待望の2巻発売!『繭、纏う』原百合子先生インタビュー【百合きゅーぶ第5回】百合とは気がつけば隣にいる存在
アニギャラ☆REW
月刊コミックビームで好評連載中の 『繭、纏う』 。その待望の2巻が本日、8月10日(土)に発売されました。 『繭、纏う』は星宮女学園高等学校を舞台に、様々な生徒の美しくもどこかミステリアスなエピソードが語られる青春百合物語。 『百合きゅーぶ』5回目には、作者である 原百合子先生 にご登場いただき、2巻の見どころはもちろん、『繭、纏う』誕生の経緯などをお伺いしました。 ...
百合といわれれば、そうなのかもだけど、その言葉でくくってしまっては表現しきれないものが沢山ある。 本作は、そんな作品。 舞台は、代々卒業生の「髪」で縫い上げた制服を着るという伝統がある、女子校。そこで過ごす女学生の群像劇。 卒業生の「髪」で制服をつくる…若干ホラー臭がしますが、そんなことはありません。 むしろ、その女学生の髪の毛、女性の命ともいえる髪が1本1本美しく、それこそ生きているかのような描写に息を呑みます。 恐怖よりも、そっちが強いです。 そして全体的に漂う、どこか儚い雰囲気が、この伝統とよくマッチしてて、物語に惹き込まれてしまいます。 随所に散りばめられた繊細で詩的な表現が、また良いのです。 百合か~と避けていた人、百合は少し苦手~という人にこそ、おすすめしたい作品です。 美しさの中に、少しの狂気を孕んだ展開にゾクゾクして続刊が気になりますよ。