完結したマンガの感想・レビュー16034件<<568569570571572>>ジャケ買いさせる強画力はこのときから顕在煉獄のカルマ 廣瀬俊 春場ねぎmampuku「五等分の花嫁」が大ブレイク中の春場ねぎ先生の初連載作品。 原作は「青春相関図」の廣瀬俊で、本作も新作もあまり長くは続きませんでした。やろうとしてるよく内容は似ていてどちらも学校内のドロドロした人間関係を扱ったサスペンスなのですが、この「煉獄のカルマ」の方が作画担当者の画力も設定などのアイデアも「青春相関図」よりずっと良かっただけに、途中からアイドル編という謎の迷走をはじめてしまったのは残念でした。 春場先生の絵の可愛さを活かそうというマガジンの試みは、果たして「五等分」のヒットをもって成功を収めたのでした。でもこういうシリアスなやつまた見たいので、五等分が完結したら次はマイホームヒーローの山川直輝さんあたりと組んだやつが読んでみたいです。長曾我部元親が虫として現代に転生するマンガ出陣★昆虫武将チョウソカベ! 森田将文名無し語りませう薄幸の女の子だけど…女の子が死ぬ話 柳本光晴む映画から入って響読んだらこっちも読んでみてとおすすめしたい この作者さんの描かれる女の子、意志が固くて強くてなんか好きなんですよね。崖際のワルツ崖際のワルツ 椎名うみ作品集 椎名うみむ青野くんに触りたいから死にたい、が好きでこちらも読みました。劣等感をもつ人間、他人の心にずけずけと入り込む人間…どの短編の登場人物も魅力的に思えてきます。そして青野くんに〜同様感情の入ったキャラの顔がいい! 神保町の描写が最高!!AKECHI イイヅカケイタ霧兵衛よかった点 ・神保町の描写がかなり現実に沿っている。明智古書店の漫画ゴラクの日本文芸社の隣の隣に存在しているのがわかる 総評 ・絵も綺麗で読みやすいのでこれから楽しみ複雑に交錯する青春青のフラッグ KAITOstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)ジャンプ+で隔週連載中。 高校生の性や恋、友情に関するものすごく繊細な部分を直接的な言葉に頼らずとても丁寧に描いている作品。 よくある高校生の青春ものかと思ったらもっともっと深いところまで連れていってくれる。 高校3年4月、太一は小学校からの幼馴染だがあまり話さなくなった人気者のトーマと、彼のことが好きな小動物系女子の双葉と同じクラスになり、変わりたいと願う双葉に協力することにしたのだが努力は空回り人間関係は複雑に絡み始める。 1話目からもしや、という布石が思春期の人間関係の中に丁寧に散りばめられていて、読み飛ばしてしまいそうな仕草や視線の中に恋心が織り込まれているから一コマも見逃せない。 男と女、男と男、女と女、恋と憧れと友情と混ざり合い交錯する。 この漫画の会話って実はすごくて、限りなくリアルな話し言葉になっているのがたまらない。 他の漫画だと今井哲也『ハックス!』や、ヤマシタトモコ作品に感じられる。 「んー・・」「「・・えっと・・あの・・あのね・・」 のような、呼吸の間やスッと言葉が出てこないときの感じを出すので、人によっては間延びして感じられたりだるくなる人もいるかもしれない。 でも僕は好きだ。 人と人の間、つまり「人間」の関係性をこれでもかと丁寧に描いている。 言葉にならない、できない感情を丹念にすくってくれる。 社会に蔓延る様々な生きづらさを高校生たちに背負わせてるが、そこに救いを見せてくれそうで期待してしまう。 終盤に近づいてきたようではあるが、どのように収束するのか楽しみだ。表紙はこんなに可愛いのに校舎の天では悪魔が嗤っている 小山鹿梨子 蜂谷あいmampuku「校舎のうらには天使が埋められている」の続編ということですがあんまり続編感はなく、絵柄だけは今風な古臭いホラー(ちょいエロあり)って感じ。 「eヤングマガジン」に移っただけあり少女漫画誌ではできないことをやってるなという風に見えます。元が少女漫画にしては色気のある絵なのと少年漫画っぽさも合わさって淫靡さ凄惨さがプラスされています。 ただ少し、ノリが独特というか、たびたび登場人物がおかしなムーヴをするときに、このテのジャンルに教養がないのでこれが素なのかなにかのオマージュなのかが判別つかずに困惑します… 田河水泡の名作のらくろ 田河水泡こうちゃん箱入りの本がおがめるとは思いませんでした!! なつかしい!!今際の国のアリスから漂流教室〔文庫版〕 楳図かずおめーこ関連でのってたので読んでみた。 小学生ならではの視点で読めて楽しい。G1馬も美人四姉妹もいる牧場の牧童の青春記じゃじゃ馬グルーミン★UP ゆうきまさみ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 逆襲インフェルノについて語ろう逆襲インフェルノ 重本ハジメ名無しなんか応援したいワクワクしますランウェイで笑って 猪ノ谷言葉む面白い!こんなコンプレックス持ってる業界人いるんだろうなぁって想起させるしどの登場人物も一生懸命で挫折、努力を繰り返す… やっぱり少年漫画好きだなぁ!結構好きだったなんちゃってBL漫画家マンガでぃす×こみ ゆうきまさみstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)漫画家になることが夢で少年誌に投稿し続けるが手応えなしの女子高生の主人公だが、ある日有名な新人漫画賞を取ったと連絡がきてビックリ!それもそのはず、投稿したこともない少女漫画の賞に、兄が勝手に妹である自分の名前を使用してさらに「BL」を題材にして投稿していたからだった。授賞式にも出てしまったため引くに引けず、天才の兄に支えられつ読んだことも描いたこともないBLに挑戦するのだった。 こんな漫画家マンガもアリなのね、というコメディテイストの全3巻。 あれ?あれれれ、という間に上のような状況。 展開が軽妙にコロコロと変わっていき楽しい一話目と、2話目からは四苦八苦しながらも、天才的でゆるい兄の助言を得ながら編集者にバレないように描いていく一話完結スタイルで読みやすい。 読んでいる僕自身、BLには全然詳しくなくて、さらにゆうきまさみ先生の漫画も「いつか読もうリスト」には入っているものの読んだことないというにわかだけど、このマンガのおかげでBLの読み方みたいなものが少し分かって興味を持てた。 最近話題になっているBLドラマ「おっさんずラブ」も楽しく見ることができたからBLの初心者向けの入口には良いかもしれない。 もっと読んでいたかったが作者本人がこれ以上描くのはネタギレできつい、ということで3巻でおしまいなのが悔しいというかなんというか、他はどんなバリュエーションあるの?と、もっと読んでいたかったなと思う。 一つのジャンルとしてBLは読んでいきたいと思っているけど、どこから手をつけていけばいいものか・・・。 あたしゃ震えたよまいりました、先輩 馬瀬あずさ名無しまいりましたどころの騒ぎじゃないワケですよ。読んでるうちに自分が後輩になっちゃってることに気づいて恥ずかしい気持ちになりました。 こりゃすげえテンポ、良っDr.STONE Boichi 稲垣理一郎名無し本作、とにかくテンポがいい。 ストレスゼロで面白い!!! とんでもねえよ!稲垣先生!Boichi先生!!!!! ニートが異世界じゃなくて紛争地帯で人生やり直す話マージナル・オペレーション キムラダイスケ 芝村裕吏mampuku艦これで一躍ブレイクしたしずまよしのり先生がイラストを手掛けた小説「マージナル・オペレーション」がアフタヌーンで漫画化。小説表紙では雪風そっくりのキャラクターに目を引かれましたがコミックスは一転硬派な感じです。 仕事を辞めてニート同然の暮らしをしていたが、このままではまずいと思い応募した就職の面接で知らないところへ連れていかれ、わけのわからないまま戦いに巻き込まれていく……と書くと一見異世界ラノベみたいなあらすじですが、主人公・アラタが連れていかれたのは現実の紛争地帯!類まれなる戦術眼を開花させ、少年兵らと共に戦場を渡り歩いていきます。ガンパレード・マーチやったことある人はちょっと懐かしくなるかもしれませんw 絵は上手いとは言えませんが濃すぎず薄すぎず読みやすいです。あと、ミリタリーモノっとはいえあまり蘊蓄ウンチクしてないぶん、異世界転生ラノベほどではないですがハイコンテクスト気味です。 初期短編集街遊びの達人ども 清野とおる発掘短編集 清野とおる霧兵衛良かった点 ・東京都北区赤羽のノリと違い、青春ヒヒヒとかに近い感じ 総評 ・タクシー回が好き意識はギャンブル好き暴虐オヤジ 身体は子供悪童-ワルガキ- 志名坂高次マンガトリツカレ男※ネタバレを含むクチコミです。期待してます!!僕はラブソングが歌えない 高井唯人さだおはじめは、ザ・ラブコメという感じでスタートしますが、転校生の雰囲気があやしすぎて、なにか起こる予感がし過ぎています!! どんなことが起こるのか、楽しみです!! 漫画家あるあるが満載の漫画家マンガ。小光先生の次回作にご期待ください。 水口尚樹名無し漫画家あるあるが満載の漫画家マンガです。幸村誠先生が「ボクのことを描いてる!」と帯に書いたほどリアルなようです。いつ読んでも100%の面白さを味わえて、いつも同じところで同じように笑ってしまいます。ファンレターにお返しをする回が最高です。早乙女選手、ひたかくすよりもこっちの方が好きじゅくじゅく 水口尚樹霧兵衛良かった点 ・全編通して熟女ギャグ漫画を通しているし最終回も良かった 総評 主人公が「熟」の漢字で興奮するのを見て、山上たつひこの「半田溶助女狩り」の「娘」の漢字で興奮するシーンを思い出したぜ 早乙女選手、ひたかくすもいいけどこういう方が好き。またギャグ漫画を書いて欲しい もっと続いて欲しかった...ジガ -ZIGA- 肥田野健太郎 佐野ロクロウ名無しなんで打ち切りになるんだろうと思うぐらい面白かった。 ネットでの評判を全く見ずに読んでそのあとにネットでの評判の見たけどみんな厳しいな... 怖~い信長、味のある秀吉、アホなセンゴクセンゴク 宮下英樹mampuku「騎馬武者が一列に並んで、突撃をかける。 馬上では日本刀を振りかざした武士たちが斬り合う──。 そんな戦国合戦絵巻はすべてウソである。 では実際のサムライたちはいかにして戦ったのか。」 1巻のカバーに書かれた文言ですが、このように合戦のリアルさや忠実に史実に基づいた部分と脚色された時代劇としての面白さを両立していて、長いシリーズではありますが読み始めると止まらなくなります。 織田信長が登場するフィクションは星の数ほどありますが、怖くて強くてかっこいい「センゴク」の信長は魅力度では(読んだ中では)トップクラスでした。 主人公・権兵衛の恋の行方にも注目です。7巻良かった!デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 浅野いにおstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)かわいらしいキャラクターやSFの皮を被った現代社会・政治・大衆のあり方を皮肉った感じの作品なのかなーと思ってずっと読んでいたんだけど、7巻のラストらへんで思っていたよりしっかりSFなワードが出てきたりグッとくる展開になってきて、クライマックス?に向けてグググッと盛り上がっててめっちゃいいじゃん!になってる。 でもその読者サービスともいえる気持ちのいい展開も、やっぱ無しでしたーとすかされてしまう可能性もあるので期待しすぎないようにしないと・・。 あと、扉絵のひとつにキャラをリアルな画風で描いたやつがあって、ちょうどキモくて良かった! そうだよなー、こんなファンシーな漫画っぽい見た目のやつ現実にいたらこうなっちゃうよなという良い残念感だった。<<568569570571572>>
「五等分の花嫁」が大ブレイク中の春場ねぎ先生の初連載作品。 原作は「青春相関図」の廣瀬俊で、本作も新作もあまり長くは続きませんでした。やろうとしてるよく内容は似ていてどちらも学校内のドロドロした人間関係を扱ったサスペンスなのですが、この「煉獄のカルマ」の方が作画担当者の画力も設定などのアイデアも「青春相関図」よりずっと良かっただけに、途中からアイドル編という謎の迷走をはじめてしまったのは残念でした。 春場先生の絵の可愛さを活かそうというマガジンの試みは、果たして「五等分」のヒットをもって成功を収めたのでした。でもこういうシリアスなやつまた見たいので、五等分が完結したら次はマイホームヒーローの山川直輝さんあたりと組んだやつが読んでみたいです。