青年マンガの感想・レビュー15397件<<347348349350351>>ただのギャグ漫画だと思って買い始めたらハコヅメ~交番女子の逆襲~ 泰三子狐優曇華1話無料かなんかでさっと読んで、「なんか面白いな・・・」という雑な理由でコミックスを買い続けていくうちに、その緻密な構成や伏線、内容の考えさせられる感、現場のリアルな空気感が好きになりました。 なんて良作な漫画なんだ淀川ベルトコンベア・ガール 村上かつら名無し3巻一気に読んでほしい 淀川河川敷近くのお揚げ工場で働くかよの話。 工場のベルトコンベアで単純作業したことありますが工場って黙々と作業する分他人とほぼ話さないんですよね。 つらつらと流れるけど実はチームワーク大事。 話さないけどそれぞれの人にそれぞれの人生があってそれぞれの悩みがある。 この漫画読むと悩み、人生の浮き沈み、どうにもならないことがちゃんと出てくる登場人物たちの力で解決されてます。 モヤモヤとした悩みもこの漫画で昇華されている気がします! 良作!読むべき! そんでもっとたくさんの人に読まれるべきだなと思います。スイス独立の物語狼の口 ヴォルフスムント 久慈光久猫あるくものすごく暗くて救いが無い物語なんですけど結末が気になって読み続けてしまう。積み上げられた小さな力がどこで解き放たれるのかじりじりとさせられてくる。 人の命が簡単に消費される恐ろしさも麻痺してくるくらいに人がどんどんと死んでゆきます。懐かしい気持ちになった恋は雨上がりのように 眉月じゅんstarstarstarstarstar干し芋高校生の頃って、年上の男性に憧れて好きになることってあるなぁ。 と、自分自身の高校生活を思い出したりしました。 私は、女子校だったのですが、かっこいい体育の先生ではなく、しょぼくれたメガネをかけた卓球部の顧問の先生を好きだったりして、この人の良さは私しかわからないって思ってました。 朝礼の時に目があったり、授業中も私の机の隣に座ってお話したり、今では、考えられないのですが、先生の家の固定電話に電話して長話したり・・・。きっと先生も私のこと好きだったんじゃないかなぁ。 と昔の事を思い出した作品でした(笑) 奇人変人たちの日常オッドマン11 道満晴明狐優曇華毎度エログロありギャグマンガだけど、これはエログロ要素多め。 ヴォイニッチホテルやニッケルオデオンなどと比べるとだいぶエロに寄っているが、そういう話なのでしょうがない。ギャグ漫画として最高に面白い。何度呼んでも毎回面白いヴォイニッチホテル 道満晴明狐優曇華エログロ要素があるファンタジーギャグ漫画だけど、絵柄の可愛さやギャグの感じが絶妙でとても面白い。 「それ町」と同様、1、2話で完結しながらストーリーを作っていくスタイルで、そういうのが好きな人にもすごく合う。 ラストまでずっと面白く、ダレるところがなくてバランスもいい。 警眼、最新話を読んで(今日発売のスピリッツ)警眼ーケイガンー 早坂ガブ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 痛い、苦しい、でも最高に笑える #完結応援夫のちんぽが入らない ゴトウユキコ こだまstarstarstarstarstarnyae※ネタバレを含むクチコミです。ゲーム好き30代にはビシビシ刺さる若ゲのいたり ゲームクリエイターの青春 田中圭一六文銭マンガにしろゲームにしろ当たり前だけど人が創っているんですよね。 それを感じさせてくれる1冊でした。 しかも、FF7、ポケモン赤緑、バーチャファイター、プレステ、逆転裁判など自分の時代にドンズバだった作品の裏話が目白押しで、読んでいて純粋にわくわくしました。 こうして、あのヒット作はつくられていたんだという背景、特に当たり前ですが一筋縄でいかないことに対して、粘り強く(時に何年、何十年もかけて)解決していったのかは並々ならぬ情熱を感じて、勇気づけられます。 どうも外(消費者の観点)からみていると、突然出てきて、すんなりヒットしているように見えてしまいますが、そんなことは全然ないんですよね。 色んな障壁がありながらも、どうしてもやりたいこと・叶えたいことがあるから、アイデアをだし少しでも前進させる執念が、今日のヒットにつながったのだと痛感しました。 また、多くのクリエイターの方がその過程で「挫折」を経験していることも意外でした。 メンバーが集まらない、能力不足でディレクターをおろされる、メーカーに拒否られる、企画を全駄目出しされる、就職に失敗したからゲームメーカーに・・・などなど。 こうした挫折を経験しながらも、腐らず、むしろそれを糧にしている姿は勇気づけられました。 良いも悪いも、全部が人生なんです。全部つながってます。 ヒット作の裏側を知るのもそうですが、そうしたものを生み出せた人間のマインド的なものも垣間見える良い作品でした。不思議な生物プリンタニアプリンタニア・ニッポン 迷子名無し丸っこい柔らかな画風なのに終始SFで不思議な感覚に陥ります。 ニューチノー、new知能! プリントして出てきた生物プリンタニア もちもちしてて可愛い! 不思議な漫画、そうとしか言えません。 癒されるけどたまにシリアスになるのもたまらなく良い。 九井諒子好きな方好きと思うんですがどうでしょう。 異世界で料理、割とベタだが…異世界料理道 こちも EDAさいろく5巻が出ました。よかった。 悪いところから先に言うとテンポが悪い。 絵に表紙ほどの色気がないし、全体的に上手くないと言ってもいいかもしれない。全カット頑張ってほしいものだ。 だが、その2つを除けば淡々とゆっくりと展開していく物語、料理(ギバ肉ばっかだが)で心を掴んでいくだけでなく、ちゃんと人柄でも馴染んでいくところなども良いと思う。 つまり多分キャラクター含め設定なんかはとても良さそうなのだ。 イマイチなところも正直ある。でもテンポよく進めるようにしてさえしまえばきっとこれは化けられるのではないか。そんな片鱗を見せてくれるものだ。 なによりヒロインが褐色巨乳(ヒロイン以外も登場する女性のほとんどがそうだが)なのはすばらしいよね!そこだけとは言わないけどすごくいいよね! というわけで引き続きハッピーエンドを迎えるところを待とうと思います。とにかく動物の絵の緻密さがすごいオレの瞬間 石川サブロウ名無し『オレの瞬間』全4話 ・野生のヒグマ ・イリオモテヤマネコ ・本当のハヤブサ ・最後の捕鯨 動物カメラマンを目指す単純でしょうもないお調子者の青年の話。1話のヒグマVSヒグマと、最終話の1986年のIWCによる捕鯨禁止を受けての最後の鯨漁が迫力があって面白かった。 『天と大地と』 校内で喫煙ポイ捨て、女嫌いで喧嘩三昧というゴリゴリのツッパリという兄の天と、東大も狙える学校始まっての秀才という弟の大地の話。 弟が兄が惚れた女の子を偶然奪ってしまい、なんやかんやあって喧嘩に巻き込まれボコボコにされたところに兄が現れ、弟にハッパをかけつつ助けてくれる。 喧嘩上等を地でいく世界観でまるで異世界だった。 『遠い路』 うだつの上がらない26歳の会社員が主人公。野良犬・シロを拾ったことで運が向き始め会社で昇進・結婚を掴むが、妻が犬嫌いだったため泣く泣くシロを手放すと全てが上手くいかなくなる。譲り先の北海道まで会いに行くと、シロはなんと脱走していて主人公の家まで足を血塗れにしながら戻ってきていた。 26歳独身が30年ローンで一軒家を買うというシーンに時代を感じた。この作品の面白いとこを教えてください!エルフェンリート 岡本倫名無し名作だと思うんだけど、「どこが面白い?」と尋ねられると難しい。皆さんはこの作品のどこが面白かったですか?教えてください! こういう続編もありなのかすんどめ!!ミルキーウェイ ふなつ一輝名無し※ネタバレを含むクチコミです。「隣人X」より前に読んでおきたかった給料日のグルメ 楠本哲名無し楠本哲=サイコホラーというイメージが染み付いてしまっているので、この漫画を読みながら少しそわそわしてしまう自分がいる。隣人Xよりも前に読めばよかったかもしれない。 それはそれとして、店の名前とか店構えで「これあそこの店か」とわかるものもあるのでそういう意味では楽しい。予算の上限を10,000円にしてるせいか、5〜6,000円くらいの食事でもなんとも思わなくなるものですね。月イチだし。 1年前に読んでいたら、自分も実践してたかも。上限3,000円くらいで。インターネットってこうだったよね〜〜〜!オンラインの羊たち 詩原ヒロかしこ詩原ヒロ先生と同郷なので勝手に応援してたりします。出身地の山形を舞台にした作品をたくさん描いてくださってるのですが、オンラインの羊たちもそうだったんですね。2000年問題が話題になっている頃に中学生だった女の子が主人公なので自分よりも少し年上なのですが、登場のインターネットってこうだったよね〜〜〜!と懐かしくなりました。逆に今時の子供って親が突然パソコンを買ってきた日の衝撃とかないんだなぁ…。テレ放題とかお絵描き掲示板とかバリバリ使ってた人はめちゃくちゃ懐かしいと思います! 設定にやや違和感ありますが、こういう人もいるというのを知るきっかけにはなる東京貧困女子。 中村淳彦 小田原愛六文銭センセーショナルなタイトルで思わず読んでしまいました。 コロナ禍や今の世情とマッチしているかもです。 ただ、どうも登場人物の設定が嘘くさく感じました。 国立医学部にいくようなご息女は私立の中高で豊かな教育を受けている人が大半だし、しかも実家から通っているのに貧乏ってのに違和感ありました。 なにより、医学部だったらどうとでもなるだろうって。 というのも、ウチの兄が、社会人になってから医学部に入り直した人間で、わがままでやっていることだからと親も一切の援助をしませんでした。 それでも、遠く九州の地で学費+生活費(学業に専念するためという理由で借りられるらしい)で1000万近くの奨学金を借りて通った経緯があり、弟として、 アニキ、そこまで医者になりたいんだ・・・ と、感動した覚えがあります。 そんな兄も卒業して、5年経ちました。 奨学金全額返済して、今では元気いっぱいにレクサスを乗りまわしてます。 医者ってすごいなぁと思いました。 そんな感じで、医学部ならどうとでもなるし、貧困は無理があるなぁと感じました。 要は、 学業が大変な学生=医学部 →効率の良いバイトをしないといけない →風俗しかない という流れかと。 これが暇そうな学部の大学生なら「スキマでバイトしろ」と言われて終わりそうですもんね。 極端だとは思いますが、伝えるための脚色ととらえて読むと面白いかもです。 実際、学生時代、急な家庭環境の変化で清貧にあえいでいる人も周囲にいたので。 これからの日本を背負うような学生が、学びたいのに学べない状況は是正すべきだと思いますし、そのためのライフラインはあらゆる面で整備すべきだと思います。 (もっとも借りても返さない輩もいるので、一定の判断が必要ですが) 同じように「貧困男子」も取り上げてほしいですね。完結!よかった!アスペル・カノジョ 萩本創八 森田蓮次名無し終わった〜!けど最後もよかったです。 普通とは? 皆と一緒のことができなかったら普通の人間じゃないのか? 二人とも悩んだり泣いたりして来年の今も生きてるかわからないけど、みたいな不安定さで でも!最後の一緒にいるコマみたら全て安心しました。 いい漫画でしたストーリーはギャグだけどDJの解説は本気DJ道 ムラマツヒロキhysysk学生時代、何人かで集まって遊ぶと、そのうちに絶対1人はDJがいた。本格的にプロを目指していなくても、リテラシーとしてDJができる人は多い(私はできないが、人のDJに口は出す最悪の人種)。親の世代ならギターだったり、いまの若者ならダンスだったりラップだったり動画配信だったりするのだろう。 好きな子をDJに取られた男が、自分もDJになって(ならされて?)彼女を取り戻そう(あるいは他の女性にモテよう)とするストーリーで、彼の成長過程に合わせて色んな知識や技術を解説してくれる。レコードの持ち方からつなぎのテクニック、選曲方法や聴き方も分かるので、DJの良し悪しについても理解できるはず。これを読めば「DJってこんなに複雑なことをやってたんだ〜」てなると思う。『まんが道』リスペクトはもちろん『サルまん』ネタもサンプリングしてるらしい(サルまんは読んでないのでわからない)。 権利の問題なのか作中に出てくる選曲のアーティストや曲名は架空だけど、絶妙に「あれのことだな」と分かるようになっているのもまた楽しいですね。作者自身がDJなればこそ。 誰かに贈りたくなる、贈り物のお話プレゼントフォーユー 四宮しの兎来栄寿『銀のくつ』や『とんだりはねたり』の四宮しのさんの最新単行本……と言っても知らない人の方が多いかもしれませんね。 皆さんには表紙だけで「きっとこのマンガはいいマンガだ」と予感できた体験はないでしょうか。四宮しのさんの作品は比較的マイナーなレーベルから出されることが多いのですが、押し並べて表紙を見ただけで内容の面白さを予感させてくれるタイプであり、本作も真白地の中央に水彩のようなタッチで描かれた制服を着た女の子が曖昧な表情でバナナを差し出しているというシンプルな表紙ですが、この表紙から何かを感じ取った人には間違いなく訴求するものがある作品です。 内容は、タイトルが示す通り「プレゼント」という事柄にフィーチャーした連作短編集です。 贈り物をする時には、当たり前ですが必ずその相手がいます。人が人と関わり合う、その中で生まれる絆。そんな絆を保持したり、より強めたり、あるいは生み出すための「プレゼント」にまつわるお話。 具体的な内容については読んでいただくとして、全体を通して表紙絵から予感するような胸に広がる柔らかな温かみで心が満たされる一冊となっています。 発売したのが丁度クリスマス前でしたが、まさにクリスマスプレゼントにこういう一冊を贈るのもとても素敵ではないでしょうか。 四宮しのさん、多作ではないですがこれからもこういう作品を描いていって頂きたいです。 妖怪たちがあつまる温泉コメディつむじまがり×すぷりんぐ 夢乃狸名無し主人公の泉が子供の頃によく訪れた、祖父が経営する温泉「繁の湯」には、個性豊かなヨーカイたちがいて泉の遊び相手をしてくれた。そこで出会った天邪鬼の娘と「今度来たら一緒に温泉に入ろう」と約束をしたけれど、それ以来祖父の家に来ることがなく高校生になった泉。しかし祖父が亡くなってそのままになっていた家で泉がひとりで暮らすことになるけど、そこであの天邪鬼とまさかの再会…! 泉は半分夢かと思っていた昔の思い出。しかし天邪鬼は約束を忘れずにずっと待っていました。そんな天邪鬼と同棲生活(&温泉復活?)がスタートするみたいです。他の妖怪たちもまた姿を現してくれるのか?池袋を過ぎたってこの愛は永遠埼玉の女子高生ってどう思いますか? 渡邉ポポ野愛電車もないファミレスもないデパートもないバチクソド田舎で女子高生時代を消費した者からすると、埼玉なんて死ぬほど都会だしうらやましい。デパートあるし大きい駅あるし。 唯一しまむらは我が田舎にもあったけど。 とは言えこの漫画を読んだら埼玉県民には埼玉県民のコンプレックスがめちゃくちゃあるんだなあというのがわかる。魅力度ランキングがどうとかよく聞くしなあ。 顔の作りが雑なのも貧乳なのも埼玉のせい、東京からやってきた友達ならクリスピークリームドーナツにビビらない、池袋にいるのはほぼ埼玉県民みたいな、なんかわかる偏見に満ちていてグッとくる。 偏見と自虐満載だけど小鳩&アグリ&東上の3人に心癒されているうちに、へー行田ってホタル見れるんだーとかわたぼくの牛乳美味しそうとか埼玉に心惹かれている自分に気づくのであった。 埼玉いいとこじゃないの。小鳩の案内で観光したい。 何というセンスオブワンダーマインド・ゲーム ロビン西かしこおっっっっもしろい漫画を読むとやっぱり元気が出ますね。湯浅政明のアニメを観たことがないのですがそれきっかけで知りました。表紙はアニメに合わせて変えたのでしょうか。このイメージで読むと全然違いました。サイバーなゲームの話だと思ったら、精神の解放!な話だったし、ちょっとメルヘン(鯨が出てくるあたりとか)で、コメディーでもありました。この予測不可能の展開と画面の疾走感はどうしたら生まれるんでしょう。合間に宇宙の心理やら名言(一番好きなのは「くじけそうになったら小3」)がたくさんあるのも何かしらのゾーン入って描いたとしか思えないです。考えて作ったというより全部が即興っぽいのですが、そんなことあり得るのだろうか。とにかく今夜はいい夢を見れそうです。人間臭さで包み込んでくる漫画編集漫画重版出来! 松田奈緒子名無し「編集王(作画・土田世紀先生)が好きだったので、 同じく漫画編集部を舞台にした漫画と知って読んでみた。 とても面白かった。 編集王が読者の心に男臭さで切り込んでくる漫画ならば 重版出来!は読者の心を人間臭さで包み込んでくるような 漫画だと感じた。 編集王が1990年代の漫画で重版出来!が2010年代だから 当然なのだが、同じ漫画編集部漫画であってもかなり異なる 世界を描くことにはなっている。 重版出来!には当然SNSとか電子書籍とか出てくるわけで。 それだけ漫画を取り巻く環境は変わり、多様化したと言える。 それは結論が一つ、という世界ではなく、 人それぞれに結論がある、という世界のようにも感じる。 編集王は、数話ごとに話を区切りながらの連載の仕方ながら なんだかんだといっても区切りごとに土田世紀先生が 先生なりの「俺はこう思う」という感じの結論を ドーンッとぶつけてくるラストが多いと感じた。 重版出来!は、わりと「皆さんはどう思いますか」 みたいな区切りが多いように感じた。 それはこういった時代の変化に即した結果の違いなのかもしれない。 だがそれはそれで考えさせられる凄く後味のいい区切り方に感じた。 それと単なる偶然かもしれないが 編集王の主人公のカンパチが元ボクサーで、 重版出来!の主人公が元柔道選手という設定で、 なんか漫画編集の世界ってアスリート視点での 見方や感じ方が、インドアの典型みたいな漫画家との対比で 物語として面白くなるのだろうか、などとフと思った。 時代が変わっても、その辺は変わらないのかな、と。<<347348349350351>>
1話無料かなんかでさっと読んで、「なんか面白いな・・・」という雑な理由でコミックスを買い続けていくうちに、その緻密な構成や伏線、内容の考えさせられる感、現場のリアルな空気感が好きになりました。