完結したマンガの感想・レビュー16083件<<292293294295296>>東京喰種読み直した東京喰種トーキョーグール リマスター版 石田スイ名無し※ネタバレを含むクチコミです。切ない気持ちになった。ユア・マイ・サン 茜田千Pom 切なく、胸がぎゅっとなる内容でした。 寝る前に読んだから余計にですかね。。 陽介とケンジ二人は、もう親子でしょう。 口下手な陽介が指輪に刻んだ一言はグッときます。 でも、できればナツキと3人ハッピーエンドが良かったかな>_< いや、この終わり方だからこそ、何か伝えたいことがあるのかな。 #1巻応援爽やかな気持ちになる漫画メタモルフォーゼの縁側 鶴谷香央理テルひとりの女子高生と、おばあさんが「BL」を通して仲良くなるというストーリー。マンガ大賞にノミネートしていたのをきっかけに読みました。 好きなシーンは、コミティアで同人誌が2冊売れたシーン。 あとうららちゃんの「今日は完ぺきな日でした」というセリフが最高!うれしくてむずかしい小さなことおみやげどうしよう? 西園フミコ名無し「おみやげ」でお菓子を貰うのは嬉しいことです。 渡したほうも、お礼を言われたり、 美味しいと言ってもらえれば嬉しいし。 それで人間関係が良好になるなら良いことづくしです。 だが、まったく美味しくなかったり、どうころんでも 話のネタにすらならないものを貰っても戸惑ってしまいます。 渡したほうも、相手が全くノーリアクションだったり、 ましてや不味いとでも言われたら、けっこう落ち込みます。 色々な意味で「重い」おみやげってのも 渡されても困ったりもします。 また、過度に恩を感じられてもそれはそれで贈ったほうも困ります。 結果的に人間関係が気まずくなったりしたら全く無意味です。 あまり選択に悩まず、値段的にも重みでも互いにさほど 負担ではなく、その場の空気が軽く明るくなって その日の話題に昇るくらいのもの、 そういう程度のものを渡し、貰う。 こういう、ちょっとだけを連鎖させたおみやげってのが、 おみやげの正しいやりとりなのかもしれません。 「おみやげどうしよう?」の主人公の基山トウコさんは、 そういう意味では結構ギリギリだと思います(笑) 大学職員の22才。学生募集で全国各地に出張に行く仕事が多い。 そして出張帰りにはおみやげ持参が職場の慣例化している。 トウコさんは仕事はバリバリこなす。 だが仕事をこなすことより出張時のおみやげを どうするかについて仕事以上に悩んでしまったりする。 結構、値段のはるものを選んだりもする。 まあそこそこ楽しみながら悩み選んではいるのだけれども。 そして何より「これはギリギリだな」と思う点があって、 それはトウコさんが何より報われるのが 一見は冴えない中年オジサン上司が、 おみやげを味わって喜ぶ笑顔をみることだったりすること。 愛らしいオジサンではあるけれど・・ 22歳の女の子の喜び方としては結構、 ギリギリだと思います、これ。 (食の知識は豊富で味覚も鋭く、人柄もよいオジサンではあるが) それらのギリギリ感がこの漫画の独特な味に なっていると思いますが。 笑っちゃったのは、トウコさんがかつて浜松みやげとして 「うなぎパイ」を渡したところ、相手から 「美味しいけれど(貰いすぎていて)あきちゃった」 と言われてトラウマになった話。 実は私は以前は静岡から出張で来る方が多い職場にいたので、 まさにこの通りで渡されるほうとして 「うなぎパイは美味しいけれどあきちゃった」 という気持ちがものすごくよくわかるのです(笑) けれどそういわれたトウコさんからしたら 「それ以降、おみやげ選びにいっそう命がけになった」 と、なるほどに傷つく一言だったんですね。 すみません。 まあしょうがないかなとも思う面もあります。 人それぞれ好みや環境の違いがありますし。 私も「うなぎパイ」「八ッ橋」は貰ってありがたくないけれど、 「萩の月」「マルセイバターサンド」なら何箱貰っても嬉しいです。 そんなん廻りの人間が知る由もないわけですが。 まあ貰う人渡す人、それぞれ個性がありますから、 そんななかでベスト・マッチングのおみやげの やり取りが出来た時は ホントにお互いに嬉しい、ってことですよね。 地球に来襲する「蝶」を倒すヒューマノイドの戦い #完結応援鉄腕アダム 吾嬬竜孝ANAGUMA突如飛来する異様の巨大宇宙生物、スモークを焚きながらそれに立ち向かう小さな人の影…「あれはなんだ、人か、いや鉄腕アダムだ!」という最高のビジュアルを引っさげて開幕するのがハードSF『鉄腕アダム』です。 『エヴァンゲリオン』のように来襲する「蝶」は全部で8体、地球に到達されると敗北、というタイムリミットがある戦いだというのが緊張感を煽ります。毎回敵方の蝶は進化を遂げていき、人類側は科学知識を生かした作戦で撃破していくことになるのですがこの科学のトンチの効かせ方が絶妙で「そんな戦い方が!」とワクワクしてしまいます。 蝶の襲撃の合間には人類側でもさまざまなドラマが描かれ、物語を貫く謎や設定が徐々に明らかにされていくのも読み進める強力な原動力になっています。アメリカがメインの舞台なので洋画・洋ドラっぽい雰囲気で進みながらもやることはロボアニメ!みたいなノリもツボでした。好き。 SFテイストの迫力に圧倒されがちですが、本作の核のテーマはヒューマノイドのアダムと天才科学者ジェシーの友情にあると感じました。孤独だった者同士がかけがえのない相手とともに自分のやるべきことを見つけ、定めていく物語だと思います。 全4巻ながら充実した科学用語の解説コラムも収録されており読み応えは抜群です。実際の巻数よりも遥かに充実した滞空時間というか、没入した時を過ごすことが出来たように思います。感謝。手塚治虫マニアじゃなくても読んでほしい治虫の国のアリス 手塚治虫 上野顕太郎名無し確かにマニアックなネタが多いので詳しければ詳しいほど面白いんだろうと思いますが、一つでも手塚作品を読んだことがあれば楽しめます。ていうか私自身あまり詳しくないながら読んだのですが、すごく面白かったので未読の方にぜひオススメしたいです。 オサムランドに迷い込んでしまったアリスが元の世界に戻るには手塚治虫を探し出さなければいけない!というストーリーなのですが、手塚プロダクション協力の下、大勢いる手塚キャラの中でも超スター達が勢揃いしてアリスを助けてくれるんです。芝生に落とした刺身を食べるかどうかでブラック・ジャックとドクター・キリコが言い争いをするシーンには笑っちゃいました。 いよいよ物語の最後にアリスは手塚治虫を探し出すことに成功しますが、何だか本物の手塚先生に会えたような感動がありました。自分が生まれた頃にはもう亡くなられていたしあり得ないんだけど、さすが上野顕太郎先生ですね。DIYってめっちゃ楽しいじゃん☆黄昏てマイルーム コナリミサト名無し子同棲していた顔だけはかっこいいヒモ男にフラれて、家具をすべて持って出ていかれた主人公のキコちゃんがDIYに目覚める話。コナリミサトさんの作品はどれを読んでも映像化してくれ〜!ってなりますね。DIY知識もたっぷり登場しますが、こじらせメンズ好きとしては「凪のお暇」の慎二とゴンさんの2人を合体させたようなヒモ男がたまらんです。 題名がとても秀逸おいしい学び夜 大井昌和 北島和洋名無し調理師学校の、それも夜間部が舞台ということを 判りやすくて面白く題名で表している。 そして調理師学校が舞台のマンガって珍しい。 これは面白いかも、と思った。 しかし表紙の絵は、巨乳女子と それに興味がなさそうな男子の絵。 これはもしかしたら「おいしい」の意味が H系の「おいしい」マンガってこと? それはそれで嫌いなマンガではないが、 そっちばっかりのマンガだったらいやだな、 とちょっと不安になった。 読んでみたら、たしかにH系の要素もあった。 だが、それもありながらさらに珍しい展開の漫画だった。 登場人物たちがとくに調理師になるのが夢だったとか、 なにがなんでもなろうとか、そこまで必死になっていない。 主人公なんか自分も別に調理師になりたくないのに、 成り行きで入学して、それなのに屁理屈をこねて クラスメイトの退学を止めさせたりする。 そのへんの、熱血でもなければ緩すぎもしない、 みんな、それぞれの事情に応じてそのなかで 一生懸命に生きている、 という感じがちょっと新鮮なマンガだった。 そしてその感じはまさに題名によく表れている。 とりあえず第一巻を読んだ感想としてはそう思った。 ただし、一巻かけて各登場人物のキャラの紹介説明に 終わっている感じもした。 物語の種をまくのに、よく言えばじっくりと、 悪く言えば時間をかけ過ぎという感じはした。 一方で、調理技術の描写に関しては、専門学校のわりに ダシのとり方とか地味すぎる面は割愛している感じもしたが、 衛生管理などの「調理の基本」はちゃんと抑えていて 良い感じがした。 履修学科や試験の内容や学費や器具の扱いなども 細かく描かれていると思う。 また、主人公が本来は「科学系フリーライター」だとか、 調理学校に通いながら「刃物恐怖症」という設定が とても面白く、これからどんどんその点が面白く 描かれていくのだろうなと思った。 残りの二巻を読みたくなる内容だった。 まだまだ続きそうだな達人伝~9万里を風に乗り~ 王欣太starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男連載開始からずっと読んでいると思うがGW中に29巻まで一気にまとめて読んだ。端的にいうと原泰久の「キングダム」の少し前の時代から始まり27巻あたりから、「キングダム」時代を被り始める。「キングダム」は秦側から見た場合でこの「達人伝」は秦以外である楚・斉・燕・趙・魏・韓側から見た内容と言えばいいのかな。個人的には「キングダム」の少し前の時代の話がすごい好きなのでむちゃくちゃ楽しめている。 この「達人伝」を含めこの時代を描いているマンガは面白いのが多いな 鄭問の「東周英雄伝」や横山光輝の「史記」も読むとより楽しめる気がします。 どこか陰のある男を描かせたらピカイチブルース もんでんあきこ 桜木紫乃六文銭影山という一人の男を軸に、彼に関わった女性達から断片的にエピソードを描いていく展開。 自然とひきこまれますね。 徐々に、影山という男の存在があらわになっていくのですが、時に酷いことされているのに、女性達にとっては勲章のように扱われているのが、よい男の条件なんでしょうね。 この陰のある感じが、良い色気を醸して、小狡いですね。 もんでん先生というと、エロスのほうに目がいきがちですが、大人の男女間を描くなら、ある種必然的な流れとして描いているので、そこまで違和感なく、むしろ良いスパイスになってます。 ただのエロ漫画でまとめるには勿体ない、きちんと人間を描いるので深みがあって面白いです。 指が6本あり悲惨な家庭環境と貧困下から、器量だけで這い上がった1人の男の生涯を、女性を通して見ていく・・・さながら1本の映画のようでした。 上下巻と短く、ちょっと物足りなく感じる部分も、ある意味ちょうど良かったです。 短編をお探しの方にはおすすめしたい作品でした。 噛みたい女子のコウガさんに噛まれたいコウガさんの噛みぐせ 月野和青名無し※ネタバレを含むクチコミです。今日もどこかでナイブスが生を紡ぐ惑星をつぐ者 戸田尚伸名無しこの作品の読後感は 例えるなら「短編映画の隠れた名作」を観た後の 重厚と疾走を同時に味わった感と似ています。 もっと評価されてほしいし、されるべき作品だと思います。 ソリッドな絵柄と真摯なストーリーの親和性がとても高く、全1巻と短尺ながらも決して投げっぱなしのような終わり方ではなく、「連載」という観点からは完結しているものの その先をいくらでも想起できる、夢のある結末を迎えています。 紙で買うとプレミア価格になる可能性もありますが、なんと数年前からすでに電子書籍化していることもあり、SF好きな方には是非読んでほしいですが そういった方々の間では既に名が知れた作品に思うので、ここは敢えてSFに詳しくなかったり、なんならあまり興味のない方に読んでもらえたらうれしいです。私もその状態で読んだ結果ハマったので。 おすすめです。大食い×メシウマ同居の本音 #1巻応援みんな私のはらのなか ちさこあうしぃ@カワイイマンガ自らを異性愛者だと言う女性二人の同居物語。もしそこから百合が生まれるとしたら……? フェミニンな主人公は婚活にのめり込みながらも、デートに美味しい「ご飯」を求め、そして大抵食べ足りない健啖家。そんな主人公と同居する女性は、見た目カッコイイ系でも可愛い物が好きで、料理上手。 婚活が上手くいかない主人公と、男運の悪い同居人。しかし仲良し二人は、家では心も胃も満たされていて、君達男要らないよね?という気がしてしまう。 外見とは違う「本音」を抱く二人。互いを良く知る二人は自分らしくいられる関係性を築いているのに、互いを「男性が恋愛対象」と思っているので、近付きつつもすれ違うのがもどかしい。 それにしてもこの作品、とにかく「顔が良い」。二人に至高の瞬間は来るのか……? 車内泊の楽しさワクワクさ。今夜は車内でおやすみなさい。 小田原ドラゴンPom 車内泊、楽しそう! 行き着いた先が富士山の麓とか最高ですね。 ふとしたことがきっかけで、楽しさを見つけるってすごく素敵だなと思いました。 今のご時世、中々旅行とか気軽にできないからこそ、ワクワクさを感じさせてくれる漫画にとても惹かれます。 相棒のちょんぺー可愛い。 次は日本一周!えっ これなんでクチコミないの徒然チルドレン 若林稔弥starstarstarstarstar_borderさいろくと思うぐらい私の中では超名作で、Tシャツも応援のつもりで購入したぐらい、最高に素晴らしく大好きなマンガなのです。 だからみんな読もうね。 若林稔弥先生のファンになったのはここからで、WEBで毎日毎日まだかなまだかなと更新を心待ちにしながら日々の仕事を乗り越えていたものです。。 ちなみに、今の大人気作品である「幸せカナコの殺し屋生活」のカナコがキャラがぶっ飛んでるとか面白いとか話題ではあるんですが、古参の風を吹かすようですごく恐縮ですが本作「徒然チルドレン」に出てくる超多数キャラ達の尖った個性と同格の1個性です。カナコ並にぶっ飛んでる(だけじゃないぞ!)キャラがいっぱい出てきて全員好きになるでしょう。間違いない。 ヲタあるあるすぎて何言ってるかわからなくなってきてますが本当に語彙力が欲しい。 でも本作が如何に面白いかは読んでもらわんと伝わらんのですが、4コマであり何パターンに至るかわからないぐらいのカップリングがあります。 で、設定云々は読んできゃわかるんでいいとして、本作の本当の売りはこの胸キュン度!声が出るほど胸に来るシーンが4コマの起承転結でめっちゃあります。もちろんほとんどギャグっぽい展開が多かったりはしますし、4コマだけで落ちてないやんけとかそういうのもあるものの本当に出来が素晴らしいです。 絵も上手いし、4コマに適した画角が得意な先生なんだと思うので(引きの画あんまり見た記憶がない)ずーーーーーっと読めます。 4コマで12巻まで続いてる実力がその内容の良さ、質の高さ、尊さを証明している!さあ読もう。 マンバに出会ったばかりぐらいの頃に完結してしまってたようでクチコミ書けてなかったのが悔やまれます。若林稔弥センセーのクラブハウスでのトークとかも面白いですよ!普通に心配になるよ! 画像は応援で買ったTシャツですがなんかまだ売ってそう!在庫残ってるサイズだけみたいですが1500円なのでサイズ合う人は買ってみるといいよ!外では着づらいデザインだけど!! とりあえず読んでみてやってもいいぞ、という方はこちらから無料でかなりの数読めますので読みましょう。 http://tsuredurechildren.com/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC/猫を飼ってみたいとお考えの方へ茶トラのやっちゃん 類さいろくこのマンガは親ばかマンガでしかないけど愛に溢れていて ところどころ度を超えたヲタ要素が垣間見えて それでいて猫を愛でずにいられない漫画家さんの幸せな日々が描かれています。 どのぐらい度を超えてるかは画像参照。わかるかな…? 銀行百合ヴァイオレンス! #1巻応援白と黒~Black & White~ Sal Jiangあうしぃ@カワイイマンガ銀行の海外投資機関向け営業部を舞台にした、同期の女性行員の物語、のっけからヴァイオレンス! 誰もいないオフィスで罵り合い、取っ組み合い、そして爪を立ててMAKE LOVE。傷だらけの二人、愛と言うよりマウントを取り合うMAKE LOVE。 それは仕事上でも。表面上は仲の良い、息の合った二人は、出世・評価の為に水面下でしのぎを削る。成果の為に争ったり共闘したりと、銀行お仕事漫画としても読み応えあり。 彼女達の行動原理は「マウントを取る」という事なのだと思う。仕事の優秀さも他人への優しさも交友関係も、全て自分を比較優位に置く為の事。そんな二人の原理=素顔剥き出しのバトル&セックス。とても愛とは呼べないそれが、他の何かに変わる時は来るのだろうか。 また先行き不透明で、目が離せない百合新基軸の登場だ!キャラに愛着が沸く珍しいタイプのマンガ無敵の未来大作戦 黒崎冬子さいろくこれはさすがビームだなって感じのぶっ飛び方をしているけど、決して投げやりじゃないところが良い。 そしてなんか説明するより読んだほうが早いのでぜひ最初の5話ぐらいを、仮に最初の方で肌に合わないなと思ってしまったとしても5話ぐらい読んでみてほしい。きっと続きを読むのに抵抗もなくなっているはず。 ちなみに私は2巻の「花様ぐれいす」ちゃんが好きです! 意外とちゃんとキャラ設定が作られている。 ただし、主人公は瑛子なのか良々田くんなのかはたまた?となってくるけどその辺はご愛嬌。もっとわからせてくれ!! #3行で推しを推すマリー様をわからせたい! にょろぽら太天沢聖司バナー広告で気になって読んだのですがとんでもなく最高でした😭 とにかく絵が完成されていて可愛らしく、そんなビジュアルから繰り出されるムカつくと可愛いが絶妙なバランスの「ざぁこ♡」は絶品…! マリー様をわからせたい、執事のソルベくんもなかなかにポンコツ&クセが強くて読んでて本当に楽しい…早く奨学金返せるといいね。 人間は誰だって幸せになれるトモちゃんはすごいブス 森下裕美野愛ある意味タイトルの通りと言いますか、トモちゃんは顔立ちも頭身も他の人物とは明らかに違うものとして描かれています。 そんな見た目のトモちゃんですが、あっという間に周囲に溶け込んで生きる気力すらもなくしていたチコちゃんの世界を広げていきます。 トモちゃんは主人公を成長させるためのある意味ドラえもんみたいな存在なんだろうなあ、それ故の見た目なのかなと思っていたのですが、そんな単純なキャラクターではなかったです。 優しくて愛情深くて、チコちゃんや車谷や陽介先生と同じように心に傷を負った人間でした。 チコちゃんが成長すればするほど、幸せになるのを恐れているようなトモちゃんが見えてきます。 物語を追っていくうちに、チコちゃんを見守ってあげてねという気持ちから、チコちゃんはもう大丈夫だからどうかトモちゃんが幸せになってと祈るような気持ちに変化していきました。 最後の陽介先生の言葉が全てです。何度読んでも最後で泣いちゃうんだなあ…。 どんなに壊れていても、傷ついていても、人間はいつだってやり直せるし幸せになれるんだと教えてくれるような作品でした。暴力亭主から逃げ切ったら、次なる敵は…PTA?やめちまえ!PTAって言ってたら会長になった件 斎藤かよこ名無し※ネタバレを含むクチコミです。生体兵器 vs 女性バディ! #1巻応援SHWD《シュード》 sono.Nあうしぃ@カワイイマンガ戦争後の世界、残された生体兵器の処理を請け負う民間会社SHWD〈シュード〉に就職した古賀は、一匹狼の先輩・佐和田とバディを組む。不穏な世界感も女性バディの関係性も、独特で読み応えがある。 バディが立ち向かう相手は、不気味だが人間でも何とか倒せる化け物。しかし厄介なのは「精神汚染」をしてくる所。先輩の為に懸命にメンタルを保つ古賀、他人に心許さない佐和田の過去。どう信頼を得て、心を通わすか、ガタイが良くて強い女達の、独特な関係性の物語はかなりシリアス。 男を軽々のしてしまう古賀と、超メンタルが強い細マッチョ佐和田。二人は普段は「女性らしさ」など纏わないが、銭湯で裸の付き合いやお洒落など「女性ならでは」の話題もあり、百合漫画としては不思議な感覚のある作品。 古賀よ、それは恋なのか?! 漫画家夫婦の育児から馴れ初めまで耕野裕子の愛ある暮らし 耕野裕子名無し「榎本俊二のカリスマ育児」が面白かったので、奥様の耕野裕子先生のエッセイも読んでみました。漫画家夫婦がそれぞれに育児エッセイを描いてくださると、お父さんお母さん両方の視点が分かるので面白いです。でも対象が同じなのに全く違う印象になるのでやっぱり作家ってすごいなとも思いました。ご夫婦の馴れ初めについてのお話もあるので興味がある方はぜひ!ちなみにスキマで全話無料で読めちゃいます。 https://www.sukima.me/book/title/BT0000532145/かっこいい漫画ってこういうことだろ赤色エレジー 林静一かしこいつか読もう読もうと思っていた赤色エレジーを読みました。正直に言うと「林静一=萩の月=イラストレーター」のイメージがあったので、最初は読んでいても1コマ1コマが静止画のように見えていたのですが、どんどんどんどん流れるように動き始めていくんですよ。主人公である貧乏な同棲カップル2人の職業がアニメーターなんですが、林静一先生もキャリアの最初はアニメーターからスタートされていたんですね。物語の中でも重要なセリフを彼女が言う前に扇風機の風で描いていたアニメのカットがバラバラと飛んでいくシーンがあるんですが、あそこが一番好きでした。でもラストもかっこいい…。これはまさに語り継がれていくべき一流の作品ですね。「ph4.5グッピーは死なない」も読みたいんですが電子書籍もないし、どうやって手に入れればいいんだろう。地道に古本屋を回るしかないのかな。<<292293294295296>>
※ネタバレを含むクチコミです。