完結したマンガの感想・レビュー16065件<<425426427428429>>深くて暗い海底を征くバトルファンタジーブラックバウンズ 堀出井靖水名無しやけに黒い新連載が始まったなと思って読んだら深海サバイバル?漫画! 自分も海の底に居るかのように錯覚しそうな、暗さを徹底して描いている印象。読みづらいと思う人もいるかも知れないけど、これに関してはしっかり目を凝らしてじっくり読んで欲しい。 虫っぽいモンスターが好きな人にはたまらないと思う。 ちょっとだけヘタレだけどいざという時には力を発揮するジャックと、口は悪いけどジャックの相棒としてサポートするリビティナはとてもいいコンビ。 単行本になる時は、A5かそれ以上の判型がいいかな。 それにしても堀出井靖水(ほりでいやすみ)ってめちゃめちゃいい名前だね。土山先生が描く破天荒…ばくめし! 土山しげる野愛土山先生が描く破天荒料理人の中ではかなり常識人よりだし優しさが感じられて好きです。 料理界を破門され、ギャンブルをしながら流しの料理人として生きる男・半次郎。 依頼人に莫大な金をふっかけると見せかけて、料理に対して人助けに対して真摯に向き合っている。 料理どころか設定にもちゃんとこだわるところがめちゃくちゃプロ。鎧着せて飯食うのは大変そうだけども。 稼いだお金は全部ギャンブルにつぎ込んじゃうところ以外は本当にできた人間だと思います。 刺激はだんだん強くしていったほうがいいと思うので、土山しげる先生の作品を読んだことがない人はばくめし!からはじめるのがいいと思います。 最初からぶん殴られたい人は食キングからがいいと思います。色物多めのギャグ漫画からハートフルコメディへいでじゅう! モリタイシぱんしょつ初期は色物キャラによるきつめの下ネタも多く、(面白いけど)単なるギャグマンガという感じだったが、回を重ねるにつれキャラクターの魅力の掘り下げとそれぞれの関係の発展、絵柄の変化もあって、非常に暖かい気持ちで感情移入しながら読めるラブコメディに発展しました。そしてあくの強い個性を持つキャラクター(喋るチョン髷を自在に操るデブのオネエ、エロ大好きなブサイク、寝技好きの男色イケメンアイドル、人間を口の中に収納できる巨漢等…)が織成すギャグ展開も、キレを失うことなく最後まで笑わせてくれます。アラタと真珠の心理合戦に引き付けられた夏目アラタの結婚 乃木坂太郎Pom 児童相談所の職員が、殺人犯に結婚を申し込む。。って、謎が多すぎて理解し難い内容だけど、殺人犯の真珠は、一体何を企んでいるのだろう。 アラタと真珠が会うたびに心理合戦をしているようでお互いを探っているようで、本当は何を思い考えているのかわからない。 不思議すぎて読了後、1巻の最初あたりを読み直した。笑 なぜ結婚?!そこが一番気になる。 そして、やはり描写は幽霊塔と同じく、目を背けたくなるところもあるし、殺人犯と結婚て、不思議すぎるけど鳥肌がたつ感じを味わいたくて読んじゃいます。怖くて面白い。 まだ先は長そうだけど、ラストまで見届けたい。 応援したくなる恋恋について語ってみようか ささだあすか名無し高校生でちょっとボーイッシュでおっちょこちょいな里香と、隣の席の一見クールなイケメン香川くん。二人とも、誰かを好きになる気持ちがまだイマイチわからない恋愛オンチ。そんな二人が友達になり、恋のこと、未来のことなどを語り合ううちに、お互いに惹かれ、めでたくカップルとなります。こんなに素直で純粋な若者っているのか!?と思うほど、里香も香川くんも自分の考えていること、気持ちをストレートにぶつけ合う様子は、見ていて気持ち良いし、時々自分の恋する気持ちに戸惑ったり、態度がギクシャクしたり、照れたりするふたりにキュンキュンします。とにかくお似合いのカップルで、漫画の中とはいえ、声をかけて応援したくなる笑。甘ったるくない、コミカルで爽やかなラブストーリーなので、男女問わず楽しめると思います。オタクあるあるげんしけん 木尾士目名無しオタク系サークルに所属する主人公たちの大学生活、オタク活動を描いた作品です。時代的には2002年〜2006年あたりの空気感です。 ちょっと世間と外れた趣味を持ったキャラクターが、それぞれの趣味を楽しみながら、時に人間関係や将来について悩んだりする姿がリアルで生々しいんですよねー。 私自身、オタク趣味を持っていますので、あるあるにひたすら共感しながら読んでいました。壮大なファンタジーぼくの地球を守って 日渡早紀名無し「輪廻転生」が物語のキーとなります。 主人公の少女亜梨子(アリス)は北海道から東京に引っ越してきて都会に馴染めず辛い日々を送っていました。木や花を心の拠り所にしながら毎日を過ごしていますが実はこれも彼女の特殊な力と関わりがあります。 古き良き少女漫画の絵柄に抵抗を感じる方もいらっしゃるでしょう、しかしこの作品は実は男性も夢中になれるようなハードなSFファンタジーなのです。 不朽の名作、ワクワクしたい方は読んでください! 落語の魅力と芸人の色気にあふれる作品昭和元禄落語心中 雲田はるこ名無し独特な世界観と、個性的な登場人物。絵は綺麗だし、セリフや場面展開のテンポもよい。堅そうな印象があったけど良い意味で裏切られた。これは人気がでるのもわかるなーと納得の作品。 刑務所帰りで弟子志願する与太郎のあっけらかんとした「人たらし」な性格と、難しいけど芸の迫力と色気がある師匠、八雲の対比がおもしろい。 登場人物一人一人の個性が光ってて、どの人物も魅力的です。ストーリー自体は少し大人向きで、読み応えがあります。 落語好きな人が楽しむのはもちろん、この作品をきっかけに落語を知りたくなる人も多いんじゃないかと思います。実際、落語をぜんぜん知らない私も、こんな世界があるのかー、と興味をもって読み進められました。 懐かしい!真・中華一番! 小川悦司名無し舞台は十九世紀の中国。主人公マオが味修行の旅を終え、広州の陽泉酒家に帰ってきたところから始まります。魅力的なキャラクター達と、まるで魔法のように豪華絢爛な中華料理を作る味バトルにワクワクが止まりません。マオ兄、相変わらずかっこいいです!おもしろせつないかくかくしかじか 東村アキコ名無し作者の実体験を基にした、美大を目指す女の子の話です。高校生女子の、自信過剰さや現実とぶつかって葛藤する心理描写がリアルです。シリアスだけでなく、東村作品ならではのギャグも満載で、面白く切なく楽しめる作品。社会人になってから読んだけど、学生の時に出会っていたらまた違う読み方ができたかなぁ。 自分の人生を大切にしたいと思える漫画バラ色の聖戦 The Future is in our Hands! こやまゆかり名無し夫に浮気されて自分に自信のない主人公が、モデルを目指すため頑張るストーリー。女は結婚しても子供を産んでも終わりじゃないと思える漫画で、もっと自分のやりたいことに挑戦したいなという気持ちになりましたね。妻でも母でもなく、自分の人生を生きたいと強く思える漫画です。元気をもらえました。映画とは一味違った安藤昇伝実録安藤組 神田たけ志 安藤昇 向谷匡史名無し平和を謳歌し続ける現代でなく、世界を敵に回した戦争に破れた混乱期を生き抜き、安藤組と言う愚連隊の一大組織を造り上げた漢「安藤昇」。その漢の半生を描いたこの作品だが、余り知る事の出来なかった安藤組と言う表舞台に登場する前の、若かりし頃のエピソードを非常に興味深く読ませて貰いました。愚連隊は悪であるが、善悪と言う次元を超越した太く爽快な生き様に、憧れるのは私だけだろうか。ラーメンズ新公演をいつまでも待っています鼻兎 小林賢太郎野愛鼻兎はかわいい。楽しそうに生きている。 家族も知らない、誕生日も知らない。いぬはおもしろい。 小林賢太郎と鼻兎はあまりに顔が似ているので、ついつい重ね合わせて読んでしまう。となると、いぬは片桐さんかなあ。 かわいいゆるーい漫画だけど、そこはかとなく漂う孤独の匂い。 自らの背景を何も知らない真っ白な鼻兎に小林賢太郎を見てしまうのは、舞台美術をほぼ使わないのにあるべきものが見えるラーメンズのコントに通ずるものがあるのかもしれない。 小林賢太郎信者は深読みしまくって、それ以外のひとはサラッと読める漫画だと思います。 絵がかわいいからわり…ギルティ ~鳴かぬ蛍が身を焦がす~ 丘上あいaico絵がかわいいからわりと穏やかな雰囲気醸し出しつつ、めちゃ怖いです。。。ちょうど昨日ドラマも1話だけ見ましたが、今のところ漫画の方がおもしろいかなぁと。実写化して漫画よりおもしろくなる作品って個人的にはあまり見受けないですけどね。サンリオ的カワイイ姉妹を見守る会さかさまロリポップ 春日沙生あうしぃ@カワイイマンガ表紙と冒頭カラーの、パステルカラーよりももっと淡い色調のふわふわした感触に、暫しボーッとしてしまう。余りに目が慣れていなくて……でもカワイイ! 本編に入っても、丸い目の女の子達、お菓子、花模様にドットのトーン、そして主人公の父母のあしらい……この可愛さ、サンリオ的。 ♡♡♡♡♡ 主人公は有名子供タレントを妹に持つ女子高生。妹が可愛くて可愛くてたまらない彼女は、妹のために色々頑張るが、料理以外はいまいち不器用。 そんな彼女を妹は頼りなくは思うが、それで全然構わないとも思っているし、しっかりした妹はむしろ姉をリードしていく。 ポヤンとした姉を励まし、操縦し、慰め、それでも結局甘えてくっつく時の、損得抜きの信頼感が微笑ましい。 そしてそんな信頼に応えるべく、妹の無茶振りに奮闘する姉の懸命さ。 うーんこの二人、いつまでも眺めていたい……。 直接的な恋愛表現はほぼ無いが、姉妹の日々の触れ合いの中ではちょっとドキッとする場面もある。それでもいやらしさは無く、ただただ深く想い合う姉妹のやり取りが可愛らしく描かれていて、優しい気持ちになる。 その微笑ましさは周囲に伝わってゆく。妹のマネージャーは「キモい」と言われながらも姉妹を愛で、姉の親友は妹のファンだが、騒ぎ立てずに二人を大切に見守る。 マネージャーや姉の親友の言動に「わかる」と同意しながら、一緒になってファンシーでカワイイ仲良し姉妹を見守っていたい!偽装出産編を語ろう怨み屋本舗WORST 栗原正尚名無し外国人を使ってニセの出産を装って出産一時金をガメる悪が敵。 巣来間の同僚のヴェリさんが殺されてしまったのがショック… 美しい。。。風と木の詩 竹宮惠子名無し19世紀南フランスを舞台にした美しき少年愛の物語です。ボーイズラブの元祖でしょうか。 寄宿舎学校で退廃的な生活を過ごすジルベール。ジプシーの血を引き浅黒い肌のセルジュ。 2人はそれぞれ心に傷を抱えており、繊細で痛々しくお互いを愛し合い、傷つけ合います。 その様子がなんとも美しく、哀しすぎて読むとしばらく動けなくなります。 とびっきり美しいもので現実逃避したいお姉さま方、ぜひご愛読ください。戦後ジャズのワクワク感!!スインギンドラゴンタイガーブギ 灰田高鴻starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)戦後日本のジャズを描くモーニングの新連載。 戦後、魂が抜けたようになった姉が唯一反応するのがベースだったので、戦時中に姉にベースを聞かせた人物を探しに東京へやってきて、とりあえずウッドベースを人前で弾くお虎だったが…。 ジャズと戦後の空気にワクワクする! 正直めっちゃ期待してます! http://d.morningmanga.jp/viewer/1584/1556赤僕赤ちゃんと僕 羅川真里茂名無しまだ赤ちゃんの弟を残して、母親が交通事故で亡くなってしまった小学生の少年と、そのお父さんが主人公の話です。少年のクラスメイトの大家族の子や、様々な仲間との交流を通して、育児を覚えたり、家族との大切さを感じたりする話です。後半はお父さんとお母さんの馴れ初めがあったりと、小さなエピソードの積み重ねがとても印象深くて、感動系のお話を読みたい方にはぜひおすすめしたいシリーズです。 美しい少年マンガ封神演義 藤崎竜名無し90年代の少年ジャンプで連載されていた美少年がたくさん出てくる歴史もの漫画です。この漫画のおかげで人生おかしくなった封神世代の一人ですが、とりあえずなにも後悔する事はない、とだけ言っておきましょう。 作品の世界観、キャラクターいずれも最高峰レベルの漫画です。 最終的には”封神演義”という物語そのものが好きになれます。 割と女性人気の高い漫画ですが、個人的には男性読者にこそ熱く語って頂きたい名作です。青春の思い出六三四の剣 村上もとか名無し学生時代に剣道をしていた時にちょうど連載していた漫画。六三四の剣と共に歩みながら稽古に励んでいた頃を思い出します。ライバルに勝つため、新しい技がでてきたらマネをしてみたりもしました。自分にとって、今でも心のバイブルとなっている剣道漫画の最高傑作だと思います。好きな人を想う純粋な気持ちに青春を思い出す君と僕の街で 谷川史子名無し母の本棚を整理しているときに見かけた谷川先生の短編集。一つの街を舞台にそれぞれの可愛らしいカップルたちの恋愛模様が描かれています。主婦になった今はもう感じることのできない甘酸っぱさや、相手を好きだからこそすれ違ってしまう気持ち、好きになってはいけない大切な人との折り合いのつけ方など、一話一話のストーリーが染み入ります。連作になっているので、主人公が変わってもお友達として前の作品の主人公が出てきたり、この一冊を通して一つの街のあたたかな恋愛模様を見守っている気持ちになってとても良いです。 おもしろい彼氏彼女の事情 津田雅美名無し清楚可憐な優等生の宮沢雪野。人当たりもよく彼女を悪く言うものは誰もいません。しかし彼女は究極の見栄っ張り女王。人からの褒め言葉を得るためにガチガチの演技でパーフェクトガールを演じていたのです。 そんな彼女が高校で出会ったのが有馬君。医者の息子でイケメンパーフェクトボーイ。優等生を演じながら彼を密かに憎む日々を続けていた雪野でしたがひょんなことから憎き彼に正体がバレてしまいます。 変わった設定の少女漫画でなんだこりゃ?と読み始めましたがテンポが良くコミカルにストーリーが進むのでぐいぐい読んでしまいます。 始めはただただ楽しいのですが後半からどんどん色々な問題が出てきます。一度読むと辞められない作品です。歌うたいの黒うさぎの続編のシリーズ歌うたいの黒兎 石井まゆみ名無し歌うたいの黒うさぎの続編のシリーズ。すっごく面白くて大好きな漫画です。特に主人公黒うさの事が大好きな叶夢おぼっちゃまが可愛すぎる話です。黒うさの怪しい話やうまく乗せられてそれにちゃんと従う叶夢おぼっちゃま。叶夢おぼっちゃまのいつも黒うさにひたむきな姿は見ていて心が癒されます。このシリーズでは新たな男性も出てきたので黒うさとどんな関係になっていくのか目が離せません。<<425426427428429>>
やけに黒い新連載が始まったなと思って読んだら深海サバイバル?漫画! 自分も海の底に居るかのように錯覚しそうな、暗さを徹底して描いている印象。読みづらいと思う人もいるかも知れないけど、これに関してはしっかり目を凝らしてじっくり読んで欲しい。 虫っぽいモンスターが好きな人にはたまらないと思う。 ちょっとだけヘタレだけどいざという時には力を発揮するジャックと、口は悪いけどジャックの相棒としてサポートするリビティナはとてもいいコンビ。 単行本になる時は、A5かそれ以上の判型がいいかな。 それにしても堀出井靖水(ほりでいやすみ)ってめちゃめちゃいい名前だね。