青年マンガの感想・レビュー15380件<<114115116117118>>不思議なフシギな物語みちかとまり 田島列島干し芋ふわふわした優しいタッチの画でファンタジーなお話だと思っていたら大間違い!! あっという間に、不思議な世界に連れて行かれます。 竹藪に生えていた少女を見つけてから、まりの生活が一変します。 二人が入れ替わった時に、石崎といういじめっ子に突然飛び掛かり彼の目玉をくり抜いて持ち去ったみちか。 その目玉は、実は、石崎のメモリーであった。 メモリーを失った石崎は、翌日から学校を休み、様子を見に行くと・・・。 予想外の展開が次々とおこります。 このふたり、どこに辿り着くのか・・・。1時間だけ若返られる!ケジメつけるぜ69歳!69デナシ 山本康人名無しかつてステゴロ最強を誇った任侠の男・山形英吉。 舎弟に裏切られ、組を追われ、愛する女も失い・・逃げた。 負け犬となり気がつけば40年が過ぎ69歳。 しかし正体不明の男から謎の薬を貰った。 飲めば体が40歳若返る薬。1時間だけだが。 悔いを残しながらただ生きていた69歳の極道は 数に限りがある薬を手にして何を思いどう動く?雑兵物語 明日はどっちへの感想雑兵物語 明日はどっちへ やまさき拓味starstarstarstarstar_borderひさぴよ2巻まで読了。徹底的な雑兵の目線で、戦国時代を描いた歴史絵巻! 身分の低い二人の若者が、天下取りを夢見て戦国の合戦場を渡り歩くのだが「長篠の戦い」などの歴史的な戦いに参戦しても、雑兵にとっては全体の戦況など当然見えていない。何が起きてるのかわからないまま、無我夢中で戦い続ける。ときに滑稽にも見える必死さだが、雑兵の目線を通しているからこそ、戦場のリアリティを感じる。 ちなみに戦国武将の活躍とかは描かれてはいないのでご注意くだされ。有名な武将の登場もあるにはあるが、雑兵からは表情も見えないほど、高い位の存在として描かれている。 ちなみに、やまさき拓味先生の代名詞といえば「馬」であるが、もちろん馬も要所で活躍。なんと戦場で怪我を治すために、馬糞を使った料理を作るというのだから驚き。そんなマニアックな馬知識も得られる。毎巻末の話が犬飼いの胸には突き刺さる世界の終わりに柴犬と 石原雄さいろく柴犬は思ったより人懐っこくないのかもしれん。 頭も撫でさせてくれんのかもしれん。 色々と柴犬に詳しくなれる、そんな漫画。 ご主人、今日もよい終末を。 夢破れ、諦めて選んだ道で咲く花 #1巻応援リセットのない世界より 若菜七弓兎来栄寿実際に花屋さんで働いていて『ハナハダハナヤ』という花屋マンガも描かれていた若菜さんが、その草花の知識を生かして今度はファンタジー世界の花屋を描く新作です。 昨今のファンタジーといえば転生して人生をやり直したりループしたりという作品が多いですが、そんな中で本作はファンタジー世界でありながら上手くいかない、けどリセットできないシビアな人生を送る青年の物語です。 モンスターを狩って得た素材で人々の生活に貢献する「コレクター」という職業がヒーロー的扱いを受ける世界で、コレクターになるため生まれた街を飛び出したウーノ・フォスフォラス。しかし、11年目になっても下級クエストしかこなせない低級コレクターだった彼は、母親からもう潮時であろうと実家の花屋を継ぐように言われ、帰省してきます。 誰しも人生で夢を抱くことと思いますが、必ずしもその夢が叶う訳ではなく努力が実らないこともあります。その後は、望まなかった道を第二の人生として歩まねばなりません。諦めようと思っても、本心では諦めきれない。そんな姿に胸を掴まれる、多くの人が共感しそうなエピソードからお話が始まります。 しかしながら、人生とは自分が考えてもみなかった方へと転がっていくもの。ウーノの運命もこの先どうなっていくかはまだ神のみぞ知るところですが、花屋として最初は不慣れながらも少しずつ成長して色々な人の役に立っていきます。元々、ウーノがコレクターになりたかった理由は「人を笑顔にしたい」という想いから。それをコレクターでなくとも叶えられるなら、花屋としてでも人を笑顔にできるなら、夢の一端は実現できているということになるでしょう。現実の人生においても、彼のように違う道で咲かせた花で人を幸せにして生きて行ける人は多いはずです。そういう意味で、多くの人の人生にエールを送る物語になっています。 また、後輩でありながら既に上級コレクターとなっていたベルジュロネットは、密かにウーノに行為を寄せるかわいくて強いヒロイン枠で魅力的です。少し抜けていますが、そこもまた良し。ラブをコメらせながら、いずれ幸せになって欲しいです。名門ハーヴィ家の秀才である同期のファルコなど、周囲の脇役も良い味が出ています。 そして、やはりそれぞれのお話に登場する各種の花の設定は流石です。現実に存在する習性を元にしながらファンタジー色と面白みのあるものにしており、今後どのような花が登場するのかも見どころとなっています。 余談ですが、マンドレイクの走りのフォームが良いなと思ったら「ウサイン・ボルトを参考にしました」とあって笑ってしまいました。元アイドルの現在平成敗残兵☆すみれちゃん(31) 里見Ustarstarstarstarstar_borderゆゆゆすみれちゃんは、30超えても抜群のプロポーションをもつ、売れなかった元アイドル。 ホステスのバイトではおじさんたちにリズムゲーのごとく相槌を打ち、日中はエアコンきかぬ部屋でぐだぐだと過ごしている。 フィギュアの造形師を目指す、年の離れたいとこ・雄星(16)は、そんなすみれちゃんの部屋にしばし通っている。 そんないつもの日常から始まる、いつもとちょっと違う展開。 時々、もう若くないのにと死んだような顔をするすみれちゃんと、辛辣な言葉を吐く雄星くんがたまりません。 いとこ同士が仲良くヤンヤヤンヤしているお話と思いきや、憧れっていいなー、夢があるっていいなーという気持ちに最後はなりました。 すみれちゃんを基準に見ると、おざなりな対応に見えてしまうけど、雄星くんのすみれちゃんに対する甘々な言葉の意味に、いつかすみれちゃんが気付くのかな。二階堂も林くんも可愛いなぁ夢中さ、きみに。 和山やまstarstarstarstarstarNano先日「女の園の星」を読んで超面白くて、和山やま先生が「うしろの二階堂」と同じ作者さんと分かって数年ぶりに再会できてHAPPYになりながら今作読んだんですが…最の高すぎて…ワヤマ先生大好きになってしまった…ありがとうございます…あの時からずっと支部フォローしてます…。 全ページ面白すぎました。林くんも超可愛くて面白くて友達になりたいし、何より二階堂にまた会えたのが嬉しい。修学旅行編最高すぎてあかん。出てくる人たちみんないい人でみんな大好きになってしまう。一生読んでいたい。めちゃくちゃ良作。おすすめです。 エクストリームな平日休みの過ごし方平日休みの堀出さん 小坂俊史野愛なかなか休みが合わない仲良し夫婦が、偶然重なった平日休みの日にひたすら遊び倒すお話。 旅行するとかキャンプ行くとか生ぬるい(本来ならじゅうぶんアクティブだけど)遊びではなく、山奥でドラムを叩きまくったり、車を走らせて見つけたショッピングモールはしごしたり、バーを間借りしてカレー屋開いたりめちゃくちゃエクストリームに遊びまくります。 休日はダラダラ過ごしたい人間からすると無理!体力持たない!って思ってしまいますが、夫婦そろって同じパワーで楽しめるのはうらやましい気もします。 絵柄がエッセイ漫画っぽいのでこんな夫婦が実在するのか!?と一瞬だまされたけど、いやいやいるわけないですね。でもいてほしいなあ。 この2人なら遊び感覚で宇宙行ったりテーマパーク作ったり重機の免許取ったりできそう。巻き込まれたくはないけど友だちになりたい!生活保護課とは健康で文化的な最低限度の生活 柏木ハルコstarstarstarstarstarママ子配属早々、110世帯を担当させられるエミル。チラッと見える内容は覚せい剤の後遺症、夫の暴力…シェルター、廃墟に住み…となかなかのダーク案件。人の話を聞いていないと言われるエミルに努められるのかどうか、難しいお役所仕事を通してどんな風に成長していくのかが見どころです。恋愛バトルな漫画でおもしろいかぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 赤坂アカstarstarstarstarstarママ子全てが仕組まれた映画チケット。こんなに告白させる為の仕組みを構築しているのにも関わらず自分の弱みを見せられないかぐや様が可愛い。そして全て裏目に出ないよう慎重に対応している白銀も不器用なところが憎めない。どちらが勝者になるのか、どちらが惚れてしまうのかが見どころ。 合格の理由が衝撃二月の勝者 ー絶対合格の教室ー 高瀬志帆starstarstarstarstar_borderママ子現実的で的確ではあると思う。父親の「経済力」、母親の「狂気」。先生からのお守り「五角形」だからごかく…ごーかく…合格。保護者からの差し入れは【カツサンド】。中学受験で頑張るか高校受験で頑張るかの違いではなかったのかなと思いました。 高校受験よりも意気込みの違いを感じる冒頭でどのような展開になるのか気になります。 連載中のヤクザ漫画のドンドンケツ第2章 たーしさいろく連載中の中では圧倒的にドンと言える、ドンケツの第2章。 11巻でついに"いろんなヤツ"の終焉が見えてきた。 が、ここで巻末ってことは新しい展開が始まるんだろうか。 それとも残り1〜2巻で一旦幕を閉じて第3章に進むんだろうか。 ドンケツは基本痛快な暴力解決マンガで、ヤンキーとの違いはそこだよなっていうのが背景にあって大きく読み手の心境が異なる物語だった。 第2章でその懐の深さというか恐ろしさを表に出してくるようになり、日本のヤクザもやることはエグいけど強いやつは芯があるんだと魅せてくれるような形になっている。 最近「テスカポリトカ」というメキシコのカルテル出身のやつが日本でルートを作る小説を読んだので、本作もマンガや小説の世界でしかなく他人事だと思っていたものの人間は何でも出来るって逆にリアルさを突きつけられた。 ドンケツも「全部あり得る」って思うと縮み上がるなー勉強になりますお別れホスピタル 沖田×華starstarstarstar_borderstar_bordermotomi私は医療関係者ではないので、全く知らない世界のお話ですが、看護師さんのお仕事は壮絶だなと…。 話も凄くわかりやすく描いてくださっているので素人の私でもなるほど!と思いながら読み進めていました。 勿論、漫画用に話を盛っている部分もあるかとは思いますが、現場で頑張っていらっしゃる医療関係者の皆さんに改めてありがとうございます。と言いたくなる内容でした。 辛い描写ありイジメの時間 くにろうstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi※ネタバレを含むクチコミです。motherの感想 #推しを3行で推すmother 安怒厚志starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 久しぶりにこういうどストレートなの読んだが精神的にくるな ・特に好きなところは? 息子のそっけない態度とちょっとひねくれた言い方。実家に帰った俺か?と思うくらいだ ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 精神的に来たとというのは怖いとか残酷ではなくこの内容は俺に効く・・・ その花は青東風のように瑞々しく咲いて #1巻応援シルフの花姫 かめじろ兎来栄寿以前にTwitterやpixivでも連載され人気を博していた『シルフの花姫』が商業版としてリメイクされ、単行本1巻が発売されました。 以前に描かれていたバージョンとは大枠の設定は同じですが、個々のエピソードなどかなり異なっているので商業版は商業版として、以前のバージョンは以前のバージョンとして別々にどちらからでも楽しめます。 本作はヴァン・フルール王国の第一皇女で国王の座を継いだナターリアと、彼女に献身的に付き従おうとする何かとお節介なシスター・サラのふたりの関係性が主軸となっている(公称)ファンタジー百合ストーリーです。 風の精霊シルフの強大な力を宿し先王から現王に受け継がれる風剣シルフィードを欲して王家に近付くものが絶えない中で、自分に近付いてくるサラの真意を警戒するナターリア。しかし、サラにはナターリアが思い描いていることとはまるで違った確固たる切実な理由があり、その目的を果たすためにサラは奮闘していきます。 何をおいても主要キャラふたりの魅力と関係性が本作の肝です。皇女と聖女、身分の違いはありながら通ずる部分もあり、それぞれの足りない箇所をお互いが補い合うような絶妙な間柄。ゆっくりと縮まっていくお互いの距離。長年筆者の中で熟成されたからこそ出るコクがあります。 百合的な部分の濃度に関して言えば商業版1巻部分ではスロースタートな感じですが、番外編などで今後への期待感を高めてくれます。以前のバージョンを見れば解りますが百合成分は元々かなり濃く、メインストーリー的にも設定を踏まえて盛り上がっていくはずなので楽しみです。 線が以前よりラフなのは連載で時間的制約があるからかもしれませんが、ご自愛していただくと共に内側で煮え滾る欲望のままに筆を奔らせ、美しい大輪の花を咲かせていって欲しいです。 これは来てほしい、というか来そうみどりの台所 秋ヨシカさいろくもう来る予感がするもの。 流行りというかバズりというかはどういったところからかもはやわからないし、Twitterを筆頭にマンガの押し売りみたいな状態が続いて疲れつつ(全部読んでみるのがイカンのだろうけど)やはり単行本で面白い作品に出会うと嬉しい。 肉植という植物種に支配されてしまった世界(日本とかNYがあるからたぶん地球)が舞台で、ある日姉妹は謎の装置(というか布団圧縮みたいな)の中で目覚める。。。 この姉妹がまた義理であるにも関わらず仲が良い。姉が良い子でしっかりしすぎている、とか最初は思うがその背景を知ることで徐々にこの物語の闇が見えてくる。 彼女たちにはもう真の意味が理解されることはないのだろうけど。。。 1巻の最後、これはどうなっていくのかがわからないけど、幸せそうに楽しそうに過ごす彼女たちの過酷な物語の続きが気になって仕方ないのだ。 あ、ちなみに料理マンガ(たぶん)です。バーサーカー侍少女の無双譚 #1巻応援異世界サムライ 齋藤勁吾兎来栄寿齋藤勁吾さんの前作『傷だらけのピアノソナタ』があまりにも早く終わってしまった時は失意に打ち拉がれましたが、新連載の『異世界サムライ』が始まった時は喜びに打ち震えました。 己の師である父親をも斬り捨て、死に場所を求めて関ヶ原の戦いに参戦するも気絶している間に戦が終わり、江戸の泰平の世となっても強敵を渇望しながら気付けば100人以上を斬り伏せていた少女・ギンコ。 「赦しはいらぬ 敵がほしい」 というバーサーカー的発想の彼女の願いを仏様が叶えてくれた結果、彼女は魔物の跋扈する異世界へと飛ばされます。ゴブリン、オーク、ドラゴン……そしてそれら魔物を狩る人間の勇者たちなど未知の強敵の存在に血沸き肉踊りながら、死に場所を与えてくれる相手を探していきます。 異世界ものは言うまでもなく無数にありますが、割と巻き込まれ型や何らかの事故で異世界に飛ばされてしまうタイプの話が多い中で、しっかり現世での生き様を丁寧に描写した上で自分の願いによって異世界に向かうのは少数派であるだけに、異世界ものの中でも新鮮味を感じます。 シスターになってもなかなか攻めた下着を身に着けているルゥちゃんことギブリールや、彼女が助けた少女・ミコ、ドワーフの「爆斧の勇者」ヴォルスなど、サブキャラクターたちも魅力的に躍動して物語の車輪を回していきます。 齋藤勁吾さんの決め絵のカッコ良さはやはり素晴らしく、こうした激しいバトルアクションになるとその魅力は一層引き立ちます。 一方で、 「汝右の頬を叩かれたら私に言いなさい かわりにボコボコにやりかえしてきます」 というヒスイ教の教えはハンムラビ法典を超えていて好きです。シリアスとギャグの塩梅も好きです。 ところで、くしゃみの「へーちょ」って今どのくらいの人に伝わるのでしょうか。私気になります。冒険者一年目の彼のお話ゴブリンスレイヤー外伝:イヤーワン 蝸牛くも 栄田健人 神奈月昇 足立慎吾 足立慎吾・神奈月昇starstarstarstarstar_borderゆゆゆアニメでゴブリンスレイヤーの本編を知りました。 本編では、とかく強いゴブリン殺しの主人公?でしたが、この作品は彼が冒険者一年目の話です。 どういうことだろうと思った背景が描かれていたり、実地で学んだという彼が学んでいる様子が描かれています。 ゴブリン退治の人気がないのは昔も今も同じようです。 本編のほうで序盤に描かれた、ゴブリンの話か、ゴブリンスレイヤーの話かわからない、どうしてゴブリンが人を襲うのかという話もちょっと理解しやすくなる気がします。 それから応対で、人間らしさが少し見えるような。 武器屋のおっちゃんが安いぞと勧めてくれた兜をずっと被っているのは、験担ぎなんでしょうか。 そしてあれを被ったまま、いったいどうやって飲んでいるんでしょう。 あと、戦い方を教えてくれたのは、どういう種族なんでしょうか。 まだ読み始めたばかりなのでわからないことが多めです。 ファラ夫の感想 #推しを3行で推すファラ夫 和田洋人マンガトリツカレ男・読んだ直後に思ったこと ※一番大事!※ 宮崎駿の新作の話を見たので思い出した 連載中も読んでいたし単行本でも読んでいたが今回読み返したがやはりいい。和田洋人のギャグ漫画はどれも面白い。もっと色々読みたかったな ・特に好きなところは? 「ミヤザキ・ファラ夫」と言いたいが俺は50話をおす。部屋の中で独り言で話は進んでからのオチ。こういうのすごい好きだな ・作品の応援や未読の方へオススメする一言! 個人的にはもっと続いて欲しかった面もあるがもうそれも叶わない・・・ 「ミヤザキ・ファラ夫」回がまだよめた https://comic-days.com/episode/10834108156630444596 つまりは自分との戦いだったのかダダダ あみだむくPom ボクシング漫画って始めて読みましたが、何だか惹きつけられる。 殴り合いシーンは痛々しい気がしてしまうのだけど。。 人って、人で変わるんだなって思わせてくれた作品。 主人公、佑が再会した妹ゆめに会って、自問自答しながらボクシングに戻って戦って強くなっていく姿がかっこよかったなぁ。生きていく意味を得た感じ。 ゆめちゃんも戦う兄の為にと段々と逞しくなり、兄と妹の絆も深まって良い話だったなと思う。10年ぶりに大怪獣が出現する大怪獣ゲァーチマ KENT名無し※ネタバレを含むクチコミです。 カルト宗教に翻弄された人々を描くカリスマ 新堂冬樹 八潮路つとむ 西崎泰正六文銭カルト宗教である「神の郷」に家族がハマってしまい、その惨劇と洗脳からの復活、そして宗教の崩壊までを描いた作品。 「神の郷」の教祖・神郷宝仙とその餌食になった城山家族を中心に物語がすすむ感じ。 そして、1巻目では、その物語の軸となる教祖・神郷宝仙の過去の話なのですが・・・これがもう衝撃的すぎて、正直、この後の展開でも彼を完全な悪者としてみることができなかったです。 彼自身もまた母親がカルト宗教によって狂わされた人間の1人なわけで、母親に対する愛情の深さや家族を失った悲しみは憐れでもあり、心から憎めなかったんですよね。 この1巻の影響が強すぎて、2巻目以降「神郷宝仙」が、信者に対して行う数々の悪行に対しても、どこかしょうがないとか思ってしまう自分がいました。 自分がツライ思いをしたから、他人を不幸にしてもいいわけではないですけど、それほど1巻が私には衝撃でした。 母親の前で泣き叫ぶシーンは子を持つ親としては胸に刺さり、悪に染まってしまう気持ちもやむ無しとか思ってしまったんですね。 とまぁ、自分はそんな感想でしたが、全体通して飽きさせない展開が多く、最後の最後まで予測がつかない展開は圧巻でした。 4巻とサクッと読めるのも魅力で、アングラ作品が好きな人にはおすすめしたい作品です。 見える子ちゃんにななりたく。。見える子ちゃん 泉朝樹starstarstarstar_borderstar_borderママ子普通の人には見えない霊が見えてしまう見える子ちゃん。実際自分が見えていたら怖くてたまらないのだろう。外でも見える、自宅の洗面所、布団の中。そこまで見えてしまったら共に生きていくしかないと考えたら恐ろしい。けど続きが気になる。。。<<114115116117118>>
ふわふわした優しいタッチの画でファンタジーなお話だと思っていたら大間違い!! あっという間に、不思議な世界に連れて行かれます。 竹藪に生えていた少女を見つけてから、まりの生活が一変します。 二人が入れ替わった時に、石崎といういじめっ子に突然飛び掛かり彼の目玉をくり抜いて持ち去ったみちか。 その目玉は、実は、石崎のメモリーであった。 メモリーを失った石崎は、翌日から学校を休み、様子を見に行くと・・・。 予想外の展開が次々とおこります。 このふたり、どこに辿り着くのか・・・。