完結したマンガの感想・レビュー16082件<<351352353354355>>ワンピースを意識し過ぎGUN BLAZE WEST 和月伸宏名無し始まった時は和月先生の意気込みを凄く感じましたが、 空回りしてしまいましたね。 出だしでシャンクスポジのマーカスが全然カッコ良くなかったのが まずかったし、西部劇なのに少年漫画というのが枷になって、 銃で相手を殺す訳にもいかず、バトルが中途半端になって しまいました。 西部劇をやるなら、銀河鉄道999レベルにハードな世界観に するぐらいの覚悟が必要だったと思います。置きに来た感じ武装錬金 和月伸宏名無し※ネタバレを含むクチコミです。惜しい・・・グラナダ―究極科学探検隊― いとうみきお名無し※ネタバレを含むクチコミです。パーリィピーポーも納得のリアリティ! #完結応援デイズ・オン・フェス 岡叶あうしぃ@カワイイマンガANAGUMAさんが未経験の立場から本作の魅力を語られていて、ついつられて全部読んでしまったので、こちらからは経験者から見た本作の魅力を書いてみたいと思います。 ……フェスの入場口でリストバンド付けて、ステージに進んでいくと、向こうの方からズンズンって、低音が響いてくる訳ですよ。うわぁって小走りになって……1巻の初フェスのワクワクする描写、これ私知ってる。 かつてフジロックに6回行っている私が保証します。この作品、めっちゃリアルです! 例えばテント泊の朝が蒸し暑い!みたいな細かなあるあるが沢山あります。フェス前にフェス用プレイリスト作るよね。また渋谷のライブハウス側のコンビニの山盛りのゴミ箱とか、そんな細かな事が物凄く懐かしくて……よく知っている人ほど嬉しくなる描写がそこに。 新しい音楽との出会いと、何でも受け入れたくなる開放感。あんまりバンドを知らなくても、ダンスが下手でも、若くても歳取ってても、大体の人が何かしら楽しめる。空は広いし飯も旨いし、みんなフレンドリーだし、本当にミュージシャンにも会えるし……トイレとか虫とかは確かに問題だけれど、それさえ気にしなければ、極上の祝祭空間がそこに!……というのも全部描いてある。 大きいフェスに関してはメトロックやROCK IN JAPAN FESTIVALなど、日本人バンドメインのとっつきやすいフェスをモデルにされている一方、小さなフェスに拗らせ男子が好きそうなマニアックさがあったり。日本のフェス、数も種類も豊かになったのだなぁと、しみじみさせられます。 登場するバンドの、ジャンルや音色はほぼ描かれません。「音楽」ではなく、ジャンルや好みを超えた祝祭空間……あらゆるパーリィピーポー(party people)に開かれた「フェス」を描く事が主目的なのだと思います。 初心者・玄人それぞれの楽しみ方、ライブアクトで盛り上がった後ひとり余韻を楽しむ感じ、そして特にアウトドア趣味の方がフェスに行きたくなるような内容、ファッションや細かな持ち物まで、フェスのリアルと楽しさをこれでもかと描いた作品。 そしてフェスの無い日常を、フェスを目指して生きるパーリィピーポー達の物語を描き、厚みのある内容の全5巻! 今夜「線」を超えろ!!!!A・O・N 道元宗紀みど丸プロレスをインチキと断ずる少年が最強のレスラー「アオン」になりすまし全国のレスラーに宣戦布告、真のファイトとエンターテインメントを追求する…というふうに書くとシンプルな話のスジにきこえますが、読むとなかなか曲者で独特。独特、というのが『A・O・N』に最もふさわしい言葉な気がします。 存在を知ったのもその手のマンガに詳しい友人から「パワーがすごい打ち切りマンガがあるから読んでみてくれ」と薦められたのがきっかけでした。確かに話の運びが強引すぎたり、主人公に気持ちが入りづらかったり、連載が10話で終わってしまった理由は正直言って読めばなんとなく察せます。 一方で全10話の全コマから気迫みたいなものが迸っているのも事実。クセは強いんだけど抜群にうまい絵とか、流れはなんか違和感あるんだけど勢いにあふれた台詞とか、「今それやる!?」っていう展開に全力振り絞ったりとか…。 このマンガにしか無いような圧力というか、エネルギーが備わっていて、これも読んだ方にはわかっていただけるはず…。 少なくとも自分は強烈なインパクトを受けました。気になった方にはぜひ今夜「線」を超えて読んでみてほしいです。理解が困難すぎて、面白い #1巻応援伽と遊撃 有間しのぶnyaeコミックビーム購読してるんですが、これは単行本でまとめて読まないとダメなやつだと判断し連載は追ってませんでした。そして1巻が出たので待ってましたとばかりに読みました。しかし…一度通して読んだだけではこの物語の全体が全く見えてこない。というより、何もわからない。けど、読み返したり、重要だと思われるページに戻ったりを繰り返すと、やっと何か少しずつ掴めてきます。むしろそれほどに読者に親切じゃないところが逆に魅力的です。読み解きたい欲が湧いてくる。 とはいえ、感想らしい感想はまだ言えない。けどもしかしたらイムリのような壮大な物語になる可能性を秘めていると感じたので、#1巻応援クチコミを書こうと思いました。とりあえず早くタイトル「伽と遊撃」の意味が知りたい! 物語のキーワードは、幻想や妄想などフィクションの粛清、獣人的なAIロボット、チップで管理される記憶、時間軸のコントロール…?今後は過去や未来を行ったり来たりするような展開が待ってるような気がする。 あとは、非常に個性的なキャラクターが多い。記憶チップを開発したリヒト、彼には生きていてほしい。また100年ほど昔、時間の研究をしていた学者が遺し、リヒトがある意味蘇らせた野分兄弟。彼らががこれからどんな活躍をするのかが一番楽しみです。 じわっと面白いシティライツ 大橋裕之猫あるく日陰に生きる人々にうっすらと不思議な明るさでスポットを当てるような漫画。作者のセンスが光るシュールな雰囲気が癖になります。 陽気な外国人兄ちゃんコンビ「ニックとレバー」ニックとレバー ミヤタキョウゴロウ名無しツイッターで人気とか全然知らなかったんですけどこの独特なペンタッチが味があってクセになりそう。 聖☆おにいさんくらい売れたらいいと思うまさかの再会?!おかえりアリス 押見修造starstarstarstarstar干し芋高校の入学式に出会った美しい女子高生。 実は、中学の同級生だった。 あまりの変貌に驚く主人公の洋ちゃん。 思春期独特の純粋さと体の変化とそして、多様なセクシャルマイノリティ。 現在の高校生の学校での生活は、どの様になっているのだろうか? 今後の、幼馴染3人の人間関係がとっても気になる。 そして、周りの人々の反応も。愛情溢れるご飯漫画ヒーローめし 石田敦子ナベテツマンガやアニメに登場するご飯が、物語よりも深く印象に残ったりすることもありますが、この漫画はそんなヒーロー達の「飯」にスポットを当てた作品です。 作品の石田先生がアニメーターとして活躍していた経験があり、作中で取り上げている作品への愛情を感じましたし、主人公二人の名前もカープファンらしいなあと。 面白いアイディアの作品でしたし、もっともっと色々なご飯を作って欲しかったなあと惜しんでいます。 シャンパンよりフード入れたくなるお店夜のおねえさんは食べることばかり考えている FURICO 藤川よつ葉野愛すずちゃん可愛いと見せかけてアンジュも可愛い。すずちゃんも可愛い。可愛い女の子が美味しそうにごはん食べてたらもっと可愛い。 タイトルの通り、夜のおねえさんが美味しいご飯を食べるお話です。 食べるメニューは高級寿司やカレー、大衆中華に夜パフェなど多岐に渡り、それに付随するストーリーが意外としっかりしていて思わずちゃんと読んでしまいます。 夜のおねえさんだからこその悩みや葛藤、哲学や喜びが描かれているので、お仕事漫画的側面もあります。そこがこの作品のよいところ! 可愛いだけの飯漫画じゃないんです(可愛いだけの飯漫画も大好きだけど)。 美味しすぎないサンドイッチの話はぜひ読んでほしい。グッときます。 とにかく美味しいご飯を食べて前向こうって思える作品でした! すずちゃんは土山しげる先生「喰王」のくわもんさんのお店で働いたらナンバーワンになれそう。おでんイベントではりきるすずちゃん見てみたい。やっぱりこういう感じの漫画は好きだな幸せ一貫 倉田よしみstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男人情味あふれる店で職人と客との関係で完結するグルメ漫画はやっぱり好きだ。 だいたい1話完結でいい話で終わるので読みやすいし面白い。ただラストでまだまだ続きそうな感じだったので全1巻で終わるとは... 「幸せ二貫」みたいな感じで2巻が出て欲しい普通に会長編だった島耕作のアジア新世紀伝 弘兼憲史かしこ2016年正月にNHK BS1にて放映された「島耕作のアジア新世紀伝」に弘兼憲史先生がオリジナルストーリーを加えコミック化したものらしいですが、大町久美子がインドに住んでた経験が活かされたり、孫鋭も登場するし、普通に会長島耕作のストーリーに入れてもいいんじゃないかと思うくらい面白かったです。 「係長島耕作」の感想まとめ係長島耕作 弘兼憲史starstarstarstarstarかしこ※ネタバレを含むクチコミです。JS×祖母(幽霊)のヒヤヒヤ料理! #1巻応援おるすばんごはん 王嶋環あうしぃ@カワイイマンガ小六の楓花は母と二人暮らし。忙しい母に代わって料理したいのに、母は火を使ってはダメと言う。しかし彼女には味方がいた。それは……お祖母ちゃん(幽霊)!火を使わずに、お祖母ちゃんの知恵で何が作れるかな? ○○○○○ 直火禁止という、一見困難な縛りが入る料理漫画。さらに楓花は料理テクがある訳でもなく、割と危なっかしい事もする。 そんな楓花を支え導くお祖母ちゃんは、割とサバサバ系のお方。行き当たりばったり、何とかなる!という強者の主婦力で、手持ちのカードで何とかする方法を楓花に教えていきます。 そしてテキトー流で楓花と楽しくやりながら、美味しさだけじゃない、料理に込める気持ちをそれとなく楓花に伝えていき、楓花は大切な事に気づいていく。 作るメニューも本格的ではなく、なんちゃってメニューや手がかからない物、それでいて優しいメニューが多く、ガッツリした男料理を作りがちな私には新鮮でした。 それにしてもこの作品、料理によってレシピがアバウト。だってお祖母ちゃん、材料も味付けも今ある物でドンドン変えていくんだもん……でもそんな感じで、料理の「現場力」を楓花と私達に伝えてくれるお祖母ちゃんの心意気が、胸に染みる作品でした。『転シマ』ついに開幕…!! 転生したら島耕作だった件 弘兼憲史 伏瀬 川上泰樹 みっつばーたか自分でもまさか転シマで『島耕作』デビューを果たすとは夢にも思ってなかった。 自分は右も左もわからぬまま課長島耕作の世界に飛び込んでいるので、主人公と同じように「あ~!この頃か」とか「はいはい、コイツね!」とか理解しながら楽しめる人はめちゃめちゃ楽しいんだろうな〜と羨ましく思う。 シリーズを読んでいない自分ですら「島耕作といえば性に奔放で一寸先はセックス」というイメージなだけに、「主人公37歳(童貞)」がどう乗り切っていくのか4月の後編が楽しみ!! (このセリフオタクなら一度は考えたことがあるよね) 弘兼憲史×樹林伸のモーニング新連載島耕作の事件簿 弘兼憲史 樹林伸名無しモーニングの35周年企画で始まった「島耕作の事件簿」 時代的には、どうやら課長時代で樫村の死の直後らしい。バーで行きずりとなった女との最中に事件が起こってしまい…という始まり方。 ふたりとも良い子で好き!世界で一番いたらぬ恋 北川夕夏名無し※ネタバレを含むクチコミです。いまどき古風な超純愛に尊死…!花と紺青 防大男子に恋しました。 西香はち天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。 楽しい生徒会んぐるわ会報 高尾じんぐナベテツ高校の生徒会を描いた作品と言えば「1518!」を挙げる方が多いかもしれませんが、この作品も密かな傑作だと個人的には思っています。 女子の生徒会長というと、「究極超人あ~る」の西園寺まりいを思い出したりするのですが、この作品は生徒会長が光画部の鳥坂さんのようにふざけまくっています(この辺のノリは学園物としては懐かしく感じたりもします)。 可愛らしい女の子と、虐げられる男子とのギャップもまた微笑ましい作品であり、「くーねるまるた」とはまた違った高尾先生の魅力が感じられると思います。虎に翼、鬼に金棒、男子校にホストYG ひうらさとる野愛梅に鶯、牡丹に唐獅子、男子校にはホストクラブ。 遺伝子レベルで約束されている組み合わせなんじゃないかってくらい、男子校とホストの相性はよいものです。 絶対にありえないのになんでですかね。どっちも夢が詰まってるからですかね。 卓球ひとすじの普通の男の子・ヤスが転校した先は、生徒が親の借金を返済するためにホストをする学園だった…! そこで出会うのが容姿端麗・成績優秀・スポーツ万能・カリスマホストとして君臨する男・銀…! なんかあらすじのすべてに「…!」つけたくなるくらいキラッキラのファンタジーが詰まっています。 でも、夢ばっかりが魅力じゃないんですね。 ヤスは低身長で童顔の可愛らしい男の子ですが、少年漫画の主人公のように熱い男でもあります。 困難に立ち向かう諦めない姿、人の心とまっすぐ向き合う姿に、思わず心打たれます。 決死のトライアスロン回のようなバトル要素もあり、銀や学園の秘密が明らかになっていくドラマチック要素もあり、結構こってり要素を盛り込んでいるのに、ひうら男子のキラッキラ感で爽やかに仕上がっています。茶道の楽しみ方を米国人と学ぼう!ケッコーなお手前です。 みよしふるまちあうしぃ@カワイイマンガ部員一人の廃れた茶道部に、米国留学生男子と茶道の家元の息子が共に訪れることから始まる、高校茶道部の活動物語。茶道という日本伝統文化の楽しみ方について、色々教えられる作品です。 日本文化を格闘術としか認識していなかった留学生。家元の息子の手前に触れ、何かを感じるものの、その心を理解するのには、幾らか時間がかかります。 喧騒を離れ、客に寛いで欲しいという茶の湯の心を理解するのに、邪魔になるのは「無駄を省く」欧米流ビジネス的な効率主義。そこから離れ、茶道の楽しみを覚えた留学生を苦しめることになるのは、一流ビジネスマンの父親という悲しみ。 一方、家元の息子は、茶道は一流だが人と和することが苦手。こちらも父親と、仲は悪くないが微妙な距離感。グイッと距離を詰めて来る留学生や、部員達との交流で彼は、茶の湯と父との、新たな向き合い方を見つけられるか。 茶道というと作法や道具に目が行きますが、本作ではそこよりも、茶席の回し方や設えの意味、意外な場面での茶道部の活躍など、多面的に茶道の「実践」が示されています。ノスタルジーや儀礼ではない、現代においても変わらない茶道の有効性が、ここにはあります。 日々の生活にゆとりを取り戻すために、誰かに茶席に招待されたいな……と、思わず考えてしまいました。 強くて優しき男ゴリラーマンゴリラーマン ハロルド作石猫あるく当時にこのレベルのギャグはめちゃくちゃ最先端だったと思う。今の時代にも全然色あせない、むしろ今の時代にこそフィットするギャグセンス! 主人公が全く喋らないでここまで成立するって凄すぎ。ハロルド作品は違う漫画に前のキャラクターがこっそり紛れてたりするのがいいですよね。 格闘シーンも迫力があって好きです。息を吸うように不倫する人たち爪痕―それでも結婚、続けますか?― 石川オレオ ななしなあめ子六文銭男目線で、まず読んで思ったのが、息を吸うように不倫するなぁってこと。 普通、もっと罪悪感とか、後ろめたさとかあるもんじゃないのか?と思っていましたが・・・逆にこれがリアルなのか?と一周まわって納得してしまいました。 原作者が「不倫サレ日記」など実録エッセイを描かれた方なので、説得力マシマシなのも理由かもです。 内容としては、幼馴染2人の既婚女性を中心とした物語。 高校時代は、流行り物が大好きで同級生のなかでも中心人物だったが、今は専業主婦で家庭を大事にする「なつき」 二人目は、その友人でキャリア志向でバリバリと働く「さやか」 一見、家庭に仕事にと順風満帆な二人だが、すべからく夫が不倫しているという状況。 なつきに至っては、高校時代の同級生が、その相手という地獄絵図。 なんという泥沼。 不倫している二人の夫も、それぞれ理由が異なる。 専業主婦なつきの夫は、妻や子供、家庭のために、自分を犠牲にしてきたことに疲れ、ありのままの自分を認めてくれる相手に走る感じ。 バリキャリさやかの夫は、いわばリア充モテ男のゲーム感覚で不倫している感じ。 理由は、それぞれですが、嘘をつき相手を裏切る行為が平然とできる神経は、純粋に胸糞悪いですね。 表面上は、奥さん側に何か落ち度があるわけでもない(もしくは何も知らない状態)のが、より悲哀を加速させてくれます。 何も知らない子供が一番可愛そうです。 こういう人間は、結局、誰であろうと同じことするんじゃないかとか思ってしまう。 今は不倫相手に優しくても、一緒になれば、また別の相手に逃げるんだろうと。繰り返しますよ、根っこが同じなんで。 最新刊では、何事もなかったかのようにそれぞれの家庭へ戻ろうとしますが、自分のなかで、こんだけヘイトが溜まっているので、なんとなく、不倫相手からの報復展開を期待しちゃってます。<<351352353354355>>
始まった時は和月先生の意気込みを凄く感じましたが、 空回りしてしまいましたね。 出だしでシャンクスポジのマーカスが全然カッコ良くなかったのが まずかったし、西部劇なのに少年漫画というのが枷になって、 銃で相手を殺す訳にもいかず、バトルが中途半端になって しまいました。 西部劇をやるなら、銀河鉄道999レベルにハードな世界観に するぐらいの覚悟が必要だったと思います。