青年マンガの感想・レビュー15374件<<2627282930>>遺伝子とAIに支配された世界iメンター すべては遺伝子に支配された 小出もと貴六文銭自分の遺伝子に応じて、適職や配偶者までも 「iメンター」 と呼ばれるAIツールのようなものが判断してくれる世界。 しかも精度が高いからほぼ合っているという感じで、人類は無駄な努力というものがなく(例えば、野球選手になれる特性がなければ野球をしないとか)、効率的に人生を送れるというもの。 近未来では、わりとこうなりそうな感じで読んでてワクワクした。 しかも、1話完結のオムニバス形式ですが、徐々につながっていく感じはゾクゾクしました。 余談ですが、昔何かの本で、 パンドラの箱の中身にあった、すべての災いの正体は「自分の未来」 という解釈をした本があって、それを思い出しました。 つまり、将来自分がどうなって、いつ何で死ぬかを知ること以上の絶望はないという解釈だったのですが、確かに、どうなるかわからないから可能性にかけて頑張れるというのありますよね。 だから本作のように、生まれながらにして将来が決まってしまう世界は、絶望しないのかな?とか考えてしまった。 登場人物、意外と穏便に過ごしているので。 いずれにせよ、SFジャンルとして考えさせられる作品で、3巻完結なのも読みやすくて良い作品でした。将棋で世界の深さと広さを知る私の海 山原中nyae※ネタバレを含むクチコミです。器量が悪い妻とイケメン夫の衝撃的な馴れ初め馴れ初め ハン角斉名無しまんが未知に出演されたのを拝見してからご本人のお人柄も含めてファンになりました!影響を受けた漫画家に三山のぼると池上遼一のお名前を上げながら、女性の魅力について語られていたハン角斉先生。そんな先生の最新作は器量が悪い女と結婚したイケメンの話です。なんと彼女に惚れた理由が「偶然股間を見てしまい、股間に惹かれて好きになった」だから衝撃です。それってどういうシュチュエーション?!と気になりすぎてページをめくる手が止まりませんでした。最近は「ありのままの容姿であなたは素敵」という優しい世界になってきていますが、それを揺るがすようなもっと根源的な愛を感じました。これまでで一番好きな作品になりました。ハン角斉先生にはこのままの作風で突っ走っていって欲しいです。つげ義春のパロディとしてもすごいある人 岡田索雲名無しトランスジェンダー女性が社会から受けている偏見や圧力を、つげ義春の「ねじ式」の世界観で描いた意欲作です。岡田索雲の一連の社会派漫画と同じく切れ味の鋭いものになっていますが、それらに比べて読みやすさを感じるのはつげ義春のパロディとして秀逸だからだと思いました。物語のラストで小型飛行機に乗った主人公であるトランス女性が「しびれるような世界が待っている」と言いながら今にも突っ込んでいきそうに国会議事堂の真上を飛んでいて、読後すぐには過激な印象を受けましたが感想をまとめるにつれて、これは主人公は無能の人ではないという抽象的なメッセージなのだという解釈に至りました。 異世界で監禁婚とは?異世界監禁婚(連載版) 空飛ぶひよこ六文銭気がつくと、謎の部屋にいた主人公。 そこで 「屋敷の主の第五夫人に選ばれた」 と宣告される。 監禁婚と題されるように、基本的には監禁生活を強いられ、屋敷の主との営みのときのみ部屋から出される。 最初は、アラブの石油王のような富豪を想像するが、徐々にその異常さに気づいていく、、という流れ。 特に、最新刊にいくにつれて最初に思ったのと全然違う方向に行くから、先が読めなくてめっちゃ気になる。 読み始めたころはちょいエロ×ミステリー的な流れかな?と思うのだが、どんどんSFファンタジーな世界にいくので、それ系が好きな人にもおすすめできる作品です。 (むしろエロ系なのは、そんなないので、そっちラインを期待した人はがっかりするかも)一国か自分の命かを選ぶ設定が秀逸グリーンボックス【合冊版】 和田駄々六文銭気がつくと謎の部屋「グリーンボックス」に閉じ込められた主人公。 その部屋には 「欲しいものを思い浮かべながら滅ぼしたい国を選べ 当たりなら開放」 の文字と世界地図。 最初はテレビの企画か何かと疑い何もせずにいるが、徐々に我慢の限界になり試しに1つの国のボタンを押し自分のスマホと交換。 スマホからニュースを確認すると、それが現実であることを知る。 自身の命(というか食欲などの欲)と一国を天秤にかけるという設定が秀逸で、その後タカが外れたように国を滅ぼすことに抵抗がなくなっていく主人公の心理が面白い。 ボタン1つで国が滅びるというのが実感がなく、また人ひとりではなく、国単位なのも想像しにくいからより葛藤がないのだろう。 また自身もこの部屋に閉じ込められたという被害者意識から自らの欲を優先していく様が、生々しい。 当然、各国もだまっていなくて対策を講じるも、根本的な解決にならない。 このボックスの正体も徐々に明らかになっていくが、ジリジリとしたストーリー展開ですごい先が気になるつくり。 とにかくヒキがうまい。 どうオチがつくのか最後まで見届けたい作品です。 エロいし面白いこんな風に視えてます 佐藤健太郎 岡田淳司名無し※ネタバレを含むクチコミです。 ラノベっぽい中ニ感と美しいエンディングクロノクルセイド(新装版) 森山大輔starstarstarstar_borderstar_border瀧ストーリーは正直置いてけぼり感あるけど決して戻ることのない今までの人生と残された時間をどうするかというテーマが一貫してるのが好感もてる 最近流行りのループ物だったり、展開に困ったらとりあえず過去に戻ったりする作品よりは全然好き 絵も安定してるし、ダンス踊るとこやラストなどやたらエモいシーンを描くのが上手いので刺さる人には刺さると思うほどよくエロくて甘酸っぱいあの頃、 コジキオウジstarstarstarstarstarNano中学生男子の主人公コジキくんとクラスの女子たちの話。実際に作者さんの学生時代に起こっていた…かもしれない話。いや起こってたら羨ましすぎるが…あまずっぺえ…。女の子たちみんな可愛すぎるしエロい。ずるい。とてもいい。 どの話も誰もが憧れるシチュすぎんだよな~!いや私の時もあったか…?記憶にないだけで…当時はそういう視点がなかっただけで…。ちなみに実際の私の中学時代は既に立派に腐っていたので、クラスの男子二人組が距離近いたびにニチャア……としてました。「物語」と「友達」の力に気づかせてくれる優しい物語。恐竜とカッパのいる図書室 相澤いくえstarstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 図書委員になった本好き女子とギャルが「友達」になる物語。 <ここがオススメ!> カッパのアイコンでお馴染みの相澤いくえ先生本人のようなカッパが出てるけど、エッセイではない物語。 「本」と「友達」の意味の両方に気付かせてくれる優しいお話。 あとがきを読むと、先生の伝えたかったことがよりわかるような。 図書委員の話なので、小説の話題もチラホラと出てくるけれど、特に『イン・ザ・プール』(奥田英朗著)を読みたくなる。 『イン・ザ・プール』は意外と救いでもある。 なお、相澤いくえ先生の『モディリアーニにお願い』は僕の中で人生ベスト10に入る漫画です。 <この作品が好きなら……> ・スキップとローファー https://manba.co.jp/boards/94715 ・言葉の獣 https://manba.co.jp/boards/160541 ・違国日記 https://manba.co.jp/boards/77447 静かな気迫を感じます。東京ヒゴロ 松本大洋alankマンガから訣別した人、マンガが上手く描けなくなった人、自分のマンガが認められない人。それぞれ事情はあるものの、皆命懸けでマンガと対峙していました。作り手にとってのマンガの魔力のようなものを感じる作品です。これからマンガを読むときの姿勢にも影響しそうな。余韻がすごいです。人物描写がよかった創作文芸サークル「キャロット通信」の崩壊 綿本おふとんstarstarstarstarstar野愛小説家はとうの昔に諦めてしまったけれど、何者かになりたい気持ちを捨てきれずに集まり続ける3人の女の子。 平和で楽しそうな3人の文芸サークル「キャロット通信」が何をきっかけに崩壊したのかを描く作品。 可愛らしくあたたかみのある絵柄、女の子たちのほのぼのした会話、そこからの残酷で現実的な展開がおもしろいのはもちろんだけど、主人公・川上の人物描写が素晴らしかった。 工場で長年働きながらも工場の人たちをナチュラルに下に見てる感じが節々に現れていてゾクゾクした。ちょっとしたリアルさがいい。 この描写があるから後半の展開がさらに残酷に見えていいんだよな……と感心してしまった。 夢を諦めないのはいいこととされがちだけど、諦めきれないのは悲劇でもあるんだなあと改めて実感させられる作品。 救いと見るか呪いと見るかは読む人次第なのかも。サエコの狙いが見えないが惹きつけられる狂育ママ・サエコ─この子のためなら─ 三石メガネ peep taskey STUDIO もりとん六文銭毒親にも色々あるけど、過干渉の部類に近い。 それもやり過ぎの過干渉。 娘を溺愛するあまり、娘の障害になるような周囲の人間をどんどん排除していくような母親の話。 それを称して狂育ママとはよく言ったものです。 しかし謎も何点かあって、 ・シングルマザーであること ・娘が全く似ていないこと ・娘を溺愛している理由 がある。 冒頭に、とある金持ち家族の隣に引っ越したシーンで、そこの父親と因縁がありそうだったので、彼が父親なのか?ないしは、何か関係ありとみているが、まだ決定的なものはない。 今後明らかになるのが楽しみなのと、娘のために文字通り体をはるサエコから目が離せません。 青春というよりも「思春期」をもう一度思い出せる!美術部ガール 恋川はやとstarstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 腐女子な美術部少女を中心とした群像劇。 <ここがオススメ!> 美術部で絵を描くよりもオタク的なイラストを描いている描写の方が多いけど、美術部な女の子を中心とした物語。 「青春」というと煌めき輝かしいもののような感じがあるけれど、本作はどちらかというと「思春期」を思い出す。 こんな関係にちょっと憧れていたような、全然憧れなどなかったような。 厨二感がそこかしこに見え隠れしつつ、なんだかほっこりしてしまうような。 細かい説明などなくとも、誰がどんな趣味嗜好なのかが、サラリと入ってくるので、学校生活を覗き見しているような気分にもなる。 ちょっと腐女子な女の子が、隣の席のイケメン男子と関係が近付いていく感じたまらぬのです。 <この作品が好きなら……> ・ずっと青春ぽいですよ https://manba.co.jp/boards/185828 ・8月31日のロングサマー https://manba.co.jp/boards/181812 ・ふたりエスケープ https://manba.co.jp/boards/126172金城宗幸の読み切り決闘者たち―明日もし君が壊れても― 金城宗幸 藤本ケンシミホ 毎回思うんですが 圧倒的ルビの日本語センス、 というか 一見、聞いた瞬間、とか 文字とか、かっこいいのだけど よくよく考えたら 笑える。 みたいなニュアンスを 絶妙な角度から畳み掛けてくるのが やはり金城さんのセンスなんだと 感じながら読み切り読みました、 短い読み切りなのに 圧倒的センス感じて 今日もよく眠れそうです。 あまりにもショック義娘と焼肉 花形怜 才谷ウメタロウ名無し※ネタバレを含むクチコミです。 コスプレをして働く人がフロアにいたらえ、社内システム全てワンオペしている私を解雇ですか?(コミック) 伊於 下城米雪 icchistarstarstarstarstar_borderゆゆゆめちゃくちゃな仕事環境と業務量のなか、主人公の心を守ったコスプレの完成度はさっぱりわからないのだけど、作中でそのコスプレ&振る舞いに対し「解釈違い」と言われているのを見て、神は三物も四物も与えないのねと思ってしまった。 プログラミングも裁縫も、人間関係を円滑に進めるコツもよく知っている主人公。 さらにガチのコスプレ衣装姿を会社の人に見られても、普通に仕事ができる心の強さをもっている。 美容室で髪をサラサラにして、エステでお肌ツヤツヤにして、ネイルをサロンでバチッと決めて…が彼女にとってのコスプレらしい。 ものすごく優秀な人とは言え、職場のコスプレはどうなの?TPOは?と思ったものの、それなら和装ならOKかとふと疑問が湧いてきて。 さらにおかしな環境のせいで、おかしなことをし始めた(服装以外はおかしくない)なら、そもそも、おかしな環境を提供したブラック企業がおかしいわけで…と考え始め、混乱してきてしまった。 プログラマ向け塾がメインの舞台となるが、プログラミング知識は不要。 大変な状況にある方への処方箋というか予防薬というか、スカッとするというか、誰かと生活するうえでの心構えというか、そういうかんじの漫画だった。女子中学生巫女と、神の使いのクマくまみこ 吉元ますめstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ『江戸前エルフ』が好きな方は『くまみこ』も好きかもしれないなと思った。 連載もアニメ化もこちらが先みたいなんですが、知った順番が逆だったので…。 こちらは女子中学生巫女とクマ。 神の使いである、人語を話すクマのナツと祖母と一緒に暮らしている女子中学生のマチは、高校は都会へ出たいと思っている。 でも家電は使うと即壊すほど苦手(冷蔵庫は使用可)、パソコンは少し操作すればブルーどころか黒画面。 Suicaもヒートテックも知らず、クマのナツに都会クイズを出される始末。 薪割りやら、かまどで飯炊きするマチをみているとこれはどのくらい前の漫画なんだろうと思ったのだけど、ナツを見ると現代に戻される。 ナツはパソコン・タブレット・インターネット等々に詳しく、操作も問題なく、テレビも見るし、村には携帯電話の電波が届かないことも知っている。 マチ以外のムラの人たちはナツと同じくらいの知識量にみえるので、もしかしたらマチだけおかしいのかもしれない。 第一話を読んで、そんなマチが都会の高校へ進学して、都会生活をやいのやい過ごす物語かと思いきや…。 村からほぼ出ない。 出るのはナツが与える都会慣れ試練か、村おこしを望む従兄弟の手伝い(なかば強制)。 慣れ親しんだ人以外と会話は苦手で、服も巫女服・制服・ジャージくらいしか持っておらず「服を買いに行くための服がいる」状態。 なんなら村につながる橋が、割とよく崩れ落ちているように見える。村から出られない。 よく考えたらまだ中学生なんだし、そこまでして、ひとりで街なかのイオンやらなんやら行かなくても…と思うのは私が地方の田舎出身だからだろうか。 マチとナツ、二人のやり取りが楽しい。あっという間に読み進めてしまう。20巻くらいまで死役所 あずみきしstarstarstarstarstar_borderパイナップル冤罪で死に追いやった本当の犯人を見つける…という本筋がありながら、死んだ人が手続を行う役所「死役所」に勤める主人公と死んだ人達の生い立ちを、1話〜数話完結型で描く。 読みやすい◎面白い。 「相棒」のような最後残る感じが嫌いじゃなければ、オススメ。 作家さんの思いに寄り添うからこそ真剣に正直に死後出版 田中現兎starstarstarstarstar_borderPom 死後に本を出版する編集者・栞田さんが主人公のお話。 栞田さんの真っ直ぐ瞳が先ず好きです。 出版出来るか出来ないか、作家さんのことを想うからこその厳しい言葉もはっきりと真正面から言うのが素敵で好きで、読んでる側としてはスッキリとした気持ちになりました。 面白いの言葉が適切かは分からないけど、心に響くものがありました。 人それぞれ、本当に色んな物語がありますね。 死と逆の生についても自然と考えました。島の空気が最高に気持ち良くて、なんだかすっきり!青の島とねこ一匹 小林俊彦starstarstarstarstarナカタニエイト<ログライン> 島で暮らす女子高生と親戚の高校教師の話。 <ここがオススメ!> 島で暮らす女子高生「青」の元にやってきた、 「青」の初恋(?)の少し鈍めな親戚の高校教師。 恋に発展する訳でもなく、純粋な関係がある意味安心できる。 そして、最高に島の空気が気持ち良い。 行ったことないのに、どうしてか歩いたことのある道。 海風の匂い。 潮騒の音。 猫の鳴き声。 虫たちの音色。 美味しそうなご飯の匂い。 太陽の元を歩く暑さや心地良さ。 五感全てで物語を味わうことのできる不思議。 大きく深呼吸をしたくなった人は、ぜひ読んでみてください。 <この作品が好きなら……> ・君は放課後インソムニア https://manba.co.jp/boards/104629 ・うみそらかぜに花 https://manba.co.jp/boards/118601 ・沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる https://manba.co.jp/boards/114688ゴクシンカの感想 #推しを3行で推すゴクシンカ ピエール手塚starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 前に一巻読んで完結したら読もうと思っていたので今回読んだがある2巻のある小ネタのせいで元ネタを考え始めたら気になってあんまり集中できんかった・・・ ・特に好きなところは? 某組の先代の組長と今の組長の名前。どっかで見たことのある漢字の組み合わせでおそらく漫画の編集のプロが元ネタに違いない ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 個人の倫理と仕事の倫理と中間管理職っぽい悩みは面白かったのでおすすめです チートスキル系アクション俺だけレベルMAXなビギナー WAN.Z Maslow swingbatstarstarstarstar_borderstar_borderパイナップル11年やり込んだゲームの世界が現実に…?!! 裏技等を駆使して、ステージクリアしていく様が気持ちいい。 主人公が悪系俺様系なので、好き嫌いあるかもwハッピーエンドとは虐殺ハッピーエンド 宮月新 向浦宏和starstarstarstarstar_borderゆゆゆ※ネタバレを含むクチコミです。<<2627282930>>
自分の遺伝子に応じて、適職や配偶者までも 「iメンター」 と呼ばれるAIツールのようなものが判断してくれる世界。 しかも精度が高いからほぼ合っているという感じで、人類は無駄な努力というものがなく(例えば、野球選手になれる特性がなければ野球をしないとか)、効率的に人生を送れるというもの。 近未来では、わりとこうなりそうな感じで読んでてワクワクした。 しかも、1話完結のオムニバス形式ですが、徐々につながっていく感じはゾクゾクしました。 余談ですが、昔何かの本で、 パンドラの箱の中身にあった、すべての災いの正体は「自分の未来」 という解釈をした本があって、それを思い出しました。 つまり、将来自分がどうなって、いつ何で死ぬかを知ること以上の絶望はないという解釈だったのですが、確かに、どうなるかわからないから可能性にかけて頑張れるというのありますよね。 だから本作のように、生まれながらにして将来が決まってしまう世界は、絶望しないのかな?とか考えてしまった。 登場人物、意外と穏便に過ごしているので。 いずれにせよ、SFジャンルとして考えさせられる作品で、3巻完結なのも読みやすくて良い作品でした。