あらすじ“今”を描く、音楽と人間の物語―― 完結。「アジュールの元に、成長して帰る」と陸や航太郎の元を離れ、一人東京で音楽制作を行う清澄。取り憑かれたかのように音を生み続ける彼の行き着く先は―――…!? 清澄やアジュールが選ぶ、音楽の形とは。今の時代に、“バンド”である理由とは。誰かと一緒に鳴らすこと。誰かと一緒に生きていくこと―― 彼らの生き様こそが、“今”を克明に描き出す。
音の粒が、曲線が聴こえるような気がする。 音楽×マンガって結構難しいと昔から思ってて、実際あのブルージャイアントですら相当工夫されていると思うし苦労もしていると思う。 この『バジーノイズ』ではオシャレな感じで珍しいなと思ってたぐらいだったのだけど、ここにも前のめりで聴きにいってしまうストーリーがある。 バンドとしての話というより、清澄という一人のコンポーザーの巻き起こすドラマ、想像を超える熱量。 是非ラスト、5巻まで読み切ってほしい。おすすめ。