あらすじ
博多・中州で「博多姉妹」を営む美人姉妹。暗い過去を持つ姉と受験勉強青春真っ只中の妹。ふたりと取り巻く客たちひとりひとりの生きざまを名作「博多っ子純情」の長谷川法世がドラマチックに描ききった佳作。
「博多っ子純情」など、博多を舞台にした作品を描かれてきた長谷川法世氏。
この物語では、真面目で控えめな姉、自由奔放な妹、正反対な姉妹を描いています。正反対な2人ですが、どちらも魅力的に描かれており、いつもお互いを心配していることがわかります。私も2人姉妹なので、共感できる場面がたくさんありました。舞台である博多の風景や、登場人物達が話す博多弁にはとても味があり、ストーリー全体の雰囲気を作り出しています。
名無し
あらすじ
九州・博多にある叔母の家で暮らす少年・ゆずるは、叔母からその存在を疎まれていた。そんなある日、北海道の網走にいるという父に会いに行く決心をしたゆずるは、わずかな金を握りしめ、貨物列車へと忍び込む。しかし、大阪まで来たところで無賃乗車がばれ、降ろされてしまった。だが、そこに居合わせた源さんという中年の男はゆずるを庇い、自分が運転する夜行便のトラックで東京まで送ってくれるという。父は網走で社長をしていると思い込むゆずるは、そうして少しずつ北海道へと近づいて行くが…!?
あらすじ
福岡・博多の街――スカウトマンから成り上がり、あまねく夜の店に女性を派遣し、彼なくして博多のネオン街は立ちゆかないとも言われ、伝説とまで呼ばれた青年――藤崎拓哉。友愛と野望と成長の青春グラフィティ! 『黒服物語』の記憶も新しい黄金コンビ、倉科遼と実力派・成田マナブの完全新作! なんとなく過ごしてきた学校生活も終わりに向かい、進路に思い悩む拓哉たち。そこに思いがけぬ形で先輩がやって来た――。揺れる心と大きな野望、青年の成長を描いたサクセス・ストーリー。『女帝』から始まった倉科遼ネオンワールド最終章、満を持して登場!
あらすじ
ここは西日本一の歓楽街、夜の蝶たちが華麗に舞う博多の中洲。この街で、夜の仕事に就く女性たちのサポートをするスカウトマン・ムラサキ。今宵も彼の導きで、輝く女性がまたひとり、夜の街へと羽ばたいてゆく――
あらすじ
福岡・中洲随一の高級クラブのオーナーママとして夜の世界で全国的にその名を轟かし、また、地方発の伝説的なタウン誌「中洲通信」のオーナーとして出版人・文化人の間でもその名を知られる女性、藤堂和子。中洲の小さな店からスタートし、いまや、九州随一のクラブのオーナーとして、政財界、芸能界、さらには元米国大統領まで多彩な人脈を持つ、まさに『リアル女帝』ともいうべき存在までのぼりつめた彼女。その成功には、祖母の代から続く「親子三代ママ稼業」のDNAが役立っているという。大正時代にアメリカへと渡り、シアトルで酒場を任され成功させた祖母マツ、戦後の博多で夜の街を復興に力を尽くした母アヤ、そして和子――。祖母からの女三代に渡る波乱の生涯を、「女帝」の倉科遼・和気一作の名コンビがドラマティックに描く!