女性マンガの感想・レビュー3218件<<102103104105106>>感想パン屋さんのおいしいレシピ 坂口みく名無しベーカリーの奮闘記というか、パン屋さんの大家族の物語。主人公のくるみがとても明るく爽やかな努力家だったので、読んでいるこちらも元気がでました。タイトルの通り、パンのレシピやパンを使った惣菜などのレシピが出てくるかと期待していたので、そこは少し期待外れだったかな。幼稚園のおしごと先生大好き! 三谷美佐子名無し90年代の漫画ですが幼稚園の仕事が大変なのは、昔から変わらないようです。親との様々なトラブル、先生同士の関係など、幼稚園では毎日のように問題が起きます。それを果敢に乗り越え、頑張る主人公を見ていると幼稚園の先生に対する敬意の気持ちが芽生えてきますね。作品の雰囲気はほっこりした感じで、子供達は可愛い存在として描かれてますし、職場恋愛についても、バランスよく両立してる作品だと思いました。繊細に描かれる「擬似親子」という関係性 #1巻応援僕のパパになってください 緒川千世ぷっちんぷりんタイトルどういうことや、と読み始めたらなんとも切なくて心を掴まれました。 あるきっかけから擬似親子をしている30歳の春樹と52歳の灰田さん。春樹が灰田さんに子供のように甘える姿は、はたからみると「大丈夫か?」と思ってしまいますが、春樹が実の両親と疎遠になってしまった事情を思うと、灰田さんの優しさが心の支えになるのは理解できます。 灰田さんとの関わりによって、堅物だった春樹も少しずつ丸くなってきて、そして擬似親子という関係性にも、もしかすると変化が…?というところで終わってます。 巻数のナンバリングがないので完結と思って良いのかもしれませんが、個人的には続きがあって欲しいです。続編を待ってるという意味で、応援します!イケオジの成長に期待!おじさん、ドル活はじめました! シバタヒカリ名無しK-POPアイドル(男子)に突然どハマリしたおじさん(イケオジ)が、若い女の子を師匠にしてヲタ活をエンジョイする話。 中年男性のドル活という設定は、ギャップ萌えがありつつ、流行の亜流を抑えている感じで面白い。 年齢性別の垣根を越えることで、オジサンがどのような成長を見せてくれるのかに期待したい。 ※ただし、師匠のキャラ設定についてはやや首を傾げた。 これが会社の部下(一見地味子)だったりすると、定番になって恋愛臭も漂ってくるのだが、街でナンパされて知り合った派手なギャルというのはちょっと読者層に対してミスマッチではないかと……。 どうしても応援したい漫画ON THE ROAD GIRLS ISAKA名無し応援する理由はもう…後書きですよ!どうしても応援したいしもっとずっと描いてほしい!! 共感する部分がありすぎてほぼ作者の体験談?みたいに感じてしまいます。 都会と田舎の差、ほぼこれです。全部赤裸々に書いてあると言っても過言じゃ無い。 女性の話なので女性は結構共感できるんじゃないでしょうか。動物園獣医師さんのお仕事を学ぼう! #1巻応援イーハトーヴのふたりの先生 山口八三かしこ岩手県の動物園に勤める獣医さんのお話。主人公の星野はケガをした動物の痛みがわかる特異体質の持ち主ですが、物語にファンタジーの要素はそれほど無いです。それよりも動物と向き合うとはどういうことかを現実的に学べる漫画だと思いました。ペット医療と違って動物園医療はまだまだ治療法が確立されていないことが多く、獣医さんそれぞれが試行錯誤して治療をしているということを初めて知りました。読むと動物園の印象が変わります。それと同時に星野については急病になった先輩獣医の代わりに赴任してきた津川との人間同士の話も描かれています。津川は人に対して冷血な印象ですが動物達に関わることにはとても熱いです。怒ると津川弁になるなど根っからの悪人ではないことは分かりますが、彼には明かされてない秘密がまだありそうです。表紙の絵が綺麗だなと思って手に取ってみたらとても面白かったです。続き…続きを…ッ!レモンズ 川夏子nyae就職に失敗した、どこか間抜けな男子3人組が、叔父がたたんだ本屋を再開させるために奮闘するおはなし。 この時代に、寂れた地方都市でたいした知識もなく本屋を経営するという行為は、素人目に見ても「無謀」ですが、利益率や棚づくりの基本を学ぶところから叔父さんにアシストしてもらい、彼らなりのアイデアをかき集めて、もしかしたらなんとかカタチになるかも…?と思いはじめたところで第1部完。 続きがあるとすれば、3人はいろんな壁にぶつかって現実を思い知ることになると思うけど、本屋好きとしては最後まで見守りたい! 続編、待っております! 少女漫画はこうして作られる!超貴重なアシスタント目線のエッセイ薔薇はシュラバで生まれる―70年代少女漫画アシスタント奮闘記― 笹生那実まるまる日本の少女漫画文化の礎を築いた名だたる作家たちのアシスタントをつとめ、数々の「シュラバ」を経験した著者から見た、知られざる少女漫画制作の裏側。 その裏側には、薔薇が舞いアハハ..ウフフ...と笑顔が輝く少女漫画(例えが薄っぺらくて申し訳ない)イメージとは正反対の、寝食を限界まで犠牲にする作家とアシスタントたちの姿がありました。 ただ本書で描かれるのは、そのシュラバが如何に地獄だったかとかそういう話ではなく、いまやレジェンドと呼ばれる作家たちの名作誕生秘話や、それぞれの人柄がよくわかるエピソードなどです。 大変なこともたくさんあるけど、何よりみんな漫画が好きで描くのが楽しくてしょうがないというのが伝わってきます。 衝撃的だったのは、萩尾望都先生自ら作詞、作曲、歌、ナレーションをこなしたアルバム「エトランゼ」に収録された「アシスト・ネコ」の歌詞。シュラバの混沌をそのまま歌詞にした内容(のよう)です。聞いてみたい…。 あとは美内すずえ先生に、著者が新人の頃に犯した失敗を7年越しにお詫びしたときに放たれた言葉。これには本っっっ当に痺れました…!!! どんな言葉だったかはぜひ本編で確かめてください。敵とか言うけれど、本当かな。【フルカラー】女の敵はオンナとか言うけれど…《合本版》 本尾みゆきPom “女性”が全て詰まってる内容。(特に恋愛絡んだ時の) 女の妬みつらみの話ではなく、女性の友情や自分自身との向き合い方などが恋愛や仕事などを通して描かれていたので、読んでてホッコリするところ、クスッと笑ってしまうところなどありました。 主人公の愛が真っ直ぐで素直で純粋だからこその皆の関係性だなと思い、女の敵は女、自分の敵も自分。逆もしかり、味方になってくれるのも女で自分では!この物語を読んで感じました。ママ活、、、、旬な話…私、不倫女に復讐します~略奪婚・ママ活・ドロ沼不倫の悪女たち 牧村しのぶaicoママ活、、、、旬な話題がもう漫画になってるのかーと。。。心の隙というか、満たされてない部分にするっと入ってくると何でも脅威になるなと思いました。怖いー。。 面白いとおもうセフレの品格 Age21 湊よりこ名無しライフセーバーをしていて、男勝りでサバサバ系だと思われていた香織が、実は実生活ではかなり乱れた生活をしていて男をたぶらかしているというストーリーです。本来なら反対のケースが多いのですが、この漫画の場合は女性が男性を誘惑してセフレになるという逆転の発想が面白い。山木が心底むかつきすぎて眠れない今日も拒まれてます~セックスレス・ハラスメント 嫁日記~ ポレポレ美名無し主人公の旦那、山木がクズすぎてとにかくむかつく。自分の経験とも相まって思い出し怒りがして、この旦那を早く地獄に落としてくれ!と願わずにいられない。腹立つほど信じられない事が次々と起こる。でも読まずにはいられない漫画だった。不倫をされたことのある方、旦那がクズな方、共感できます。これは面白い。自分よりも大変な思いをしてる人がいるのだと思えます。ただ、震えるほど山木には心底むかつきます(笑)ウィズは知っている【素敵なロマンスコミック】晴美の育児戦争(ウォーズ) 福田素子starstarstarstarstarひさぴよ真面目なテーマをハートフルに紡ぐ名手・福田素子の全3話の短編集。 3話目の「ウィズは知っている」がとても素晴らしい作品でした。 ウィズという愛犬と、子供のいない夫婦の絆を描いていた作品です。 比較するわけではないですが、谷口ジローの「犬を飼う」を彷彿とさせる内容で、犬と暮らしてきた人には特に刺さるのではないでしょうか。 ところで作品について調べてたら、以下のPinterest投稿を見つけました。 ウィズは、福田先生の愛犬がモデルだったんですね。 https://www.pinterest.jp/pin/474144667004081418/ 鬼上司だと思っていた課長と不倫?上司の嘘と溺れる恋 なおやみか 及川桜名無し25歳の深川美月は鬼の王子こと課長の鬼木隼人に毎日こき使われ残業の日々。仕事に明け暮れ、彼氏にも会えず、挙句の果てに彼氏の浮気で恋はジエンド。しかしそのお陰で心から好きな人にめぐり逢えた。相手は嫌われていると思っていた鬼の王子。仕事では厳しいけれど実は優しいイケメン上司、そんな相手に迫られたら美月じゃなくても落ちてしまう。美月は不倫だからと自分から色々我慢する毎日、鬼木の指輪に秘密がある事も知らずに。鬼木の方が自分からはっきり言うべきで美月が健気で可哀想と思いつつ、そんなシチュエーションで進む恋愛話も面白い。厳しくても鬼木のように目の保養が出来る上司なら大歓迎。鬼の王子が自分の会社にも居たらいいな、なんて思わず想像してしまう。社内恋愛をしている人もしていない人も、パリキャリ、ゆるキャリに是非お勧めしたい作品。恋する母たち恋する母たち 柴門ふみ名無し恋愛ストーリーの女王、柴門ふみの漫画だからこその面白さがありました。母親は子供にとっての親ですが、それ以外に女性の顔も持っている人が多いのは知っていました。母親たちが恋にのめりこんでいく姿に、どこか共感してしまう。いい話だった撲滅せよ!こどもおばさん 【単話売】 青菜ぱせり名無し※ネタバレを含むクチコミです。 ピュアヤンキーにご用心#1巻応援うちのおばあちゃんが元ヤンに狙われています! 星倉ハル六文銭地元で泣く子も黙る伝説の元ヤンだった男に、祖母が狙われる話。 といっても、詐欺とか遺産目当てではありません。 恋愛対象として狙っている…とも安易に言い切れないのですが、元ヤンが幼い頃、祖母に世話になった恩返し的な感じで祖母を守る感じ。 全体として、孫の女子高生・律が、祖母と元ヤンの関係に何か裏があるのでは?と怪しんで、空回りして、ドタバタするコメディタッチの展開は、どこか懐かしい感じがします。 また、祖母の若い頃が愛嬌ある美人で、そりゃ元ヤンもなびくわと思うのですが、年老いても変わらず通い続ける(思い続ける?)元ヤンの姿勢に、なんともピュアで、見ていてほっこりします。 これも一つの愛の形ですかね。 資産とか容姿とかステータスではないところで、ひかれあう感じいいですね。 女子高生と元ヤンにフラグが立たないことを祈って、2巻を楽しみにしてます。メイクで女神に女神降臨 yaongyi名無し私は、女神降臨という漫画を読んでから、メイクがこんなに女の人の自信につながるのかと改めて気づく事が出来ました。 そして自分だけのためではなく、自信を失いかけている周りの人にも、「メイクでこんなに変われる」「メイクって素晴らしいものだよ」という事をシェア出来る人になりたいなと思いました。AV制作会社のお仕事モザイク足します!?~AV制作会社のないしょ話~ Poko名無しAV制作会社の仕事ってどんなのだろうって、常々思っていたので…。気になる業界の内情や、現場の雰囲気がよくわかりました。想像していたよりも、そんなに非道い現場ではなく、淡々と撮影が行われているのだということにびっくり。なかなか面白かったです。 高純度で相思相愛スーパーベイビー 丸顔めめふでだるま良き良き良きの嵐 純粋黒ギャルの玉緒と地味メン文学青年山田が町田で出会う純な恋愛漫画 設定はシンプルだけど独特な読み味があって好き好き好き 本当お互いを尊重できる関係は文字通り尊いですね...... 相手を好きになり相手のことを知ろうとする行為ってのは言うなればオタク的感情であり、だからこそ僕にもめちゃくちゃ共感できた その結果構築されていくスーパー幸せな空間にいつまでも浸っていたい作品です キャラを形成する背景がめっちゃ練られててそれが素直に表情に出てるのが玉緒の魅力だと思う そして地味で面倒くさい性格だけど案外決めるとこは決めるし欲しい言葉をバシッとくれる山田にも読者はドキッとする そんな主役二人がプラスにもマイナスにも表情豊かなので感情移入しやすくて世界に入り込んじゃうし 展開の早さも読みやすさに一役買ってて一気に読んでしまう 7話表紙の二人が小さいながら既に完成されて好き 心の深いところに優しくぶっささるので気をつけて読んでください いい意味で期待を大きく裏切ってくれたダルちゃん はるな檸檬さいろく最後まで一気に読んでしまった。 自分を認めたり、俯瞰することがどれだけ大切なことか。 とてもとても良い作品でした。君はチベットを知っているか?月と金のシャングリラ 蔵西名無し 私がチベットについて知っていることと言えば、「そういえば、マニ車ってチベットだったよな」ぐらいの浅い知識でした。そんな私でもあら不思議このマンガを読むとチベットの世界に潜り込むことができるのです。その要因は、何と言っても作者様の裏打ちされた知識と圧倒的書き込み&美麗な線画! 蔵西先生は、大のチベット好きで前作『流転のテルマ』もチベット文化漫画。何度も現地に赴きご自身の目で耳で体験したことが作品に活かされているのです(取材旅行の様子はエッセイ漫画にもなっています)。そして、圧倒的書き込みで表現される広大なチベットの大地、生活風景など紙の上でもまるで眼前に広がっているような存在感があります。 余談ですが、書き込み&美麗、異文化圏漫画と言えば『乙嫁語り』が思い付く方も多いのではないでしょうか。『乙嫁語り』が好きなそんな貴方は、きっとこの作品にもハマれるはず……! この作品の魅力的な部分として、僧院に暮らす少年たちの交流を挙げておかねばなりません。特に主人公であるダワ、ダワのことを気にかけ友人として接してくれるドルジェこの2人の関係性は外せません。父親に置き去りにされ身も心も1人だったダワは、親身に寄り添ってくれたドルジェに対して心を許し支えてもらっていきます。所謂、ブロマンス(男性同士の極めて近しい性的な関わりのない親密さの一種)がダワの片想いという 形で描かれていきます。ブロマンスの関係性には「男同士の熱い友情」が近いと言われており、性的描写のあるBL作品に比べると男性でもかなり読みやすいのではないでしょうか。 また、登場人物みんな顔がいいです。イケメンという意味ではもちろんそうなのですが、注目すべきはキャラクターたちの表情です。この作品キャラクターたちは、一部を除きまだまだ幼く抱いた感情がそのまま顔に表れ、それを通し感情、想いが私たちの胸にダイレクトに届くのです。この表情まで含めてみな顔がいいのです。 歴史に詳しい方は、お気づきかも知れませんが物語はこの後「チベット侵攻」というチベット激動の時代へと進んでいきます。暗い洞穴の様な時代の中で、少年たちがどういった選択、人生を歩んでいくのか。また、ダワの父は幼き子を置いていかなければいけなかったのか、そしてダワの秘めた想いはどうなるのか気になるポイントはいくつもあります。惜しくも8月発売の2巻で完結が既に告知されておりますが、逆に言えばまだまだ追いつくのは簡単です。是非みなさんもこの美しく儚い物語の結末を一緒に見届けませんか? 女の友情ちょっと女友達 辻村弘子名無し時代背景は1990年代。 古さを感じるかと思えば、そんなことはない。 アラフォーにとっては懐かしいけど。 女の友情は、どの時代も恋愛が絡むとややこしくなりますが、このくらいのノリなら清々しいくらいで、SNSとかスマホのない時代の方が、雰囲気があって良いなと思いましたね。 最後に収録されていた短編も良かったです。 看護師さんはなぜあんなに心が強い方が多いのかエンジェル日誌 ごとう和名無し看護師さんはなぜあんなに心が強い方が多いのかが、この作品を通じて理解出来たような気がします。 様々な病気の患者さんに寄り添う中で助かる人もいれば、絶望的な状況に落とされてしまう…それでも看護師さんは患者を選ぶ事は出来ない。 主人公のなつみさんの奮闘ぶりを見て、看護師という職業の重要性や仕事の大変さなど、とても勉強になりました。 単に産婦人科の仕事中心に描かれているわけではなく、そのなかに渦巻いている人間模様が細かく描写されていて人間の命の大切さ、妊娠出産の出来事などいろいろと考えさせられることが多かったです。 <<102103104105106>>
ベーカリーの奮闘記というか、パン屋さんの大家族の物語。主人公のくるみがとても明るく爽やかな努力家だったので、読んでいるこちらも元気がでました。タイトルの通り、パンのレシピやパンを使った惣菜などのレシピが出てくるかと期待していたので、そこは少し期待外れだったかな。