からくりぞうしあやつりさこん
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【桜が狂い咲く季節、復讐鬼に招かれて…】山奥の廃校で人知れず行われた同窓会は、凄惨な殺人事件の幕開けだった――普段は気弱な人形遣い・橘左近は、明治初期に作られた傑作童人形“右近”を操ると人格が豹変! 天才的な洞察力を発揮し、おしゃべりな相棒・右近と共に様々な難事件・怪事件を解決していく! 傑作幻想推理奇譚、第1巻!
【桜が狂い咲く季節、復讐鬼に招かれて…】山奥の廃校で人知れず行われた同窓会は、凄惨な殺人事件の幕開けだった――普段は気弱な人形遣い・橘左近は、明治初期に作られた傑作童人形“右近”を操ると人格が豹変! 天才的な洞察力を発揮し、おしゃべりな相棒・右近と共に様々な難事件・怪事件を解決していく! 傑作幻想推理奇譚、第1巻!
人形遣いの少年・「橘左近」が、童人形「右近」と共に事件解決に挑む推理マンガ。 腹話術によって人形を操り出すと、性格が一変するという設定がなかなか面白く、只の人形であるはずの右近が、まるで本当に生きているかのようです。どういう仕組なんだとか、その辺は深く考えずに「右近」の存在を受け入れて読むのが吉でしょう。ちょっとオカルト的な雰囲気もある推理モノなので。 連載を開始した1995年は、「金田一少年の事件簿」(1992年)や、「名探偵コナン」(1994年)といった推理マンガブームが超盛り上がっていた時期で、このブームに続こうと少年ジャンプが送り出した推理マンガという印象が今もあります。残念ながら大ヒットとはならず、短期連載に終わってしまいました。 ただ、作画・小畑健、原作・写楽麿(しゃらくまーろー)※宮崎克という強力タッグが生み出した、独特の和風ミステリー世界は、とても記憶に残るものだったと思います。そういえばアニメ化もされてましたっけ。 全4巻。スッキリとした終わり方にはなってないので、なにかの拍子で続編企画がひょっとしてあるのではないか…と、いつまでも期待してしまう作品です。