少女マンガの感想・レビュー3719件<<8586878889>>究極の三角関係太陽が見ている(かもしれないから) いくえみ綾名無し家庭事情に難ありな3人が友情から恋愛に発展するまで。 と言う設定はあるあるですがいくえみ節にかかればこんな感じに料理されるんですね〜 好きだけど壊したくない関係。 大切だけど恋愛の好きとは違う。 感情の機微をここまで書き表せるのか、と感心してしまいます。 少しだけ二人の距離感が変わったとか、逆にうまくいかなくて表面上は取り繕っていても本心では離れてしまった、とか。 いくえみさんはそう言うのほんとうまいですね…。 予想外に面白かった詐騎士 麻菜摘 かいとーこ名無し※ネタバレを含むクチコミです。実は全120ページの短い作品11人いる! 萩尾望都かしこ読まねば…読まねば…と思いつつ未読だった名作「11人いる!」ですが、実は全部で120ページの短い作品だったんですね!なんと手に取りやすい。 舞台は宇宙大学受験での最終テスト。10人一組で宇宙船に乗り込み53日間、誰一人として欠けることなく生き延びること。しかし船の中には…11人いる!!という話。密室に招かれざる人物がいるなんてハラハラドキドキの最高にサスペンスな始まりで一気に引き込まれました。 他の方もクチコミを書かれていましたがフロルが可愛いですね。「続・11人いる!東の地平・西の永遠」、番外編「タダとフロルのスペースストリート」と可愛さがどんどん増していくのも見どころでした。妙な関係性が繋がる/離れていくあかりをください 紺野キタあうしぃ@カワイイマンガ変な関係性を綴っている、という点で一致する短編集。 家族であれ結婚であれ、形がヘンテコで、ちょっと普通とは違う感情で辛うじて繋がっている関係性は、どうしても脆く見える。いつ壊れるのか……それとも辛うじて繋がるのか……とハラハラしながら、そこにある思いに胸締め付けられる。 ●『あかりをください』…亡くなった母の再婚相手を父と慕う女子高生。まだ若い「父」への想いと、彼女を助ける親友の想いは、優しく交錯する。 ●『人魚の骨』…子供の頃親しかった人魚と再開する男子。彼を慕う人魚と、時折思い出す蒼い視界。 ●『みあげてごらん』…人の感情が見える女子は母に恐れられ、共に暮らせない。彼女は庭から掘り起こした宇宙アンドロイドと、同士の関係を築く。父・弟・父の部下にアンドロイドが加わった、男だらけの日常が可笑しい。 ●『ビューティフル・デイズ』…酔った勢いでプロポーズを受けたらしい。このまま受けていいものか悩む女性は、友人達の結婚の形を見る。 ●『en rêve(アン・レーヴ)』…夢の中で約束を交わした人は誰……?結婚式のドレスを仕立てながら、この結婚に疑問を持ち始める。 やっぱ侍女って最高〜〜〜!転生しまして、現在は侍女でございます。 田中ててて 玉響なつめ天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。文庫版の巻末にあ〜みんのコメントがあって感動したお父さんは心配症 岡田あ~みんかしこ文庫版で読んでたら最後の最後に岡田あ〜みん先生のコメントがあってビックリしました。文庫版が発売されたのが1997年なので20年前のコメントになりますが、あ〜みんって編集者でもなかなか連絡が取れなくなっている作家さんというイメージがあるので…。そのコメントによるとりぼんコミックスも生原稿も実家に置いてあって手元にはないとありましたが、文章はあ〜みんそのままで何だかうるっとしてしまいました。りぼんで連載していた当時の気持ち、自分の作品のテーマについて、ありのまま語られていていました。 お父さんは心配症の中盤にビートルズ好きな新担当が登場するのですが、これってみーやんじゃないかな。新担当になってからお父さんが安井さんとお見合いをして展開が変わっていくのですが、今まで普通のかっこいいボーイフレンドだった北野くんがお父さん並みにヤバい人になっていくのが面白かったです。作者の漫画家引退作 #完結応援ふたりぼっち 吉村明美nyae薔薇のためにが本当に面白かったので次なに読もうか迷ったんですけど、とりあえず最新作をと思い読んだら、最終巻に「これにて引退」との旨が書かれていてショック。しかし病気などいろんなものを抱えて漫画家を続けるよりも無理をしないと決断されたことは素晴らしい。 本作もこれ以上ない多幸感に溢れた作品で(猫愛も多分に溢れてダダ漏れしてます)、薔薇のためにを読んでも思いましたが、思ったことを思いだけにとどめずそのまま口から出すキャラが多くて、それがストレスなく読める理由だと思ってます。敷島くんの同僚の女とか、やちよの親兄弟とか、ほんと最悪な連中なんですけど、そいつらに何を言われても同じくらいの勢いでみんな言い返すから、なんかもう面白くなっちゃう。これから過去作を読むのが楽しみです。 吉村先生、お疲れ様でした。 荒野から荒野へ少年は荒野をめざす 吉野朔実pennzou本作は『月刊ぶ〜け』(集英社)1985年9月号から87年9月号に連載された。初回掲載号の巻末にある編集室からのコメントで本作は「初の長期連載をめざした本格学園ロマン」と説明されている。ここから学園モノであった前々連載作『月下の一群』の好評(パート2が出るぐらい人気作だったようだ)を受けて企画された連載だと想像できるが、実際『月下の一群』の話数を越える長期連載となった。 それまでの作品で培われた技量や心理描写が存分に発揮された、初期の吉野先生の総決算的作品である。 幼い頃の狩野都は入院生活をしていた兄の目であり足であった。狩野は自分と兄の区別をつけられなかった。兄が亡くなる5歳まで、狩野は少年だった。女子中学生である今も、少年でいたいと願っている。狩野は黄味島陸と出会う。陸は5歳の狩野が少年のまま成長したような姿をしており、狩野は陸に理想の自分を見出す。理想の自分がすでに存在するのなら、現実の自分は存在しなくていい。そう感じた狩野は逃げ出す。陸を殺さないために。 これが序盤のあらすじである。以降は狩野だけでなく陸の内心も明かされ(陸もまた、複雑な内面を持つ少年である)、より広い範囲にリーチするテーマを持つようになる。 自分は少女だったことはない。だから何を言っても的外れになる気がする。ただ現実の自分という存在への疑問というのはきっと誰にだってある一般的なもので、それはいつまでも続くと思っている。すごく雑にいうと、「これ自分じゃなくても代替可能だなー、ならそもそもいなくても大丈夫じゃね?」みたいな感じ。 スペシャルになることがない人、言ってしまえばほとんどの人は、その問いに対する答えを持っていないはずだ。それがどうしたと問いそのものを蹴っ飛ばす、現実に在る自分を認める、ないしは諦めるかしかない。(もっとも、この問いが見えないぐらい他の事柄に追い込まれてるという場合もあるのだけど、それは本作で描かれる領域の外にある別の途方もない問題) (以下は既読者に向けて書いているので、知りたくない人は次の段落まで飛ばしてください) この物語の結末でも、狩野は逃避の果てに現実の自分だけが自分であることを受け入れざるをえなくなる。その表情から晴れやかさは読み取ることは出来ない。得られたのは「書き続けよう」や「書き続けたい」という自発的な意志でなく、「書き続けなければならない」という運命。荒野を冒険して行き着くのも、荒野なのだ。これは狩野よりうんと歳をとった自分の方が重々承知するところだったりする。吉野先生も『瞳子』(小学館、2001年)のあとがきで「年齢を重ねると少しずつ人生の謎は解けていきますが、だからといって不安が無くなるわけではないし、情緒が安定するわけでもありません。」と書いていた。 ではこの物語は、狩野の足跡は、何も意味がないものなのか? 以下はマーガレットコミックス版「少年は荒野をめざす」1巻(集英社、1995年)のカバー折り返しにある吉野先生のコメントの引用である。 「川の向こうで、自分と同じように不器用に、しかし必死に戦っていて、たまに手を振ると手を振り返している。対岸の戦友、『狩野』はそんな少女でした」 狩野は荒野にいる読者のひとりひとりに手を振っている。それが誰かの胸に深く届いて、荒野を行く・耐える力になる。自分はきっとそうあってほしいと願っている。 なお先述した「現実の自分いなくてもいいんじゃないか」問題、これについて答えは出せないと書いたが、実はひとつの解答が終盤でサブキャラクターにより語られている。この答えのやさしさはとても吉野先生らしいと思うし、自分に出来る最大限ってそれだよなと思ったりする。 絵について書くと、吉野先生的ベーシックが一旦の完成をみたのが本作だろう。冷たさを覚えるような、おそろしいほど美しく繊細な絵である。 特筆したいのが本作終盤に顕著なソリッドな線で、緊張感のある物語と合わさり特有の魅力がある。この硬質さは吉野作品ではあまり見られない傾向で、本作の独自性をより高めている。 余談ですけど当時の『ぶ〜け』はぶ〜け作家陣として内田善美先生や水樹和佳先生、松苗あけみ先生がいる上に、総集編にくらもちふさこ先生や一条ゆかり先生が掲載されているみたいな、画力の天井がはちゃめちゃに高い雑誌でした。そういう状況が吉野先生の絵をより研ぎ澄ましていったのでは?と自分は考えています。 本作で描かれる現実の自分/理想の自分といった一対、あるいは閉じた関係・世界は『ジュリエットの卵』や『エキセントリクス』など以降の吉野作品で度々取り上げられたテーマである。特に『ジュリエットの卵』は吉野先生自身がインタビューで「「少年は荒野をめざす」の主人公がわりと女を否定するところから描きはじめたキャラクターだったので、今度は全面的に肯定するところから描いてみよう」(『ぱふ』1990年1月号、雑草社)と語っているように本作での試みの変奏として描かれはじめており、発展的にこのテーマに挑んでいると思う。 他のテーマで見逃せないのが、時が経ち少年から少女・女に収束していく違和感や、女であるゆえに起きる問題への戸惑いや怒りだ。本作では狩野が陸から女として扱われない、しかし他人からは女として扱われてしまう、そのうまくいかなさを際立たせる意味合いが強いからか、切実ではあったが大きくはフィーチャーされていなかったように思う。このテーマは以降の『ジュリエットの卵』や『いたいけな瞳』収録の「ローズ・フレークス」、そしてなんといっても『恋愛的瞬間』……これらの作品で真摯に向き合われることとなった。 つまり、本作は初期作品の総決算であると同時に、以降に描かれるテーマの萌芽を含んだ作品で、吉野先生のキャリアを見通せるマイルストーンである。 個人的には、青少年期を扱ったこの物語自体が完成と未完成が両立する青少年的性質を持つ、この一致が色褪せない理由なんだろうなと思っております。うまく言えませんが……演劇部で始まる、心揺さぶる青春ストーリー #1巻応援舞台に咲け! 春園ショウsogor25人と話すのが苦手で、高校入学を機にそんな自分を変えたいと思っていた主人公の尾庭旭(あさひ)。 そう思っていた矢先の入学2日目、電車の遅延のせいで学校に遅れてしまいます。 学校では部活動紹介の真っ最中、急いで体育館に向かう彼でしたが、体育館へ向かう未知の途中でうずくまっている人を見つけます。 旭が声を掛けると、どうやら彼も部活動紹介に遅れてしまったのですが、彼は人の目線が苦手で、体育館に入ろうとしたに振り返るみんなの目に怯えて中に入れなくなってしまったとのこと。 何とか彼を中へと送り、自分もクラスの列に入り部活動紹介を見ていた旭でしたが、演劇部の紹介に入った時にあることに気が付きます たった1人で舞台の上に立ち堂々と演じている人物、それが先ほど道端でうずくまっていた彼だったのです この出会いをきっかけに旭が演劇部に入部することになるという物語です 旭が入ることになった演劇部は実は部員が3人しかおらず、部活動紹介で演じられたのが1人芝居だったのもそれが理由でした。 そこに旭が入り、4人で活動していくことになるのですがこの4人の関係性が抜群に魅力的で、部活動の運営や演劇論を通して互いのことを知り関係性が深くなっていく様子に素直に心が動かされます。 また、人と話すのが苦手という旭のコンプレックスが単なる物語の導入の取っ掛かりとしてだけでなく、彼の人物像の深堀り、そして彼が部活に入ったことで触れる演劇論にもリンクしていて、旭の成長の物語としてもすごく完成された作品です。 1巻まで読了最近バナーで見たやつ 悪の華道を行きましょう【コミックス版】 やましろ梅太 真冬日天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。 35年後のあの人たち見晴らしガ丘にて それから 近藤ようこ名無し『見晴らしガ丘にて』に登場したあの人たちのその後のお話。前作の執筆から35年経ってるとは思えないほど、なんの違和感もなく続きとして読むことができました。 作品に流れる穏やかな空気が80年代そのままなので、何度も舞台が現代ということを忘れかけ、ちゅ〜るやらネットスーパーやらが登場するたびに何度もハッとしました。 いろんな家族がいて、それぞれがそれぞれの思いを抱えている。本当に存在してそうな質感が本当に素敵。 「猫と歩けば」と「お芝居」が特に好きです。 それにしてもあとがきで『見晴らしガ丘にて』が近藤ようこ先生が20代後半のときに仕事だったと知りたまげました。すごすぎる…。住宅地「見晴らしガ丘」に住む人々のオムニバス見晴らしガ丘にて 近藤ようこ名無し東京の郊外にある見晴らしガ丘は、昔は野川村といって畑ばっかりのだったらしいが、今はよくある住宅地となっている。 結婚したら女性は家に入るのが普通で、女は25過ぎたら売れ残り、26で転職を重ねる息子は悩みの種で、携帯電話もパソコンもない時代。 その時代のその場所にいたこともないのに、読んでてすごく懐かしい感じがした。 巻末の出典によると、収録作品は1984〜1985年に週刊漫画サンデーに掲載されたそうなので、作中の時代もそのくらいかも。 上巻の、所帯染みてく妻が近所の若い女の子とおじさん夫婦を観察する「となりの芝生」。下巻の年老いた妾と本妻ともに暮らす「改心」が面白かった。なんだこれは面白すぎて腰抜けた恐竜の寺野先輩は○○だけは食べたくない 山本さや夏名無し※ネタバレを含むクチコミです。 花子くんがとにかくか…地縛少年 花子くん あいだいろ大トロ花子くんがとにかくかわいい! 昔の制服風のコスチュームもいいです。 出てくる妖怪もあんまりグロくないのでほのぼのした気持ちで読み進められます。クマー!逃げる男 オノ・ナツメさいろく定期的にオノ・ナツメを摂取しないと死ぬ私は今回は少し古いのに手を出しました(読んでなかったので) 単巻できれいにまとまっているというのも好印象。オノ・ナツメは短いのが多いですが、1冊だとリストランテ・パラディーゾとDanzaぐらいしか持ってなかったのでした。 そしてこちらではクマが出てきます。釣られてたまるかという気持ちと共に釣られる喜びもまた楽しめるのがマンガのいいところですね。 最初の2話ぐらいでどういう話なのか理解しきれず、後半の展開で「おおっ」という気持ちになって清々しい気持ちで読了。 オノ・ナツメ最高です。タイトルは直球だけど内容はかなり突飛学園恋愛者! 栗原まもるnyae恋愛禁止の女子校に入ったものの、コッソリ恋愛をしようとしてしまう主人公。バレた時にはもう大変。犯罪者扱いです。しかし、いずれ学園の横暴なやり方に反発し、校則をも変えてしまおうと、立ち向かうというストーリーです。 禁止されてるから燃え上がるのか、純粋な恋愛をしているのか。つい周りが見えなくなってしまう幼稚さもある10代の恋愛が、学園から受ける仕打ちによって冷静に俯瞰で見ることができるようになるという構図が面白く読めます。 なにより自分は栗原まもる先生のユーモアセンスと緩むことのない猛スピードなストーリー展開のファンで、この漫画もそれをこれでもかと味わうことができるので好きなんです。 また、脇役キャラとして出てくる松木さんというわりとボーイッシュな見た目の女子がいるんですが、その子の見た目が本当に好きで、大袈裟ではなく惚れます(正直、いちばん強く言いたいのはこれ)。あまり恋愛に関心が高くなさそうな松木さんが、違反者が入れられる反省棟で主人公と出会うのは、なぜなのか。そこには切ない理由があるんですけど、松木さんを主人公にしたスピンオフを描いて欲しいくらい良いんです。 ▼松木さん(右) どれを読んでもよしながふみ先生らしい作品だったソルフェージュ よしながふみ名無し表題作の「ソルフェージュ」は小学校の音楽教師の男と声楽家になりたい男子中学生の話なのですが、二人の関係のことで教師が悩んでいるたびに、そのことに気づいてくれる教え子の小学生の女の子の存在が印象に残りました。 他にも4本の読み切り(「本当に、やさしい。」「パンドラ」「昨日よりいつも違う日」「すこしだけ意地悪な告白」)が収録されていますが、ふと思い出すとしたら表題作よりもこちらの読み切りかもしれません。私は「すこしだけ意地悪な告白」が一番好きです。数ある少女漫画の中でも間違いなくベストカップル!!イタズラなKiss 多田かおる名無し子※ネタバレを含むクチコミです。ゆるーい百合とギャグに定評がある漫画ゆるゆり なもり名無し友人にすすめられたので読んでみたら、ギャグの面白さにハマってしまいました。またキャラデザも個人的にかなり好みです。 イタKiss以前の多田かおる先生の短編はるるよ!恋 多田かおる名無し※ネタバレを含むクチコミです。これはいい男子新体操漫画!! 人気出てくれ! #1巻応援シックス 照井にとたか※ネタバレを含むクチコミです。前後編だけど読み応えが凄いこの手をはなさない 小花美穂まるまるふと、小花美穂先生の漫画、そんなにたくさん読んでないなと思い、こどちゃのひとつ前に連載していたこの「この手をはなさない」を読んでみました。 こどちゃのイメージが強いとどうしても高校生主人公が珍しい気がしてしまいますが、こどちゃの方が特殊なんですよね。ただ、気を抜けない重めの設定があったりと、恋愛だけにフォーカスを当てていない点では共通してますね(愉快な動物が出てくるところとかも)。けっこうな読み応えたっぷりの大恋愛ストーリーを、前後編の全2巻でまとめてるのさすがです。代表作は間違いなくこどちゃだと思いますけど、こどちゃ以外も読んでこそこの方の漫画家としての凄さがわかる気がしました。 けっこう楽しそうで、すこし悲しい三拍子の娘 町田メロメstarstarstarstarstarひさぴよ主人公の三姉妹は、子供時代に母親を病で亡くし、後年は父親が失踪して捨てられてしまうという家庭事情を持つ。 それでも楽観的な性格の長女を中心に、一つ屋根の下で楽しげに暮らす様子が描かれている。 長女も次女も社会人として働いているので生活の心配はなさそうだが、三姉妹がそこに至るまでの苦労は幾つもあったはず。時折あらわれる過去の回想が、悲しみを誘う。 親を亡くしたものの、三姉妹の周りには良い友達が多く、とても人の縁に恵まれているのだと思う。 全体的に独特のテンポ運びで、それがタイトルの「三拍子」と良く合っている。アニメの方を見たので…しろくまカフェ bis ヒガアロハ大トロアニメの方を見たので読んでみました。 動物たちがかわいいです! 私はペンギンくんが好き。<<8586878889>>
家庭事情に難ありな3人が友情から恋愛に発展するまで。 と言う設定はあるあるですがいくえみ節にかかればこんな感じに料理されるんですね〜 好きだけど壊したくない関係。 大切だけど恋愛の好きとは違う。 感情の機微をここまで書き表せるのか、と感心してしまいます。 少しだけ二人の距離感が変わったとか、逆にうまくいかなくて表面上は取り繕っていても本心では離れてしまった、とか。 いくえみさんはそう言うのほんとうまいですね…。