首を斬らねば分かるまい
明治四年。特権階級「華族」の御曹司・幸之助は、「一度も勃ったことがない」という悩みをひた隠して生きてきた。そんな中、幸之助は江戸時代から続く首斬り家の当主・沙夜と出会う。彼女の首斬りを目撃した時、幸之助の中で、どす黒い何かがうめき出す!!
明治四年。特権階級「華族」の御曹司・幸之助は、「一度も勃ったことがない」という悩みをひた隠して生きてきた。そんな中、幸之助は江戸時代から続く首斬り家の当主・沙夜と出会う。彼女の首斬りを目撃した時、幸之助の中で、どす黒い何かがうめき出す!!
時は明治、世紀末。文豪・泉鏡花と雑誌「幻想倶楽部」編集者・香月真澄が帝都・東京で続発する怪奇な事件の謎に挑む。真澄は、鏡花の不思議な能力に驚嘆し、その人間性にも惹かれていく。既発表エピソード&口絵&描きおろしを収録した完全版の上巻。
明治時代を舞台に当時の新聞記者をモチーフにした意欲作。雑誌掲載時のカラーを完全再現!! 朝日奈楽(あさひな・らく)は女だてらに荒畑観山が主幹を務める新聞社で記者を務めている。夫が刺殺された事件を「毒婦お久美亭主を殺す」の見出しで、センセーショナルなイラストとともに紙面に掲載したところ、お久美のことを知る男が社を訪れ「デタラメを書くな──!」と記事を破り捨ててしまう──「毒婦 お久美亭主殺しの真実」他7編を収録。
明治の世が訪れ、文明開化の波が押し寄せる中 日本各地には未だに迷信や異聞・奇聞が蔓延っていた…。科学的な見地に立ち、妖怪を否定しようと研究するうちに妖怪博士の通り名がついてしまった哲学者・東日流六平太。東日流は妖怪を心から信じている助手・泊瀬武と共に迷信を打破するため各地の怪奇現象に挑む!!