完結したマンガの感想・レビュー16063件<<429430431432433>>身も心も傷ついたふたりを救える者はいるのか #1巻応援ソドムの花にキラ星 碧井ハルまるまる明るくみんなの人気者・蓮水くんに憧れる、大人しくて人と上手く話せない森野さん。 そんな正反対のふたりが親しくなることで人として成長していくような青春ラブストーリー…ではありません。 話が進むにつれ少しずつ、少しずつ、ふたりが置かれている家庭環境の異常さが垣間見えて、そこから緊張感が途切れません。 死にたいと思っていたふたりが出会い、お互いがお互いに「生きていてほしい」と心から願ったことで、救いを求めようとするラストには震えました。 その他読み切りやアフターエピソードなども掲載されておりどれも力作です。平安時代の恋愛事情なんて素敵にジャパネスク 山内直実 氷室冴子名無し平安絵巻を見事に少女漫画へと色鮮やかに落とし込んだ作品です。親しみの持てる主人公瑠璃姫はかわいくて十二単も美しい。楽しく読んでるうちに平安時代の様子もわかるようになってきて一挙両得です。個人的には鷹男の帝が好きだったので高彬とどっちとくっついてもいいと思っていました。吉野の君は…切ない。最後の戦いが泣ける烈火の炎 安西信行名無し忍者を目指し主人公が成長する過程がめちゃくちゃ楽しい。 数々の「魔導具」のギミックも厨二心をくすぐる。基本的にはバトル系漫画なので、小学生から中高生くらいの男子が読めば熱中できるはず。 烈火と柳の「忍と姫」の関係も見どころ。 ストーリーが進むにつれ絆が深まり、最後の戦いでは涙腺がやばくなります。お互いを思いやりあう二人月の夜 星の朝 本田恵子名無し小さな頃のかわいい結婚の約束から始まる物語です。成長してから出会い、恋をするのですが、お互いがお互いを思いやるあまりにすれ違いがおこり、もどかしい気持ちで読んでいました。また、主人公も好きな男の子(遼太郎)もバスケットボールに青春をかけていて、遼太郎のスポーツマンらしいさわやかさが素敵だなと思います。 床屋の順番待ちのときに読んでた漫画フリテンくん 植田まさし名無し子どものころ、床屋に置いてあって順番待ちのときに読んでいたのがフリテンくんだった。大人のサラリーマンの日常生活が淡々と描いてあって、子供ながら大人たちの世界を垣間見た気分でいた。もちろん、子どもにとって意味がわからない話も多かったのだけれど、なにを皮肉っているのかは、子どもでもなんとなくわかるものだった。 きっと昭和のサラリーマンのたしなみの一つとして、この漫画が読まれていた時代があったのだろう。 ちなみに、この本のあらすじ紹介には、 > 植田まさしの4コマを知るならまずはコレ!!これ基本です。読んでおきましょう!! と書いてあるが個人的には「子どもにはコボちゃんを読ませましょう」と付け加えてあげたい。 飯漫画が先か寺沢先生が先か喰いタン 寺沢大介野愛将太の寿司もミスター味っ子も好きなんですけど、寺沢先生が好きだという意識はさほどなく飯漫画好きだから読もうかなあと思ってみたら夢中になってたという。 なんなら将太の寿司読みながらミスター味っ子読んでたのに、そういえばこれどっちも寺沢先生だった。 というのをまたやった。 そういえば絵が似てるなあと思ったら喰いタンも寺沢先生。さては自分寺沢先生好きだな? 喰いタンはテンポが良くてキャラクターが良くて割と人死ぬのにポップで良い! そして高野は安い飯まずい飯も喜んで食うし殺人現場で飯食うし、飯に対して差別をしないところが素晴らしい!人としてはどうかと思うけど! トンチキグルメ漫画なのにトンチキ故の面白さだけじゃなくてちゃんと面白いのがいいんですよね。トリックについては首を捻るようなものもあるけども、飯×推理×コメディのちょうどど真ん中を出してるのがほんとすごい。 そりゃ東山紀之さんも実写化主演やるわよね…!ナポリタンの曲よかったよね…! そういえばザ・シェフも東山さんが主演やってたな。現実世界には存在しない感じがそうさせるんだろうか。 主人公が浮世離れしてるくらいがグルメ漫画はおもしろいってことなのかな映画のような劇的な愛と歴史の物語オルフェウスの窓 池田理代子名無し男装して生きたユリウスと、ロシア革命を生きたクラウス、その周囲の人々の劇的な愛の物語で、その臨場感と高揚感、ロシア革命がどんなものであったかなど、半端なく感情移入してしまう物語です。歴史のうねりの中で一人ひとりが一生懸命生きていたことに強く感動しました。 16歳でバツイチ君しかいらない 吉住渉名無し16歳でバツイチて。当時この漫画を読んだときは衝撃的でした。それに少女漫画のヒロインといえば、まだロングヘアーが王道だった時代に、ショートカットなのも斬新ですごく可愛く見えた。話自体は通常のラブストーリーだけど、バツイチの設定は、今考えてもかなり型破りなヒロインだったと思います。昆虫が主役巨蟲列島 藤見泰高 REDICE名無し巨大昆虫のいる島で高校生たちが襲われ、 わかりやすく死にそうな奴から、ひどい死に方を遂げる。 展開は行き当りばったりな感じで、エログロでB級感の溢れるストーリー設定と登場人物たち。まさにタイトルそのままといった漫画。 だが、昆虫たちの描写、知識には確かなものがある。 原作はこれまでに数々の「虫マンガ」を世に送り出してきた藤見泰高氏。 ある意味、昆虫が主役のマンガなのだ。命の大切さコウノドリ 鈴ノ木ユウ名無し赤ちゃんが生まれるということは、沢山の奇跡が重なって起きることなのだと改めて気付かされました。 妊娠や出産はいろいろ予想外な事が起きるのです。 鴻鳥先生は人の気持に寄り添って考えてくれる先生です。 こんな優しいお医者さんが一人でも多く増えてくれたらと思います。 刑務所の中にある、一般人向けの美容室塀の中の美容室 小日向まるこ 桜井美奈名無し受刑者の髪を切るために外から美容師が派遣される話かと思ったが、全くの逆で、服役中に美容師免許を取得した受刑者が、一般人向けに美容室を開いているということだった。 もしかしたら世間的には知られているのかもしれないけれど、自分は全く知らなかったので実在しているということに正直驚いた。取材のためとはいえ、首にタオルを巻かれるときにビクッとしてしまうのは当然の反応だと思いました。ただ俄然興味は津々です。行ってみたい。 1話目は週刊誌記者の女性目線の話でしたが、2話以降は服役中の美容師、小松原さんにフォーカスを当てるようです。日給五万の運送バイトSMUGGLER 真鍋昌平名無し闇金の真鍋先生の短編。役者志望の主人公は、ハメられたせいで300万の借金を負い、一日五万の運送屋の仕事を請け負うことになるが.... さすが裏社会漫画は一流。物語の起伏にも富んでいて面白かった。新装版で、特別編が追加されたのかな? そちらのがエグくて、闇金読者向きの話だった。人気俳優が寂しいJKの従順な犬になる?あらきくんは飼いならせない カッパラッパラ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 野球未経験の野球馬鹿という利巧か馬鹿か良くわからない主人公僕はまだ野球を知らない 西餅名無し野球未経験だが統計学を駆使して頑張る 新米高校野球部監督の話。 スポーツ漫画では昔から 「センスと体力の塊」みたいな主人公に 「知能と論理が全て」みたいなライバル登場、 ってのはよくあった。 メガネをかけてパソコン持ち歩いているようなやつ。 大概は「(主人公)は計算外の大物だ」みたいになって 主人公が勝つんだけれど(笑)。 漫画キャラとしては計算高いやつより 純粋にその競技が好きなやつのほうが好まれて 論理派は嫌われるだろうし、 そういう設定と結末になるのはある意味で自然かも。 「僕はまだ~」で好感を感じたのは 主人公が統計学馬鹿なんだけれども、 統計学馬鹿が野球に口出ししてきたのではなく、 野球馬鹿が統計学を武器に頑張るということ。 そして、統計学を勝利のためだけでなく、 選手の可能性を奪わないために使うこと。 野球が好きだがやらせてもらえなかった?主人公が 野球未経験の自分がどうやったら野球に関われるか、 弱小高校のナインを勝たせてやれるのか、 そう考えて武器にしたのが統計学である、ということ。 主人公が単なる統計学馬鹿で野球を好きでもなんでもないし 勝つことだけを目的に考えるキャラなら この漫画はまったく魅力がないものになっていたはず。 それとこの手のパソコン信者とかデータ主義の キャラって理知的過ぎて人間味にかけたり、 そんな凄い処理能力のPCや そんな都合のいい正確で大量のデータなんか 用意できるわけがないだろ、という無理無理感が つきまとったりする、普通は。 そのへんを最新の機器やソフトを登場させ、 工業高校であるという強み? そして主人公の情報収集力が ストーカーレベルに上昇した、 などの小ボケネタ的エピソードを盛り込んで 話に説得力と好感を持たせている。 この漫画については僕はまだ一巻までしか知らない(笑) 多分、二巻から先では統計学の限界とかに ぶつかったりして悩んだりするんだろうな、と想像している。 そんな限界を小ボケかましたりしながら乗り越えていく(だろう) 主人公と野球部員の話を、これから読むのが楽しみだ。 俺たちは強くなった俺たちのフィールド 村枝賢一名無しまだまだ日本がサッカー後進国(または途上国)だった時期のサッカー漫画なので、今読み返してみるとすごく新鮮。見方を変えれば、日本代表も随分進化したなと、その成長ぶりを感じます。なにせワールドカップに出るのはもはや当たり前で、若干18歳でレアルマドリードと契約する選手まで出てきているわけですからね。サッカーの歴史観を知るという意味でも、俺フィーは読まれ続けてほしいです。看護はビジネスおたんこナース 佐々木倫子 小林光恵名無し新米看護婦・似鳥ユキエが少しずつナースとして成長していく物語。現代とは環境も事情も違う部分があるかもしれないけどリアルさを感じました。優しさだけでは看護師は務まらないことがよく分かったし、プロの看護師とはどういうものかを教えてくれたように思います。病院で働く人に一目置くようになりました。 谷口タカオに勇気をもらったプレイボール ちばあきお名無し谷口タカオのひた向きな努力に、どれだけ勇気をもらったことか。ケガを乗り越え、地区予選1回戦敗退の常連だった弱小の墨谷高校野球部を、自らの背中で引っ張り、勝利を掴み取る展開に興奮したのを覚えています。泥臭い生き様、壁が高くても諦めずに乗り越えようとする強い気持ちと姿勢は、オーバーではなく、私の人生のお手本でもあります。YAIBAYAIBA 青山剛昌名無し名探偵コナンで有名な青山剛昌の作品。 ジャングル育ちの主人公が、真の侍を目指して様々な敵と戦います。 魅力は個性豊かなキャラクター達。主人公刃やヒロインのさやか、ライバルの鬼丸、実在の剣豪をモチーフとした宮本武蔵や佐々木小次郎といった登場人物が、時にコミカルに、時にシリアスに作品を盛り上げます。 剣術アクション漫画として、お気に入りの一作です。お金持ちの子ども4人組のコメディレピッシュ! ひうらさとる名無し当時は、主人公のチャコたち4人とほぼ同年代だったので、こんな生活がしてみたい〜と憧れていました(笑)今から考えるとあまりにも現実離れした設定ですが、お金持ちの子供ということで好き放題している4人。はじめはコメディ要素が強かったけど、後半はレピッシュ(エージ)の問題とかで、けっこうシリアスになってきて、エージを純粋に想うチャコにちょっと感動しました。 カッコカワイイ鉄腕バーディー ゆうきまさみ名無しカッコよくてカワイイ。力が強くて時にはちょっとエッチな主人公・バーディーの活躍を描いた漫画。見た目は可愛い女子でも、テロ組織に対抗する捜査官としてピカイチな仕事ぶりを発揮します。アクションシーンにも華があって良いです。SFとスパイ・アクションものが好きな人であれば合うと思います。何度も読み返したくなる医療漫画!スーパードクターK 真船一雄名無し医療漫画が好きなので読んでみたら面白すぎて、夢中で最後まで読んでしまいました。裏の世界で医療技術を磨いてきた一族とかワクワクしますね。どんな患者さんも凄腕の技術で必ず助けてくれる医者ドクターK。こんな医者がいたら最高です。医者に見えない肉体、カッコイイです。一話一話が短くて内容が濃いので、全然飽きません。ドクターKの他にも、高品や大垣など魅力的な人が沢山出てきます。一つの家で起きている出来事。インザハウス 小宮みほ子Pom 不思議な関係で成り立つ家族生活の話。 子供の一言がきっかけで旦那の愛人、妻の近くにふとしたことで現れたナガイ君と2人の子供、計6人で住むことになり、言葉悪いかもだけど、読めば読むほど何故かしっくり、家族として馴染んでいる感覚に陥ってる自分がいる。 妻、橙子の器の広さなのかナガイくんに心惹かれてるから旦那、愛人なんてどうでもよくなっているからなのか、子供に救われてるのか、本当のところはわからないけど側から見ると、何の変哲もない新築戸建て。 でも、あの家の中では色んなことが渦巻いている。想像するとゾッとして鳥肌が立ちます。 そして、一番正体不明のナガイくんが一番恐ろしい! 2巻までですが、まだ序盤な気がしてるのでナガイくん(家族皆秘密抱えてるのか?)の正体を楽しみにしたいと思う。 芹香ちゃんに軽率に恋ゆめ色クッキング くりた陸野愛齢32歳にして、JKを尊敬し憧れてしまった…!! 料理が大得意で性格がよくて可愛くて人のことばっかり考えていて全然嫌味がなくて案外辛辣なことも言えたりしていつも明るくて…こんなもの凄いスペックなのになんかその辺に居そうだし友達になれる気がしちゃうのが芹香ちゃん。 2人の年上男性の間で揺れる心も描かれるけど、そりゃまあこんな女の子みんな好きになる。わたしも芹香ちゃん好き好き結婚したいし芹香ちゃんになりたい!! 若くして料理を志す子はみんないい子なんですかね、ソースは将太の寿司とこの作品だけだけど(ミスター味っ子もギリ) 一気に最終巻まで読んでからクチコミを書こうかなと思ったけど、芹香ちゃんの揺れる気持ちを味わいたくてゆっくりゆっくり読んでみている。こんな気持ちはじめて。 最終巻でわたしと結婚してくれないかな芹香ちゃん。好き。一緒にご飯つくりたい。東京ラブストーリーの続編東京ラブストーリーAfter25years 柴門ふみhysyskスマートフォンとかドローンが出てくるあたりが現代的なのと、バリキャリで海外に飛び出して行ったリカが帰国して田舎で農業というのも絶妙にバブルから目覚めた日本という感じ。さすがに1巻ではそこまで掘り下げた話にもならず、爽やかな黄昏流星群みたいな感じだった。<<429430431432433>>
明るくみんなの人気者・蓮水くんに憧れる、大人しくて人と上手く話せない森野さん。 そんな正反対のふたりが親しくなることで人として成長していくような青春ラブストーリー…ではありません。 話が進むにつれ少しずつ、少しずつ、ふたりが置かれている家庭環境の異常さが垣間見えて、そこから緊張感が途切れません。 死にたいと思っていたふたりが出会い、お互いがお互いに「生きていてほしい」と心から願ったことで、救いを求めようとするラストには震えました。 その他読み切りやアフターエピソードなども掲載されておりどれも力作です。