あらすじ鬼怒川倹人の住む町で見つかった、「喰い殺されたような死体」――。明らかな“人ならざる者”の所行に石蕗(つわぶき)コレクションとは別の、「遮光された側(ブラインドサイド)」による犯行では?と疑念を抱いた倹人は真相究明の為、翠穂(みほ)と共に事件現場へ。そこで倹人が目にしたものは…何者かの生首を持ち笑う義兄・正悟の姿だった。さらにそこに現れた特殊兵器開発機関「MORGUE(モルグ)」と“真実を知る老人”鬼無里(きなさ)。最愛の人が、憎悪の敵へ…止められない惨劇の連鎖が、ここから始まる――。
「スプリガン」たかしげ宙先生原作の新作。強化人間に妖怪に戦闘メイドなどいろいろてんこ盛りすぎるので内容についてはあらすじ等を参照してください。 画力が高く洗練されていて、頭身は高いですがアニメのように見やすくデフォルメされたキャラデザは一見少年漫画のようでもあり、決して子供だましとは言えない深い心理描写や骨太なストーリーは如何にも青年誌的。ヤングガンガンの良さが詰まってるなという印象。 アクション(主に戦闘メイドの)がまた外連味たっぷりで素晴らしく、銃火器やメカの描き込み、マズルフラッシュや爆発などのエフェクト、長い手足をぶん回して美女が大立ち回りなど、絵だけでも十二分にお金がとれそうな満足度。 作画の方は初単行本でしょうか?応援したい作家が増えました。