青年マンガの感想・レビュー15381件<<120121122123124>>いつからでも走り出せるダメでもともと素子先生! 犬童燦starstarstarstarstar野愛私を見ろ!やりたいことやってやる!っていう勢いが気持ちいい。 荒々しくて砂埃が舞って激しいけれど別に誰のことも否定していなくてとにかく爽やか。迷ってるときに読みたくなる作品。 気弱で言いたいことも言えずうっすら馬鹿にされてる素子先生が、嵐のような陸上部のマネージャーと出会いやりたいことをやるお話。 誰かの押し付けによって自信を失うこともあるけれど、誰かが背中を押してくれるから自信を取り戻すこともある。 素子先生は生徒のことをまったく見ていないけど、見てこなかったからこそ一対一で向き合えたのかもしれない。 人生に無駄なんてないし、気づいた瞬間から走り出せるのかもと思える作品だった。 裏社会科けんがく1話裏社会科けんがく さわの将名無し※ネタバレを含むクチコミです。人類最強の快楽は入浴かもしれない湯遊ワンダーランド まんしゅうきつこかしこ風呂にも入らない回があるサウナエッセイマンガ。読んでいてサウナ欲が高まりヨダレが出ました。人類最強の快楽は入浴かもしれない。まんしゅうさんは己のすべてを丸出しにしてどんどん真理に近づいていると思います。このカバー最高ですね。アオバノバスケの感想・雑談スレッドアオバノバスケ 学慶人名無し※ネタバレを含むクチコミです。 旅×麻雀たびじゃん フリー雀荘全県制覇! テラガミタクロウ名無し※2話まで読んだ時点での感想です 麻雀のシーンは本人の感情が沸々と伝わってきて麻雀してる人は麻雀行きたくなりますね。 旅の方に関しては、薄いと感じるのが正直な感想です。 1話で1県抑えるとなると、どうしても仕方ないのかもしれません。 逆に、これから先作者が上手になってきたら、早めにTOPを取って一緒にご飯行くシーンが増えるのでしょうか。 テラガミ、もっと上手くなれ・・・!笑笑子育てと、終活と。 #完結応援セブンティドリームズ タイム涼介兎来栄寿今この世界に生きている私たちは、誰しもがとんでもない確率と幸運の上に生きているーー そんな当たり前すぎることを、逆に当たり前すぎるからこそ忘れてしまいがちです。 生まれてきたこと、生きていること。 そのかけがえのなさ。 そして、それを成り立たせてくれている人々。 それは何も直接関わる家族や知人だけではなく、身の回りにある物品やこれまで飲み食いした物ひとつひとつの向こう側にいるそれに携わった人々も。 70歳で初の出産をする『セブンティウイザン』では赤ちゃんであったみらいちゃんは、数々の困難もありながらすくすくと成長し『セブンティドリームズ』開始時点では3歳になり幼稚園に通うようになりました。 子供を育てることの難しさ、大変さ。 その合間に訪れる、言葉にできないほどの嬉しさや幸福。 みらいちゃんを始めとする子供の目線からの思考や言動が非常にリアルで、自分が子供のころの思い出が蘇ってきます。感情をまだうまく処理できない友達との付き合い方の難しさや、何気ない一言が嬉しかったり傷ついたりする様などなど……。 タイム涼介さんが実際にご自身の子育てで経験したこともふんだんに含まれているであろう粒度の高いひとつひとつのエピソードから、知り合いの子供の成長を見ているような、あるいは自分ではしたことのない子育てをしているような気分にさえさせてくれます。モロー反射やラン活といった言葉は、この作品で学びました。 しかし、希望に満ち溢れたみらいに対して朝一たちは否が応でも残された時間の短さを常に意識させられる日々。子育てと終活、あらゆる人にとって他人事ではないふたつの軸が同時並行で語られていくからこそ、私はあらゆる人がこの作品を読む価値があると感じます。 ときに辛い現実も襲いかかります。2人目不妊や、終盤ではコロナ禍という未曾有の事態に陥った世界で生きる子供たちなど、困難なテーマも描かれます。今この作品を描くのであれば、そこから逃げてはいけないだろうという覚悟も感じました。 人は、人に何を伝えて、何を残していくのか。 何を幸せとし、何を喜びとするのか。 前作『セブンティウイザン』から全体を通して、人間が生きる上で大切なことがたくさん描かれている作品です。 先月、完結巻が発売となりましたが最後の5~7巻は紙媒体では発売されず電子限定となってしまっています。見つけにくくなってしまっているのが非常にもったいなく、多くの人に読まれるべき素晴らしい作品です。いつか『セブンティウイザン』同様に実写化などしてより広く知られて欲しいと切に思います。 子供の目線でも読んで感じるところは多いと思いますし、ぜひ親子で読んで語り合ってみても欲しい作品です。表紙から出オチとみせかけて、筋肉バンザイ筋肉童話 〜読むプロテイン〜 赤信号わたるstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ何度読んでも笑ってしまうシーンってありますよね。 この漫画だと「非暴力エルボー」です。 何を言ってるのかわからねーと思うが‥と説明したくなりますが、そこは読んでいただくとして。 すごい響きですよね、「非暴力エルボー」。 非暴力なのに、エルボーです。 なお、タイトルに「読むプロテイン」とあるとおり、読んでいると体を鍛えたくなりますし、なるどころか、読むだけで鍛えている気持ちになれる漫画です。 筋肉は期待に応えてくれ、トラブルを解決してくれるすばらしい存在であることを思い出させてくれます。 読めば読むほど、 筋肉筋肉 やっぱ 筋肉だな という、締めの一文を思わず一緒に読み上げてしまいそうになる、筋肉漫画です。 『迷子犬とわたしたち』の感想迷子犬とわたしたち ゴトウユキコ名無し※ネタバレを含むクチコミです。山形の人は大体こんな感じですひらやすみ 真造圭伍starstarstarstarstarかしこ私も山形から上京して早10年なので、ヒロ兄となっちゃんに共感しながら読んでいます。特にヒロ兄のぼんやりしてるところが非常に山形県人らしいです。山形にも色んな性格の人がいますが、みんなどこかぼんやりしています。これを私は勝手に盆地で育つからだと解釈していますが、こないだ読んだ県民性の本にも「山形の人は警戒心がないので泥棒も安心して暮らせます」と書いてあったので間違いないと思います。 ヒデキが会社で上司にパワハラされてるのは他人事とは思えず辛かったです。ヒロ兄にも俳優になりたかった過去の話がありましたが、大体どの物語でも上京と挫折はセットですよね。でも「ひらやすみ」は東京が挫折しても住み続けられる街であることに悲壮感がないからいいなと思います。実際に私自身も思い描いていた東京生活は出来ていないけど、元気に楽しく暮らしているし、夢がない訳ではないですからね! なっちゃんの漫画家マンガとしても面白くて、夢が叶うといいなと応援しています。ちなみに山形から東京の美大に入るのは大変なので、なっちゃんはすごく努力家だと思います。こんな家政婦さんなら毎日来て欲しいきょうの猫村さん ほしよりこstarstarstarstarstar_bordermotomiもともと飼い猫だった猫村さん。飼い主とそりが合わず家をでるというインパクトのある出だしにニヤニヤとクスクスが止まらない。試し読みしただけでも猫村さんの大ファンになる事、間違いないです! 懐かしい!!おるちゅばんエビちゅ ちゅ~ 伊藤理佐starstarstarstarstar_bordermotomi途中までだけど単行本持ってました!「かいしょなち」と結婚して娘が誕生!どのキャラクターも個性的で面白いけど、私はやっぱりかわいく毒づくえびちゅが一番好きかな。しかし・・・息をするように浮気をする「かいしょなち(旦那)」よく結婚してもらえたね。。脳内にぎやか脳梁ドッグファイト 常盤魚名無し脳内ポイズンベリー的な脳内漫画!男性側も女性側も右脳左脳の擬人化がいてにぎやか〜 面白かったです!強烈なタイトルに負けない強烈な読み応え #読切応援飛べ生徒の名前くらい憶えろ号 八乃れんstarstarstarstarstarたか※ネタバレを含むクチコミです。 一巻で見せつけられるタイムスリップ歴史ロマン王狼 三浦建太郎名無し※ネタバレを含むクチコミです。色々な著名人のオススメで気になって購入したROCA 吉川ロカ ストーリーライブ いしいひさいちさいろくフリースタイル 54号の「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」を読んでいて、本作は多くの選者がセレクトしていたのですごく気になっていたのだが、著者の自費出版しか存在していないというのが逆に面白くなってしまって通販購入させていただいた。 私はいしいひさいち先生を「となりの山田くん」と「ののちゃん」しか知らなかったが、特徴的な絵柄と抜群のデフォルメ力で「見りゃわかる絵」が描ける素晴らしい能力を持っていると思っている。 ROCAもその特徴的な絵で4コマで描かれている。 ただ、万人に理解できるようなギャグテイストは少し後ろに引っ込んでいて、冒頭に先生自身が書いていたとおりの物語だった。 「これは、ポルトガルの国民歌謡『ファド』の歌手を目指すどうでもよい女の子がどうでもよからざる能力を見い出されて花開く、というだけの都合のよいお話です。」 最後の最後でどう想像するのか、読者に委ねられるような形であるものの、とても読後感の良いものでした。 マンガを読みまくっているであろう猛者とも言える選者達がこぞってオススメする理由はわかった気がする。 例に漏れず、オススメしたい。コンビを描くのが本当に上手いいとをかし 白川すみれstarstarstarstarstar_borderNano「阿久津さんは推しに似ている」「リタイア、油売り」の白川すみれ先生の別作品。いや本当にコンビのやりとりを描くのがうますぎる。めちゃくちゃ面白いし、掛け合いのリズムが心地よい。笑いのセンスもあって改めて天才だなと思いました。運転手さんと一緒にふふって笑っちゃいました。翼をくださいのコマが一番好きです。というか最後に出てきたゆりちゃんが「阿久津さん」の秋原さんぽくてこれも笑いました。オタクを描くのも上手…!! 『H ERO WOMAN』の感想H ERO WOMAN アズ名無し※ネタバレを含むクチコミです。令和になったあたしンちあたしンち SUPER けらえいこstarstarstarstarstarかしこ2021年個人的に一番嬉しかったのは久しぶりにあたしンちの新作単行本が発売されたことです。あたしンちは子供の頃から読んでいて大学卒業くらいの時に休載したんですが、自分のお金で単行本を買うようになってからは、年一回の発売日がちょうど誕生日に近かったので自分へのプレゼントとして買っていたんです。なので休載が本当に悲しくて、空白の6年が体感として10年に感じるくらい長かったです。それからのAERAでの連載復活のニュース、そして今年になっての単行本化はとっっっても嬉しかったです。しかもその発売日がちょうど私の30歳の誕生日だったので、まるでタチバナ家のみなさんに祝福されているかのような気持ちになりました。 待っている間はあんなに長かったのに、新刊を読んだら「お久しぶり感」がゼロでした。あたしンちの世界もコロナ禍になっていて、お母さんはAmazonで買い物してるし、お父さんはUber eatsを使おうとしてるし、しっかり現代にアップデートされてるのに、いつもと同じタチバナ家の日常にするっと入り込める。こんなに自然な続編を私は他に知りません!でもこれはいつも「当たり前の日常」を汲み取って形にしてきたけらえいこ先生だからこそ成せる技だと思います。これからはいつもの面白さにプラスしてあたしンちの絶妙な進化も楽しめるなんて最高です!!父親がバ美肉おじさんオヤジが美少女になってた話 赤信号わたるstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ※ネタバレを含むクチコミです。 流され者の感想 #推しを3行で推す流され者 甲良幹二郎 葉山伸マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりに読んだが相変わらず壬生さんは良い。本名は壬生宗十郎というのだが壬生の部下が「壬生さん」というからそれに倣ってしまう。初期の八丈島編、幕府編、明治編とあるがやはり八丈島編、幕府編が素晴らしい。一話一話ごとの話の展開。壬生さんの言動、歩詰めの政との友情全てがいい ・特に好きなところは? 壬生さんのダークヒーローっぷり。ダークヒーローの要素であるダークトライアド(自己愛症、精神病質、権謀術数主義)を見事に備えているし、考えている計画も八丈島を要塞にして、大前田英五郎と協力して倒幕、佐幕も関係なく日本を征服しようとするし、生まれも思考も複雑と色々な要素があり過ぎている。初期の壬生さんの格好良さは漫画の中のダークヒーローではトップクラスだな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 個人的には面白いと思いますが共感しにくいダークヒーローが主人公という点と表現に色々問題があり到底令和の時代では受け入れられる感じはないですが、見かけたら一話読んでみてください 「奈良マジエモい部」、私も入りたい #1巻応援まほろば小町ハルヒノさん ユウキレイ兎来栄寿現住所は東京ですが、魂は奈良県民なので全力で推したい作品がこちら。 「倭まほろば郷土研究部」、通称「奈良マジエモい部」の活動を通して、奈良の歴史や現在の見どころ、名産やグルメなどを楽しく知ることのできる4コママンガです。 ヒロインの春日大社の神鹿が化けた姿であるハルヒノさんは、ウマ娘ならぬシカ娘といった風情(不敬)。普通の人には人間にしか見えないハルヒノさんですが、東京から転校シてきた主人公の中西ちあきくんにだけは本来の姿に見えてしまうところからふたりの少し特別な関係性も始まりほんのりほんのり進展していきます。 最初は基本を押さえて奈良公園や東大寺などの超有名どころから始まりつつ、ならまちミジンコブンコのスパイスカレーなど近年人気のスポットも登場。 「斑鳩、明日香、吉野もお薦めだぞ」 と、私の故郷である吉野を推してくれるハルヒノさん、推せます。 十津川の谷瀬の吊り橋は高さ54mで全長は300m近く風の強い日には渡るのもかなり怖いですがDQウォークでもランドマークに指定されたところで迫力満点ですし、1巻後半でフィーチャーされる洞川は街全体が昔ながらの温泉街の独特の雰囲気が強く漂っていて素晴らしいですし、作中で描かれる面不動鍾乳洞はRPGのダンジョンのような風情もあってライトアップは綺麗ですし何よりそこに辿り着くために乗るトロッコが非日常感満載で楽しいところなので、ぜひ一度観光に行ってみて欲しいですね(饒舌早口)。 4コママンガですが、1ページまるまる使ったワイドタイプであり背景がかなり精緻なので、舞台探訪欲を掻き立てられます。実際に現地に行ってみたら、ほぼ同じ景色が広がっているので感動することでしょう。 1300年の歴史を身をもって知るハルヒノさんがガイドしてくれる奈良紀行は、とても豊かで楽しい学びです。逆に、そんなハルヒノさんが現代文化に触れるときのギャップの面白さも良い感じで描かれています。 魂が奈良県にある方には問答無用で、そうでない一般の方にも日本の歴史や文化が詰まった作品として推せますし、また奈良に旅行に行く際にはお供として携えていって欲しい作品です。 なお、単行本巻末にはおまけとしてかわいさマシマシなハルヒノさんらの初期デザイン案が載っていますが、個人的には現行のカッコよ美しさマシマシなハルヒノさんがより好きです。カオスを味わう美少女デスゲーム #1巻応援ストラグリング・ガールズ~一発逆転の頭脳決戦~ 青山広美 さくらうめ兎来栄寿『バード』や『GAMBLE FISH』の青山広美さん原作の美少女頭脳戦マンガということで、注目していた作品。いつだって私たちは『トーキョーゲーム』の幻影を追い求めているのです。 ところが、1話を読んだだけで「一発逆転の頭脳決戦」というサブタイトルから想像するよりも断然パワフルな作品だと理解しました。 ・「覇道学園」(通称「外道学園」「反吐学園」)というネーミング ・喧嘩十段で9人のタマを潰したという令嬢 ・その令嬢が上空1万mでドアの開け放たれた飛行機の中、生身で風圧に対抗してドアを閉める ・一列になったり二列になったりする機内 ・さくらうめさんの描く女の子は基本的にかわいいのに突然作画が適当になる ・クラスは20人のはずなのになぜか最初の投票は30人いる ・典型的な狂った富豪がいるのはまだしも数が多すぎる ・破骨島のアクセスや立地が悪すぎる上にあれだけの数の富豪たちが快適に生活できるライフラインや設備があるのか謎 などなどツッコミどころが多すぎて追いつきません。 その後も、カウントダウン残り1秒で開けたら1秒で全員脱出は無理なので不合格なのでは? 数学って聞いただけで恐ろしくて眠れなくなるとは? などなど常に疑問符が浮かび続けます。 ピアノが得意な美人の楓さんとの百合展開なども期待できそうな展開でしたが、完全にそれどころではありません。 破天荒さが目立ちますが、 「問答無用のエゴイスト! 掟破りのマキャベリスト!」 のような疾走感のある言い回しなどは癖になります。 『彼岸島』などを楽しめる方にお薦めしたい作品です。 いいコンビじゃん #読切応援文化祭と既読スルー うぼっstarstarstarstarstar_borderNanoみんなやる気ないし案も出ない文化祭、グループトークも全員既読スルー。すっごいあるある!というかリアルだなあと思いました。私も学生時代クラスラインがあって文化祭とかイベントごとの話し合いは大体そこでやっていて、1年の頃の火下さんみたいな出来事も容易に想像できるというか、マジであるんですよね…。こういうのでトラウマになってもう学校とか適当でいいや。ってなりがち。 でもムイカちゃんという存在がいた。イジられキャラだと理解した上で色んなことに挑戦して、火下さんとも協力して。途中辛いシーンがあったけど、クラスメイトともちゃんと実際向き合って、対面で話し合えてよかったなと思いました。文字だけじゃ伝わらないことってたくさんある。ハッピーエンドでよかった。フォーマットに感心しつつちゃんと怖いフォロワーさんの本当にあった怖い話 しろやぎ秋吾野愛よくできているなあとフォーマットに感心しつつ、ちゃんと怖かったです。 フォロワーさんから募集したお話かつ、コミックエッセイや日常漫画っぽいあたたかい絵柄。だからこそ友達から聞かされたような、昨日起こったことのようなリアルさが感じられます。 お話の内容も「ここで過去に何かがあったらしい」「こういう理由でこういう目にあった」と納得できるものもあれば、何の因果があったのか最後までわからないものもあります。怖っ!と過ぎ去っていくものもあれば、え…なんだったの?とじっくり怖いものもあります。 お話ごとにバラつきがあるからこそ、リアルさが引き立ち怖さを増幅させています。 うまいシステムだ、フォーマットだと思いつつ、ちゃんとゾゾゾときます。暑くなってきた今日この頃におすすめです。<<120121122123124>>
私を見ろ!やりたいことやってやる!っていう勢いが気持ちいい。 荒々しくて砂埃が舞って激しいけれど別に誰のことも否定していなくてとにかく爽やか。迷ってるときに読みたくなる作品。 気弱で言いたいことも言えずうっすら馬鹿にされてる素子先生が、嵐のような陸上部のマネージャーと出会いやりたいことをやるお話。 誰かの押し付けによって自信を失うこともあるけれど、誰かが背中を押してくれるから自信を取り戻すこともある。 素子先生は生徒のことをまったく見ていないけど、見てこなかったからこそ一対一で向き合えたのかもしれない。 人生に無駄なんてないし、気づいた瞬間から走り出せるのかもと思える作品だった。