あらすじ

アタスンモに襲われ死んだと思われていた雅二戸の舎弟が生きていた……!? しかし彼らの様子はどこかおかしく、人間離れした力を奮っていた。そんな彼らと、雅二戸はタイマンをはることになり……。そして、その裏では、奈子を華代に匹敵する魔法少女に強化する為に、ミュとモンちゃんが暗躍していた――。異端にして最先端の魔法少女物語、暴略の第5巻!
間違った子を魔法少女にしてしまった 1巻

人類の敵・アタスンモから世界を守る、魔法少女の力を授かった女子高生の真風羽華代。しかし可憐な容姿と類まれな資質を持ち合わせる彼女は、実はいちばん魔法少女にしてはいけない子で――!? 全ての魔法少女ファンに捧ぐ、異端にして最先端の魔法少女物語、開幕!

間違った子を魔法少女にしてしまった 2巻

人類の敵・アタスンモから世界を守る、魔法少女の力を授かった女子高生の真風羽華代。しかし、アタスンモを一撃で蹴散らす華代の前に現れた新たな敵は、品行方正、正義感満載の正統派魔法少女で――!? 全ての魔法少女ファンに捧ぐ、異端にして最先端の魔法少女物語、激突の第2巻!

間違った子を魔法少女にしてしまった 3巻

魔法少女の力を授かった女子高生の真風羽華代の前に現れたのは、第3の魔法少女! 卑劣な策を弄する敵を前に、徐々に華代は追い詰められてしまい……!? 異端にして最先端の魔法少女物語、激動の第3巻!

間違った子を魔法少女にしてしまった 4巻

新たな変身により、第3の魔法少女・鏡花を倒した真風羽 華代。だがその力は、彼女に魔法少女の力を授けたミュですら制御できない、想定を超えた力だった。華代が暴走した際の対抗策として、奈子を強化しようと画策するミュたちだったが……。異端にして最先端の魔法少女物語、躍進の第4巻!

間違った子を魔法少女にしてしまった 5巻

アタスンモに襲われ死んだと思われていた雅二戸の舎弟が生きていた……!? しかし彼らの様子はどこかおかしく、人間離れした力を奮っていた。そんな彼らと、雅二戸はタイマンをはることになり……。そして、その裏では、奈子を華代に匹敵する魔法少女に強化する為に、ミュとモンちゃんが暗躍していた――。異端にして最先端の魔法少女物語、暴略の第5巻!

間違った子を魔法少女にしてしまった 6巻

華代と奈子の前に現れた最強のベテラン魔法少女!! 今度の魔法少女は……なんと洋モノ!? 世界を守るという、共通の目的をもつ魔法少女たちが始めたのは、共闘……ではなく魔法少女VS魔法少女の大激闘――!! 異端にして最先端の魔法少女物語、相克の第6巻!

間違った子を魔法少女にしてしまった 7巻

奈子との関係に思い悩むモンちゃんの前に、自身とよく似た姿をした、ギャと名乗る人物が現れた。彼女は自分をミャたちと敵対する神・ソシだと名乗り、モンちゃんに共闘をもちかける。一方、奈子たちはアタスンモに襲われた生徒が生きている可能性に気づき生存者を探しだすが、その裏では、華代に敗北したアナベルが着々と復讐のための力を蓄えていて――? 異端にして最先端の魔法少女物語、乱闘の第7巻!

間違った子を魔法少女にしてしまった 8巻

アタスンモ化した友人を、米国の魔法少女・アナベルの手によって目の前で傷つけられた奈子。人類を守るという目的が、一致しているはずの二人が激突!! そんな混乱の中、華代がとった行動は二人の対立の仲裁…ではなく、アナベルのパートナー、ミャを拉致することだった!? 意気揚々と神であるミャを尋問するが、そんな華代の前に現れたのは、意外な人物で――。異端にして最先端の魔法少女物語、反逆の第8巻!

間違った子を魔法少女にしてしまった 9巻

ミャに操られる形で魔法少女の力を取り戻した鏡花は、仲間であるはずのミョをも殲滅せんと行動する。華代はエネルギー切れを誘う形で勝利するが、自分を魔法少女にした神に裏切られ、アナベルは激しく動揺する。そんな彼女に、華代は神の抹殺を提言するが、そこで明かされたのは、アナベルが正義に固執する魔法少女として生まれ変わったきっかけとなった事件。それは、“家族殺し”の衝撃の過去だった――。異端にして最先端の魔法少女物語、蹶起の第9巻!

間違った子を魔法少女にしてしまった 10巻【電子特典付き】

米国で、アナベルと共闘しアタスンモの大群を退けた華代たち。一方その頃、日本では新たに現れた神の片割れ、ギュが参戦し、生存者を探す雅二戸たちと激突!? ギュの能力でピンチに陥る雅二戸たちを救ったのは、なんと華代の父親だった。さらにミュの介入の助けもアリ、ギュを退けた父親は、自宅の秘密部屋にミュを案内する。そこで明かされたのは、華代の母親の現状と、華代出生の秘密で――!? 異端にして最先端の魔法少女物語、糾明の第10巻!【電子版特典】巻末には電子書籍限定・『こういうのがいい』(集英社刊)とのコラボイラストを収録!

間違った子を魔法少女にしてしまった 11巻

父親との因縁を感じさせていた華代は、ついにその父親と邂逅を果たす。抑えきれない怒りを発する華代だが、アナベルの仲裁で対立は一時収まったかのようにみえた。しかし、その裏ではギャたちの暗躍により、華代の力の複製を利用した、強力なアタスンモが産まれていた。一見、魔法少女のようにもみえる新種のアタスンモは、華代に強い執着を示していて…? 異端にして最先端の魔法少女物語、確執の第11巻!

間違った子を魔法少女にしてしまった 12巻

敵の力により操られ敵対してしまった奈子と鏡花、そして雅二戸。華代とアナベルは迎え撃とうするが、奈子と鏡花が融合しさらにパワーアップ! その力は華代に匹敵するほどだった。華代とアナベルは協力して戦うが、そこに圧倒的な負のオーラを放つ魔法少女の姿をした謎の存在が現れる。その姿をみた華代は、かつてない動揺をみせて……?

間違った子を魔法少女にしてしまった

表紙はこんなだけど結構かわいいところもある不良・魔法少女たちの話

間違った子を魔法少女にしてしまった 双龍
mampuku
mampuku

 カードキャプターさくら~プリキュアシリーズで現代・魔法少女の文脈が築き上げられ、それをまんまと逆手に取ったまどマギが爆発的旋風を巻き起こしたことで、その後雨後の筍のように乱立したメタ魔法少女"大喜利"のような作品群のうちの一つ。  「雨後の筍」もほんとうにピンキリではあるんですが、ただ「みんなが思う魔法少女像」という共通幻想が読者層にしっかりあるので、意外と何やってても面白くもあるんですね。これだけ娯楽が細分化して文化が分断された時代なので、いずれ「ドラクエ風ファンタジー世界における【勇者】の存在意義」や「悪だくみをする代官と越後屋」、「サザエさん世界で未だに適用されている昭和の常識」、「少年漫画において【王道】と呼ばれる作品ジャンルが【仲間との冒険とバトル】であること」などの共通理解はもしかしたら時代とともに失われていくかもしれません。でも「児童向け作品」というのはいつの時代もちょっとやそっとじゃ変わらないし、それにおよそ誰しもが通って育ちますからやはり文化として強いです。 「若者が『春はあげぽよ』で笑うことができるのは誰もが枕草子を習うからだ」 というツイートがバズっていましたがまさにその通り。(最近ベストセラーのユヴァル・ノア・ハラリなど読むと詳しく載っています。)  前置きが長くなりましたが、みんなの知ってる普通の魔法少女は授業サボってタバコを吸わないし、変身する前から拳で魔物に応戦しないし、ましてそのまま叩き潰したりもしない、そういう常識を裏切っていくことで笑いを生み出しているギャグ漫画なわけです。ただ、それだけだとさすがに出オチになってしまうので他にもいろいろな付加価値がついてます。キャラ絵が可愛くてセクシーであることと、バトルの作画がダイナミックであること、伏線が多く登場する勢力も入り組んでいるので先の展開が読めないことなどがあげられます。  私はドンピシャで好きなキャラがいるので楽しく読んでいます。真面目で成績優秀、美人生徒会長で巨乳の「奈子」。高潔で正義感が強く、そのくせやたら好戦的なところも本当ツボ。