あらすじタカセコーヒーで働く明は、常連客にいつもパフェを出す。パフェを頼むのは、閉店の少し前に現れる髪をポニーテールにした上品な美しい女性。ある雨の日、タカセコーヒーの近くで、その美しい常連客が雨宿りをしていた。ヒールが折れて困っていた彼女を助けようとした明だが、事態は思わぬ展開に…。ある喫茶店を舞台に、日常に潜む一瞬の煌めきを切り取るオムニバスシリーズ!
あるコーヒー店に訪れる人々の日常を描いた短編集です。1話ごとに主役が変わるので、さまざまな人生模様を楽しめます。線や色合いが素敵な絵なので、落ち着いた気持ちで読み進めることができます。登場人物の会話のテンポが良く、せりふの1つ1つに切れ味があるのもいいと思います。主役の気持ちをモノローグでていねいに掘り下げているのもいいと思います。40ページほどできっちり終わるので、少し息抜きする時間にさらっと読めるのも魅力的です。