完結したマンガの感想・レビュー16034件<<553554555556557>>奇妙かわいいお化けvsマフィア「プロレス狂想曲」プロレス狂想曲 ニコラ・ド・クレシー 原正人名無し電書で「さあ読もう!」として、ページがめくれなくて戸惑った。 そりゃそうだ!左開きなんだから (書影の右側にある黒い背表紙がトラップだった) 2014年頃、ウルジャンの巻末で『逆さに』連載していた作品。(左上から右下に読むスタイルのため、天地逆で掲載され巻末側からめくるようになっていた) 当時ジョジョリオンを読んでいた際に数話読んだ覚えがあり、「日本の雑誌でバンド・デシネが読めるなんてすごい!」と、編集部の意欲的な姿勢に感心した覚えがある。 雑誌で読んだときはなんとも思わなかったが、単行本で読んでみるとキャラクターのかわいらしさと不気味さのバランスが素晴らしかった。 またフランスの街の描写(エレベーターの0階や、地下鉄の折りたたみ椅子)が、自分にとって異国情緒が感じられていい。 正直言って最後のオチは「ええ〜〜〜ッ!?😫🤔🤭」(※読めばわかる)という感じだったが、映画のAKIRAのオチもあんな感じだし個人的にはありかなと思う。完結!境界のRINNE 高橋留美子大トロRINNE終わったの知りませんでした‼︎ キャラクターがみーんな魅力的で、老若男女楽しめる素晴らしい漫画でしたね。 りんねと桜はどうなったのか気になる……一刻も早く最終巻を読もうと思います・ウェブっぽくてアニメっぽいSFバトル漫画電撃トラベラーズ 瀬川はじめ オカザキトシノリmampukuサイバーパンクのような異能力バトルのような SFアクション。ヒロインとの出会いも掴みとしては良かったし、日常と切り離され、暗躍する敵と戦うための組織の一員になるまでがテンポよく描かれた第一話だった。 ここで読める↓ https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_KS12200143010000_68/ 他の瀬川作品と同様、和テイストな要素も盛り込まれてきそう(組織「賢人機関」のエージェントっぽ人は「天日鷲神」と名乗っていた)神様・仏様・イエス様! 跡取り息子3人組の『さんすくみ』さんすくみ 絹田村子たか絹田村子先生の読切「読経しちゃうぞ!」の連載版。 主人公は神社の頼りない跡取り息子で、厳しいお母さんにバリバリ怒られている頼りない男の子で、非常に絹田先生らしいキャラ。 男3人でで東尋坊行ったり卒塔婆書いたり、御朱印書いたり、お祓いしたり。 聖☆おにいさん、ぶっカフェ!、動物のお医者さん、二ノ宮知子先生が好きな人はハマると思うのでおすすめです! トクサツガガガトクサツガガガ 丹羽庭むNHKでドラマやるんですね http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/22000/305024.html この前ライダーショーやってる横通ったら若い女性ばっかりだったから特オタのOL少なくはないと思ってる。コミカライズが綺麗にハマったミステリー作品十二人の死にたい子どもたち 熊倉隆敏 冲方丁sogor25一般的にマンガという表現方法はミステリーには不向きだと言われてるけど、登場人物が多くてかつ会話劇がメイン、そして視覚情報自体が状況の理解には一役買うけども事件の伏線を示す上ではそこまで寄与しないということもあって、この作品に関してはコミカライズはかなり合ってたんじゃないかと思う。 登場人物が多いだけに掘り下げる要素も多くて、実は2巻まではかなりスローペースに感じていました。ただ最終3巻、事件の種明かしから幕引きに至るまで一気に転がっていく展開は心地よい。 全3巻読了済。本格ボルダリング漫画壁ドン! 佐久間力starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)ここ数年でちょいちょいボルダリング漫画が始まってたりしますが、個人的には一番楽しみ。 というのも、他のボルダリング漫画は、わりとフェチの方に振っていたり、かわいい女の子たちが青春していたりするから、なんとも言えないなーと思って読んでた。 けど、この「壁ドン!」はメジャー誌っぽく本格派でやっていきそうだから楽しみ。 自分でもボルダリングやってるから分かるけど、痩せ型なのはわりと武器。 でも筋肉も必要になってくるわけで、文字通り壁に当たってどう鍛えていくのかなという。 あと、やっぱりオリンピックを目指すという目標が明確なのがいい。 ヒロインもかわいいし、今後この漫画からボルダリングへ入る人口が増えたらいいなと願ってます。 これは見事なセルフ翻案ヒル・ツー 今井大輔sogor25前作「ヒル」から比べてサスペンス度合いが強いと共に、巻き込まれた形の主人公のユウキが事件に前のめりに動くので物語の速度感がかなり早く感じる。そして速度感があるからこそ1ページ先の展開を読ませない。 前作の設定をちゃんと活かしつつ、前作とは明確に違う読み口の作品、むしろ1話から大きく事件が動く分、前作未読の方はこちらか先に読んでもらうのもアリかもしれない。 しかし5年以上前の作品が電書で人気になって新編開始、でこれだけの物語を作り上げるあたりは流石の一言。 2巻まで読了。これはいいパラスポーツ作品になりそうブレードガール 片脚のランナー 重松成美sogor25テーマはスポ根っぽいけどBE・LOVE連載なだけに文脈は少女マンガ寄り。義足の専門的な話などもありつつ全体的に爽やかな画作り。言ったら幾らでも重い展開に出来るようなテーマなんだけど、例えば骨肉腫で右下腿を失ったっていう設定を説明だけに留めて、画面作りを明るく、かつ純粋に走ることに対する物語を中心に展開。パラリンピックを見据えた企画だろうし、極力ポジティブな物語にしようという描き方には好感が持てる。物語が進む中で主人公の鈴がカッコよく走るようになってくれることを期待。 1巻まで読了。1945年の日本×異形の怪物 という異色の組み合わせキヘイ戰記 原田ケンタローsogor25異形の怪物の出現により第二次大戦が休戦となった世界という設定も然ることながら、戦闘狂に見えてかなり人間味に溢れる主人公の希平のキャラも面白い。司令官の比命や希平の上官の鏡介など、主人公以外の登場人物もキャラが立ってるし、1945年の世界観にアンマッチな怪物のデザインや敵キャラの存在感もエッジが効いてる。 敵キャラの登場で大きく風呂敷を広げた形だが、ここからどう展開するか楽しみ。まだまだ表に出てない設定もありそうだし、じっくり巻数掛けて描ききってもらいたいところ。 1巻まで読了。 しかしこの女騎士、ちょろい。今まで一度も女扱いされたことがない女騎士を女扱いする漫画 マツモトケンゴsogor25SNS発マンガの普及で増えてきた1話8ページ前後のマンガ。取っ掛かりのアイデア1本あれば話数を重ねて面白い作品に仕上げられる、というのを体現してる作品。内容はほぼタイトル通りなんだけど、3話くらいで女騎士はもう屈してる。気がする。 面白いなあと思うのは女騎士レオに告白した魔法使いフーリーのキャラ。魔法使いとしての有能さでレオが都合よく好感を持つ理由を出しつつ、少し油断すると下心が見えてレオが反発するきっかけを与える。結果、レオが実質ほぼ落ちてるのに、ツン:デレ=2:8くらいの絶妙なバランスにギリギリ留めている。 1巻まで読了。すれ違いコメディが好きなら間違いない作品春夏冬さんに呪われるっ!? 三ノ咲コノリsogor25この作品は春夏冬さんの特徴的な目5%、萩好さんの中二病要素5%、雰囲気ホラー5%、唯一の常識人枠崇桐くん5%、そして誤解と勘違い80%でできています。 表紙がなんだかんだホラーっぽさがあるのとシリウスレーベルなので若干重めな感じに見えるけど、中身は思いっきり頭空っぽにして読めるいいコメディ作品。 1巻で春夏冬さんと萩好さんが幸か不幸かお近づきになってしまったので、2巻以降はコメディの手数や種類が増えてもっと加速していきそう。 1巻まで読了。あらすじで気になったらとりあえず3巻まで読んで!君は春に目を醒ます 縞あさとsogor25※ネタバレを含むクチコミです。 悪意のない優しい世界かわいいひと 斎藤けんsogor25序盤になんかちょっと悪役っぽい人が出てきてた気がするけど、ずっと性格の悪いキャラが出てこなくて、本当に安心して2人の恋路をずっと眺めていられる。 例えばこれを実写でやるとすごい冗長になりそうで、そういう意味ではマンガだからこそ成立しそうな優しい世界。個人的には起伏のある物語が好みではあるけど、そういう作品ばかり読んでて気を休めたいとき、もしくは単純に現実世界に疲れたとき、この作品があるだけで癒やしになる、そういう作品。 6巻まで読了。前作を読んでなくても楽しめる。読んでればもっと楽しめる(かもしれない)昭和オトメ御伽話 桐丘さなsogor25※ネタバレを含むクチコミです。異世界のワーカホリック系お仕事マンガ、でも世界観は超ライト竜と勇者と配達人 グレゴリウス山田sogor25中世感のあるファンタジー世界で働く配達人が主人公という独特性もあるが、今巻辺りからより主人公以外へのフォーカス度合が強くなり、群像劇の様相を見せてきた。この作品世界的には割とハードモードっぽい事件がちょこちょこ起こってるんだけど、全体にお気楽な雰囲気で話が進んでいくので、いい意味で軽い気持ちで読んでいける。ファンタジーでも仕事ものでもあるけど日常系のような緩さもあるので、誰にでも薦められるタイプの作品。 4巻まで読了。 わたしの好きなバクマン。の好きではない話についてバクマン。 カラー版 小畑健 大場つぐみぱにゃにゃんだーバクマン。はとても好きな漫画で、何度読み返したかわかりません。夢を叶えるというテーマを二重に達成するサクセスストーリーはドラマチックでロマンチック。きっとこれからもなんども読み返すでしょう。 そんなバクマン。だけど、何度読み返しても七峰透編だけは楽しめない。いつも服部さんが亜城木のところへ七峰透のトレジャー投稿作を持ち込むあたりで「ついにきたか」と暗澹とした気持ちになる。しかもこの七峰編は二度もある。倒れるなら前のめりな不死鳥フェニックス七峰は、新井先生の「チーズおかき」連載終了・東先生の「パンチラファイト」掲載ともに蘇る。「パンチラファイト」と東先生の話自体は面白いので飛ばすわけにもいかず、途中の平子一也回を憩いになんとか読み進めていく。 ほんとに好きじゃないんですよ、七峰透編が。 しかし、バクマン。という漫画において、この七峰透というキャラクターは異色な立ち位置でもあるわけです。 銀魂の担当編集大西さんがメインの回で天知(ゴリラ)の描くクソつまらない漫画「ギンタマン」を銀さんがテコ入れしていく話しがあります。その時に銀さんが解説していたジャンプシステムはドラゴンボールを題材に「かつての敵は、次の戦いでは心強い味方になる。ただし、ヤムチャを除く」というギャグがあります。 ※ヤムチャは仲間です。そういうギャグです。 七峰透はまさにこのヤムチャなんです。亜城木の前に次々と現れる強敵。剣をペンに変えて誌面で熱い火花を交わすライバルたち。その中でお互いに成長し認め合い強敵(とも)となっていく。そんなジャンプシステムの輪から七峰だけが取り残されている。あの岩瀬ですらライバルの輪に加わり、あの白鳥ママでさら息子の努力だけは認めてくれるようになったというのに! 七峰透がジャンプシステムの輪から外れた悲しい男だとして、なぜそんなことになってしまったのか。考えずにはいられませんでした。だってなんの意味もないのなら、ただわたしにとって面白くないだけの男ですもの。 バクマン。はダブル主人公ではなく明らかにサイコーが主人公です。そうでないなら、主人公度がより高いのはサイコーです。そして、この物語はサイコーの心的世界における部外者か否かとなるかが、キャラクターの描かれ方の良し悪しがだいぶ別れるように思います。 というのも、最初漫画家になるつもりなんてさらさらなかったサイコーの元に現れたシュージンは、読み返してみればなんだかスレた可愛げのないガキです。亜豆のことを「ミーハーな」とさえ言っている。これが読者な立場に立ちすぎだとしても、なんだこいつ?的なことはサイコーのモノローグとして存在しているわけで、ある程度嫌なヤツ的な見方をすることはできるはずです。 また、服部さんは最終的には亜城木の最高の理解者となる編集者ですが、初登場時はリュークみたいな表情で「よくわかんね」と言ってたりするし、最終的に親友の嫁になる三好カヤについてもシュージンとの和解前後では描かれ方にだいぶ差があります。そのほか多くの漫画家たちも最初の印象は悪く、好転していくパターンがほとんどです。(例外は平丸くらいでしょうか) 一方、七峰透は逆のプラセスを辿ります。次回作の方向性を探る亜城木に「シンジツの教室」というヒントを与え、擬探偵トラップ連載時に熱心にファンレターを送ってくれていた七峰はサイコーの心証もよく顔が見えるまでは好感度の高い男だった。しかし、亜城木の仕事場に足を踏み入れ初対面を済ますと御破綻。「有意義な学園生活に必要なソレ」を連載し出せば好感度は、読者アンケートの3話目と同じように急転直下。ひどいものです。 ですが、他面ここまでサイコーの外部に留まり続けたキャラクターもまた居はしないのです。主義主張の違い、あるいは美学の違い、そうでなければ先を行き過ぎていた男とある種の旧態依然を是とするサイコーは最後の最後まで混じり合うことなく決別という選択以外には残されていなかった。本作のラスボスは終生ライバルになるであろう新妻エイジというのが一般的な見方ではありますが、彼もまたサイコーの良き理解者として彼を鼓舞する存在として敵味方を分かつことのできない存在でもあります。であるならば、最後の最後まで外部でありつづけた七峰透という男はジャンプシステムに取り込まれることを拒み、ジャンプをはじめとした漫画家たちとも袂を分かち、絶対的な他者として孤高の敵役としての役割を担っていたのかもしれない。そんな風に考えると、彼のことがちょっとだけ好きにはやっぱりならないけれど、頑張ったなと肩を叩きたくなる。 と、ここまで書いておいて、ここまで書いたことのほとんどをひっくり返してしまうことになるのですが、七峰透もまたジャンプシステムの内部に取り込まれていることに、はたと気づきました。七峰透は、ジャンプ出禁というペナルティによって、福田組をはじめとするジャンプで切磋琢磨する強敵の輪に加わることは最後までありませんでしたし、ピンチに現れるかつての敵的な美味しい復活もありませんでした。しかしながら、七峰透は「シンジツの教室」をサイコーに残していました。七峰透は二度ならず三度もサイコーの前に姿を表していたのです。彼がほぼ自力で描きあげた最初で最後の作品「シンジツの教室」は、亜城木夢叶がそのペンネームを実現するために欠かせない最後のピースを与えてくれました。それが邪道漫画の限界であり、邪道な王道という新境地でした。つまり、七峰透は最後の最後まで救済されない外部であったのではなく、彼の漫画家としての魂だけはそうとは知られずにサイコーの世界に取り込まれて、夢の一端を担っていたんでしょうね。 ながながしく書いた割には、ちゃぶ台返し的な顛末で一番驚いているのはわたしなんですが、書いたおかげで、七峰透への印象が変わりました。よかったよかった。ということで、バクマン。には隙がなくなったので、読んでいない人は読むといいと思います。 おわり三千年紀の新たな神話王様達のヴァイキング さだやす 深見真mampukuアメリカ合衆国が定義した、陸・海・空・宇宙空間に次ぐ「第五の戦場」ともよばれる"インターネット空間"を舞台とし繰り広げられるサイバーバトルの漫画。エンジェル投資家・坂井に才能を見出された天才ハッカー少年・是枝は、全く新しい形のサイバーセキュリティを立ち上げ様々な犯罪者たちと対峙していく。 我々の祖先が「集合的想像」による虚構の世界(宗教・国家・貨幣経済など)を獲得したことで核家族や小さな村落の枠を超え数千人、数万人を超える協力のネットワークを生み出すことに成功したことで、彼らはネアンデルタールをはじめとするほかの霊長を滅ぼし地球上の覇者となった。そして2千年紀の終わり、人は新たな世界「情報通信網」を作り上げた。何万年もの昔に生まれた「集合的想像」の虚構は、「情報通信網」によって急速に拡散し共有され、文化という文化を均した。インターネットの出現は、宗教や貨幣が世界を変えたことと等価かもしれない。 急速な変化に苦しむ旧い社会・体制はやがて淘汰され、「第五の戦場」を征服した者が新たな世界の王となる。ロマン主義の思想は人々に自由と幸福の追求を促し、そのために人々は富を蓄え、それを消費した。新しい虚構世界の誕生はそうした旧来の幻想を壊し誰も想像してこなかった価値観をも生み出しうる。 そうした新しい空間の冒険者である是枝そしてライバルの笑い猫やValkyriaと、彼らの手綱を引き、貨幣と法の支配する現実社会に繋ぎとめる役割をする坂井、サイバー空間を征服することで世界の王になろうとしている魔王のようなラスボス──。日本にはハッカーが足りないとは耳にするけど、案外いま一番必要なのは坂井さんみたいな人なんじゃないかなぁ あと一番重要なポイントですが、ヴァルちゃん可愛すぎません?めっちゃ好み。。大河ドラマのような充実感と心地よい疲労感SWAN 白鳥 有吉京子名無し聖真澄という一人の少女が成長し、一流のバレエダンサーになるまでを描いた話。というと、とてもありきたりだが、スポ根としてのバレエ、芸術としてのバレエ両方の側面から書かれている。また、少女漫画の醍醐味の一つである誰と誰がくっつくのか、という点も意外な落としどころがあるのが、見逃せない。堅苦しくなく、チャチじゃない本格バレエ漫画。 全12巻の分量できちんと主人公が挫折して成功して、また挫折して、それでも成長していく様を見るのは、とても心地よい疲労感がある。言うまでもなく、聖真澄というキャラクターは架空の存在なのだけれども、実際に彼女の成長と大切な内面を共有できたような、かけがえのない気持ちを抱くことができる情報量が多くてくびれるが、このような疲労感なら大歓迎である。 武装錬金について語ろう武装錬金 和月伸宏名無し※ネタバレを含むクチコミです。最近読み返したけどヒカルの碁 ほったゆみ 小畑健名無しヒカルの碁は、よく言われることかもしれないけど、ヒカル無双に見えて、格上には基本的に勝てないのが、リアルだし、その匙加減が作品を面白くしているのだなぁと思った。 あと、倉田さんが(倉田さんだけは?)サイをとおしたヒカルではなく、ヒカルそのものを見ていると気がつくと、とても重要なキャラだったのだなと気がついた。年上和服美人と画学生の恋夏の前日 吉田基已starstarstarstar_borderstar_borderかしこ二話目から電車の中で読めなくなるくらい急展開します。 美人なお姉さんに優しくされたり怒られたりするのも見どころですが、芸術を志す若者が青くさく悩む様も丁寧に描かれてます。ノスタルジーな雰囲気ですが現代が舞台のようです。 この作品の前に他誌で連載してた水の色 銀の月がこれの続編にあたる内容なので、作者の経歴どおりに読むと二人の恋の行方を知りながら読むことになります。どっちから読んでも面白いので両方読むのがオススメです。 小学校の図書室に置いてほしい動物のお医者さん 佐々木倫子ゆみこマンバ通信を読んで、この漫画を知らない人がいるなんてそんなまさか…と。とりあえずクローゼットからひっぱり出して読み直しました。 佐々木倫子さんの作品も動物漫画も、この1冊が私にとって初めてでしたが、何度でも読み返せる面白さです。ギャグでなく、いわゆる自然界の不思議的要素で笑えるのってほんとにすごいと思います。 一家に一台ならぬ一動物のお医者さん。子供にぜひ薦めたいですね~狩撫麻礼で何が面白いって聞くとだいたいこれが出てくるLIVE!オデッセイ 谷口ジロー 狩撫麻礼starstarstarstarstarマンガトリツカレ男昔は個人的にあんまり面白さがわからなかったが、最近読み直して昔から狩撫麻礼ファンがオススメする理由がやっとわかった。昔はバンド漫画としてオデッセイがメジャーになり社会現象までというストーリーに注目していたが、サイドストーリーのオデッセイの生活も込みで楽しむもんだと。 初期の狩撫麻礼に登場する主人公を見出す中年の男はどいつもかっこよすぎる 谷口ジローと組んだ「青の戦士」「ナックル・ウォーズ」「LIVE!オデッセイ」のどれがいいと聞かれたら、「時と場合」によるとしかいえない。<<553554555556557>>
電書で「さあ読もう!」として、ページがめくれなくて戸惑った。 そりゃそうだ!左開きなんだから (書影の右側にある黒い背表紙がトラップだった) 2014年頃、ウルジャンの巻末で『逆さに』連載していた作品。(左上から右下に読むスタイルのため、天地逆で掲載され巻末側からめくるようになっていた) 当時ジョジョリオンを読んでいた際に数話読んだ覚えがあり、「日本の雑誌でバンド・デシネが読めるなんてすごい!」と、編集部の意欲的な姿勢に感心した覚えがある。 雑誌で読んだときはなんとも思わなかったが、単行本で読んでみるとキャラクターのかわいらしさと不気味さのバランスが素晴らしかった。 またフランスの街の描写(エレベーターの0階や、地下鉄の折りたたみ椅子)が、自分にとって異国情緒が感じられていい。 正直言って最後のオチは「ええ〜〜〜ッ!?😫🤔🤭」(※読めばわかる)という感じだったが、映画のAKIRAのオチもあんな感じだし個人的にはありかなと思う。