ブレイクダウン

あれサバイバル?やっぱブレイクダウン!

ブレイクダウン さいとう・たかを
酒チャビン
酒チャビン

サバイバルとブレイクダウンの話がごっちゃになったため再読しました。こちらはちょっと新しい(1995〜1997年)のと、少し上の読者層を想定されてるとのことです。なので、少しムードは暗い感じがします。暗ければ暗い方がいいという方は、こちらが好みだと思います。ただ上の読者層向けとはいっても、さいとう先生特有のエロ描写は今作は控えめだと思います。 わたしは個人的には記憶で区別がつかなくなってるほど両方とも同じくらい好きです。 執筆当時の時代を反映してか、地球がピンチになる理由が、サバイバルは地震(+核爆弾?)なのに対して、ブレイクダウンは彗星の衝突(米軍がミサイルを当てたのが原因で軌道が変わった)となっています(1995年は阪神大震災の年なのですが、シンプルに地震にするとちょっとアレだったのかもしれません)。 というかサバイバルって明確な原因の描写がなかった気がしますね。地震とか核爆弾とかの説は出てましたが・・ あとサバイバルでは自然の中で生き抜く描写が多かったですが、ブレイクダウンでは崩壊した街が舞台のシーンが多く、この辺りも世紀末感が出てていて個人的には好きです。

編集王

自分的に第三次マンガブームのきっかけとなった名作

編集王 土田世紀
酒チャビン
酒チャビン

キン肉マンでマンガを読みはじめ、大人になってからはマンガを読むのをやめていたのですが、大学生のときに火の鳥にハマり、こういう心にしみるマンガもあるのか・・・と手塚を読みまくってました。 もう手塚先生のマンガ以外は暇つぶし・読み捨て用と決めつけるというかなり偏った価値観になってしまっていた時にめぐり合ったこちらの作品。 とても面白かったです。手塚先生以外にもすごいマンガあるんだ!!!!となりました。今はもっと他にも大量にすごいマンガがあると思ってるし、それらのすごいマンガから生きるファイトをもらうことも多々あった人生なのですが、この作品に出会えてなければ、それらの出会いもなかったかと思うと背筋うすら寒く、本当に怖い気持ちになります。多分死んでたと思います。 元々同居人が持ってたやつを、その人が出てった後に部屋で見つけて読んだのが始まりでしたが、すぐに全巻揃えました。 内容としてはスポ根×編集者で、たくさんマンガを読みまくった今、改めて読むと、かなり荒いというか、変なところも結構あったのですが、全然関係ないですね。絵とか整合性とか全然関係ないです。面白いです。 マンボ先生の回はみんな好きだと思いますが、わたしは結構幕間的な短編のギャグ回も好きです!!というかギャグセンス的には、個人的には小林まこと先生に次いで2位とかに入ってもおかしくないと思います。 オナ作の作品としては、ありゃ馬こりゃ馬もすごく好きなのですが、それ以外の作品をあまり読んでいないので、電子書籍が発達した今、そして年が明けて2023年となった今、チャレンジしてみたいと思います。

孤独のグルメ

みなさん名前は知ってる名作ではないですか?

孤独のグルメ 谷口ジロー 久住昌之
酒チャビン
酒チャビン

ドラマの方が有名で、だいたい飛行機に乗ると、孤独のグルメくらいしか見るものがないので、みてしまう作品だと思います。わたしもその口で、ドラマの方は本当にお世話になってました。 マンガ版、めちゃ面白いですね!!!! ドラマ版は正直そこまで面白いものとは思わなかったのですが、マンガ版はかなり面白いです!!! 内容はグルメマンガだとばかり思っていたのですが、いわゆるグルメマンガではなく、ハズレの店に入ってしょんぼりしたりすることがあるところが好きになりました!!行く店も高級店ばかりということではなく、営業先で腹が減りすぎて適当に入った店とか、あげく入院中の病院食とかもあって、そこも好きです! ちなみにパリの書店でこちらのマンガが平置きになっていたので、買ってあったのでフランス語版でも読みました!味わい深いです!群馬の焼きまんじゅう屋に行く話をパリジェンヌ・パリジャンが読んで何が面白いのか分かりませんが、どうやら一定の人気があるようです! ★5も検討したのですが、1巻巻末の対談で、原作者の方が「食べ物のマンガで食べているシーンって、濡れ場というか…セックスシーンなんですよね。」というどこかでみたような発言があり、−1させていただきました。

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん

最高すぎるオススメ

SHIORI EXPERIENCE ジミなわたしとヘンなおじさん 長田悠幸 町田一八
酒チャビン
酒チャビン

多分マンバを使い始めたころにオススメしていただき、2巻くらいまで読んで「面白いな」とは思っていたのですが、年末に刊行済19巻を全部読んでみました。 面白か!!相当青春要素が迸ってます!! 私の大好きなスポ根にバンドを掛け合わせた作品で、バンドも興味があったので、相乗効果で相当面白かったです!!ドンキホーテのパロディのドンキー布袋もプチギャグとしては良かったです! わたしがマンガを読む理由(求めている要素)が多分全部入ってるのではないでしょうか??好きすぎて、2022年に読んだマンガの中でも2位くらいには入ってると思います!柔道部物語とかちはやふるとか好きな方であれば多分楽しめると思います!! 今19巻ですが、だれるところもなく内容濃くぎっしりとここまで突っ走ってきている感じです! どうしても好きになれないキャラが2名いたのですが、すばる先生は途中からすごく好きになれました。あともう一人は丈二さんなのですが、いまだにどうしても好きになれず、しかも主役のバンドに入ったので、少し19巻時点ではテンションが下がってます。この後の展開に期待です。