完結したマンガの感想・レビュー16122件<<194195196197198>>ゼロ年代SFの金字塔バルバラ異界 萩尾望都名無し7年間眠り続けている少女の夢と100年後の未来がリンクするなど展開が縦横無尽でレジェンド作家の力量に圧倒されながら読みました。しかも文庫版の大森望氏の解説に当初の予定ではバルバラ内で終わる話だったのが締切直前に変更して、以降は毎回辻褄合わせに苦労しながら描いていたらしいとあり更に驚き。自分はSFを読み慣れていないのもあって着いていくのに必死なところもありましたが、渡会先生とキリヤの父子の物語としても純粋に感動しました。大傑作にして大駄作バイオレンスジャック 永井豪ピサ朗※ネタバレを含むクチコミです。これは恋なのか?目つき悪い子かわいい子 ハミタ六文銭三白眼、ジト目、メカクレ、などなど目にまつわるキャラクター描写は数あれど、どれも自分は好きだったりします。 特に三白眼や、猫目とかジト目なんかは、ツボだったりします。 総じて、目つきが悪いキャラが好きなんですが、本作はマンマ自分の性癖を刺激して最高でした。 そして、そういう目つきの悪いキャラって、基本、性格が良くて。キツくみえるけど実は優しかったりするもんじゃないですか? でも、本作は、意外と性格もキツいというから、まずココが面白い。 最初は、そのままヤンキー路線にいくかと思ったら、実はタダのアホの子だったようで、一周回って新しい感じになってます。 強気にこられても、ちょっと注意すると 「え?そうなの?」 みたいな感じで、誰もが知っていることをただ知らなかっただけ、みたいなアホの子な感じ。嫌いじゃないです。 性格がキツくなる背景なども、少しずつにじませてきて、結局、目つき悪くても良い子へと戻るかな?という感じで進んでいきます。 主人公もストレートに告白をするなど、こっちも大概変わっていて面白い。 本当に好きなのか?不明な感じが、恋なのか何なのか気になります。 なんにせよ、目にまつわる新しいキャラクターとして、私の中で刻まれるのでした。 この関係も見逃せません。「グルメ×ホラー」というコピーに惹かれて読んだけど…洒落にならない話をおつまみに 柏木郁乃名無し電車広告にあったこのコピーで「グルメとホラーを組み合わせるなんて斬新だな」と気になって読んでみましたが、ちょっと自分が期待してたものとは違いました。ホラーの部分、エピソード自体に怖さがあるかというと、全く無いです(というかホラー要素そのものが無いと言ってもいいくらい)。怖くないけど面白いのかというと、そういうわけでもないです。ただ(これは読むまで知らなかったですが)新潟県を舞台に描かれているのがとても良いと思いました。お酒好きな人ならグルメパートだけでも十分楽しいのではないかと思います。 名作を知る道標に金魚屋古書店 芳崎せいむナベテツタイトル通り、古書店を舞台にした作品ですが、漫画の専門店というのは恐らくこのタイトルが初めてだったのではないかと思います(寡聞なだけかもしれませんが)。 作者の芳崎せいむ先生が読んできたであろう実際のマンガ作品への愛を感じるとともに、知らないタイトルも多く、マンガというジャンルの広さと深さ、そして生涯でどれほどの作品に触れることがない出来るのだろうかなんて思ったりもします。 掲載誌の休刊から完結までだいぶかかってしまったタイトルではありますが、最後まで読めて良かったなあと思っています。名作へアクセスするガイドブックとしても良いのでらないでしょうか。前日譚にあたる出納帳もあわせておすすめです(こちらも掲載誌の休刊からの移籍でした)不眠症で突然引退した巨匠漫画家巨匠 髙橋一仁 Gたかし 高橋一仁名無し代表作が未完のまま世界的にも人気の漫画家が突然の引退宣言!その理由が不眠症だった。 1巻は重厚感あるサスペンスというよりバラエティに富んだ展開で見せてくれる漫画らしい内容で面白かった。初めは巨匠の年齢が70代位なのに描いてる作品が若いのが気になりましたが、治療の一環で不眠症の原因になってる悪夢をネームにしたものを作中で実際に読めたり、巨匠が女装して漫画の持ち込みにいったり、ユニークな演出が多くて楽しかったです。2巻以降は幼少期のトラウマに踏み込んでいきそう。刺激的な絵です!!終園地 本田真吾starstar_borderstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンけっこう序盤から首が飛んだり巨大な斧で真っ二つにされたりと刺激的な絵が描かれますので、そういうのが苦手な方にはおすすめできません! ストーリーの方は割と正統派というか大きな刺激やサプライズもなく、読んでて安心感があります! 気を衒わないストーリー運びが好きな方は合うと思います! 道徳の教科書史記 横山光輝starstarstarstarstar_border酒チャビン歴史モノで特に定評のある横山先生による、中国の歴史書「史記」のコミカライズ版です。 今、マンガ「達人伝」のおかげで、世間的にかなり老若男女の耳目を集めるHOTな秦の始皇帝の時代を含む古代中国の時代の出来事をまとめたものになります。 こちらの作品はコンビニ版の復刻サイクルがかなり早く、いつ行っても置いてあるような感じで、私もその度に話を忘れているため、ついファミチキのついでに買ってしまうということを繰り返し、都合10回前後は通読してると思います。 孫氏のヘイホーでお馴染みの孫武・孫臏の話や、臥薪嘗胆とかそういう人生において狂おしいほどタメになる話が満載されているので、皆さんもファミチキを買うチャンスがあったときは、史記も併せて購入してみてはいかがでしょうか??横山三国志のチンギスハーン版です。チンギス・ハーン 横山光輝starstarstarstarstar_border酒チャビンチンギスハーンといえば、北海道名物の料理名にもなってるほど日本ではお馴染みなので、知らない人はいないと思いますが、かの有名はモンゴル帝国を築いた方です。 個人的に空前絶後のチンギスハーンブームがきているため、こちらも読みました。中学生の頃、近所の本屋にハードカバー版が置いてあって、当時も少しチンギスに傾倒していた私は1巻を購入したのですが、その後2巻がその本屋に入荷されることはなく(売れ行きが微妙だったのでしょうか・・・)、続きが気になっていたという因縁があります。 今はそういう点では、24時間いつでも欲しくなった瞬間にポチりできるので、いい時代になったものですね。 さて、マンガの感想ですが、横山三国志の読み味と同じく、すごくシンプルに、いい意味で尖ったところなく、ストーリーを紡いでいただけるので、大きな筋のところがスッと入ってきました。 欲を申せば、三国志や水滸伝などのように、超主要人物以外にも個性的なキャラとかが出てきて欲しかったのですが、それは横山先生の取材の怠慢というよりは、そもそもモンゴルには紙とがなかったようなので、三国志とかと違って記録や資料に乏しいことが原因なのかもしれません。 今読んでいる北方謙三のチンギス紀は、逆に誰が誰だかわからなくなるほどキャラが出てきますが、多分に創作の部分もあるとのことです。新本格クローズドサークルミステリのコミカライズ!十角館の殺人 清原紘 綾辻行人starstarstarstar_borderstar_border酒チャビン原作は3年前くらいに無職だった時に暇すぎて読んだのですが、それいらいミステリにハマってしまい、無職期間が伸びてしまったという、私のとって曰く付きの作品です。 コミカライズされていたのは知っていたのですが、今般、完結していたのを発見し、購入に至りました。 正直、こういった小説・ゲームなどのコミカライズは、変に端折りすぎてたり、そもそも適当に作られてたりというケースが多く、大部分が消化不良に終わっているような先入観があり、あまり期待していなかったのですが、こちらは楽しめました! 「小説ならでは」のトリックが使われてるので、それをどう表現するのかも注目してましたが、そういうことかと。 いくつか端折られてる部分もあり、小説を読み切るよりもライトに疲れず読み終えられるのですが、話的には特に消化不良感は感じず、うまくまとまっている気がしました。これであればマンガ版もありですね! 原作は「館シリーズ」として9作目まで出てますので、続編も出たら読みたいと思います。 昨今のスピンオフ祭の鏑矢!中間管理録トネガワ 福本伸行 萩原天晴 橋本智広 三好智樹starstarstarstarstar酒チャビン昨今、人気作品を面白おかしくパロったスピンオフが雨後の筍のごとく刊行されてますが、その鏑矢となった作品です! スピンオフ自体はもっと前からあったのかもしれませんが、ここまでブームを起こしたきっかけとなったのはこちらの作品の影響かと思います! 他のスピンオフ作品と比べても、このトネガワとハンチョウは完成度が段違いで、圧倒的な面白さがあると思います! 絵の完成度も高いし、キャラクターも崩れてないし、元ネタへの深い敬意がありながらもイジって、なおかつチョぴっと世間もイジる。とにかくセンスが抜群です! 特にすごいのが、スピンオフという作品形式でありながら、高いオリジナリティを感じさせる点です!切り口がよく、それ単体として話が抜群に面白いので、本作品を知らなくても十分に楽しめる完成度だと思います。 他のスピンオフ作品はギャグ部分がありきたりな切り口だったり、「なんでやねん!」「〇〇なんか〜〜い!!」みたいな、なんの捻りも感じられないツッコミで勢いで乗り切ろうという部分が散見されがちですが、トネガワはそうではないきちんとした笑いを組み立てられているところが、本当にすごいと思います。終わってしまって残念!「未来編」の感想です!!!火の鳥 手塚治虫starstarstarstarstar酒チャビン火の鳥を時系列に読んでいくシリーズも、この未来編でラストです!!刊行順でいうと、2作目なのですが、その後の編につながる伏線の多いこと!!! 正直、刊行順に読んでいるときは、サラッと流してしまっていたのですが、かなり後半の編にリンクする要素が盛りだくさんで、この時点から連載が20年以上にわたるこの壮大な物語を構想していたのでしょうか・・・??だとするとまじマンガの神なんですけど・・・ 本当に自分がマンガ家でなくてよかったと心底思える瞬間です。 時代設定は3404年〜。人類は滅亡の危機に瀕しています。そこから超壮大な物語が展開され、最終的には、刊行順で前作であり、時系列的に一番最初である「黎明編」の場面に接続されます。。。 このラストの展開は、時系列順に読んでいた時も、一定の大円団感があり、充実した読後感を感じたものですが、時系列順でこの編をラストに読むと、さらにさらにさらに大・大・大・大円団感が感じられます!!!もう結構10回近くは再読してますが、いまだに新しい感動を味わえるとは・・・ 時系列順に読んでみようと、ひょんなことから思いましたが、やってみて本当に良かったと思えるので、火の鳥をまだ読んでいないと言う方はもちろん、読んだことあるよっていうお友達も、ぜひやってみてください! なお他の編との繋がりですが、ムーピーやロビタや猿田博士が登場します。ムーピーは過去に登場した特定の個体との繋がりはないように思いますが、ロビタと猿田博士は望郷編ラストで出てきた個体と同一と思われます。 ロビタが優しいんだよな・・・「宇宙編」の感想です!火の鳥 手塚治虫starstarstarstarstar酒チャビン時代設定は2577年。地球から遠く離れた星から一生をかけてロケットで地球に書類を運ぶ4名の物語です。 ロケットという密室でずっと一緒に暮らす4人。一人ずつ交代ばんこに冷凍睡眠から目覚めて当番をしますが、あるとき乗組員の一名が死亡してるのが発見され・・・ その後は一級品のサスペンス!ミステリー!挑戦的なコマ割りもいい味を出していてグイグイ引き込まれます。 基本的には救いのないエグ目の話ですが、スクランブル・ダンスは楽しそうで、やってみたいと思いました。 他の編との繋がりですが、望郷編で出てきた牧村さんが登場するのと、あと乗組員の一名が猿田彦と血縁がある人物のようです。 永遠の話題、男女の友達について。今年の大みそかに付き合う二人【合冊版】 遥那もよりPom 男女の友情はあるのかないのか。永遠に言われるであろうこの話題。笑 男女で意見が違うからこそ面白いよな。 付き合う前の二人の微妙〜な関係、とても良かった。何か買う時とか相手のこと頭によぎったりするんだよなぁ。アレとってで伝わったり。 交際編も始まりましたが、友達歴が長かったからか照れながら距離感縮まってく感じが可愛い〜 次巻は、思いもよらぬ出来事が起きるそう。 1話ごとにコメント欄見て恐怖を和らげている闇異本 外薗昌也 高港基資野愛ちゃんと怖いしちゃんと気持ち悪いです。因果応報な話もありますが、呪われた場所に偶然入り込んでしまったり居合わせてしまったり理不尽に酷い目にあう話も多いです。 あっさりしてるのに不気味さ漂う絵柄も怖いです。 ありがたいことにLINEマンガで読めます。1話読むごとにコメント欄見て怖さを紛らわしてます。 呪いの理不尽さにまっすぐ怒ってたりツッコミどころ探してたり関係ない話してるコメント欄を読めば恐怖も和らぎます。夜中読んでも安心。 1話ずつ読むの煩わしいなあコメント欄って見たくないのに見ちゃうから無くてもいいのになあ、などと思うこともありますが、あってよかった!新ジャンル無自覚女子#1巻応援何かと無自覚な女子 相舞みー六文銭カフェが舞台で、店長・日暮夕弥とそのバイト熊野蜜の日常コメディ。 店長は背格好が小さく女性と間違えられるほどの男性、一方、バイトの熊野は女子高生とは思えないほど大人っぽい女性。 そして、この熊野が何かと無自覚で、好意のような何か裏があるようなセリフを言うが、実際はただ何も考えていないだけというやりとりがメインのパターン。 あざといと言えばあざといし、魔性と言えば魔性。 男なら勘違いしてしまうようなことも、サラッと言ってします。 というか、もうそれ、アレですやんっと思いながら、マンマとじれったい気持ちになる。 もう、わたくし、術中にハマっております。 天然と言えば天然なのかもですが、それよりはもう少し計算高く意識的にやっていそうな感じが、なんとも新しい。 この新感覚な無自覚女子、ハヤってほしい~ 「おろち」のドジっ子っぷりを愛でたいおろち 楳図かずおさしみ※ネタバレを含むクチコミです。このマンガが、がばい佐賀のがばいばあちゃん-がばい- 石川サブロウ 島田洋七starstarstarstarstarひさぴよおばあちゃんの生きる知恵、人生の教訓などが詰まっていて、時々読み返したくなるマンガ。すでに「佐賀のがばいばあちゃん」が一躍ブームとなった頃から十数年経つけど、今は露出も減って、時代とともに少しずつ忘れ去られているように思えて寂しい。島田洋七さん自身は、現在も講演を続けられているそうだが最近はコロナ禍で色々大変らしい…。 原作や映画、テレビなどで、島田洋七さんの語りを聞いたことがある人は、ある程度内容を知っているだろうけど、マンガ版はまた違った素晴らしさがあるので是非読んでみてほしい。石川サブロウ先生の作風と相性が良いのもあるが、原作の良さを完璧に活かした上で、一つのマンガ作品としての完成度が非常に高い。だいたい1話完結の話なので途中からはどの巻から読んでも良いと思う。Kindle Unlimitedやスキマでも読める。「復活編」の感想です!火の鳥 手塚治虫starstarstarstarstar酒チャビン火の鳥の中でトップクラスに好きな話です!!!火の鳥って、好きな編がそれこそ十人十色で、かなり票が割れる傾向にあると思うのですが、それだけ全てのエピソードが粒ぞろいということではないかと思います。 復活編はいくつかの時代を行き来しながらエピソードが進行します。 火の鳥はシリーズ全体からしてそういう構成をとっているのですが、復活編は一つの編の中でそれをしています。 2482年→2483年→3030年→2484年→3009年→2484年→2917年→3344年 主人公がある事故をきっかけに体の6割ほどを人工物に入れ替えられてしまうのですが、それにより、人間が無機物に、ロボットが人間に見えるようになってしまいます。 ・身体の60パーセント人工物に変えられた人間である主人公 ・主人公には人間に見えるロボット(主人公にやさしい) ・主人公には無機物に見える人間(主人公を殺そうとする) ・人間らしさとは人間と形が似ていることだと言い、人間に似せて作られたアンドロイドと愛し合う人間 ・人間とはかけ離れた容姿だが自分はかつて人間であったと信じるこけし型ロボット などが登場し、これまでの編でも何回か出てきた「何が人間を人間たらしめるのか」というテーマを考えさせられます。 他の編との繋がりですが、望郷編でちょろっと登場したチヒロがメインキャラの一人として登場します。あとラストで猿田博士が登場し、ロビタも未来編で登場します! 「望郷編」の感想です!火の鳥 手塚治虫starstarstarstarstar酒チャビンスケールが壮大すぎる物語です。時代設定は明言されていませんが、増え過ぎた人類が宇宙の他の星に移住する時代となっています。 「望郷」というのは、宇宙移民した主要登場人物「ロミ」(女性)が地球に帰りたくなるストーリーからきています。 ロミは恋人と一緒にエデン17という無人惑星に移住してきますが、その直後に恋人が死んでしまいます。当時すでに二人の子供を孕っており、その子供がしばらくして生まれますが、このままではすぐに絶滅してしまうので、その子供との間に子孫を儲けようとします。 あまり詳しくかくとネタバレになってしまうのですが、すったもんだあった結果、星は一定程度の繁栄をみます。そこまでの話も十分充実感ある面白さなのですが、その後ロミが地球へ帰るべく旅をする話が続くのですが、こちらはサン=テグジュペリの星の王子さまオマージュな感じで進行します。これだけ盛りだくさんで単行本2冊程度なので、密度が濃過ぎます!! 自らの子供と子孫を残すとかもそうですが、星の王子さまパートでの各種不条理エピソードや、異星人の性質(不定形生物や雌雄単体)など、常識からはかなり外れた出来事が普通に起きます。そしてそれらは必ずしもネガティブな書き方はされてない一方で、今や我々の常識となっている酒・ギャンブル・麻薬・兵器などが生まれたことによってエデン17が滅亡に向かい始めると、結構考えさせられる内容でした。 他の編との繋がりですが、牧村飛行士(宇宙編に登場)とチヒロ(復活編に登場)が出てきます。刊行順だと宇宙編→復活編→望郷編なので、サービス出演的な感じでしょうか。サスペンス!毒ガス!同性愛!ケモノ!MW 手塚治虫starstarstarstarstar酒チャビン最高に面白かったです。単行本で2〜3巻分の中編ですが、かなり中身が濃く、あっという間に読んでしまいました。 ラスト付近の「ニヤリ」も物語に深みを与えています!! 火の鳥ではまって以来、手塚先生の作品はほぼ全部読んでいるヅカラーですが、その中でもトップクラスのお気に入りです! 最近映画化されたようなのですが、諸々の表現はソフトになっているようですね。1976年からビックコミックで連載された作品なのですが、青年誌ということもあり、マンガの方はかなり内容も大人向けです。 手塚治虫先生は一貫して子供をすごく大切にしておられたようですが、世の中に青年誌というものが登場して大人もマンガを読むということが一般化しつつある流れの中で、1968年に創刊されたビッグコミックで連載された手塚先生の作品は、MWをはじめ、きりひと讃歌、奇子、ばるぼら、シュマリ、陽だまりの樹など粒ぞろいの傑作揃いで、子供向け作品だけでなく、大人向けでもなんでも、どんな作品でもすごく面白いものを生み出せる豊かな想像力は、まさしく創造神と言って良いと思います。このままでいいのか悩む年代、アラサー。ひとりで生きるはままならぬ 津野みぞ子Pom シェアハウスに住む4人のアラサー女子達。 何やかんや色々と抱えながらもキャピキャピと楽しそうな彼女達だけど、アラサーにさしかかると本当に分岐点で、このままで良いのかなと悩むこともあったなぁと自分と重ねつつ、懐かしさも感じながら読みました。 思った以上に人生あっという間に過ぎていくんだよな。笑 年頃な女性同士で住むと難しいことが出てきて大変そうな気もするし。。笑 でもまだまだ若い〜悩みも新鮮さが感じられる。 4人共々幸せな道を歩んで欲しいな。 独特な()日向さん、星野です。 うおやま名無しうーん、4コマベースで一部大ゴマの独特な画面構成。実験作なのかな?まあ手塚先生とかも火の鳥とかで画面構成色々チャレンジしてたし、これが面白いかどうかは別にして、作者さん頑張って。メディア化も!THE3名様 石原まこちんstarstar_borderstar_borderstar_borderstar_border酒チャビンメディア化もされてる人気作のようですが、わたしはイマイチあいませんでした!日常のゆるゆる会話??みたいので一話4ページで進行していきますが、ギャグでもなく、ドラマでもなく、新しい表現形式なのかもしれません!<<194195196197198>>
7年間眠り続けている少女の夢と100年後の未来がリンクするなど展開が縦横無尽でレジェンド作家の力量に圧倒されながら読みました。しかも文庫版の大森望氏の解説に当初の予定ではバルバラ内で終わる話だったのが締切直前に変更して、以降は毎回辻褄合わせに苦労しながら描いていたらしいとあり更に驚き。自分はSFを読み慣れていないのもあって着いていくのに必死なところもありましたが、渡会先生とキリヤの父子の物語としても純粋に感動しました。