようなネタを見ることになってしまったのが残念 最終回周辺は熱すぎる展開爆風スマイル 新田たつおstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男あらすじにはハードボイルドアクションとあるがハードボイルドアクションがメインで俺の好きな新田たつおギャグが散りばめてあって読みやすい。内容に時代を感じるが最終回周辺のソ連軍が攻め込んできたあたりの展開は好き こういうのを書いていたなら、隊務スリップを書くのも納得がいった 初期と後期が全然違うバランサー 新谷かおる霧兵衛良かった点 ・初期のハードボイルドな傭兵路線はすごい好き ・エリア88のバンバラ編が好きな人にオススメ 総評 ・初期と後期が全然違うので調べてみたら、色々な事情があったようだな<<12>>
17世紀のヨーロッパで活躍する日本人の傭兵「イサック」がとにかくカッコイイ漫画。火縄銃なんて日本史の授業で単語覚えたくらいしか馴染みのない代物って感じですが、表紙を見ればわかる通りこの男が構えると超カッコいいんすよね。伝説の武器かなにかですかって感じ。実際に当時の火縄銃の命中精度ってどんなものだったんでしょうね?(教えて詳しい人)ちなみに作中のイサックは超絶スナイパーでした。 あらすじや時代背景の解説はここ読むとわかりやすいかもです https://magazine.manba.co.jp/2017/08/26/1st-isakku/ 次から次へ戦いに身を投じていくイサック。因縁の敵みたいのも出てきてますます先が気になります。