青年マンガの感想・レビュー15378件<<7778798081>>依存を描いたマンガ(だったのかもしれない)グッドナイトコッパー 青葉伊槻名無し母親が亡くなってひとりぼっちになってしまった女子高生・真夏は、母が保証人にだった借金の取り立てにきた青年・滝のことを「愛する」と決めつきまとうようになります。自分には終始、真夏の心情が理解できずに困惑しながら読んでいたんですが、母親に依存していた真夏は、依存対象がいなくなったので依存先を変えただけだったのかなと予想しました。設定がおもしろいタコ・サピエンス 陽村太郎名無し人類が絶滅してから2億年、タコの子孫が人間のようなかたちに進化してタコ・サピエンスとして生きている。海水はほぼなくなり、かつて深海だった場所で生きていた生き物には陸でも生きていけるように手足が生えた。タコ・サピエンスはまだ言葉を持たず狩りをして食料を調達する、いわゆる原始人な生活なんだけど、「タコの子孫」であることと「かつて深海だった場所」という設定によって新しいバトル漫画のような面白さを感じました。もっと彼らの身体能力が活かされるアクションが見たかったです。新しい妖怪マンガ鵺の呼び声 松賀諒真名無しとにかく探究心が強い男・水木と、パッと見は生意気な女児にしか見えない「鵺」のコンビが織り成す妖怪コメディ。妖怪なのか宇宙人なのかわからない生き物がウロウロ(普通の人間には見えない)していたり、そもそも人間が「妖怪」と呼ぶ者たちは本当に「妖怪」なのか?という根底を覆すような問いかけもありつつ、自分以外の妖怪に興味津々な水木に嫉妬する鵺さんの可愛さなど、気になる要素がもりだくさん。読切ですが続きを描いて欲しい面白さでした。早くくっつけよもー!だって君に近づきたい! 久方標名無しハルタは読切のラブコメでもレベルが高くてすごいなー。しかもあの「あとはご想像にお任せ」と言わんばかりの終わらせ方!ずるいねえ。 現実社会の未来?!MUJINA INTO THE DEEP 浅野いにお干し芋1巻読了。 風景も部屋の中の描写もとても細かくてその世界に連れて行ってくれる。 そして、空中を飛び回るムジナたちには、スピード感を感じる。 ムジナは、非人権者で表社会では生きていけない。 その分、自由を手に入れているが、殺し屋として生きている者が多々いる。 人権者には、人権カードが配布されていて、これが無いと物を買うことさえできない。 それにより、個人個人も管理されていて、自分で命を絶つことさえできない。 物語は、近未来の日本の縮図を見ているようだ。古の妖怪、自由の国で人生やり直し口裂け女アメリカへ行く 武梨えり名無し※ネタバレを含むクチコミです。なんだこれ!描いたひと天才? #読切応援これはただの贈り物 ねじがなめたstarstarstarstarstarnyae※ネタバレを含むクチコミです。 彼女がジャズを始めた理由スウィングが無ければ意味が無い 檜原粗相名無し※ネタバレを含むクチコミです。花山雨は恋をしない雨がしないこと オカヤイヅミstarstarstarstarstar_bordernyaeオカヤイヅミさんの新連載〜! 1話目からちょっとハラハラした…そのくらい雨ちゃんとその友達のトヨちゃんの話が噛み合って無いからw郊外の一軒家で一人気ままに暮らしている雨ちゃんと、雨ちゃんを巡る人々の群像劇。毎月読めるのうれしいです!かわいい、とてもかわいいキラキラさん おすしstarstarstarstarstar野愛かわいい……かわいい……キラキラさんかわいいね……!!! なんかよくわかんないけどキラキラさんはキラキラしててかわいくてずっと見ちゃうな、キラキラさんと通じ合ってよかったね!!! というアホみたいな感想を抱いてしまうほどかわいい。キラキラさんと仲良くなるのをあきらめない竹田さんもまたかわいいんだな。 ずっと見てたい、もっと見たい。2人でお買い物とかカフェとかファミレスとか図書館行くとこ見せてくれ! So cute... #読切応援キラキラさん おすしstarstarstarstarstar_borderNano1ページ目から「分かる」となりました。下の文字の(編集さんがいれてるのかな?)センス好き。転校生キラキラさんとお隣さんの竹田ちゃん二人とも超かわいい。ずっと見ていたくなる可愛さ。 可愛いをひたすら浴びれるし、伝えることの大切さなんかもテーマになってるぽくて良い。あと絵がめっちゃ好き。おすし先生の可愛い漫画もっと見たいです!まさに予想外の結末。 #1巻応援 #完結応援このゴミをなんとよぶ 鉄一starstarstarstarstar_bordernyae※ネタバレを含むクチコミです。主人公の努力が見ものです聖者無双 秋風緋色 ブロッコリーライオン simestarstarstarstarstarこめつぶ自分の努力で境地を切り開いていく主人公の真摯な姿勢と情熱が読んでて気持ちが良い!自然と応援したくなる物語です。しかし貰ったばかりの 癒しの力だけでは生き残れないという、この世界感が、世の中の厳しさを語っているような気がします。作画も丁寧で、徐々に訓練の成果がでているのが見ていて分かるし、最初から段々と筋肉もついていく様子とかも描き分けられていて、これからのストーリーも楽しみです!異世界転生ものですが、主人公のドM、味覚異常といった設定などが面白いです。 真実がわかるにつれて切ない法廷遊戯 束ユムコ 五十嵐律人starstarstarstarstarmotomi法律家は、法律をもってして相手を納得させる弁論ができなければならないです。 そこに感情や事実であっても不利益なものは必要ないと思います。 何故なら、裁判においては、自分側の主張をとおすことが重要、あるいは、判決を下すための話し合いであるからです。 本来、身内の裁判を受け持つことはできないけど、家族も同然の2人の関係は切なすぎて、それでもセイギは彼なりの正義を貫いたんじゃないかなと思いました。 切ないストーリーでした。三国志が気になるパリピ孔明 小川亮 四葉夕卜starstarstarstarstar_bordermotomi純粋な孔明がかわいらしく見える場面もあるし、とても面白いです! 孔明が出てくるお話なので小難しかったらどうしようかなぁと思いながら、読み始めたらビックリしました! 偉人孔明の策をうまく現代にも活かしててすごいです。 小難しいどころかわかりやすく、コミカルでお茶目な孔明さんにハマっちゃいました。 三国志を知らなくても逆に三国志が気になる漫画です。暗いけど読みたくなるそんな家族なら捨てちゃえば? 村山渉starstarstarstar_borderstar_bordermotomi読み始めると止まらなくてドンドン読んじゃいます。 が、ちょっと暗いお話です。 このスッキリしない感は酷い。。それが狙いなのかも。。 奥さんが一番酷いと思うけど、旦那も旦那でどーなのかな?と言いたいし、 他の登場人物も皆なんだかなと。。 一花ちゃんだけが素直に応援できます。 「ジドリの女王」考察メモジドリの女王~氏家真知子 最後の取材~ トウテムポール名無し※ネタバレを含むクチコミです。☆+..。:+☆+:。.。: #読切応援キラキラさん おすしstarstarstarstarstar天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。宮殿の壁画を2人の天才ダ・ヴィンチvsミケランジェロが競演し彩る!アンギアーリの戦い うましむらstarstarstarstarstarたか※ネタバレを含むクチコミです。 最高の漫画が始まった予感緑の予感たち 千葉ミドリstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)なんだこれ…。すごい。好きすぎる。 奇妙で現実的で不思議で具体的な夢を見ているような…読んでるうちに引き込まれて実際に手触りを感じられるような漫画だった。 トーチwebで始まった新連載『緑の予感たち』がちょっとスゴイです。 https://to-ti.in/product/midori-no-yokan 短編連載なので、1つ目「カッパの理髪店」を読んだ現時点での感想になる。 どこかで見覚えがありそうな、誰しも馴染みのありそうな風景。 奇妙でありながらファンタジーと呼ぶには地に足がついていて、日常の延長線上に実在するんじゃないかという感覚がしっかりとある。 唐突、だけど必然。 物語は不思議な冒頭から、リアルなバイト事情、そして煮え切らない男女の恋模様へと、主題と場面がコロコロと変わっていく。 そこがミソかもしれない。 どこが話の軸になるんだろう、誰が主役なんだろうと読んでいくと気付けば登場人物たちのギリギリ読み取れそうな関係性のリアリティに絡めとられ、読者の視点は次に何が起こるのか出来事を素直に追うだけの目になっていく。言葉の端々と表情から読みとろうと夢中になる。 それは、現実の男女の関係性に対して巡らせる思考のはずだった。だったのだが、その真っ只中へ唐突に放り込まれた非現実にかき乱されるも、不思議とこいつが妙にしっくりくる。 それは全くの無関係な非現実ではなく、まさにこの心のありようこそが核になった非現実だったからだ。でたらめだけど、そこにはきっちりと心情の筋が通っている。故に納得できてしまう。 ここに持っていくまでの腕力がすごい。 この話の転がし方、派手じゃないのに予想が付かずに最後まで分からない展開の面白さは、映画『スリービルボード』を彷彿させる。 絵も最高に良かった。 コマの中の線の情報量、線の柔らかさ、微妙な表情の変化、光と影の付け方、全てがこの話にしっくりくる。 短編連載でおそらく不定期掲載なので、単行本になるのは2024年だと思うけど、早くも単行本を買いたい。 読んだあとに、これは持っておきたい…棚に並べたい…手に持ちたい…という所有欲が溢れてくる。原作:夏原武×作画:甲斐谷忍とかいう最強タッグカモのネギには毒がある-加茂教授の"人間"経済学講義-(読切) 夏原武 甲斐谷忍名無し当然のように面白かった メチャクチャ相性いい 連載化してもっと行動経済学掘り下げてほしい 東京ヒゴロは名作でしょう #完結応援東京ヒゴロ 松本大洋starstarstarstarstarかしこ連載中は塩澤さんの新雑誌創刊を軸に読んでたけど、単行本では長作くんのスランプ脱出の方がグッと来たかもな。娘のルナちゃんが長作くんの漫画のキャラを友達だって言ってくれる場面には泣いちゃいます。他にも色んなことが重なってスランプ脱出に繋がったんだろうけど、一番は長作くん本人が漫画に向き合うことを諦めなかったから成し得たことですね。最終回で塩澤さんが「漫画を作る過程にこそ喜びがある」と言ってたのと、3巻の帯文「人は呼吸し漫画となる」は意味が似てるなと思いました。もっと長く読みたかったなと思ったけど、単行本で一気読みしたら文句の付けようがないくらいベストな形でまとまってたので、これからは折に触れて何度も読み返していきたいです。 これが現実ウツパン―消えてしまいたくて、たまらない― 有賀starstarstarstarstar_border野愛鬱を治すためには日光浴びてご飯食べてよく寝てネガティブなこと考えないで……ってそんなん意識してできる人は健康でしかない。死にたくなったら助けを求めようって言うけど病院は予約でいっぱい。 皮肉みたいだけどこれが現実なんだと思い知らされた。 学生や子どもが自殺したニュースを見るたびに、大人になれば自由になれば楽しいこともあるのにと思ってしまうけど、今が辛くてどうしようもないのに先のことを考える余裕なんてあるわけないよな…。 せめて医療や行政へのアクセスがもっとスムーズになればいいのにな…と無責任に願うばかりです。アイドルプロデュース・男の娘・オタクに優しいギャルごった煮の青春 #1巻応援ずっと青春ぽいですよ 矢寺圭太starstarstarstarstar兎来栄寿『ぽんこつポン子』、『おにでか!』の矢寺圭太による新作です。 高校のドルオタ研究部員である山田・杉森・河野の三人衆と、彼らがプロデュースを目論む女子を交えた春が青いコメディです。 何しろ、表紙に描かれているメインキャラクターたちが皆個性豊かなのが良いです。 部長の山田は、浪人して早稲田に入るので高校在学中は勉学よりも優先してアイドル研究部の活動(アイドルをプロデュースして学祭でライブをする)に専心すると決めているガチめのオタク。女子の些細な言動から「もしかして俺のことを好きなのか?」と勘違いできる、ある意味で幸せでピュアな男。 「女の子をプロデュースできないならかわいい顔をした男の子をプロデュースすればいいじゃない」とばかりに、無理やり女装させられる男子が杉森。彼が女装したときのかわいさに関しては特別気合を入れて描かれており注目です。クラスメイトにも「その子の名前教えて」、美形ギャルにも「顔面が強い!」と言われるほどで、本人も段々満更でもなくなっていくのがまた味がします。 坊主頭の河野は、全校の女子生徒412名をUR・SSR・SR・R・Nに格付けしその詳細をノートに克明に記録しているヤバいやつ。飽くなきスケベへの情熱を隠しません。でも、マンガを面白くするのはいつだってヤバいキャラクター。河野のような欲望と煩悩に振り切れたキャラのエネルギーが、笑いを巻き起こしていきます。 鯖戸クロエは河野ノートで全校に5人しかいないURのギャル。顔もスタイルも性格もノリも良く、オタクにも分け隔てなく接してくれる空想上の生物。すぐ写真を撮るし、すぐSNSに上げる今どきの子。派手な見た目に反して、意外と進路について堅実に考え予備校に通うなど努力しているところも高ポイント。 渡辺日香(にこ)、通称ニャコは河野ノートでSSR。ツリ目で八重歯で猫っぽい外見そのままに自由気ままでざっくばらん。しかし、料理が趣味という意外な一面があり、河野の考察によると恋愛には消極的である節も。個人的にはカラオケシーンが一押しです。 彼ら5人が中心となって織りなす物語は基本的にはドタバタコメディなのですが、周りがどんどん進んでいく中で停滞している自分に悩んだり、大人から見るとかつて持っていて今は失ってしまった輝きを持っていたり、たまに青春時代の本質を静かに突くようなシーンがあって「アオハル……」という感情を掻き立てられます。 キャラクターたちの掛け合いをずっと見ているだけで楽しいですし、その中でも少しずつ進展していくストーリーの先行きもとても楽しみです。 それにしても、略称の「ずっぽよ」がかわいくて声に出して読みたい略称2023暫定1位です。<<7778798081>>
母親が亡くなってひとりぼっちになってしまった女子高生・真夏は、母が保証人にだった借金の取り立てにきた青年・滝のことを「愛する」と決めつきまとうようになります。自分には終始、真夏の心情が理解できずに困惑しながら読んでいたんですが、母親に依存していた真夏は、依存対象がいなくなったので依存先を変えただけだったのかなと予想しました。